女子社員研修

先日、長年、コンサルティングをお願いしている船井総合研究所の女子社員研修の講師をさせていただきました。大阪、東京の2箇所で実施します。
私はマナーの先生でも、人材育成の先生でもないのですが、最近、とても社員教育の講義を依頼される機会が多くなりました。
これは正直、人生40年超えたことの厚みが少しだけ出たということでしょう(笑) 実は久しぶりに過去のセミナー資料を探し出してみると、昔は今みたいに経営者向けに講演するなんて恐ろしいことはしていなくて(苦笑)、ほとんどが「女性のための再就職セミナー」とか「女性のためのスキルアップ」「女子中堅社員育成」「女性起業塾」といった講座が圧倒的でした。依頼主も県、市、公民館といったところで、費用も当然、数千円のときもありました。山のようなレジメ(ファイルが4冊あります)を見直しながら、「こんなこともしてたなー」と思い出すのですが、気づくのは、当時はこうしたレジメを使って、一生懸命、カリキュラムを上から順番にこなすのが必死で、事前に仕込をした本やマニュアルを整理して、ひやひやしながら実施したことです。今は、経験というのは恐ろしいもので、レジメをみただけでその空白部分のスペースに回答が入っていなくても、自分の言葉で「何をいいたいか」が浮かんでくるのです。それだけ現場で体験してきたということでしょうか。事例、経験、失敗談、挫折、成功例など、さまざまなものがテーマを与えられただけで、浮かんできます。
こうして振り返ると、結局、人間の厚みって「どれだけの人と会い、どれだけの人と泣き笑い、どれだけの仕事をして、どれだの時間密度で生きるか」で決まる気がします。本を読んで理解したつもりでも、理解と実体験は天と地の差があります。自分が成長したかどうかはわかりませんが、少なくともどんな質問、課題にも、ある程度の体験が語れる自分がいるので、それだけ「いろいろした」ということなんでしょうね。
とはいえ、経験者ほど、思い込みやがんこさんも出て、素直さがなくなる、というのも経験してきたので、デメリットは意識していきたいと思います。

そうそう研修で私がもっとも大切にしているテーマは、以下です。どこの会社にいっても、どこの年代の方とお会いしても、これが基本の研修をしています。研修というより、ほとんど私のポリシーのようなものかもしれません。
1,何歳までいきますか?(生きていると過程したら、寿命は?)
2,今何歳ですか?
3,棒グラフにしてください。そして今の場所に線を引いて終わった時間に斜線を。
4,残っている日と時間はいくらですか。残り年数×365 ×24時間
5,棒グラフの白い空間は、あなたの未来。全部、自分の意志で創れます。過去も未来もすべては自分の意志で創っています。さて、5年後のあなたは?10年後のあなたは?
6,仕事の時間は人生の一番多い時間を占めます。すべてはあなたの所有している時間にかわりません。だったら仕事は「あなたの人生のために使う」ことです。
7,あなたの人生のスケジュール、計画を一緒につくりましょう。
8,ゴールは「どんな人ですか」「どんな姿ですか」「どんな仲間といますか」「どんな場所にいますか」

以上 8です。これを基本に、仕事時間は自分時間として、仕事や会社を利用して、自分は何を得て、何を成長のために活用し、何を人に与え、どうなっていくか・・・を考えます。
このことは、今でいえばライフスタイル設計というものだったり、生涯学習で学ぶことなのかもしれません。でも、自分でずっと、こうしたことを意識してきて今があることを実感します。
32歳のときに書いた私の人生設計図が今も手元にあります。書いていたことはすべて実行していて、設計図よりも3年早くことが進んでいます。書き出しているから絵が見えてきて、地図を持って人生を歩けているので、ゴールに早くいけるのかもしれません。もちろん尼崎の事故のように突然の不幸があるかもしれません。アクシデントはあるかもしれません。運命というにはつらいのですが、人生とはそういう冒険の旅なのかもしれません。生きていることを感謝して、人生の地図を手に、冒険の旅に出てみるといろんなことが、自分の意志で変わることが体得できます。生きていなければチャレンジもできません。自分の意志で未来は創れるもの・・・そう思って地図づくりをすると未来が楽しめる自分になれます。

もしも世界が100人の村ならば

先週、土曜日、2002年に大ベストセラーとなった「もしも世界が100人の村ならば」の翻訳をした人として有名になった中野裕弓さんに大阪まで会いにいきました。中野さんのサイト→http://www.romi-nakano.com/
あの本は、2001年の3月に中野さんが友人からインターネットで受け取ったメールを見て感動をし、訳されマガジンハウスから発売されたものです。

