最高の人材育成のお話をします。
もう15年もクライアントとしてお付き合いいただいているサマンサジャパン株式会社の「第14回パフォーマンスコンテスト」に招待いただきました。
、この会社の社員さんたちが、一年に一回、社内・取引先に対して、「自分たちの仕事ぶり」を公開するイベントです。
この会社は、ビルメンテナンス業です。今年で50周年を迎えられます。堅実健全、そして先進的な超優良企業です。
また、人が集まらないこの時代に、この会社で働きたいという女性のパート・アルバイトはとても多く、「パートするなら、サマンサ」というぐらいに人気職・ならぬ「人気会社」なのです。
現在は、ビルメンテナンス業としての清掃、設備、警備から、さらに広がり、受付、電話交換手、試食販売、栄養士や野菜ソムリエ、給食、配膳に至るまで、さまざまな分野に広がっています。
本社は山口県周南市(旧徳山市)にありますが、今や東日本全域に広がっています。
清掃する女性たちの名前は、「サマンサさん」。すでに2000名以上の女性たちが各地で活躍し、女性管理職(マネージャー)も、どの職場にも存在しています。

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縁あって、私は、この会社の「サマンサ」という名前。また、現在のさまざまなサービスの名称、ユニフォーム、人材採用マニュアル、教育カリキュラムの基盤を作らせていただきました。
また、この15年間、年間取引高も常に上位3位以内にいてくださっているわが社にとっての優良顧客です。
今回のパフォーマンスコンテストも、私が最初に提案しました。清掃をするパートの女性たちが輝く場として、「人に魅られる」機会をつくることの価値を伝えました。
小野会長は、提案の翌年から実行され、毎年、欠かさず、今日まで実行され続けておられます。
私は、自慢したいのではありません。
たしかにアイディアという種は植えましたが、「育てることのほうが数百倍、いや数千倍も難しい」ということを今、自分が経営者として歩んできてわかるのです。
だからこの会社は、すごい・・・といいたいのです。
私の本業は、「企画」。女性が活躍する職場づくりの提案も本業の柱です。
しかし、正直、アイディアを裏づけや方向性を導き出し、最適と思って提案はしますが、しょせんは自分の会社ではありません。
理想を語り、究極をいえば、「自分の会社でもなかなかできない理想論を他人の会社にご提案する」こともしばしばです。
正しいと思えば、企画屋として理想を「あるべき姿論」として提案する。これは間違いではない、と信じています。
しかし、私が自分の会社で、理想を現実になかなかできないように、企画屋の提案を実現できるクライアントは多くありません。
どちらかというと希少でしょう。
「わかってはいるけど・・・」「うちの場合は・・・」「社内的には・・・」というケースがほとんど。
プランのうちのいくつかは採用されたとしても、すべてを実行することはありえないし、できないものです。
私が・・・いえハー・ストーリィの今日があるのは、私の「企画屋」としての理想論を本当に実現し、しかも「企画屋」のアイディアのレベルを年々超越させてしまった企業・・・サマンサジャパンに出会ったことにあります。
私が創業して2年目に出会った会社が、その後、いかにものすごい会社だったのかに、当初は気づかずにいましたが、今、「理想のプラン」をやりとげる会社・・・経営者はほとんどないことをはっきりと知りました。
あいさつをすること、整理整頓をすること、時間を守ること・・・どれも子供のときから当たり前に教えられていることが、私たちは、「わかっている」けど、できないものです。「当たり前」をやること、やり続けることは、本当に難しいのです。
帰りに、徳山駅から、新幹線で、たまたまサマンサジャパンと契約をしているというリゾートホテルの方とご一緒になりました。
「噂には聞いていましたが、聞くと見るとでは大違い。なぜ、うちのホテルには人が来ないのに、掃除のサマンサに人が集まるのか。その理由が今日、はっきりと分かりました。衝撃と感動で、ショックをうけています」といわれていました。
さて、ここで、何が起こっているのか。
「一丸となったサマンサスピリッツ」という姿です。
この会社は、ほとんどすべてがパートタイマーです。そしてディズニーでもリッツカールトンでもはなく、地方のビル清掃。
最近、「サマンサタバサ」という女性に人気のバックのブランドが登場したので、間違えられるぐらい、誰も知らない無名の会社。
さらにさらに脅威なのは、ビルメンは、出勤する場所がみんな契約先であるということです。
リッツやディズニーのように、「場」に集まるのではなく、この会社は、バラバラに、地域の異なる病院、量販店、ホテル、銀行、オフィスビルなど、契約先に出向く人たちで構成され、日頃は、その会社の人たちに見える働き方をし、サマンサジャパンとしての帰属意識や「会社の思想」にふれる機会はできにくいのです。
そんな組織で、「思想を共有する」ことができるとしたら、1つの会社でもそうそうできないのですから、マジックとしかいいようがありません。
ホームページでは、「動画」を公開をされています。「病院版コンシェルジェ」というビデオをぜひご覧ください。
ただし、この動画も、「形」が見えるだけです。本当の凄さは、この「形」の継続と日々の改善、提案による「進化の歴史の積み重ね」にあります。
振り返ると、小野会長は、ずっとずっと同じことをいわれてきていました。
理念は、「お客様の幸福と繁栄」を願う。
その実現のためにすることは、
「磨く」こと。
「人を磨く」「心を磨く」「商品を磨く」「サービスを磨く」。それを繰り返し繰り返しし続けると。
では、それを実行する「人づくり」をどうしたらできるのか。
地方の、普通の町の、普通の人たちが、「感動を提供する人材になるには・・・」。
お客様目線、お客様ニーズ、お客様の立場に立つ・・・それを実行するには、
「我がこと」とできる感情を育てていくことをされています。
誰もが、共通してもっている「家族」「親孝行」に対する思いを起こさせるために、作文を全社員に書かせ、冊子として配っておられます。
今日も、その冊子が、来賓者に配布されました。
誰もが、親から生まれ、家族がいます。
社員の方、パートの方の、家族物語を読みすすめると、驚くほどの背景、ドラマがあり、目頭が熱くなります。その「親に感謝」という当たり前のことに感謝する気持ちを思い出させることが、「人づくり」だというシンプルな「教育」です。
そうした考えた方をホームページなどを読んだ人が、この会社に応募してきます。
「職探し」ではなく、「自分成長の場所探し」をしている向上心ある人たちが、この会社に集まってきます。
クライアントではありますが、私にとっては、会長は身近なメンターであり、この会社は、手本です。こうしたクライアントに出会えていたこと、出会っていることが本当に感謝です。
50周年、おめでとうございます。
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