徹底的に聞く、同行する、暮らしてみる

最近、ヒット商品の仕掛け人の方にインタビューする機会をいただいている。

広告業界の専門雑誌「宣伝会議」主催の『プロモーションケーススタディ』という講座で、進行役・コーディネイターをするためだ。

また、新刊企画として「定番、ロングセラー製品のブランドマーネージャーに聞く」という取材もしている。

この二つの仕事で、誰よりも得をしているのは、どう考えても私自身だ。

ヒット商品、ロングセラー商品の仕掛けには、従来にない斬新な視点、トライアルの新しい取り組みにチャレンジするなど、共通項がいくつかある。

その中で、最近の大ヒット商品の開発担当者たちに、はっきりと見られる調査方法が、「定量では見えない定性調査に徹底してこだわる」という姿だ。

定性調査とは数値化できない生の声で、インタビューやヒアリングなどがあげられる。以前から行われている手法ではあるが、さらに近年は、定性の質をより徹底して追求する傾向にある。

たとえば、架空の顧客像を作るペルソナ化という手法。これは、定量、定性の両面から導きだした主たる顧客像を架空に作りだし、この顧客が喜ぶであろう商品やサービスを考えていく、というもの。

また、エスノグラフィー調査と呼ばれる「行動観察」という手法も増えている。花王はいち早くこのエスノグラフィ調査を導入し、顧客を半年間観察、インタビューするなど、消費者理解に取り組んでいる。

そういえば、P&Gに関する本を読んでいたら、調査方法に、「Living it」(暮らしてみる・・・社員が消費者と一緒に生活して用事や買物をする)、「Working it」(働いてみる・・・社員が小売店の店員となって働いてみる)という社内プログラムがあるという。

また、人と人が直接会う調査だけでなく、もちろん最近は、ネット上のブログのコメントを読む、ツイッターの内容を集める、といった「コメント収集と分析調査」も重ねて行われている。ネットは、しがらみなく、自由に、本音を語っていることが、かえって教えられるヒントも多い。

こうして、ヒット商品の仕掛け人たちは今、定量と加えて、『人の声や生身の顧客の行動そのもの』という定性調査をトコトン深めている。

「徹底的に聞く」「同行する」「暮らしてみる」という、できるだけ顧客と同化を試みてこそ、本当の顧客心理が見えてくる、というものだ。

ヒットが出ない、売れないという場合、お客様がわからない、見えなくなった、、、というよりも、「お客様のことを今まで本気で見ていない」が、正しいのかもしれない。

そういえば、「明日は、ギャル家族のディズニーランド行きに同行の予定です!」と答えられた商品開発の方がおられた。たしかにこの例は、紙のアンケート用紙だけでは見えてこないことだらけだろう、、、と今から想像する。

来月は、いよいよ『女性と企業の対話ポータルサイト 暮らしの根っこ』をオープンさせる。

何度も何度もリリースしては、納得できずに一年を費やしてしまった。

「ワタシが主役」という書籍を昨年出して、あれから一年。本当に世の中は、生活者主導の「声を聞く社会」へと変わった。

お待たせした関係各位にお詫び申し上げます。でも、新しいサイトに、ぜひご参加していただきたい。

9月14日、「声を聞く、生活者主導マーケティングの実態~ソーシャルマーケティングとどう付き合うか」と題して、セミナーを開きます。定性調査の手法についても触れていきます。


お申し込みはこちらから

https://www.herstory.co.jp/oubocom/hs_seminar/



主婦マーケティングトレンド2010 満員御礼

先日、「主婦マーケティングトレンド2010」というセミナーをさせていただきました。

毎回、セミナーは、100名近い定員オーバーで満員御礼となります。

本当にありがたいことです。

次回の27日も満員です。

http://www.herstory.co.jp/corp/seminar/2010/03/24/121713.html

この次は、6月になります。また公式サイトのトップに告知しますので、よろしくお願いします。

 

さて、内容ですが、「2010」と題した責任がありますので(笑)本気で最新トレンドと、過去からの女性たちの変遷とマーケティングの変化をお見せしました。

たとえば、いま、ビジネス書では、「フリー」という本が売れています。「フリー」は、限りなく無料・自由という商品・サービスの環境に向かう、というものです。

フリーペーパーは、いま、飽和状態。情報は、ネットでも、紙でも、「タダ」で読むもの、もらうもの。

サンプル、試食などの販売方法といった過去からある方法だけでなく、

You Tube だって、動画見放題の無料。ウィキペディアは、無料の百科事典。人々の知恵の結集です。

そんな中で、情報を得る消費者は、「情報をどう選択し、加工するか」という賢く、高度な消費方法そのものに、価値と競争がいきます。

たとえば、女性雑誌の「付録」。いまや女性雑誌は、雑誌がメインではなく、【付録】がメイン??

どっちが主で、どっちが副か不明です。

そういえば、こんな記事を見つけました。

↓↓これは、男性の方や女性雑誌を読まない女性マーケッター(笑)に役立ちます。

最新版「オトコのための女性誌講座」
宝島社好調の理由はこれだ!!

ビジネスモデルの変革と消費者の動き。

どっちが先の変革でしょうか・・・。実は、消費者だと思います。

提供されるサービスを使う日々の中で、使い手は、変化をさせていきます。そこにニーズが生まれ、早く気づいた人が、サービス化、ビジネス化します。

だから、消費者の中に入った目線が大事(コンシューマーイン)。しかも、主観にならず、客観的に物事を見る(インサイト)ことが、ビジネスをする者には、求められます。

ダーウィンの進化論は、あまりにも有名ですが、強いものが生き残るのではなく、変化対応するものが生き残るのです。

「フリー」の先に生まれるビジネスの形も、もう動き始めています。

 

 

新人に読ませたいマーケティング本「もしドラ」ほか

今週は、いよいよ4月を迎ますね。街にも、桜の花が咲き始めています。

今年もわが社は、新卒が入社してきます。

 

この時期、若手におススメする書籍をいくつかあげます。

最近の本では、「もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの【マネジメント】を読んだら」岩崎夏海(ダイヤモンド社)。

この本は、「マネジメント」の本ですから、経営者、管理職の方にも、十分に対応できる内容です。

 