中野さんの現在はカウンセラーでありコミュニケーションスキルの指導者であり、コーチングの指導者でもあります。もとワシントンD.Cの世界銀行の人事カウンセラーとして日本人初のマネージャーとして職場関係、人間関係の解決、カウンセリングを行ってきた方です。
土曜日は、中野さんが定期的に開催している「さつきの会」の大阪会場に潜入しました。100人近い人が集まっていてびっくりしました。内容は中野さんの講演が前半で、後半は会場にいる方の悩みカードを一枚ずつあけて、その場で無記名で読み上げ、ライブ感覚でカウンセリングをされます。この目的は中野さんいわく、人の悩みもそこでともにたくさん聞き、中野さんのアドバイスを同時にたくさん聞くことで、「解決するコツ」と「自己解決力」が高まっていくそうです。
すべての悩み、現象、トラブル、人間関係のストレスは、原因のすべては、自分の中にあり、自分が導いてきたもの。それをどう発想し、どうプラスに転換していくか、という気持ちのもちようについて、どんどん目の前でみんなの悩みをアドバイスしていきます。夫婦のこと、親との関係、仕事、お金、さまざまな悩みが次々と読み上げられます。みんなどこでも同じような悩みをもっているのだな、というのがわかるだけでも気が楽になれる、という場面でもあります。
あまりにたくさんの素敵なキーワードや言葉をいただきました。今後、この日記に、ときどきいただいた言葉のタイトルのお話を紹介していきたいと思います。

今日はベストセラー「もしも世界が・・・」の中からお伝えしましょう。
この本で結局いいたかったことは、2つ。ひとつは前半で「今、この世界に必要なことは何なのか」2つめは、本を読んだ最後に「世界と日本と自分のおかれている立場をはっきりさせてから、大切なことは何か」ということだそうです。

「今、この世界に必要なことは」
本文前半の最後の3行。原文にはAcceptance(受容),Understanding(理解), Education(教育)とあります。訳としては・・・
【もしこのように縮小された全体図からわたしたちの世界を見るなら、相手をあるがままに受け入れること、自分と違う人を理解すること、そしてそういう事実を知るための教育がいかに必要かは火を見るより明らかです】

「世界、日本、自分の位置を知って必要なことは」
【お金に執着することなく 喜んで働きましょう
かつて一度も傷ついたことがないかのごとく 人を愛しましょう
誰も見ていないかのごとく 自由に踊りましょう
誰も聞いていないかのごとく のびやかに歌いましょう
あたかもここが地上の天国であるかのように 生きていきましょう】

私たちは自分の固定概念、先入観、狭い世界だけでの物の見方、考え方であることを知ることが一番大事なのでしょう。自分たちが今ここにあることそれがすばらしいことであり、素敵なことなのだと感謝して生きたいものです。中野さんには、広島で行う「ハー・ストーリィ ビジネスカレッジ」の10月講師をお願いしています。今年も本当にすばらしいかたがたを広島にお招きするカリキュラムになっています。

前と後

ここのところ新卒採用、新入社員の受け入れ、そして社員総会と社内行事が続き、バタバタとしていました。でも、こういう時期は本当に気持が新鮮になります。

新入社員研修と社員総会で、今年伝えしたのは、「仕事の基本姿勢」です。
20歳からずーと営業、マーケティング、事業家という畑を歩いてきた私が振り返って考えると、仕事で成功している人は、みんな、実はとてもシンプルなことができる人です。
1,あいさつ
2,返事
3,感謝
まずはこの3つ。これは年齢を重ねても同じです。逆に年をとると、この3つをどんどん忘れるので、年齢を重ねたときには、この3つができていた人とできていない人では、人脈もスキルアップも成長も、人によって大きく差が開いていると思います。
もちろん、仕事には技術、知識といったものが重要です。
しかし、技術や知識をもっただけでは社会では成功できません。社会人とは、人との関係性で成り立っています。「あいつを応援してやりたい」「あいつに仕事を教えたい」「あいつにがんばってほしいな」というように、周囲の人を味方にできる人が伸びていきます。営業職であれば、これは社内だけではなくて、お客さまとの関係性でも同じです。
とにかく、業界を問わず、仕事は全部、人間関係で成り立ちます。どんなにいい商品やサービスをもっていても「あいつからは買いたくない」「あいつとは付き合いたくない」と感情的に思われたら、何も売れないのです。だからといって、昔のように、袖の下(この言葉も最近は死語かな・・・)や必要以上の接待などをすることを指すのではありません。

