涙が止まらない一日
誰もが経験していくことなのでしょうが、
今日は、20代、独身時代にもっとも仲良く遊んだ友人が子宮ガンで亡くなった、という知らせを聞いて、ご実家に懐かしい仲間2人とともに、3人で出向きました。
彼女の実家に行くのも、私は10年ぶりでした。
それぞれの結婚式に互いが出て、みんなその後、母となり彼女は静岡に行きました。
それから、夏になるときまって「かえってきたよー。子供連れて会う?」と電話があります。全員が集まることはそうそうなくても、誰かが誰かと会っている、という年月でした。
それでも、若いときの友人というのは、会わない期間もあっという間です。
年賀状だけのやりとりで、「元気な証拠」を確認しあい、「いつかどこかで」程度であっという間に年月が経ちます。
それでも、発病したことも、手術をしたことも、転移したことも、格闘していることも、仲間には連絡をしてきませんでした。
数ヶ月前にメールをもらった、という友人も、「大変だったのよー。また夏に話すねー」という内容だったといいます。4月には子供の高校の入学式に出席したというのです。
水臭い・・・なんて言葉はおかしいようです。
本当に死が迫ったら、人は、家族とともにしっかりと過すことが全てで、友人にはいわないものなのかもしれません。私もそうするかもしれません。
「便りのないのは元気な証拠」は、間違いのようです。今となっては、誰もその状態に気づくことはできませんでしたし、本人も気づかせたくない、というのが意志だったと思います。
ご実家で、久し振りに集う、若き頃の仲間たちを前に、涙が枯れない、という年老いたご両親との時間を過ごしました。あの頃からタイムスリップしたようで、それでもご両親の白髪と小さくなられた姿を見て、時がたったことを自覚せずにはいられませんでした。
私は、仕事が忙しいので、多くの方に、「日野さん、体に注意してよ」とか「健康だけは大切にね」と声をかけていただく機会が多くあります。
でも、こうやって、あまりに快活で、主婦を謳歌していた友人の死を目の当たりにし、運命はどうやって決められるのだろう・・・と考えてしまいます。
彼女は、主婦だったこともあり、定期健診にあまりいっていなかったそうです。
会社に勤めている方が検診の機会は多く、また、女性は婦人系も検診は大切です。
亡くなる半年前に会ったという友人は、「頼むから、あなたは検診にいってよ。とわざわざ念押しされた」といっていました。本人が本気で伝えたかったのでしょう。
先週、たまたま定期健診で、話題のPETを初体験しました。
びっくりするぐらい医療が発達しています。ほとんどたいくつなほど寝ているか、休んでいるだけで検査が終わります。それでも完璧な検査ではないということですが、進化は著しいと感じます。
それでもガンから助かるには、今は「早期発見」しかないということです。
逆に、それさえしていれば・・・という人が大勢いるのも事実です。
ぜひ、みなさんも定期健診はしてください。
運命はあると思いますし、止めることはできないかもしれませんが、運命を変えるタイミングは、自分の日々の中にあるのだと信じて・・・。
NAO、あなたらしい最後でした。今思うと、昔のあなたのままの美学で通しましたね。
美しい花嫁のような姿のビデオや写真を、あなたの自慢のママから見せていただきました。
久し振りに、みんなとあなたの家に集まりました。空気も風景も何も変わっていませんでした。
あなたには何かの使命が与えられているのだと思います。
今年の夏、私は中学の同窓会に行きます。
会っていなかった友達との縁、大切にしていきたいと思います。
「運命」の日まで、時間と命を精一杯、使ってみようと思います。