それから、少し前の本ですが、わが社の新卒の推薦図書にしてきた本は、高橋朗さんの書籍。

どれも勉強になるし、分かりやすいものがいっぱいです。

中でも、「黄金のおにぎり」「マーケティングは愛(銀座ママ麗子の成功の教えシリーズ」は、いつになっても、商売やビジネスに関心のある人には、明快で、分かりやすく、良書です。

若手はもちろん、マーケティングがわからない、という方、営業の方、新人経営者の方には、おすすめします。

私自身、執筆する者としても、こうした【誰にでも分かりやすくする】という切り口は、それだけでマーケティングの勉強です。

多くの人に読んでもらえる本は、ただ、真面目に書くだけでなく、大勢の人に手にとってもらうためにどうあるべきか・・・。

「もしドラ」などは、本当に、この本の企画力そのものに脱帽です。

 

女性(男性)マーケティングを男性(女性)で成功させる視点

よく「女性が社内にまったくいないので、女性向けの商品を作るのに、まずいと思うのですよね。うちの会社も女性を活かさないと・・・」といわれることがあります。

たしかにそれは一理あります。女の気持ちは女。もちろんその逆も。

女性客を集めるために、女性チームで作る商品開発とか、女性支店長の銀行とか、女性スタッフだけがいる店舗を作ったというニュースを見聞きしたりします。

ただ、【女性客を集めるために女性を】というのは、プレスや話題ネタに使われますが、その逆はあまりありませんよね。なぜかとよく考えていただきたいのですが、【男性客を集めるのに男性】が成功法則ではないからです。

ちょっと考えたらわかりそうなのものですが・・・。

先日、宣伝会議主催のセミナーで、花王のブランドマネージャー深澤勝義さんとトークをさせていただきました。http://www.sendenkaigi.com/kyoiku/case/

深澤さんは、「アジエンス」「セグレタ」の開発、「エッセンシャル」の大幅刷新などを手がけ、09年8月に「アタックNeo」を世に送り出しています。ご存知、花王は、「主婦」が圧倒的に顧客の生活用品を作っています。中でも、シャンプーや洗剤は、女ゴコロが重要の代表格でしょう。

そんな深澤さんに、「女性向け・・・中でも主婦向けの商品をヒットさせていくのに、男性であることのデメリットはないですか?」とお聞きしたところ、即座に返ってきました。

「男女の前に、マーケッターとしての視点、感度があるかが先です。このセンスのない人は、マーケティングには無理です。部下にもトコトン、この視点を重視して育成します。女性の場合は、購買者としては当事者ですから、欠点は、主観になりがちなところです。男性はその点、客観的になれます。ただし、男性は、その資質や感度がない人の場合、当事者にもなれませんから、そうなると花王では論外ですが・・・」

とのこと。

本当に、その通りですね。

男か女かの前に、「視点と感度」を鍛えること。

深澤さんは、部下の企画書に、この感度がないと、何度も何度も差し戻しをするそうです。

その基礎力の上に、当事者目線や客観的な経験値を乗せて、ヒット商品を実践で体得していくことでが大切なのでしょう。

 

女性顧客開拓のために、女性社員のチームを作る・・・

男性顧客開拓のために、男性社員のチームを作る・・・

となると、シニアならシニア、子供なら子供社員のチームということになってしまいます。

会社として、顧客開拓のためには、きちんと、「マーケッターとしての目線を創る」ことの鍛錬に時間を費やすことが大事という視点を持つべきでしょう。

多くの女性チームの現場にいくと、【会社に指名されてこの部署にいるのですが、何をしていいのか。どこから手をつけていいのかわかりません】というびっくりする話を聞くことがあります。

その結果、社内で成果が出せず、苦しんでしまう担当の方も多く出会います。

それでは本末転倒で、本人にとっても会社にとってもよくありません。

海外では、こんな問題は、あり得ません。

なぜなら、雇用だけでなく、マネジメントや経営感覚を学ぶ機会も男女平等に行われるからです。

しかし、この日本・・・とくに中小企業では、女性の管理職もとても少なく、経営感覚やマネジメント視点を学ぶ機会が少ないまま、仕事をしている人が多いのが現状です。

そんな環境の女性たちに、ある日突然に、「女性客のための企画を考えて」とか「女性向けの店づくりプロジェクトに入って」というのは、酷といえば、酷です。

男女を問わず、マーケティング視点を養う機会をまずは作ることが必要でしょう。

ハー・ストーリィには、女性マーケッター養成講座というのがあります。また、男性管理職向けの女性活躍風土を創るための研修を行っています。

そこでは、女性たちに何を身につけてほしいか、何を提供する会社や男性管理職であって

ほしいか、をお伝えしています。

売れる商品、会社づくりは、男女の前に、【マーケッターであること】が成功の視点です。

当たり前といえば当たり前なのですが、なぜかそこが軽視されたり、すっぽり抜けることがあります。

日本一、女性を集めているといわれているサイト、料理レシピの「クックパッド」、幼稚園ママに配布する情報誌で全国展開を目指している「リトルママ」、年齢肌で有名な「再春館製薬所」など、女性向けのビジネスをしている会社のトップが男性は、多いのです。

時代変化が激しい中で、マーケッター視点とは、「顧客視点」。花王は【インサイト】です。

顧客と同化し、顧客側から観る目を持ち、それを主観にせず、企業の資源や体制と調整し、顧客に返すことで、利益を上げることがマーケティングです。

マーケティング視点を社員全員に創る会社が、これから残るでしょう。

 

新刊「ワタシが主役が消費を動かす」ダイヤモンド社

hon.jpgワタシが主役が消費を動かす ダイヤモンド社1500円

      

 

久しぶりに新刊が出ます。かなり濃い内容と自負しています。

調査データ、事例などが、これでもか!と、たっぷり出てきます。

先日、事前に読んだ方から、「ここまでてんこ盛り内容にして・・・3冊分ぐらいの中身です。もったいないです」といわれました。私も、ちょっと欲張りすぎた気がします。

原稿を書きながら、「あれも、これも」と思うのは、自分で書いてしまう人間のデメリットですね。

それだけ出版をしていなかったので、数年分の出来事、変化をまとめて、惜しみなく出した、という感覚でもあります。

テーマは、マーケティング。中でも、「消費者はどこにいるのか・・・そして、どこに行くのか」というような内容です。私生活者(既婚女性)をずっと追い続けてきた中で感じる、近年の変化をずばり書きました。

一字一句、全部、自分で書きました(・・・とあえていうのは、実際は、書かない方も多いので)。私の本は、全部、自分で書いています。そのため、どうしても時間がかかりますし、何よりも、言い回しに癖が出たり、ボキャブラがないので、簡単な言葉の連呼になったりで稚拙です。

ライターの方にお手伝いいただいたものは、【図解本】といわれるムック版だけですね。。。それだけに、読みにくく、何がいいたいか不明の箇所などもあるかもしれませんが、素人文章は大目に見ていただいて、ぜひともよんでみてください。

私が精一杯、今、そして未来を感じるままに書きました。

アマゾンで予約開始しています。

正式には8月31日発売。日経朝刊に、ダイヤモンド社の広告も出るようです。

見えにくくなっている消費者を理解する一冊として、おすすめします。

 

アマゾンの先行予約はココからです!

