生き様が感動を呼ぶ
昨夜、中国地域ニュービジネス協議会の定例総会の記念イベントと題して、パネルディスカッションが全日空ホテルで行われた。
壇上には、ラジコンヘリで世界一のヒロボーの松坂社長、ダイヤルサービスの今野由梨社長、お仏壇のはせがわの長谷川社長、モルテンの民秋社長のそうそうたるメンバーが上がられ、本当に感動のトークセッションが行われた。
いろんなパネルディスカッションを見てきたけれど、これほど聞いていて楽しく、心に響き、感動する時間は久しぶりだった。
もちろん、この掲示板では、多くの経営者の人たちの感動的な話をいくどとなく紹介してきたけど、今回の場合、大物が四人も揃ったことで、正直、スケールが違う感動だった。
会社が大きいということは、それだけスケールの大きなドラマ、障害をみなさんが経験し、乗り越えてきているのだということを改めて教えられた。
どなたも、最初から大きな会社なんてない。多くの人が涙したことと思う。
どの経営者も、「どんなに忙しく働いても、楽しい。たった一度の人生を本気で生きて、死ぬときに生きてきてよかった。人生に後悔なし、と思いたいからやっている」という話しや、「何度も危機にあい、もう駄目だ、と何度も何度も思うことがあっても、負けるもんかとふんばる自分がいる」「結局は人と人。しあわせになりたくて人は生きている」といったような話しが次々と出ました。とにかく著名な方ばかりなので雄弁で話しもうまい。掛け合い漫才のようにやりとりが飛び交う。何よりもパワフル。今野さんは、最近、海外の山をロッククライミングに挑戦したり、ゴルフのラウンドではギネスにのっている記録を作ったそうだ。なんと年齢は68歳。どうみても見えない美貌で会場にためいきを誘っていた。
長谷川さんは、日本ではお仏壇で唯一の上場企業だけど、アジア各国にホテル、スーパーなどを展開されたそうだ。150億投資して失敗しました。と堂々といわれた。「どうして失敗したか。それは、昔は多くの人をしあわせにしたいと思って事業をしてきた。今はどこかに儲けたい、もっと大きくしたいという思いがあった。それが失敗をさせた」と。ケタの違う話ですが、オーラが出ていました。民秋さんの超パワフルぶりは有名。日々は流川で飲んで、「たみちゃん」といえば知らない人はいないといいます。カラオケの歌詞は暗記。夜が遅くても5時すぎには起きてバラの手入れ。一年中花を咲かすことがテーマだそうで、花づくりは本格的。どう考えても多忙な人たちが異口同音に「やりたいことをしているのだから、忙しいのではなくしあわせ」という。
最後にもっとも会場を感動させたのは、どの方も人に夢や希望をあたえたい、と思っているということだ。今野さんはマレーシアの青年を育て、彼は現在、マレーシアで35の学校を作ったそうだ。
私たちから見れば大きな会社をしているみなさんが、壇上で、「会社を大きくしたいかどうかより、それで何をするか、世の中に何ができるようにするかが大事。一度きりの人生だから」だというニュアンスだった。
遠くてすごい人たちに見える人が、とても人間くさく感じた。みんな悩んで、苦しんで、それを糧に自分を強く、大きくしながら、人生を感謝し楽しんでいるのだと確認できた。
今野さんが、「人はとってもいじわるです。会社が大きくなっていくと、信じられない辛いことをする人が大勢出てきました。でも、その信じられないことをした人たちすべてに、そのおかげで今の私があるのだと思うと、心から感謝をしています。うそ偽りなく、私の人生に、そのときに必要な試練を連れてくる役割をしてくれた人たちなのだと思うとありがたいです。何が来ても楽しくなっている自分があります」といわれた。
誰かに聞いたことがある。「神様は乗り越えられない試練は与えない」と。
それぞれの人には、それぞれにドラマがあり、感動がある。乗り越えてきた試練の数だけ人は大物になっているのかもしれない。みなさんの生き様そのものが感動を呼びました。
このような機会をいただけたこと、感謝申し上げます。


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