知り合いのご夫婦と食事をしました。
ベンチャー起業家の彼は、結婚は三度目。今度こそ幸せになりたい、と切実な顔で彼が言います。
一度目も、二度目も、夫婦で一緒に会社をしていたそうです。そして、互いが互いの仕事ぶりにまで口を出したり、気をもんだり、ストレスを持つようになり、四六時中、仕事もプライベートも分かっているからこそ、やすらげなくなっていったそうです。
もちろん、世の中には、夫婦で商売や会社をしている方は多いので、うまくいっている人も多いのだろうけど、たしかに彼がいうように、夫婦で仕事をすると、コンビネーションがうまくいっているときはいいが、相手の仕事ぶりが気に入らなくなったりするとやっかいかもしれません。
で、彼は、三度目は、仕事をしていた彼女に辞めてもらって、専業主婦になってもらったのかというと、そうではなく、ビジネスパートナーでもなく、「自分のプライベート秘書として仕事をお願いしている」というのです。
「プライベート秘書?」と聞くと、「自分の貴重なプライベートタイムが、充実して過せるようにするための仕事をしてもらうので、料理、掃除、洗濯はしないように!!と強くお願いしている」というのです。
聞いていて、最初は、何のことだか・・・とよく理解できなかったけど、「プライベートな時間に2人が一緒に過せる時間に限りがあるので、そのときは、映画、コンサート、カフェ、食事、旅行、芝居などに出掛けたい。だから彼女には、家事をする時間があったら、次のコンサートを検索したり、予約したり、芝居の内容を下調べしたり、交通手配をしたり・・・と、2人のプライベート時間を充実させるための仕事時間にしてほしい」というのです。
そして、「したいことが山のようにあるから、頼みたい仕事がいっぱいあるのに、ときどき彼女が料理をして困っている。そんな暇があったら、レストランの下見とか、資料集めとかして欲しい」というのです。
うわーーー、なんかびっくり??これって、カッコイイというのか、変わっているっていうのか、それともロマンチックというべきか・・・。
じゃあ家事は家政婦さんに頼んでいるの?海外みたいに?日本では収入がないとそうそうできることではないでしょう?と聞くと、だからこそ仕事ががんばれるし、いつか海外で生活するという目標がもてる、、、というのです。
「ベンチャー経営者のほんどは、仕事が忙しくて家庭はほったらかしで、会社にずっといるタイプが多い。僕は、それで2度も失敗したから、今度は、隙間の時間は彼女といろんなところに出かけたり、思い出を作りたい」とのこと。
私の周囲には、まったく家事をしない、とか苦手という女性がたしかにいますが、この夫婦の場合、奥様は、「そんなこといわれても、料理はしたいですよね。健康を考えると外食より手作りがいいと思うんです。掃除だって自分でしたいし、家政婦さんに来てもらうような暮らしなんて嫌ですよ。日野さん、なんとか言ってください・・・」と、決してその環境に甘んじている奥様ではない感じ。
美人で、器量がいい彼女には、家事ご法度は、かえってストレスになっている様子??
なんだか、愚痴を聞きつつも、仲良しというか、うらやましい、というか、互いを思いやっている雰囲気の二人。こんな夫だったら最高と思う女性は多いかもしれないけど・・・。
最大の目標は、子供が欲しい・・・という2人。それが実現するかどうか、真剣なんだよ、という彼の言葉に、2度の失敗経験からくる強い「しあわせ願望」が伝わってきました。
夫婦のあり方をいろいろ考えさせられる時間でした。
プライベートタイムは夫婦で充実して過す。癒しの時間、本音が出せる場所、甘えられる相手を見つけられたんだな・・・と彼を見ていて感じました。
きっと、彼の事業はますます発展するような気がします。