 

 

                               

人に伝えるには、「エンタメ」&「シンプル」が一番!

ひさしぶりにすばらしい講演を聴きました。
講演というより、「伝え方」のプロでした。
内容もですが、「誰もが関心と興味を持つ」ということにかけては、今まで見た中で一番だと思います。

講師は、スターブランドの村尾隆介さんです。
この会社は、「小さな会社のブランド戦略」を仕事にしています。
もともとはホンダの社員だった彼は、その後、独立して、「小さな会社」にわかるブランド戦略をどんどん実行し、1000社を目指しているそうです。

「小さな会社のブランド戦略」をはっきり出して発信しています。
社名の「スターブランド」というのも、そこからきています。
一番星!!って感じでいいですね。

先般からココで紹介しているワイキューブさん主催セミナーの講師で来られました。


もちろんすばらしい講演というのは、たくさんあります。
話し方のうまさもあれば、話し方は下手でも、経験や人間味といったものがあれば、すばらしいという方も本当にたくさんおられます。
今までもそうしたすばらしい話をたくさん聞く機会がありました。

しかし、今回のは、「人に伝える」という手法そのものを学びました。
エンタメ性も高く、しかもちゃんと内容が誰にでも、分かり、楽しく、面白く理解できるというものです。だからこそ「小さな会社のブランド戦略」ができるプロなんだ、とも感じます。

よくよく考えたら、ブランド戦略とは、人々にわかりやすく企業を伝えることなのですが、ブランドを仕事にしている専門家のセミナーにいくと、なぜだかとっても難しい内容のことがよくあります。

村尾さんのセミナーの何がすごいか、というと・・・
■リズムがある。
■音楽がある。
■資料が、一枚に1つずつのメッセージや写真。
■ジョークやユーモアがある。
■みんなに一瞬考えさせ、答えを出す
■参加者同士で名刺交換をしたり、会話をする時間をもうける。
■大企業と小さな会社の違いなどを「実際の現物を出して比較」し「メリット・デメリット」を視覚的に伝える。
■日ごろみんなが見ている近所の店、街の情景、テレビCMなどを使用し、身近さを感じさせる。
■でもかっこいい。小さな店だって、それなりの「魅力が作れるんだ」って希望がわく。
■素人でもあっという間にブランドができる気になれる(勇気・元気・挑戦意欲がわく)
■サービス精神が旺盛。
■メリハリ。大きい、小さい、聞く、話す、考える、とまる、早めるなど。
■遠い先生の気がしない。気軽にわが社にも来てくれるかも・・・と感じる。(でも、世界中を勉強している)
■たくさんの事例を知っているのがわかる。世界も近所も。

などなどいっぱいあります。


と・・・・ところで、セミナーの中で、村尾さんが、「ハー・ストーリィさんが来てくれました。僕は7年前にホンダの社員だったときに、日野さんの本の中で、未来を絵にする、というくだりに感動して社内で実行し、いっぱい賞をもらったり、ホンダに今でも根付いています。今日は恩返しができました」といってくださいました。
びっくりするやら、うれしいやら。
書籍ってすごいですね。自分の書いたことをこうして誰かが実行し、7年後に再会し、こうした場で、うちを講師がクチコミしてくれています。

村尾さんのブログに、なんとハー・ストーリィのことがしっかり書かれていて、もっともっとびっくり。
村尾さん、ありがとう!!

でも、多くを学んだのは私のほうです。
シンプルに、アイコンでひと目でわかるように。

本当にそうですね。普通の人たちにわかることが今、とっても大事だと思います。

女々しい男でいこう!(NBonlineコラム)


なかなか面白いコラムを読みました。

【女々しい男でいこう!】
だって男が好きだから
http://cmad.nikkeibp.co.jp/?4_31834_376902_148

ハー・ストーリィは、女を連呼している会社ですが、実は男性支援会社です(笑)
講演で、「私は男性の味方です」といって、最近、お仕事をいただきました。

これは解説すると、男女論ではなくて、繁盛支援です。
「もっと商品を売りたい」「売上をあげたい」
というのが企業の課題ですよね?
そのために、日夜、努力されています。

その売りたい商品の購買決定が、女性である、という商品のときに、
実は、戦略を考えている人が男性である、という組織では、
「自分の考え」が正しいと思いがちですが、女性はまったく違うのだ、ということを知ると、
戦略を変えることができます。
「売上アップ」という目標は同じです。
しかし、戦略、戦術が違うと、結果が違ってしまいます。
男性が考えるマーケティングは、女性には響かないことがある、ということを知っていただくことで、「目的達成」を応援したい=男性支援 なのです。

この方程式は、女性(生活者)にとっても「楽しい買物」を実現でき、男性(企業)にとっても嬉しい構図が作れますから、win&winなはずです。

この単純な法則を語り続けています。
が、どうしても「女性が」とか「購買決定の8割は女性」とか「女性の時代」とか、いってしまう旗振り役になるので、誤解されることも多く、男性vs女性と思われることもしばしば。

セミナーのタイトルで『女ゴコロを・・・』なんてついていると、怪訝な顔、不満な顔、硬直している顔の男性管理職の方々が並んでいます。
そこで、最初にできるだけ正直に、「売上アップが目的です」「成果があがれば、みなさまのお株があがり、評価もあがり、会社も繁盛」「男性の味方です」なんて話から入ると、空気が変わります。

