3つのショウ

今日は、シュガーレディという冷凍食品で高付加価値の商品を作っている企業の女性の方々に講演をさせていただいた。テーマは「仕事を通じて魅力的な女性になる方法」。
シュガーレディは私の著書の中でも取り上げているクチコミで伸びている会社の理想モデルと思っている企業。さすがに講演をしていても、熱心で前向きな様子がビンビンと伝わってきて話やすかった。
最近はクチコミをテーマにしたビジネス向けの講演が多いので、久しぶりに自分にとっても刺激だった。私はやっぱり女性の輝く姿をみるのが基本的に好きなのだ、とこういうとき改めて感じる。

その中で、久しぶりに思い出してお話をしたのが「3つのショウ」という話し。これは、私がまだ研修や講演会の講師側に立つのではなく、企画会社の担当として企業研修に立ち合っている時に学んだ話しだ。女性を魅力的にするには「微笑」「衣装」「気性」が大事。この3つを意識すると魅力的な女性になれる、という話しだ。女性の生き方や魅力づくりについて、多くを教えてくださったのは、元スチュワーデスの瀬戸真智子先生。彼女の講義は、多分、数十回とたち合わせていただき、自分の中で自然に記憶しているいい話がたくさんある。研修の師匠だ。いつも元気に大きな声で、ときに笑い、ときに本気で怒り、ときに褒めて、ときに動き回って、多くの女性たちにエネルギーを与えてくれていた。今は少し仕事をセーブされていると聞くが、久しぶりに彼女の講義が私の中によみがえって、ホワイトボードに書いていた。今は仕事柄、この意味は十分分かるし、さらに消費者心理を研究すると、初対面の人は視覚で8割型イメージを決めてしまう、というのがあるので、微笑⇒笑顔、衣装⇒服装、化粧、姿などのイメージ、気性⇒人をひきつける人格・・・といった補足もできる。こうして考えると、人間の知識や経験は一夜にしてできるものではなく、小さな経験の積み重ねの上に自分の体験、感情が加わってはじめて自分の言葉として自然に身についていっていることがわかる。そういう意味でも環境は大きいので、20代、30代の人は、できるだけ魅力的な先輩の話、魅力的な人と会える場所に自らで向いていってほしいと思う。それが未来の自分の身になっていることは間違いないと思う。

感覚を理論化する

昨日は、社内で一日、そして今日はクライアントに3時間・・・「100%当たる商品開発セミナー」を広島で実施した。(東京は3月8日 詳細は最後)
講師は成城大学の神田教授。神田ゼミは成城大学の看板ゼミだ。神田先生に出会ったとき、私は、本当に驚きと感動だった。なぜなら、ヒット商品を100%!理論的に導き出せる手法を作り出しているのだ。こんなこと知ったら、どんな企業だってうれしいに決まっている。私は企画、広告の世界から現在に至っているので、感覚的、直感的仕事が、どうしても得意だし、好きだ。また、多くの女性は感覚的といわれるし、私自身、それは長年の経験から間違いないとおもっている。女性には理論派は本当に少ない。好みや心地よさが優先する。マーケティングでいえば、定性調査といわれるのが感覚的な調査で、座談会やインタビューなどから顧客の声を拾って分析をする。それに対して定量調査はアンケートなどを中心とした数字による調査が基本。ところが神田先生の手法は、定性、定量に加えて、なんと「売れる方向を導き、選択する」までが、理論でみち引きだせる。これは驚きとしかいいようがない。私たち女性を中心としたマーケティング会社はもちろん、企業の方が、直感的に「イケル」と思ったことを社内の説得や上司へのプレゼンで勝つためには、とても有意義な武器となる。

