日本の若者は、世界で勝てる!
土曜日は、待ちに待ったハー・ストーリィ ビジネスカレッジ第一講座の日でした。トップバッターは、新業態のオシャレな飲食業を全国に展開する株式会社ravの貞広一鑑氏と経営パートナーの小島圭介氏。
貞広氏は、広島のトレンドリーダーなら一度は絶対に行ったことがあると思う「茶々」「ポジティブイーティング」などの飲食店舗のオーナー。どの店も店名は小さく看板はないに等しい。和、京都をイメージさせる店づくり、料理を中心に、和カフェブームを作った人。ちなみに、「和カフェ」というのも貞広さんが商標登録している名称とのこと。
貞広氏は、基本的に講演をうけない、と聞いていただけに今回、お招きできたことは本当にラッキーだった。スタイルは、トークショー形式。私が質問をしたら答えます、といわれたけど、とても自然体で、本音で話してくだったので、参加者はみんな感動したと思う。
でもさすがに自然体の人は、若いときに多くの経験をしている人がほとんど。彼も高校三年生のときに家出をして夜の世界へ。ディスコ最盛期にDJ、マネージャーなどを経て、あのマハラジャの広島店の責任者として名をあげている。広島という仁義なき戦いの街で。彼をとりまく環境は、けっして表街道ではなかったことは想像できます。
そんな中で、娘が産まれたことがきっかけで、明るくて自分にとって居心地のいい店を作りたくなったというのが「茶々」という女性に大人気の店、第一号店ができたきっかけらしい。
音楽にくわしく、華やかな世界を見てきた彼がたどりついた居心地のいい店とは、「京都」だった。飲食の世界は、当たるとすぐに真似が広がり、フランチャイズなどであっという間に広がって消える・・・。そんな繰り返しの日々の中で、真似ではなく、自分だけの店を創りたいと考えるようになったとき、もっとも誇れるのは日本文化であるということに気づいた。それを現代の飲食空間として実現。飲食業ではなく「ホスピタリティビジネスをしている」というように、人の心が癒される空間を次々と生み出す。現在、全国に30店舗。名古屋、東京、横浜と広島発の新スタイルが全国へ広がっている。
「フリーターは、夢がみつからない人」「日本の若者こそ十分に世界で勝負してほしい」「自分の店は、指摘してしまうから見に行かない」「一ヶ月に一回は、店舗にお客様を装った調査をいれて客観視で、サービス状況を判断」など、貞広さん独自の考え方に、「頭の中がひっくりかえった」という感想の方も多かった。
新しい店の場所をみつけると、頼みたいと思っていたデザイナーにデザインを依頼する。基本は貞広氏の頭の中にあるようで、物件を見ただけで「こうしたい」「あーしたい」があり、とても高感度なイメージを膨らませることができる人だと分かる。自分の世界観やアーティストの発表の場を作り出し、若者の活躍の場を自由に拡げ、任せていく人。縦ではなく横。職人ではなく仲間。お客様というより一緒に育つ関係・・・などなど、彼は本当は人が大好きなのだ。
ravはラブ(愛)もかけてある。
もともとは旧社名の頭文字からとったという社名だけど、人を褒められないという貞広さんは、本当は人をとても愛している。だらか彼は人が生かせる場所を作り続けているのかもしれない。
最近、社長を引き受けたという小島氏のように、貞広氏の周りには、一緒に働こう、という人たちが自然に集まっている。彼の愛情がわかる人たちが引き寄せ合って作品を作り出している会社だと感じた。
日本の若者は、世界で勝てる!それを実証したいと淡々と語る表情は、絶対にできるという自信がつたわってきた。