このコラムには、かなりの反響で、コメントがどんどんついています。
どちらかというと男性が多いようです。
本音が垣間見れて面白いし勉強になります。

男性って大変です。
男は縦の本能(上下、勝者、自分のプライド、周囲の評価など)と女は横の本能(同等、共感、仲間、共存)がDNDです。

弊社のトップページの男女の買物脳度のグラフも、さすがに数千人規模のデータになると、男女では買物行動が確実に違うことが、はっきりと見え始めました。『買物脳グラフ

ただそれだけのことです。世の中には男女の2つの性しかありません。
互いが愛し合って、認め合って、大切にし合って、次世代を創るように神様(理論ではまったく誰も解説できない神秘)が創造しました。

このコラムを読みながら、男性も女性も、その型にはまりつつも、楽しみと苦しみを抱えて生きているのだなーと、となんだか考えさせられました。

この手のネタは賛否両論かもしれませんが、それがまた大切なことかもしれません。


バズ・マーケティングとバイラル・マーケティング

毎朝のように今年に入ってから日経新聞には、口コミという言葉が並んでいます。

web2.0のおかげで、周辺がにぎやかになってきました。今年に入って、急に口コミの仕事の相談が増えています。

ところで、口コミという言葉は、日本では身近で分かりやすいと思いますが、類似した言葉で、ネットをつかったマーケティングに、バイラル・マーケティング、とか、バズ・マーケティング、という言葉が目につくようになりました。何がどう違うのでしょう。はっきりいって、みんな混戦、ミックスしてクチコミマーケティングを表現するために使ってはいますが・・・。

前回、クチコミとは何かを書きました。人が会話の中で、商品やサービスのことを話題にすることです。

■バイラル・マーケティング
ウィルスをイメージした言葉です。感染といったほうがわかるでしょうか。
人から人へと情報が広がっていく様を、口コミという行為そのものではなく、伝播してどんどん拡がっていく、というイメージで使っています。マーケティングにクチコミを取り入れることで、バイラルが起きる(連鎖して感染していく)戦略とでもいいましょうか。ようは、クチコミは人々の行為として起き、その結果、実際に流行性感冒のように、話題が拡がっていく戦略がバイラルです。

■バズ・マーケティング
バズ(buzz)とは、蜂がぶんぶん飛ぶイメージで、がやがや、さわがしい、噂が広がる、という感じ。なので、「人が話題にしている姿」や「その経路」を指している感じでしょうか。口コミがしゃべる宣伝に対して、バズはそれをしゃべっている様ですね。

さて、ついでに周辺用語を押さえておきましょう。
■ハブ
クチコミが拡がるにはキーマンが重要です。ハブとは周囲に影響を与える人です。
専門家、タレント、人気者、カリスマ、スポーツ選手、ある業界に特化したプロなど、発言力を持ち、多くの人に情報を波及させることのできる存在の人です。

■インフルエンサー
言葉の通りインフルエンザ(流行性感冒)を人でイメージしたものです。クチコミを拡げてくれる人ですね。
なんだか風邪にたとえられるのがどうなのかとも思いますか゛・・・

■シーダー
ハー・ストーリィでは、普通の主婦の方々の話題性、クチコミを集めたり、拡げたりする仕事をしているので、ハブでもインフルエンサーでもなく、話題を拡げていく人をシーダー(種をまく人)と呼んでいます。
クチコミは、どうしてもマーケティングに絡めると企業の意思が動くので、やらせになっていくと商品への信頼性、ブランド力、持続力がかえって減退します。
あくまで、「よかったら」「関心もったら」「興味があれば」として、いいモノの情報だけをちゃんとお伝えし、本人の判断にお任せるすることが正しいと思っています。
そうすると「こんなものがあるなんて知らなかった」「ありがとう、こんな情報がほしかったの」と喜んでくれる方も大勢おられます。
それが爆発的にヒットするかどうかは、あとは商品力。私たちは「ちゃんと伝える」ことに徹することだと思っています。シーダーさんは、好奇心旺盛で、情報を上手に活用し、暮らしを賢く生きる女性たちです。

■シーディング
最近、私もびっくりした言葉がこれ。自分でシーダーという言葉を創ったのですが、なんと、シーダーを見つけて、情報を「植え付け」るという意味で、ネットのクチコミ仕掛け人たちが、シーディングという言葉を使っています。
私の言葉もまんざらイメージと遠くはなかったようですね。シーディング・・・これから耳にしていく言葉でしょう。お陰でシーダーという言葉がより脚光を浴びそうです。

なんだか最近、小難しい漢字だらけですが、基本は何もかわらなようですね。
私の著書、クチコミュニティ・マーケティングは2001年の本ですが、時代は今こそ、クチコミマーケティングになってしまったようです。
これからの未来は、どこへいくのでしょう。
いい社会づくりのために、活動していきたいと、振り回されないようにしよう、と日々、感じています。

経験のない人にいい仕事を望んではいけない

テレビを見ていて、たまたま女子大学生が「今、ニートの研究をしているんです」といい、「ニートの研究って?たとえば?」と司会が聞くと、「どういう家庭環境だとニートを作るか、という調査をしたんです。そしたら、家庭環境が複雑とかではまったくなく、親が子供に、自分のしたいこと、好きなことをしていいよ、といっているところが多いことがわかった」と答えていました。

これには私も最近、心あたりがある。子供ではなく、大人の場合・・・。
たとえば弊社に、マーケティングを学びたい、ハー・ストーリィで勤めたいといって転職をしてくる人がいる。弊社は成果主義が導入されている。つまり「売れる人が給与が高くなる」という仕組みがある。中途で入社をしてくると、研修期間はあるけど、それでも遅くて一年、早くて半年以内には成果が求められる。成果とは基本的に「自分の数字+営業職として会社に貢献すべき数字」だ。
すでに数字責任を持っている人や弊社に数年在籍している人たちは、この制度の中で生きてきた人だから、あとから入ってきた人に、「中途だから即戦力ですよね」と望む。
当然、それが最高だけど、中途=社会経験がある=前職の仕事経験であって、必ずしても「数字達成のできるマーケッターとしての完成」はしていない。