神田先生のこの手法は、P7(ピーナナ)と命名されていて、簡易なソフトも開発されているため、手法を覚えれば誰でも簡単にヒット商品が生み出せる。
神田先生の言葉で一番印象に残ったのは、「企業のヒット商品は、たまたまというのが多い。またよほどのヒットメーカーの人や感性の高い社長がヒットを出している会社でも、その人がいなくなったりしたら、たちまちヒットはでなくなる。この方法は、ヒットを誰もが仕組みによって導き出せる、というところがもっともメリットです」といわれたことだ。この言葉は経営者ならドキッとする。トップのリーダーシップや優秀なヒットメーカーの社員がいるうちは、ヒットがでるが、そうはとんやが・・・というのが多くの企業だと思う。

ビジネスで成功するには、常に定量と定性、理論と直感のバランスが求められる。感覚だけでもビジネス社会では説得力がないし、定量だけでは、判断、決断の段階で人為的に間違うこともありえる。そういう意味で感覚的なことを理論化する、という方法を身につけていくことは大切だ。私の何よりの発見は、「感覚を理論化できる」ということだ。感覚的なことはよーく考えると理論で実証できることが本当にたくさんある。こうしたスキルは、知らないと知っているのでは大きく違う。まだまだ学ぶことが世の中にはたくさんある。
損は絶対ありません。ぜひ東京セミナーを受けてみてください。商品開発に悩みながら年月を過ごし、山あり谷ありを繰り返すことを思えば、たった一日で100%ヒットする商品開発方法が学べるのは、あまりにメリットが大きくあると保証します。はっきりいって地方から交通費かけていっても惜しくないです。
■3月8日東京セミナー詳細 http://www.herstory.co.jp/biz/seminar/2004/seminar1.html

チームビルド

たまたま朝礼時間に、東京からコミュニケシーョンの講師の中村はるみ先生が来社だったので、10分スピーチを特別ゲストでしていただいた。
そのときにいただいた言葉がこの「チームビルド」。チームワークという言葉があるが、それは優秀なリーダーがいて、その人の仕事をサポートする人たちがいるチームのイメージが強いらしい。それに対して、チームビルドとはそれぞれがプロとして自立し、自分の得意分野をチーム内で発揮し、互いの得意分野を寄せ集めて建設的に仕事を作り上げていくチームだという。
なるほどうちらしいイメージかもしれない。
チームビルド。とってもいい言葉だ。さっそくチーム長の清水が、チームの今月のアクションプランを添付してきたと思ったら、メールに【チームビルドですね!】 とシンプルに気合のコメントがあった。たしかにビルダーに強い??清水がもっとも似合いそうなキャッチフレーズかも。

全員一丸、チームビルドを目指したいね!

