たまたま移動中に読もうとAERAを買った。
理由は、表紙が「B`s」だった・・・というのもあるけど。コンサートも行ったことないし、曲もまじめに聞いていないけど、20年間カッコいいままでいる2人の男性の活動魂には、心惹かれる。
ファンの方はぜひ、今週のAERAをどうぞ(笑)。軌跡を特集しています。
このAERAで、もう一つの特集は、秋葉原の事件に絡んだものだった。
『男男格差社会』というタイトル。
私は、女性マーケティングを拡げているけど、この本では「男に生れた現代社会の歪」を書いていた。
学歴社会の中で、受験勉強をして就職をし、それなりにいい大学へ行った人たちにも、
今、契約や派遣という雇用スタイルが増えていて、未来に不安をもっているという内容。
そんな男性のもとには、将来の家庭ももてないので、女は寄ってこない。
「女に生れればよかった」という犯人の言葉もあり、
男女同権といわれる社会になっても、女性から見ればまだまだ・・・という現実が、
男性からみれば、「男性としての期待値にやっぱり応えなければいけない社会」であり、
それが難しくなっている現代では、
「魅力的な男性グループからの脱落への不安」が、
女性以上に大きいという感じも見てとれる。
その上、「イケメン」という言葉も流行しているから、「イケてる男」組に入るのと、
入れないのでは大きな違いがありコンプレックスを増長させる。
大人の場合はまだ、こうして客観的に論評していられるが、今の子供達になると、
大人の想像をはるかに超えた恐ろしい現実があるようだ。
いくつか例が出ていたけど、書くのがつらいので飛ばします・・・。
(ここから絶たないと未来はもっと大きな社会問題になる気がする)
秋葉原のような事件を起こしてしまうことそのものは、絶対に人としてあってはいけないことで、
『社会のせい』『他人のせい』『親のせいにする』のは甘え以外の何ものでもないけど、
たしかに『社会のせい』が作り出した環境、大人はあると思う。
今後、ますますこの歪の中で育つ子供が社会へと出てくる。
中でも、男女の特性を調べている私から見れば、
男子のほうが、探究心が強く、狭い範囲のことを極めていこうとするため、
「匠」でありつつも、話べた、周辺との交流や人間関係の構築がヘタな人が増えがちになる。
モノづくり日本の今日は、男性社会=極める力の集中時代でもあった。
この結果、多くの便利な道具、ゲーム、パソコン、携帯などが世界レベルで進化した。
それは同時に、自ら男性自身が、
心のバランスをとりにくい社会をも生み出してしまったのかもしれない。
だからこそ、「心づくり」「人づくり」のためにも、探求力のある男性陣の力が、今こそ必要でもある。
犯人の1000回にもおよぶコメントの中に、うれしそうなコメントが数個だけあったという。
「タクシーの運転手と話をして、人っていいな・・・」といっている。
「会社の一斉同報メールの中に、自分の名前があった。うれしい」
というものだ・・・。
人をあやめるに至った人物が、人を求めている姿が分かる。
誰か、僕に声をかけて、といっている。
AERAの中では、犯人と同じ年代の人たちや契約で働いている男性のコメントなどが多くのっていたが、
その中に、「学校で勉強を必死でしてきたが、社会に出たら、コミュニケーション力や人間関係のほうが重要だったことを教えてくれた学校はなかった」という言葉がある。
私は工業大学の外部アドバイザーをしているが、なぜ私に?とお聞きしたら、「就職のときに企業の条件は今は、人としてコミュニケーション力があるか、といわれるのです。また、タフさ(精神力)も求められます」というお答えだった。
私は、ハー・ストーリィをしてきて、多くの大人、子供を育てる親たちと接してきた。
子育ては、未来を支える「大人」「社会人」にするためである。
「社会人時代」は、子供時代より長い。
どんな社会人にするのか、が親の仕事だということも忘れかけていないだろうか。
でも、まだ、ハー・ストーリィをしていることはあっても、社会に役立つ影響を及ぼすことは何もできていないことに、はがゆさを持つばかり・・・。
学歴、年齢、キャリアは、一つの判断材料としては大事。しかし、いったん一つの職場、社会へと出たら、人にどう信頼させ、愛され、誠実、まじめに取り組んでいるかが「人の評価」になる。
新卒が、会社訪問で、点数ではない評価で企業から、不採用を言われ続けると、答えなき不合格にパニックになる、という現象もたくさん見てきたし、今月のAERAもそのことも触れていた。
「教育は大事。知識は多くのことを救う。しかしそれと同じ・・・いや、それ以上に、その知識をどう人々や社会のために使うか、という人間を育てなければ、知識さえ武器や狂気へと変わる」
先日、たまたま全国に進学塾、家庭教師、在宅スクールを展開する会社の方々とおめにかかり、
『心を持った知識人づくり』をお願いすると同時に、参画させて欲しい、とお願いもした。
カフェ展開をはじめた私たちが、もう一つしたいこと。
それは、カフェを拠点に、「人が人に介在し、人々のために生きる姿勢と視点を持った人になることを伝える場」だ。
横にいた親友の永田潤子がつぶやいた。(彼女は大阪市立大学の社会人教育の準教授)
『日本の学校教育で忘れてきたこと。それは3つ。①人間としてどうすれば、しあわせになれるのか。②どうすれば経済的価値・・・お金を創れるのか。③どうすれば人間関係がよくなるのか』
さすが、論理的に3つをあげてくれました。
たしかに・・・私は、「自立、周囲(家族・友人・社会)、お金」という3つを急いで、今の親に、子供たちに伝えたいのだと思う。
その場を提供いただけるのは、今こそ、今日の日本を作った多くの企業(男性)の底力かもしれない。
そこを生かすには、地域の女性、母親、コミュニティ活動家などのパワーが必要だと思う。
『男男格差』を埋める活動も含めて、知恵と力を結集したい・・・と今、本当に思っています。