女性の企画を組織に活かす

金曜日の報告です。

一日、久し振りにハードな研修をさせていただきました。
大手金融系企業の支店長研修と女性スタッフ研修を同じ日の午前と午後で実施する、という二部構成で、しかもこの2つにはとても意味があります。

一日のテーマは「女性の能力を活かす」です。
午前は、支店長の方々に、女性活用の重要性、適性、可能性、得意不得意などをお話しし、意見をどのように引き出し、社内に活かすか、というノウハウをお話ししました。
そして、午後は、支店長は別室に移動し、女性スタッフ向けの講義をテレビで見ていただき(ちゃんと了解の上)、その後、女性を5つのチームにわけてKJ法によるアイディア抽出と企画書まとめを実践しました。

最後に、支店長の前で、5チームがプレゼンテーションをする、というものです。

すばらしいアイディアが、数時間のうちにまとめあげられ、大きな模造紙にひとつの企画書としてまとめられ、支店長の前で発表する・・・という荒業の研修でしたが、なんとか無事に終わりました。

それにしても、女性陣の作業をみていて、一番、女性が得意なんだなーと感じるのは、初対面の人とすぐにディスカッションできることです。そして、ちゃんとひとつの意見がまとまって、企画書になるときには、マジックのカラフルな色をつかい、イラストや漫画も入れたポスターに仕上げていく絵心とセンスです。
こういうことは、女性の得意な分野だと思います。

kJ法を使いましたが、アイディアは、一人がカードに5点~10点でていました。30人はいますから、アイディア総数は、200点前後はあったと思います。
日頃の自分たちの仕事の範疇を、少し拡げて、もっとできることはないか・・・を考えましょう、という課題だったのですが、見事に支店長のみなさんの期待値を超えたアイディアが出ていました。

この方法は、組織でワンマンなリーダーがいるところでは、おすすめです。
意見の言えない人が大勢います。ところがリーダーは「きいても何もいわない」と答えるというパターンになっている組織がよくあります。
本当は、みんな意見をかならずもっていますが、「いっても無駄」「いっても聞いてもらえない」「否定される」という雰囲気が発言をとめてしまいます。

人は、「人から言われる仕事より、自分で決めた仕事のほうがやる気がでる」というのは当たり前のこと。
もちろん、責任も、自分がいったことに対しては納得できても、人から指示命令されてしたことは責任に対して納得もできにくいものです。
自分のアイディアをどんどん出し、主体的に動き、チャレンジ、反省、再トライが、どんどんできる社風こそが、成果のあがる組織になる基本だと思います。

KJ法による企画立案と、チームディスカッションは、参加型で意欲が出ますので、おすすめです。

今回の研修で発表された企画が、実現することを心から祈っています。
みなさん、一日、ありがとうございました。

Profile

日野佳恵子(ひの・かえこ)。島根県生まれ。90年創業。女性(主婦)マーケティングの パイオニア企業として注目を集める。企業・主婦・ハー・ストーリィの三者共働型マーケティングを開発する。「クチコミュニティ・マーケティング」は登録商標。 [ 続きを読む ]

日野の生い立ち物語
日野佳恵子の著書
HERSTORY
ハー・ストーリィは、主婦マーケット専門のマーケティング会社です。「主婦の力をプロデュース」を合言葉に、web媒体とリアルネットワークを活用し、主婦のおしゃべりをコンテンツにするクチコミュニティ®・マーケティングという独自の名称で、事業を展開しています。

Information