ステージが変わると環境が変わる

昔、自己啓発セミナーなどをうけていると、よく「自分が変われば他人が変わる」という言葉を聴いた。当時は、「なるほど!」と素直に感動した。最近、自分の経験で感じるのは、そうしたさまざまな言葉、体験、出会い、刺激をうけて、自分と戦いながら日々を過ごしていると、いつしか、自分自身が気づかないうちに別のステージへと押し上げられているということだ。そして、そこには別の環境がまっている。ある本に、富士山だけを見ていると日本一高いけど、エベレストと比較すると低い。目の前のことにとらわれて自分のはかりで計らず、比較するものを替えると見え方は換わる、というのがあった。また、富士山とエベレストでは、同じ登山でも頂上から見える景色はまったく違う、というのもある。
たとえば講演会の依頼は、昔は、近くの公民館から依頼されて5000円や一万円で出向き、どきどきして話しをしていた。イベントで講演者をお招きすると、20万円とか30万円といわれて「高いーーー」と驚愕し、なんでこんなに取るのよー、頼むところがあるわけ?と思ったものだ。ところが最近は、決して高飛車になる気はないけど、あまりに講演のご依頼多くて、本業に支障をきたすため、それと同じような金額をいただいて調整をさせていただいている自分がある。それでも多くの方にご依頼をいただき、自分でも驚くし恐縮する。先日は仙台で講演をしたら、会場には北九州から私の講演のために仙台にきた、という方にお会いした。こちらの方が目頭が熱くなるし、そうまでしてきていただいている方に、自分が精一杯できることは何かを考えさせられる。近所に5000円でいっている時代とは、まったく別の責任とプレッシャーが襲う。
出版についても、昔は本を出す人はすごい人だ、と思っていた。もちろん凄い人がいっぱいなのだけど、自分が出したことは偶然で、まだまだとんでもなく素人だ、と思っているのに、最近多いのが、書評、帯へのコメント、出版物内へのメッセージの依頼。日頃、たしかにほかの本を読んでいると帯に推薦者の声とかあとがきへ寄せたメッセージとかを目にしたことがあるけど、まさか自分が頼まれる側になるとは考えたこともなかった。今月は二冊の今から出版される素晴らしい本の書評とコメントを書いた。こうした仕事は、出版されるぎりぎりの段階で、ゲラのコピーが一冊分全部送られてくる。それを事前に読み込んで、コメントをメールすると書籍の中に名前入りで載る。
今からベストセラーになるかもしれない(というか本当にそのレベルの本が届く。書評やコメントの依頼はそれだけ出版社の力の入れ方も分かる)本を世の中の人より先にゲラ刷りで読ませていただく機会にめぐまれ、中には帯で私が絶賛!なんてのをコピーにしたい、といわれることがある。なんで私?いくらなんでも違うでしょ?と思うのだけど、相手は「そう思ったら頼みませんよ」という。
なんだか、自分でも不思議でしょうがない。どこでどうなったのだろう。自分の歩みはじめた道はステージでいうとまだ五合目。創業当時から比べたら、たしかに半分ぐらいは登ってきた、と自分では思いたい。でもまだまだあと半分。これからが勝負。でも登山道の入り口にいたころと、五合目では、環境がまったく違う。世の中ってこんなに違うのか、、、、と今、とても感じている。
まだまだステージを登りたい。滑落も雪崩も天候不良もあるかもしれないけど、頂上から見える空と空気と下界を見てみたいし、そのときの環境を楽しみに歩みたい。

昨日の続き~高校生の学力低下の記事から

昨夜は雪の仙台で過ごしました。仙台のみなさんありがとうございました。遠くは北九州からもwebを見て飛んできてくださった方までおられ、ネット時代の出会い方には驚くばかりです。仙台は美しい雪景色で、人も熱心で、とても心地いい講演ができました。

