悔し涙とコンプレックス

女の会社だからなのか、涙はつきもの。
泣くな!といいたいけど、男より女のほうが涙腺が弱いのか、弱虫なのか(これは違うと思うけど)
したたかなのか、とにかく女は、いざというとき、よく泣く。
ただし、うちの社員の場合は、悔し涙が多いようではある。
誰に悔しいかというと、大抵は、「自分に」のようだ。

自分に腹立たしい、自分が情けない、自分に悔しい・・・こんな台詞をよく聞く。それだけ負けず嫌いが多いのか。(ここ見ている人が多いから)誰?と思われたくないけど、はっきりいって個人ではなく、複数、多数です。(あれ、もしかして私がいじめてるってこと・・・今、書きながら悩んだ・・・)
でも、【涙の数だけ強く・・・】と24時間テレビじゃないけど、悔し涙は成長の可能性大。進化の証。悔しいと思わない人は成長しない。こっちからみたら、すごーく優秀でも、多くは他人との比較によるコンプレックスから来ていることが多い。AさんはBさんをうらやましく思い、Bさんは逆にAさんをうらやましく思っていたり、CさんもDさんも互いにそうだったり、とみんな隣の芝生の輝きをみて、自分の芝生をさらに磨こうとしているのだから、見上げたものかもしれない。

そういう私も創業当時は、まあ本当によく泣いていた。もともと子供にいわせると私は「友達などの周囲に見たこともない泣き虫」だそうだ。意外でしょうか。ただし、ご想像のようにテレビ、漫画、小説などです。ドラえもんでもちびまる子でも泣きます。
あ、これは悔し涙でもコンプレックスの涙でもない話しでした。でも、昔は本当によく泣いていました。その当時はやっぱり悔しさがバネでした。がむしゃらのときでした。今ももちろんそうですが、世の中の構造、流れ、志向が見えた分だけ、少し冷静になってきました。
ときどき社員たちの悔し涙をみながら、おーーー、いいぞ、また伸びる!とうらやましくもあります。悔し涙は、まだまだ自分の中にパワーもゆとりも成長の幅もある証拠なんです。コンプレックスはそういう意味では、ありがたいです。人間、自分におごったときが停止です。

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日野佳恵子(ひの・かえこ)。島根県生まれ。90年創業。女性(主婦)マーケティングの パイオニア企業として注目を集める。企業・主婦・ハー・ストーリィの三者共働型マーケティングを開発する。「クチコミュニティ・マーケティング」は登録商標。 [ 続きを読む ]

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