テレビメモ/野村克也監督のリーダーシップ

あまり野球は詳しくないので、野村監督について興味がありませんでした。

テレビでたまたま野村監督をゲストに、リーダーシップ論が語られているのを見て、驚きました。
この方、大きいです。いろんな意味で。強いです。芯が。迷ってないです。揺れてないです。自論がはっきりとあり、それが自分の経験からきているからでしょう。
で、感じました。いろんなリーダーがいて、好き、嫌いを語られがちですが、
リーダーとは、この揺ぎなさを持った人ではないかと。
いろんな意見があっても、確固たる自論をもっている人は、賛否がたとえあったにせよ、カッコいいです。

会場には、中間管理職で部下がいる、という人たちが集められていて、質疑応答もありましたが、ぜんぜん野村さんが上でした。許容、見ているポイント、器・・・。

いくつかメモもとりました&耳でききとって、私なりの解釈、解説です。

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■野球をカンではなく、頭でするもの
→毎日、毎日、練習をし、必死でがんばってもいい年で3割バッター。そこそこで2割台。がんばってもそれ以上が限界値。体力や気力は年々落ちる。それで終わりなのか・・・。という疑問から、「精神論で、体力、気力でやるのは、普通に当たり前。その先は、相手をしっかり見て、分析をすると、癖、特徴、予測、玉筋が見えてきて、自然に伸びる。プロは知力が重要で、体力、気力は当たり前の範疇」

■努力しても人間が絶対に勝てないものは、時代と年齢
→時流、タイミング、時期、情勢など、取り巻く環境を変えることはできない。こちらが見抜いて合わせていくしかできない。変わるのが当たり前。それを読んでいくのがプロ。年齢もとめることはできない。それを見据えて描く。(これは、あとで、元選手だった池本氏が野村談でも似たことを答えました。「野球人生は短いことを教わった。それより一人の大人として人生を歩むことを学んだ」と。)

■人には一流、二流、三流がある。
三流の人間は無視する。二流の人間は賞賛する。三流の人間は叱責する。古田は叱責し続けた。
褒めて伸ばすとか、いうが、怒ると叱るはまったく違う。「愛情」があれば絶対に相手はわかる。相手を思い、愛情を持って叱責する。褒めるときは、直接ではなく、マスコミやメディアを通じて褒める。(これは、ご本人は褒めるのが下手で恥ずかしがりやだから・・・といわれていましたが、ポロリと「自分の経験もそうだった」といわれた。実は、部下指導にはこの方法は大きく、第三者から○○さんがあなたのことを褒めていたよ・・・という風に、人を介して褒め言葉を聞くことは、とても人はうれしい。なぜなら、第三者にも自分のことが伝わっている、ということであり、一人ではなく複数に伝わっている可能性もあるから、さらに可能性が大きくなるイメージに感じ取れる。メディアならなおさら、波及効果を考えると、選手は嬉しいと思う。

■ハングリーな若者が減っていないか?(という質問に対して)
今の時代(野村監督は時代には勝てない、と言っていることがベースに語っているのが分かる)の若者に、ハングリーな人が減っている、などということ自体がナンセンス。当り前。どうやってハングリーにさせるのか。育った環境を考えたらありえない。ハングリーとは貪欲。貧しい時代、戦争の時代、苦労をした時代の人とは違う。イチローや松井はハングリーなのではない。一流なのだ。一流の人間は、現状に満足をしない。もっとレベルを高めたい。もっとうまくなりたい。もっと、もっと・・・という意欲だ。僕は金持ちになりたいが動機だった。
※前半で、半生を聞き理解できた・・・。「自分は、父親が三歳のときに戦争でなくなり、母と極貧の生活だった。野球がしたかったのではない。金持ちになりたかった。金持ちならなんでもよかった。俳優や歌手も考えた。顔が悪く、歌も下手だったから野球しか思いつかなかった。野球の研修生で首になりそうなとき、電車に飛び込んで死ぬぞー、だからやめさせないでくれ。と頼んだ。食べていけなくなるからだ」という話も。

■会場で、リーダー職が好きな人、辛い人というアンケートに対して
「なぜ、リーダーが辛いのか。それが聞きたい」と。「こんなに自分が成長させられる役割はない。自分が成長することから降りるということが分からない」というニュアンス。この人も一流なのだ、と思った。

■会場で、「ついつい部下の仕事に手を出し、自分でしてしまう」という質問に対して
「それは駄目でしょう」とひと言・・・。野村ぶし。
仕事に手を出すか、というより、「信じる、それだけ」。【信は万物の基となる】つまり、すべては信じることから始まる。手を出すというのは、その人を信じていない、ということ。つまり何もしていないのと同じでリーダーではない。リーダーは相手が育っていくことに手を貸す人。自分がやっては相手は育たない。

■なぜ、野球を力技ではなく、データなど、分析しよう、と気づいたのか。という質問に。
なぜだろう・・・とつぶやきつつ・・・野球だけでなく、「勝つ」「生き残る」ためにスポーツも仕事もしている。自分は貧乏で、仕事を失ったら生活ができない。生活をするためには、生き残るしかない。では、どうしたら「生き残れるのか」を考えた。勝つ、とか生き残るとは、「結果」だ。しかし、結果の裏には、プロセスがある。プロセスは「理」の積み重ねだ。だからプロセスを理解すればおのずと結果になると思った。

■巨人は勝てない
巨人はなぜ、4番バッターをあれだけ集めて勝てないのか。即戦力の人は、巨人にいけばいい。でも成長したい、と思う人は行かないほうがいい。(ちなみに、野村さんは巨人が大好きという前提で)
これは、会社も組織も、優秀な人を集めたら勝てるというものではない、ということだと思う。(事実、そう思います)


私の殴り書きのメモのため、意味や捉え方が違っていたらお詫びします。
ただ、「揺らがない信念」こそが、リーダーなのだ、の野村さんの言葉を見ていて、感じました。

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私もこの番組見ました。クビだと言われてから這い上がって三冠王になった、その経験が全てですね。長嶋さんのように、生まれ持った華がなくても、努力でここまで来たからこその説得力があります。
人一倍熱い思いを持っていることをほとんど外に出さない、昔の日本男児って感じですけど確かにホンモノですね。
以前いつも毒舌を吐くことについて質問されたときに「だって、そうすればマスコミが取り上げてくれるでしょ」と答えるのを聞いて、案外オチャメな人なんだなぁと思ってました。

from. ビバ・アベ : 2008年1月10日 09:04

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日野佳恵子(ひの・かえこ)。島根県生まれ。90年創業。女性(主婦)マーケティングの パイオニア企業として注目を集める。企業・主婦・ハー・ストーリィの三者共働型マーケティングを開発する。「クチコミュニティ・マーケティング」は登録商標。 [ 続きを読む ]

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