朝、ホテルで新聞を読むと、「高校三年生対象調査」で大規模に全国の高校三年生の学力意識調査の結果が発表されていた。
高校生も二極化だそうだ。高校三年生のうち、41%の五人に二人は学校以外での学習時間はゼロで自宅でもまったく勉強をしていない。これが中学三年生では9%。つまり高校受験のために勉強をしていたのであって、受験が終わったら一揆に勉強から離れているという実態が浮き彫りになったそうだ。勉強をする子とまったくしない子の二極化が高校生の中ではっきりとしている、ということは、この子たちが大人になったとき(2年後には)この二極化のまま成人を向かえ、社会へ出てくる人となる。二極化の勉強をしている子も、大学受験のためにしているということが見えてくる。日本はいつから、勉強を受験のため・・・としてしまったのだろうか。貧しい国では勉強がしたくてしかたのない人が大勢いる。受験のためではなく自らが自らの人生のために学びたいという意欲がありながら、学べないという環境は少なくない。
昨日の「聞く、書く、話す」ではないが、この実態調査に教科別の分析と今後の指導方法の力点がかかれている。たとえば【国語】。自分の考えを書く力はあるが、意見を筋道を立てて述べる力は不十分。要旨を読み取る力はあるが深め力は不十分。漢字の読み書きと意味は身についている・・・今後は「話し合い、発表、討論を計画的に取り入れ、論理的な思考を育成」とある。生物や化学では記述式問題で無答率が高く、実験や観察の狙いを明確にして、目的意識を持って取り組ませる、とある。文系、理系の結果と方向性をみながら、なんだかわかる気がする。私も物理や化学は苦手だったけど、社会に出ると【目的意識を明確にし、そこに向かって、議論、討論をしながら、論理的思考と意欲や造詣を深める人間的魅力づくり】を日々重ねていくことが求められる。
それは、0歳から18歳までのもっとも脳みそが柔らかく、吸収し、土台となるこの時期にできていなければ、大人になってできるはずもないのかもしれない。カラダがその意味や方法を学習していないのだから・・・。
また、入学や就職試験に関係なくても勉強が大切か、と聞くと英語と国語は75%を超えているが、数学は39.6%、理科は35%以下にとどまっている。高校生が理数系は「受験のための勉強」としかみていないということを示している。これでは宇宙旅行計画の時代に、学者や技術者の発掘も限定されていく。受験ではなく、興味、関心をもって、さまざまな職業、参加の場があることを教え、そこで活躍するために、勉強をするのだ、というような未来の夢を語らずに目先の受験だけのための学校になっていることが明白だ。村上龍の「13歳のハローワーク」のことをメルマガで書いたけど、勉強は手段であり、「将来、どんな活躍をしたいか」をもっともっと話しあい、人生を過ごすことを楽しみにしながら、勉強をしていく環境を作りたいと思う。私が学校関係者ではないけれど、せめてそんなメッセージが身近な子供たちに送れる機会を作りたい。そうだ、うちのシュールカレッジ(女性支援の講座部門)で、春休みや夏休みに、親と子の「職業の話しが聞ける集い」でもしてみようかな・・・と書きながら今ひらめいた。ハー・ストーリィはフリーやsohoも含め、デザイナー、漫画家、イラストレーター、プログラマーなど職業の宝庫の組織だった!やってみよ!

話す、聞く、書く

弊社では、朝礼をしている。朝、三分間のスピーチをしてください、としているけど、数人から「あれは結構負担です」といわれたことがある。
朝、自分の番だったことを知らずに、いきなり当たって、しどろもどろにその場をしのぐ・・・といったケースもあった。かと思えば「人前で話すチャンスが少ないけど、社長がいろんなところで講演されているので、せめてちゃんとしゃべれる訓練をしたいので、三分間に起承転結を考えて話す訓練になって、自分に役立ちます」といってきた人がいた。
この朝礼は、全社員が出れるわけではないし、東京と広島の二箇所に事務所があるので、このスピーチ内容を当番制で記録して、社員のメーリングリストにいれている。東京でも広島でも「あのメモをとるのだけはやめませんか。かなりの負担です。大変なんですから」といわれた。そこでそのメモをとる様子を数人、意識して見てみた。なるほど「メモ」ではなく「スピーチを全文控えよう」としている。スピーチのスピードのほうが早いので、ペンが追いつかない。追いつかない上に、話す人によっては、内容が決してまとまってない。書くほうも一苦労だろう。で、実際に耳で聞いた話しの記録をメーリングリストでみると、とんでもなく割愛されていることが多い。多分、控えることができなかったのか、メモに必死で内容を聞けていないのだろう。私は、かえって、この記録をとる作業はやめさせられないなぁ、と思ってしまった。「話す」「聞く」「書く」は、ビジネスで成功していく上で、職務に必要な専門スキルとは別に、ビジネススキルとして重要な能力だ。子供なら「読み」「書き」「そろばん」。大人は「聞き取る力」「書き取る力」「相手に伝える力」の三要素が大きい。
メモをとりましょう、というとメモをたしかにとっている。あいさつをしましょう、というとたしかにあいさつをしている。スピーチをしましょう、というとたしかにスピーチをしている。でも、「これで私は○○を高めよう」「○○を学ぼう」という訓練の場だと思う人は少ない。学ぶのはセミナーや研修、資格取得の受験勉強の場で、あとは目の前の仕事に忙しくて、「そんなことは大変です」「そんなことは忙しいのでやめましょう」になる。実は、「そんなことは・・・」の仕事がもっとも自分を高める実践の場だということに気づいていない人は多い。一石二鳥で極めたほうが、時間も効率がいいのに、好んで忙しい生き方をしている。
そう、ちなみに、人の話を上手にメモをとるコツをいおう。速記を学んでいない限り、人の話のスピードにあわせたメモなどとれるはずはないのにしようとするから苦しいのだ。上手にメモをとるコツは、「何を話したいのか」をしっかり聞き取ることのほうが重要。つまり、真剣に「耳と心で聞く」ことだ。そしてメモは、忘れないように、ポイントの単語、熟語、固有名詞だけをメモるだけでいい。自分はしっかりと相手の顔を見て、話しを聞くこと。これがあとでメモが上手に生きるコツだ。3分間で、いかに人をひきつけて話し、いい話は耳と目でしっかり聞き、心にどう感じるかで受け止める。その訓練を「意識的」にすると、書くことが自然にうまくなる。自分の気持ちでうけとめていると、書くべきこと、次に人に伝達したいことが「感じ取れる」からだ。