それどころか、多分、いきなり30代、40代の人が会社を辞めて「好きなことしたい」「花屋をはじめたい」「カフェをしたい」と思って独立しても、だからといって成功する人は少ない。年が多く、社会人を経験していれば、マーケティング力が全員高く、売上げが稼げ、成功できる・・・なんてことはありえない。
とくにこの日本では、学校時代から、「稼ぐ」ことを教えていない。どこか「お金の話」はタブー感があり、本当は社会に出て、何屋になっても、給与を得たり自営業をするには、食べていくためにお客様からお金がいただける【マーケティングセンス】が必要となる。マーケティングセンスとは、「店づくり力⇒集客力⇒販売力⇒改善発展力」の循環だ。
中でも、女性で社会人になって、この「自分で数字を作り出す力」を養っている会社は、多分、リクルートぐらいだろう。
経営者になって、多くの会合に出ると、男女を問わず若手経営者の多くはリクルート出身。これは有名な話。逆にいうと、リクルートはどんどん優秀な人が独立してきて、それでも大丈夫な会社・・・。はっきりいって凄いこと。
では、リクルートがどうしてこんなことが出来ているか・・・というと実は、「最初から新卒採用しかしない」「全員が採用担当意識」「営業会社として同じような先輩がどんどん集まっている環境がある」という風土・土台を作ることからはじめた歴史がある。

さて、一般のほとんどの会社ではこうした風土に徹底してこだわった会社がない。
なおかつ急成長の会社であれば中途入社を増やすから、どうしても「同じカラー」の土俵ができない。それどころかすでに他の会社の癖が身についてきている人たちの集団になるから、新しいカラーに全体色を作るのは新卒だけで採用を繰り返してきた会社の多分、10倍の労力がかかる。
それは中途がいけないとか新卒がいいという意味ではまったくない。それが自然なのだ。

話は戻るけど、「ニートの話」を聞いたとき、「見た目は大人だからといって、即社会でまともな人生を自らが選択し、生きていける人ではない、ことを周囲の指導すべき立場の人間が知っておく」ことがいかに重要かを感じた。
ではどうするのか。指導すべき立場の人は、「自分の得意は?」「自分のしたいことは」「自分の夢は」という前に、まずは「どんな得意な世界があり、どんなしたいことを見つけられ場があり、どんな夢が世の中には存在するのかを体験させること」が役割。個性の時代、ほめてのばす、好きを仕事に・・・と私もよくいう。しかし、これを勘違いする人がとても多い。
個性は、ある一定の土俵の上で発揮するもの。その土俵を与えるのは、導くべき指導者(親や上司)であり、コーチ役。
たとえばスマップが、ばらばらの個性なのは、スマップという土俵があるから生きる。イチローがすばらしいのもチームという土俵があるから発揮する。土俵はオーナーや監督、コーチが作るもの。個性はその上で発揮されるもの。メンバーの最高の成果、パフォーマンスが発揮できる土俵を作るのは、すべてオーナーや監督、コーチという演出集団の力なのだ。

「自由にしていいよ」ほど、人を育てない指導方法はない。
明確にチームとしての理念、方針を伝え、本人に何をしてほしいのか(チームのポジションを与える。ピッチャー、キーパーなど)を明確にし、その場所で最大の力が発揮できるトレーニング方法を与え、そのメニューをきちんとこなすよう指導する。それが指導する人たちの仕事。
何も与えず、何もルールがなく、何も役割を明確にしない場所で、「好きを仕事」には、最悪の結果となる。マネジメント者の責任が大きい。

一本立てるとは偏ること?

私は常々、事業は「一本立てましょう」といっています。
一本立てるとは、いわゆる独自性で、理想はオンリーワンです。
しかし、これを伝えるのは本当に難しいし、これを作り出すのは、本当に難産です。
でも、わかりやすくいえば、「偏ってみせる」です。

実は、先日、社員から、「クライアントから、ハー・ストーリィさんは女性女性というけど、今は男女が半々の会社も多いし、日常で男女を意識している会社なんてそうない。古いし、偏っていないか」といわれた・・・と相談をうけました。
私は、「よかったね」と答えました。

そうなんです。「偏って見せること」が大事であり、そのほうが仕事はやりやすいし、「品質は偏る必要はない」のです。
どういうことかというと、弊社の場合でいえば、「女性専門」「女性のクチコミ」「女性育成」と叫んでいますが、【女性にトコトンこだわっている】ことを発信していることによって、コンサルタント会社とも競合しないし、マーケティング会社とも競合しないし、広告会社とも競合しません。
業種ではなく、「特徴」を「偏って出している」から、「今さら古いんじゃない」という方はクライアントではないので気にしなくていいし、何よりも、「クライアントじゃない、と互いが判断できる」ことはとても仕事をするうえで大事です。

古臭い、偏っている・・・は大いに誉め言葉!
「〇〇だね」といっていただけることが最高で、偏らない存在になることは、目立たないことだし、指名されにくいのです。

もちろん市場性というのがあります。
古臭い・・・はときに、「市場が減っている」ということもあります。「女性」にこだわること」は、市場性が減っている分野です。でも、だから「ニッチ」という言葉もあります。「ニッチ」は人があまりしない場所に特化することで、市場性が減っている場所は、人が去っていくので、勝手に競合が減ります。

ということで、「女性」にこだわる・・・は3年が勝負です。
ではなぜ、「女性にこだわる」のか・・・。「社会を創るため」です。
事業とは、「今」をみながら「未来へのストーリィ」を作り上げていく脚本家のようなもの。
今は「女性にこだわる」ことが大事。でも、そこに目的がないから、偏っているといわれて大成功と思えます。もともと私は「人が大好き」ですから、女性か男性か、というこだわりを持っていないのです。。。(本当です) 進化する社会の中で、人がどう生きればしあわせになれるのか・・・を考えて、未来づくり貢献できる企業でありたい・・・と思って仕事をしているのであって、その一番のとっかかりが、自分の体験から生まれた「女性支援」でした。
さて、その先は?「子供を生みたい社会を取り戻す」であり、子供の数の問題ではないと思っています。
それは、男女の問題ではなく、人の生き方、価値観の問題になると思います。

私なりの社会への貢献をできるだけ最大限手にするために、私は今、「女性」に偏っています。
みなさんも何かに偏ってください。偏ることは、何が好きか、何のプロか、何に詳しいか・・・が明確になることです。それがたとえ一部の人に支持されることであっても、その人たちはきっととても救われます。

大阪でネットビジネスで成功したい方へ

4月13日、大阪でネットショップ様向けのアフィリエイトセミナーのゲスト講師で伺います。
このセミナーは、ネットショップとアフィリエイター(個人販売代理)をマッチングする会社のA8(エーハチ)さんが主催です。

去年からゲスト講師でお招きいただいていて、東京、福岡、広島、そしていよいよ大阪です。まさに巡業ですが、とても勉強になると思います。(自分の講義のことではなくて(笑)、アフィリエイトという世界を知ることが・・・)