気持いい人であれば、自然に人が集まるのです。
それがこの3つ。
【あいさつ】は、人より先にいうことが大切です。自分から声を出して、先に元気よく。あいさつも先手必勝です。これは先輩や管理職だって同じです。若い人や部下より、先にこちらから声をかけましょう。もちろん部下はそれよりも先にいう意識をもって(笑)。位の上の者は、あいさつは下からするものだ・・・と思っていると、こういう人も、それ以上にはなれません。「自然に人から押し上げられる人になれ」とは、よく父からいわれたものです。
また、【返事】は、相手に対して「聞いています」というマナーです。一生懸命相手が話している話しをちゃんと聞いています、わかりました、という意思表示です。くわえて「頷き」もマナーです。これは自分が話しをする側になるとわかりますが、相手が返事や頷きをしてくれると、とても安心感が持てるのです、そして気持よく話せます。その逆に、何のリアクションもないと「聞いているのかな」「なんか不快かな」「面白くないの?」という風に不安になります。そして気持が散漫になり、話の内容も落ち込んでいきます。いい話を聞き出したいなら、返事を返す、頷くことです。「いい情報」は「いい聞き方」の人に集まるのです。「いい話」をくれる人が、「この人には話したい」と思える人になると、「いい話」がいっぱい集まってきます。
そして最後は、【感謝】です。
子どものときに、いつもいつも父に「お年玉をもらったら、お礼状をハガキで書きなさい」といわれて、面倒くさくて喧嘩になっていました。今はその意味がわかります。きちんと一回ずつ、お世話になった人に感謝を返している人には、お世話をしてくれる人が増えます。自分が困ったとき、悩んでいるときに、手を差し伸べてくれる人は、自分が日頃感謝を返している人たちなのです。人に感謝できない人は、自分も感謝が返ってこないのです。これは事業をしてきて、窮地に追い詰められたとき、本当に感じてきたことです。

この一連の「あいさつ・返事・感謝」は、私の中では、人との関係づくりにおける「前と後」と思っています。
これは社内だけでなく、社外でも同じです。お客さまにはじめてお会いするときの第一印象とは「前」の印象。そして仕事が終わってからの「後」は、アフターやお礼状などです。この前と後ができるかできないかで、自分自身も仕事も大きく変わります。
これは近所づきあいや親戚関係、友人関係も同じかもしれません。
「前と後」をいつも基本にして、社会人として羽ばたきましょう。新人たち!そして先輩も!

社員総会

4月9日土曜日、弊社社員総会を広島で行い、全員が集合しました。
参加者54名。規模は年々大きくなっていきます。一堂が集まると、それだけで女だらけなのですから、華やかでもあり、恐ろしかったり・・・。

通常は6月の決算を終わって初夏にしてきましたが、今年からは【先手必勝】。何ごとの計画も二ヶ月先に決めて動こう、というのが合言葉です。6月以降の予定と7月からの新年度の売上計画や事業計画を発表し、今からその体制に向かって動きします。

事業をしていて本当に一年が早くたちます。一年間の計画をしっかりと立てるからなのでしょうね。
小学校のときは、夏休みの計画表ぐらいだったけど、年間を計画を立ててしまうから、会議、講演、セミナー、行事で、手帳がどんどん未来に埋まってしまいます。
誰かにいわれました。「一年が早いと感じる人は、それだけすることがあるというもっともしあわせな人生なのですよ」と。そうなのかーー!ラッキー!とそのとき忙しい自分は「しあわせ者」と単純に喜んびました。お花見シーズンも終わり、新卒もいよいよ社会人となり、会社の中も、新年度に向かって確実に次の課題に向かいます。何をするにも未完成だけど、どこまで自分の目指すカタチに行き着けるのかをやれるところまでやってみたいと思います。
みなさま、引き続きよろしくご指導、ご協力、ご愛顧をお願いします。m_ _m

新入社員歓迎会

社員.jpg
新卒が入社してきました。ただ今、本社広島で研修中です。全部で4人。そのうち3人は東京に勤務。1人は広島になります。
東京の3人はなんといっても長身が今年のウリです。この先、上司がしかることがあっても、常に上から見下ろされるようになりそうなので、しかるときは、ひざをまげて小さくなるように・・・と先輩たちがお願いしたとかしないとか。昨年の新卒は、逆にかわいくて小さい人が多かったので、対照的です。

さて写真は新入社員の歓迎会です。場所は、本社一階のセミナールーム。オードブルをとって、社内で乾杯です。中途の歓迎会もかねています(笑)。夜だったので会場には、子連れもやってきて、にぎやかな雰囲気となりました。まさにこれこそハー・ストーリィという雰囲気を感じてくれたと思います。
しかし、酒のみは誰かもよーくわかります(笑)酒が大好きでたまらない?という先輩が複数いて、とにかく、いつもと違う一面が見れるのもこういう場。にぎやかで楽しい時間です。