仕事とは、減らすことを考えるのではなく、できるだけ人より多く、人のしないことまでもできるようにしよう、と「意識する心構え」と、そのためには「どうしたらできるか」という仕組みを考えられる人が成功する。多くの人が「大変だな」「面倒だ」と思うところに、実は自分を成長される筋トレの場がある。もしも、3分スピーチがうまくしゃべれて、メモも記録もうまくとれるようになっていると周囲も自分も思えばべつだ。そのときは、「そろそろ次のステージのレベルの方法にチャレンジしよう」となる。人は苦手なことを「大変」という。得意でないことを「やめたい」という。それができるようになれる「自分創りのチャンス」と思える思考をつくることが、もっとも大切なようだ。

周囲のしあわせを考える人

社内会議をしました。弊社は成果給制度を導入しています。新卒も中途も経験豊かな人も幹部も関係なく、同じ土俵で毎月数字が公開されます。
いつも「理念」「夢」が大事といっている私の会社が、成果主義だと聞くと外の企業の方は、驚かれます。しかしさらにその仕組みを聞かれるともっと驚かれます。
目指しているのは、【自立した人】です。数字と人格の両方のバランスがとれる人づくりを目指しています。つまり数字は自分の給与分以上の貢献を目指し、なおかつ、人格的にも人にすかれ、人に喜ばれ、人に応援される人になってほしい、といっています。この評価は人事評価で行われ、賞与として還元されます。・・・というと今日はある幹部が「でも賞与って、会社の業績がよくなきゃ出ないものですよね」といってきました。だから「賞与は絶対に出すための策」もとっています。数字と人格のバランスをとっていく努力をする人を会社は高く評価していきます。これは繰り返し繰り返し伝えていきます。
と、こんな場所でえらそうにいいますと、「え、でもこの前の仕事の対応はひどいんじゃない?」と思われることもあるかもしれません。きれいごとすぎる、といわれるかもしれません。幹部でも
「そんな理想は、新人社員には遠い話しで、目先の売上げで必死です。まだまだ段階があるので、意味がわからない人もいると思います」という意見もあります。
そう、そんなこといいのです。ずっとずっといい続けるのです。この会社はどんな人が支えていくのか、引き継いでいくのか、評価されるのか、給与が結果として増えていくのか、人に応援されていくのか・・・その会社の望むべき【人材のイメージ】を伝えつづけます。10年後にたどりつく人、3年後にたどりつく人、いろいろでしょうが、目標は高く高くエベレストです。でも登頂しようときめた人しか上れないし、上りだしても歩き続ける人しか頂上にはたどりつけないのですから。「ここに頂上がある」ことだけをしっかりと見せておきます。どこのルートをどう歩むのか、どういう時間をかけるのかは、それぞれです。
ただひとついえます。成果主義の中で生き残る人は、本当は、自分利益にやっきになっている人ではありません。お客様利益、仲間利益、会社利益を考える人に与えられるのです。みんなまだわからなくてもかまいません。賞金や手当てや配分が与えられないなら、みんなのためになる仕事はしない、社内整備に自発的にならない、研修やマニュアルを自ら作る側に回らない・・・そんな人は、この会社では限界がきます。かならず「ハー・ストーリィらしい女性か」で見極めていきます。他人利益を考える人は人の心を動かします。人がほっといても押します。お客様か近づきます。成功の道は周囲のしあわせを考える人に頂上が見えてくるのだ、ということを伝え続けます。こういう人は、自然に社会や未来の人々に役立つことを考えていきます。そうなる人になってほしいと本気で思って、会社をしています。だって、ハー・ストーリィですから。創業したときから、私たちは社会に対してメッセージを送りたいと思ったのです。弊社の社員は、それが楽しいと思える人でなければ、ふさわしくないのです。