ハー・ストーリィでは、小売として子供古着とリメイク雑貨のリシュラ&リシュリシュを経営していますが、ここのリシュリシュ「楽天店」での売上げは、正直、今は半分がアフィリエイターからの紹介です。
最初は、ネット上で個人の人がブログや掲示板にリンクやバナー、紹介記事を書いてくれても、そんなに売れるものだろうか・・・と疑問でしたが、今となっては、なくてはならないネットワークです。

A8さんは、こうした個人販売者の個人個人と、店舗をつなぐというインターネットならではの事業をしています。楽天の場合は楽天内部でこうした仕組みがあるのですが、A8さんの場合は、どちらかというと、フリーランスの個人と、独立系ショップのお見合いサイトといいましょうか・・・。

こういうA8さんのようなサイトビジネスをみていると(正式な社名はファンコミです)インターネットビジネスってすごいなーと感心するばかりです。
わかっている人にはすごい世界で、わかっていない人にはまったく未知の世界だから、面白いのでしょうね。とにかく「新しい小売方法」を模索している人には、知っておいて損はない世界です。
セミナーのご参加をおすすめします。もう少しぐらいは席があるようですが、かなり満席に近いようなので、早めに聞いてみてください。
では、大阪の方、13日には会場でおめにかかりましょう。

人の心に響く言葉とは?

人の心に響く言葉、話し、文が書ける人たちには共通の特徴があります。
それは、「大勢のためではなく、聞いている人、読んでいる人があたかも自分に語りかけられているかのように感じる」という特徴です。

企業のマーケティングやブランド戦略にも「マスマーケット」(広く大きな市場)から「パーソナルマーケット」(個人ひとり一人のニーズに対応)とよくいいますが、実はこれも同じ特徴で実践できます。
大企業であっても、個人のニーズに応えるには、「目の前の人にとって、あたかも自分に語りかけているかのように感じる」ようなホームページ、パンフレット、CMを作ると、まったく同じ効果になります。
それが結局のところ、個人個人の共感を呼び、誰もが「自分のこととして共感」することで、強いファンを作り、大勢の人たちに支持される力を持ちます。
それが現代のマーケティングです。個人と個人がつながっているように発信することが、結局は大勢の人に支持されるというマーケティング手法がとても大切です。

実は、これを確実に実行しているアーティストがいます。
先日、かの松田聖子を抜いて連続26曲第一位獲得を達成した歌手の浜崎あゆみさん。

たまたまテレビを見ていたら、ある番組で、どうして浜崎あゆみがここまで人に支持され続けるのかを町の人にインタビューをとると、多くの人が「歌詞に感動する」「歌詞を聴いていて涙が出る」「歌詞を聴いて自分と重ねる」と答えたのです。もちろん浜崎あゆみのスター性もありますし、普通ではありえない多きな瞳やファッションセンスもありますが、圧倒的に歌詞を支持する人が多かったのです。
そこで番組では、浜崎あゆみの26曲全てを分析し、どんな歌詞がよく使われているのかを調べました。

・君47回・私33回・僕32回・あなた18回・愛16回・出会う12回・笑顔12回・夢10回・愛する10回・言葉9回
だそうです。

ある大学では卒論に浜崎あゆみの詩を取り上げて分析する学生が多いといいます。中でも心理学。
そこでは、「君」という言葉について「聞き手が浜崎あゆみから『君』と呼ばれることによって、歌い手と聞き手が親しい関係を築ける」といいます。また、「孤独とか絶望とか大人になりきれない心理が表れていて、自分だけがこういう状態じゃないと分かって共感できる。というのもあるようです。

実は、「人の心に響く言葉とは?」の回答は、この「一人称」にあります。
会場に大勢の人がいたとしても、サイトの掲示板に多くの人がアクセスしたとしても、出版で多くの人に読んでもらいたいと思っていたとしても、実は、メッセージは「君」や「私」なのです。
あるベストセラー作家の方が、「僕はいつも作品を書くとき、娘のために書いている」といわれたのを思い出します。

大企業のホームページであっても、担当者の顔が見えることや語りかける口調が大切です。
野菜を買うとき、よく「生産者の顔や作り手の名前を書く」というのがありますが、これもこういう心理に似ています。
売上げを上げたいと思う方は、大勢に買ってもらいたい、という前に「娘のため」「父のため」「彼のため」と思って真剣に考え、販売を心がけ、メッセージを発信することが、とても大切です。いつでも私たちは、たった一人のために真剣であることのほうが大切なのです。それこそが多くの人の心に響く言葉になります。浜崎あゆみさんは、「浜崎あゆみプロデューサー」と自らがいい、自身をプロデュースするプロと聞きます。そのためのプロジェクトチームを持ち、徹底して「浜崎あゆみブランド」を作る。多くのファンを惹きつけ、長い間支持され続け、人気を不動のものにする仕掛けには、「ひとりの人への語りかけ」というマーケティングが生きているようです。

主婦はどこへいった??

「チーズはどこへいった」という本がありましたが、パクリではありません。
ハー・ストーリィには、特命チーム「生活研究プロジェクト」があります。このチームは、半年に1つのテーマを追っかけて、調査、分析をし、時代の変化をマスコミ発表しよう、という取り組みをしています。

昨年末にまとめたのが「今どきの主婦の特性を調べてみよう」でした。
そして、仮説で、多面的な女性が多ければ、「主婦に変る新語をつくろう」という勢いで進めてきました。
今日は定例月例全社員会議だったので、このネーミングを社内募集した結果を発表しました。
全社員参加でネーミング募集をして90を超えるネーミングが集まりました。さすがハー・ストーリィ社員は、ノリがいいと感激です。
実は、ありがたいことに、この内容の出版も確定していて、ネーミングは残念ながら出版社に採用されませんでしたが、社内で投票を厳正に2回実施し、3名の優秀賞を発表しました。
『主婦』に変る名前として、第一位は2名。倉本さんのMAW(マウ/マルチアクティブウーマンの造語)と河合さんのCAM(キャム/キャリアと両立とママの造語)。そして、第三位は吉岡さんのウィズリー(一緒のwithとレディの造語)です。

さて、調査の詳細な内容ですが・・・

主婦像については、6分類7パターンにカテゴライズできています。
これについては、年末の段階では「6+1(セブン)」と命名しプレス発表しています。今回はこれらを総称した「現代主婦像」をひとくくりにしたかったのですが・・・。