今日は、広島で来年入社のための新卒説明会最終日でした。今年は東京で3回、広島で2回。全部で700人近くの人が説明会に来てくれました。こんな小さな会社に、本当に本当に関心をもってくれだことに感謝です。年々、社内が活気をおびてきます。優秀な女性、元気のいい女性、前向きの女性が増えてきます。今いる人たちも刺激をうけています。新しい人たちが入ってくるということは、それだけで社内の雰囲気が新鮮になり、とってもいいことだと感じます。
新卒たちの5年後、10年後がとても楽しみです。

いい男のコミュニティにはいい女が集まる

とても素敵な社員総会にお招きいただいた。
岡崎市の石のセンター稲葉。http://www.yasuragiya.net/
毎年行われる社員総会に、今年は弊社の溝口が担当で、お仕事をさせていただいているので、私もありがたいことにゲスト講演者としてお招きいただいた。

この会社は、全国から石材店の後継者である若者を研修生として育てている。この日も4年間預かったという若者の卒業式もかねて行われ、ご両親が来られ感謝の辞を述べられた。会場には、歴代の卒業生たちが集い、まさに男たちの集まり。中学を出て修行に入った人も多く、すでに30代になった先輩たちが後輩の成長をともに祝う。稲葉社長、奥様が預かり、育てた若者はすでに23人目だそうだ。
石材店の仕事をつぐ若者たちといっても、本当に血気盛んな時期にここに修行に入るので、喧嘩やケガも多いし、やんちゃが多い。そんな若者がどんどん頼もしくなり、男っぷりをあげ、毎年の総会ではいつしかお嫁さんや子どもを連れてやってくる。会場には小さな子どもたちが元気いっぱいに走り回っていた。
奥様は、「はじめてこうして若い人を預かると聞いたときは、だまされたと思ったよ。相撲部屋のおかみさんと同じですよね。食事の量も大変だし、何かがあってはいけないし。でも、こうして巣立っていく子たちを見ていると、なんて幸せな仕事をしているんだって、私は幸せ者と思います」といわれ、とても感動した。

便利でファッショナブルな現代の中で、こうした人と人の関係づくりを大切にしている世界は、なんとも気持いい。そしてカッコイイ。二次会では居酒屋にも同席させていただいたけど、いい男の集まりとネットワークに、刺激をたくさんうけた。彼らは社長のことを「親方」と呼ぶ。男たちの世界は女には真似のできない世界がある。うらやましいとさえ思う。
また、この人育てに本気になる社長の影には、奥様、息子さん、娘さん、スタッフ、社員さんたちの支えがある。いい女がいっぱいだ。
「やっと育てて、今からが本格的に戦力になる、と思える若者をこうして手放すのは、正直、とっても会社としては辛いです。でも、各地に戻って、ここで育った若者が地域のためにがんばってくれる。その種を全国に送り込んでいると思うと、やっぱりこれでいいんだ、と思います」とは社長。
企業は人育てに悩む。やっと育った人が、常に卒業していく環境を用意し続けている心の大きさもすばらしい。中小企業にとってはさらに辛いこと。でも、第二のふるさとを持ち、第二の家族や仲間を持った若者は、やさしいカッコイイ男となって、地域に帰る。
こうした徒弟制度や住み込み的な師弟関係は、多くの業界で、なくなりはじめている。以前、石川県にいったときも、呉服屋さんで「最後の住み込みの人が巣立ちました」というお話しをきいた。
こんな場所を、こんな考え方を、もっともっと広めていくことが大切な時代になっている気がする。
気持のいい時間を本当にありがとうございました。
人と人の絆、強さ、温かさを感じさせていただくと同時に、「感謝」「恩義」という言葉を深く考えることのできた時間でした。

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日野佳恵子(ひの・かえこ)。島根県生まれ。90年創業。女性(主婦)マーケティングの パイオニア企業として注目を集める。企業・主婦・ハー・ストーリィの三者共働型マーケティングを開発する。「クチコミュニティ・マーケティング」は登録商標。 [ 続きを読む ]

日野の生い立ち物語
日野佳恵子の著書
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ハー・ストーリィは、主婦マーケット専門のマーケティング会社です。「主婦の力をプロデュース」を合言葉に、web媒体とリアルネットワークを活用し、主婦のおしゃべりをコンテンツにするクチコミュニティ®・マーケティングという独自の名称で、事業を展開しています。

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