遠くを見みながら今を見る

これは私のビジネス、そして生き方の基本です。
創業当時は、企画会社としてお客様とお会いすると、たびたび「それでいくら売れるんだ?」といわれてきました。そのたびに、「やってみなきゃわかんないじゃない」と思うことが多くても「企業だから、商売だからそれをいうのも当然よね・・・」と悔しくても認めざるをえず、どう切り替えしていいかわかりませんでした。でも、最近は、「成功までのストーリィを描く」ことを提案します。というか、自分自身が15年事業をしてきて、また仕事柄、多くの事業形態や業種と仕事をさせていただいた結論から導きだしたものは、「ストーリィこそが重要だ」ということです。
これは事業計画書とは違います。売上げ数字を適当に並べて計画書を書くのではなく、たとえば5年後、10年後の会社のあるべき理想の姿に近づけるためには、今年は何をしたらいいのか、来年は何をしたらいいのか、をストーリィを具体的に描くことで、確実に会社が進化していくという方法です。これはビジネスだけて゛はありません。先日は、ある企業で女性のパート組織1000人に対して、どうやってモチベーションをあげて売上げに貢献させたらいいのか・・・という相談をうけたので、売上げ会議やキャンペーンなどをやめてもらい、パートタイマーという働き方を選択した人の意識を確認し、メリット、デメリットを企業側が理解したうえで、パートタイマーの望む5年後、10年後のライフサイクル計画書を個人個人が策定するようなカリキュラムを作りました。
みんな顔がイキイキとし、自らの人生の成功ストーリィづくりと仕事がどう関わっていくのかを理解したとたんに、仕事に俄然燃えています。
最近、たまたま、新潮社から出版される新刊でアンチエイジングに関する日本の第一人者、米井先生の本の書評を書かせていただきました。事前にゲラを読んでびっくりしたのですが、アンチエイジングとは、一般的にブームになっている言葉とはちょっと違って加齢という病気に対する医療だそうです。その考え方は、30歳、40歳代に正しく肌に必要なものを補っていくことが、未来の肌をきめてしまうというものです。美しい50代、60代になるためには、今、何を補うべきかを正しく知り、日々の中で、自分の肌に必要なものを補っていく連続の行為、蓄積が確実に将来をきめるそうです。なんだかこの本を読みながら、ビジネスもマーケティングも人生もアンチエイジングもみーーんな同じなんだ、と思わず笑ってしまいました。
簡単に即手に入る幸せや成功はないようです。また、あったとしても瞬間的なようです。プチ整形をしてそのときは美しくなっても、根本の肌に必要なものが補われていなかったら、未来に再び崩れていくようです。「未来は自分で作るもの」「未来は自分の日々の蓄積の結果」すべてが共通していると気づけば気づくほど、【遠くを見ながら今を見る】という言葉は、私の土台になっています。