調査結果が欲しい方は、プレスリリースの本文中にPDFがあります。PDFなので本気で欲しい人だけダウンロードしてください。

この調査の最大の発見は、6タイプ、7分類という、想像どおり多様なタイプにキレイに分散する主婦像ですが、なおかつ、それは状況によっても七変化にいつでもどこでも変化をしてしまうこと。そしてさらに大発見は「下流社会」ならぬ「下流的無気力感の主婦」が25%、全体の1/4で第二位の比率でいるという発見です。
もちろん、これは自分は下流と思っているのではなく、「意欲をなくしている」という無関心派の存在の大きさです。これは、かなり怖いデータで、あらためて社会のひずみの中で、主婦の心の様子、状態を知った気がしますし、ニートなどの問題と同じように、母親の無気力さは、本気で考えていかなければ、未来に危機感を感じます。20%は正直、大きいです。
この女性たちを私たちは、「NANO(ナノ)主婦」とネーミングもしました。(No Action No Obligation) 主婦層の略。文字通り、行動せず主婦としての義務を果たそうともしない主婦たちの事を指します。

イメージは・・・
・40代前半の専業主婦。未就学児童、小学生低学年の子供を持つ母親だが、何ごとにも積極になれない。家計管理意欲が低く、夫が家計管理を行っていることも多い。
・子供のために、季節感を取り入れた手作りの夕食を作ることもあまりない。子供の教育にも無関心で、教育は親が時間をかけて行うものだとは思っていない。
・自分の現実、未来に対しても非常に消極的で、自分はこうありたい、こうなりたいといった自己実現意欲が7つの主婦層の中で一番低く、社会の第一線で活躍したいという気持ちも低い。
・ファッションへの関心も低く、美容関連商品への興味も薄い。夫に包容力を感じておらず、夫に対するパートナー意識も低い。

●今回の調査で「NANO主婦」は、実に全体の四分の一を占め、7つの分類の中でも2番めに多いボリュームゾーンだった。
●「NANO主婦」は、20代には存在せず、40代を中心に30代から 50代まで分布している。結婚当初愛情に満ち溢れていた家庭が、夫婦の絆がほころんでいくに従って空虚なものとなり、人生を楽しむエネルギーを削いでいく現実に沿って、始めはラブママタイプから、移行する傾向にあるのが特徴的。「自分は何をしたら良いだろう。」と問いかけても子育てにも時間をさかれるため行動する力が沸いてこないのが彼女たち。

・・・あなたの回りにNANO主婦はいますか?
そしてこれをどう考えていきましょう。それがハー・ストーリィの役割でもある気がしています。

コミュニティマーケティング

8月3日、渋谷のデジタルハリウッドで、「実践・コミュニティマーケティング~いかにして企業は顧客を味方にするのか~」というテーマのフォーラムに講師として参加させていただきました。
すばらしい講師陣で、午後から夜まで長時間のフォーラムで、久しぶりに充実していました。
当日の様子は以下です↓
http://ac-f.net/log2005.html

振り返ると、私はたまたま15年前に家庭にいる主婦の人を応援したい、と思いついて、会社を立ち上げると同時にコミュニティを創りました。具体的にコミュニティというと何かというと、「会員登録制の人材バンク」を作ったのですが、単なる人材バンクではなく、コミュニティ要素の強い組織にした、ということです。

たとえば、定期的にイベントをしました。具体的には、フリーマーケット、講演会、セミナー、パーティ、主婦のための名刺交換会なんていうのもありました(笑)。会員誌を出したり、勉強会などもずいぶんしました。今、当時の経験がすべて役に立っています。まさか未来に、「コミュニティ」というテーマが企業にとって重要なキーワードになってくるとは想像もしていませんでしたが・・・。

企業にとってなぜコミュニティが大切なのか。

それは、インターネットの登場によって、情報があまりにも大量に手に入る今の時代(そして今から未来は一層、情報過多になる一方)には、企業の思惑で一方的にコマーシャルや宣伝をしても、物が思うように売れないからです。

そうなると、企業はいかに生活者に近づき、声を聞き、つながりを持ち、強い関係性を作り出すことが重要視されてきます。それが顧客のコミュニティ化につながっています。
顧客のコミュニティ化とは、ロイヤルカスタマーづくりです。新規のお客さまを集めるパワーがかかりすぎるこの時代は、過去のお客さまとの関係を強めて、リピートや紹介を増やしたほうがいい・・・という考え方になっています。

もちろんインターネットは道具です。企業が地方にあっても、買う人たちを取り巻いている環境は、すでにネットで比較検討できる状態にある、ということをわかって対策を考えることが求められています。

8月29日には、都内で、弊社主催の「地域密着コミュニティセミナー」というのを開催します。
私が90分講演。ゲストには、顧客の有料コミュニティ化で成功されたオクタの奥田会長をお招きします。
奥田さんは、今、本気で自然と暮らしを考えてビジネスをしています。「LOHAS WORLD」づくりをテーマに真剣に取り組んでいます。
先日のブログでも書きましたが、企業のコミュニティもやはり「信念」なのだと思います。こうした経営者の未来への夢に賛同するお客さまが、ファンとなり、応援者となっていくのでしょう。
「地域顧客コミュニティ」の詳細は以下です。
興味のある方はご参加ください。
http://www.herstory.co.jp/business/library/seminar/sem20050729.html

資源を生かす

昨日は、福井市で講演でした。豪雪だったようで、町の中にも除雪した雪が左右に1mぐらい積まれていました。

講演が終わってから、地元の会社に訪問しました。創業400年の呉服屋さんです。堂々とした門構え、店の中は本物の呉服屋ならではの空間です。奥に広い畳があり、店の中に立っているだけで、「日本ってすばらしい」と感じる空気です。
ご自宅を併設されているので、そちらでお茶をいただきました。数年前まで、ここで働いている人たちはみんな高校を出たら、住み込みで暮らし、食事も部屋も用意され、結婚するまで勤めている、という女性たちが巣立っていっていたそうです。長年、それが代々継承されてきた奉公人制度だったようです。
そういえば、少し前に愛知で訪問した墓石屋さんも同じでした。全国から石屋の息子たちが集まっていて、今でも住み込みで修行を積んで、実家のあとを継ぐというものでした。
「さすがにこうした制度は今の人たちには流行らなくてね」と着物屋の社長さま。もちろんそうでしょうが、この空間、空気、そしておもてなし、呉服屋という文化は、直接ふれた私には、「宝」と感じました。
こうした企業を今だからこそ、多くの人に知ってほしいし、ふれてほしい。本物や伝統とはどういうものなのか。ここには、安土桃山時代や江戸時代の着物が残っている。残念ながら写真で拝見したが、どんなに復刻や模倣の技術が進んでも、目に飛び込んでくる着物の存在感がまったく違うのだ。

