人の心に響く言葉とは?
人の心に響く言葉、話し、文が書ける人たちには共通の特徴があります。
それは、「大勢のためではなく、聞いている人、読んでいる人があたかも自分に語りかけられているかのように感じる」という特徴です。
企業のマーケティングやブランド戦略にも「マスマーケット」(広く大きな市場)から「パーソナルマーケット」(個人ひとり一人のニーズに対応)とよくいいますが、実はこれも同じ特徴で実践できます。
大企業であっても、個人のニーズに応えるには、「目の前の人にとって、あたかも自分に語りかけているかのように感じる」ようなホームページ、パンフレット、CMを作ると、まったく同じ効果になります。
それが結局のところ、個人個人の共感を呼び、誰もが「自分のこととして共感」することで、強いファンを作り、大勢の人たちに支持される力を持ちます。
それが現代のマーケティングです。個人と個人がつながっているように発信することが、結局は大勢の人に支持されるというマーケティング手法がとても大切です。
実は、これを確実に実行しているアーティストがいます。
先日、かの松田聖子を抜いて連続26曲第一位獲得を達成した歌手の浜崎あゆみさん。
たまたまテレビを見ていたら、ある番組で、どうして浜崎あゆみがここまで人に支持され続けるのかを町の人にインタビューをとると、多くの人が「歌詞に感動する」「歌詞を聴いていて涙が出る」「歌詞を聴いて自分と重ねる」と答えたのです。もちろん浜崎あゆみのスター性もありますし、普通ではありえない多きな瞳やファッションセンスもありますが、圧倒的に歌詞を支持する人が多かったのです。
そこで番組では、浜崎あゆみの26曲全てを分析し、どんな歌詞がよく使われているのかを調べました。
・君47回・私33回・僕32回・あなた18回・愛16回・出会う12回・笑顔12回・夢10回・愛する10回・言葉9回
だそうです。
ある大学では卒論に浜崎あゆみの詩を取り上げて分析する学生が多いといいます。中でも心理学。
そこでは、「君」という言葉について「聞き手が浜崎あゆみから『君』と呼ばれることによって、歌い手と聞き手が親しい関係を築ける」といいます。また、「孤独とか絶望とか大人になりきれない心理が表れていて、自分だけがこういう状態じゃないと分かって共感できる。というのもあるようです。
実は、「人の心に響く言葉とは?」の回答は、この「一人称」にあります。
会場に大勢の人がいたとしても、サイトの掲示板に多くの人がアクセスしたとしても、出版で多くの人に読んでもらいたいと思っていたとしても、実は、メッセージは「君」や「私」なのです。
あるベストセラー作家の方が、「僕はいつも作品を書くとき、娘のために書いている」といわれたのを思い出します。
大企業のホームページであっても、担当者の顔が見えることや語りかける口調が大切です。
野菜を買うとき、よく「生産者の顔や作り手の名前を書く」というのがありますが、これもこういう心理に似ています。
売上げを上げたいと思う方は、大勢に買ってもらいたい、という前に「娘のため」「父のため」「彼のため」と思って真剣に考え、販売を心がけ、メッセージを発信することが、とても大切です。いつでも私たちは、たった一人のために真剣であることのほうが大切なのです。それこそが多くの人の心に響く言葉になります。浜崎あゆみさんは、「浜崎あゆみプロデューサー」と自らがいい、自身をプロデュースするプロと聞きます。そのためのプロジェクトチームを持ち、徹底して「浜崎あゆみブランド」を作る。多くのファンを惹きつけ、長い間支持され続け、人気を不動のものにする仕掛けには、「ひとりの人への語りかけ」というマーケティングが生きているようです。


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深く深く納得です。
素敵な日記をありがとうございます☆☆☆
言葉はメッセージの塊ですからね。もう少し自分に勇気があったら、人生が変わっていたと思うことしばしばです。と、思っていろいろと反省しても、その言葉がでないこともしばしばですね。
私のブログに「ひょんな3人会」の話を書いています。日野さんのご存知の方も登場していますので読んで頂ければ幸いです。
お久しぶりです。
ご活躍、遠くから拝見しております。
マーケティングはメッセージングに限りなく近づいていますね。いかに等身大に感じさせるかが本当に重要なんだと思います。
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