一週間が過ぎて

お正月があけて、あっという間に一週間。フル活動が始まりました。

おとどしのわが社のテーマは「ステージアップ」。去年のわが社のテーマはズバリ「採用」でした。そんなテーマがあるのか、と思われるかもしれませんが、とにかく「採用」に時間を使いました。面接もほぼ全部、自分で会いました。だってこれからのハー・ストーリィを担う中堅社員たちの採用ですから、自分の未来、会社の未来のためにも、自分が築いてきたことを伝承する人たちは自分の目で見極めたいものです。
着実にテーマ通りのことを実行してみて、手ごたえを感じます。入社一年未満の社員が大勢いて、クライアントのみなさまにはまだたまだご迷惑をおかけする年かもしれませんが、かならず来年は花が咲き、実になるように進めています。ご期待ください。
今年の目標は先日書きましたが、テーマは「強い土台」です。個々が真剣に会社の方向、役割、自分の仕事を考えてつつ、チームワークの高い密度ある土台を作りたいと思います。
そんな動きが日々起きているのを感じます。楽しみな今年です。

生きているこということ そして彼ら

ちょっとセンチメンタルな話しですが・・・。
年末の27日。本当に会社が最終の日に、弊社の社員がクライアントと大声で激論?激戦?激闘?の打ち合わせをしていました。男性のその声はとても血気盛んで、パワーがあり、フロアの経理や総務の面々も顔を見合わせてびっくりの印象を残して去っていきました。
担当社員とは、「かなり大変そうだね」と会話をしましたが、それだけビジネスに真剣に向き合っている方だというのは、対応をしなかった私の耳にも十分感じ取れ、厳しくてもこういう方と仕事をすると社員も成長するだろうな・・・とほほえましくも思ったぐらいです。

年明けて訃報を知りました。弊社にこられた2日後、亡くなられたというのです。動脈が切れて、自宅から救急車で運ばれましたが手遅れだったそうです。51歳の所長さまでした。言葉がありません。どうしてそんなことが現実にあるのでしょうか・・・。いえ、これも現実だと知って私たちは生きるべきなのかもしれません。

創業当時、テレビ番組で弊社が取り上げられたときに、クライアントの声が必要だといわれ、協力をしてくださった住宅メーカーの支店長がいました。画面で本当ににこやかに弊社のことを褒めてくださり、無事に放映されました。その後、お礼をいいたいと事務所に伺うと亡くなられたといわれ愕然としたことがあります。その映像が元気な当時の最後の記録となったようです。この時期、社員研修のたびにこのビデオを流します。会社の原点となるこのビデオの中の彼はとても輝いています。
その後、少しずつハー・ストーリィも仕事が増え、テレビ局の子供番組の制作にかかわることになりました。そのときに司会、企画で協力をしてくれた仲良しの女性がいました。美人で声が綺麗で小さな子供をお互いもっている働くママだったので意気投合しました。彼女は肺がんを宣告され、もう手遅れと自分で知り、なんと今までの取引先、友人知人、仕事仲間に全部、「さよなら、そしてありがとうございました」の挨拶回りを元気なうちにしたのです。言葉がありません。どうにもしてあげられないのです。でも本人が覚悟をきめているのですから、みんなも笑顔であいさつをしました。あのときの坊やも今年は高校生のはずです。

まだまだあります。起業家としてライバルだった彼女、イベントを成功させるのに燃えた彼・・・縁起でもないといわれるでしょうか。でもこうして生かされていても明日があるのは当たり前ではないのだと彼らに教えられました。私はよくビジョンや夢を語りますが、本当は今を生きていることそのものに全力をそそぐことが前提だと思っています。10年後のプランを確実に手にいれることができるのか、明日で終わるのか半分までいけるのか、ぎりぎりで間に合わないのか、それとも30年後までも手に入れられるのか。そんなことは誰にも分かりません。
だからこそ、今日をどう生きるのか。
もしも私が倒れたらきっといわれます。年末の彼のように。「仕事か゛忙しかったもの。過労だよあれは・・・」と。でも、長さと密度の考え方もあるように思います。
私は今のうちから身内には、明日突然いなくても、「絶対に私は後悔してないからね。めちゃくちゃしあわせだったんだからねー」といっていたことを思い出してね。といってます。

そんな心構えを与えられずに消えた彼らもいたと思います。とても残念でなりません。心からご冥福をお祈りします。そして生きている私たちはその命の限りと大切さを意識していくべきだと私は思っています。今年も健康であることを祈りつつ・・・

仕事初めです

さて、本日より仕事初めです。私は恒例の神社での商売繁盛祈願と健康、安全の祈願をしてまいりました。今年も無事、前進できますように!!本年もよろしくお願い申し上げます。

ラストサムライ

見ました。ラストサムライ!年明け2日目の今日、おせちにも飽きて町に繰り出しました。前評判どうり、予測をしていましたが満場、満席でした。
でも、す、すばらしかったです。感激しました。日本が西洋化していく時代の最後の「侍」たちの生き様がみごとに描かれ、これがアメリカ映画?と思ったり、いや、アメリカだからこそこんな美しい日本と日本魂の魅力を発見できたのだろう、と思ったり。。。
噂どおり渡辺謙はド迫力でしたが、トムクルーズも真田広之もイイ男でした。
これを海外で見た人は、日本という国をなんと神秘的な国だろう、と思うでしょうね。。。でも、日本人として、改めて日本独自の文化、習慣、美意識を大切にしたいと考えさせられました。
戦いや殺し合いは基本的に嫌いですが、日本美学の詰まった海外映画が誕生したことは、誇りでもあります。この映画の評価に恥じない日本を取り戻したいものです。
しかし、、、その男たちを支える日本女性、小雪の生き方もじんわりと心にしみ込む存在です。同じ女性として惹かれるものは十分あります。今の私のような??会社や人生はあまりにこの時代に逆らった方向なのでしょうが、時代が時代だったら、自分はどんな生き方の女性だったのだろうかと考えました。数年前に年配の紳士から、「あなたは今の時代に生まれてよかったね」と意味深な言葉をいわれたことがあります。どちらが幸せだったかはわかりませんが、時代は人の生き方の善悪、美学を大きく変えるのだと感じます。
ラストサムライ。ぜひ見てみてください。大スクリーンでの迫力がおすすめです。

あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます。
広島の新年は、とても気持ちのいい、快晴の朝です。
朝はお雑煮とおせちを食べて、家族でのんびり過ごしています。

今年の計画
1,HERSTORY東京オフィスを軌道に乗せる。
2,子供服古着リシュラの分社化。株式会社リシュラとして正式立ち上げ。新社長誕生!
3,カレッジ「シュール」を軌道に乗せる。登録会員の勉強の機会、仕事の創出を一層本格的に。
4,自分自身は出版二冊。会社からもネットワークを生かした出版を二冊発行。
5,社員全体のレベルアップを目指し、人材育成の体制を整える

今年もすることはたくさんありますが、がんばります!
今年もよろしお願いします。

Profile

日野佳恵子(ひの・かえこ)。島根県生まれ。90年創業。女性(主婦)マーケティングの パイオニア企業として注目を集める。企業・主婦・ハー・ストーリィの三者共働型マーケティングを開発する。「クチコミュニティ・マーケティング」は登録商標。 [ 続きを読む ]

日野の生い立ち物語
日野佳恵子の著書
HERSTORY
ハー・ストーリィは、主婦マーケット専門のマーケティング会社です。「主婦の力をプロデュース」を合言葉に、web媒体とリアルネットワークを活用し、主婦のおしゃべりをコンテンツにするクチコミュニティ®・マーケティングという独自の名称で、事業を展開しています。

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