古きよき日本の商売を残したい。消えてほしいくない。このまま継承して発展してほしい。全国でさまざまな事業を見せていただく機会をいただけばいただくほど、強くそう感じる。
私にできることは何か・・・がまだまだたくさん残っていそうだ。

アイディアは道具で湧き出る

昨日は「ハー・ストーリィ ビジネスカレッジ」ビジネスコースで博報堂の加藤氏をお招きした。http://www.herstory.co.jp/gakkou/curriculum/business.htm
カリキュラムの中では、もっとも長時間の朝9時~17時まで。加藤氏は、ベストセラー「考具」の著者で、日頃は博報堂のコーポレイトコミュニケーション局のプランナーとして、日々、アイディアを出す仕事をされている。

講義はとてもユニークなワークショップスタイル。マジック、ポストイット、カードを使って、自分たちのアイディアを出しては、まとめていく作業をする。壁には模造紙をはり、班にわけて作業をする。加藤さんいわくアイディアは出そうと思うよりも出し方を知っておけばどんどん沸いてでる、ということ。それが【考具】という本の中でふんだんに紹介されている。
たとえば、何かを考えなければならないときに、そのことに集中して考えると自分の頭では限界になる。そんなときは、全然関係ない「色」にこだわって周囲を見回してみるとか、周囲の人の会話に耳をすましてみるなど、視点を変えたところからもってきた情報と課題を融合させたり、表に並べたり、書き出すという作業をしてみる、という方法論をいくつも教えていただいた。
○○についてのアイディアを20個だせ!といわれると【エー?】となる人も、考具という方法を用いると何十個、何百個というアイディアが出てくるから驚き。

ところでビジネスコースは、全国各地から参加してくださる方があってこちらが感激させられる。
昨日はなんと青森、福井、大阪、三重、島根というように県外のオンパレード。この広島でこうしたセミナーをしてもなかなか集まらないということが多いのに、こうして全国から集まってきてくださる人たちが多いということに、ネットでの広がりや会社の知名度などがとても広がっていることを実感する。講師の魅力ももちろん大きい。地方でこうしたビジネスコースが成功することは大きな勇気を与えていただく。加藤さん、ありがとうございました。全国からご参加のみなさんもありがとうございました。

あきらめない 複雑にする

昨日、私の所属する中国地域ニュービジネス協議会の女性部会があつた。毎月、時代をとらえている事業家に講演を御願いしたり視察をさせていただいている。
昨日、うかがったのは株式会社アスカネット。広島の会社ですが、日本全国でも数少ないデジタルカメラ画像加工専門の会社。http://www.asukanet.co.jp/

もとカメラマンだった代表の福田氏が、冠婚葬祭を撮影するときに気づいたニーズを形にしている。たとえば売上の主力は「遺影写真」。日本では亡くなった人はその日のうちに通夜、葬儀と続く。遺影写真は時間との勝負。全国の葬儀屋と提携し、亡くなった方の写真を葬儀屋側がスキャナーで読み込めば、一瞬にして広島の本社に届き、オペレーターが、どんな写真も喪服姿に変え、明るい表情、顔色にして遺影に変えて戻す。その間、30分。葬儀屋側では完成した写真が出力される。このサービスのもっとも凄いところは、葬儀屋側はパソコン操作など複雑なことは一切不要ということ。「あったらいい」の発想を実際に、『誰もが簡単に使えること』にしてこそビジネスは伸びるというのが福田氏の考え方。付加価値とは、「人がほしいけど面倒でしないことを請け負うこと」だという。だから会議のときなども、新しいアイディアを出し合うとき、「それは無理です」とか「それならできます」と誰かが発言すると、迷わず「それは無理です」というほうを選ぶそうだ。そうすることで、競合もなく、誰もしていないことに最初に着手できるという。また、一度、サービスを作ると、アッという間に大手が真似をしてくる。だから、できるだけ工程は「人の手かげん」「職人ワザ」のような部分を残し、極力、相手がお手上げだ、と感じる品質、完成度に挑戦し、その流れをいかに効率化させるかが社長の仕事だという。そのためには情報、人材、機械など、必要と思うものはインターネットを駆使して、世界から集めるという。
この数年で、あっという間に写真の世界は、デジタルカメラが普及した。一般の人も、デジカメで写真を撮るとパソコンのフォルダーなどに保存して、昔のようにプリントしないままの写真が各家庭に大量に眠り始めている。彼はこうした分野もいち早く先を読んで動いている。

その一例が、「写真集」。最近、有名ホテルの結婚式を挙げた若い人たちが、まるでタレントの結婚式のような写真集を持っているのを見たことはないだろうか。最近は、レストランウェディングやハウスウェディングが主流になり、庭や部屋でモデルのプロマイドようにポーズをとった写真を撮るカップルが増えている。こうした写真は、全国のカメラマンや式場と提携して、撮った画像をアスカネットにデータとして送ると、なんと立派な「写真集」に加工してまた全国に戻される。立派な黒い装丁のものから、気軽なものまで、「アルバム」ではなく、印刷された本なのだ。しかも一冊から作れるというからすごい。普通、印刷会社では一冊からは請けない。尚且つ、それが写真画像だらけだと、作っても価格は驚くほど高くなる。彼のサービスは、写真集の完成物によって、数千円~数万円の範囲でできる。繰り返すけど一冊から!できる。

今までのは葬儀屋、式場、カメラマンという、いわゆる法人向けのサービス。こうした業界としっかり手をつなぐことでコミュニティが生まれ、相手のニーズを深めればさらにこのネットワークの中だけでビジネスがどんどん大きくなるという。

また、こうした技術を活かして消費者向けに提供しているのが、ネット上で簡単に本づくりができるマイブックサービス。実は、こうしたサービスも数年前まで競合他社が多く見られた。しかしこの数年ですべてが消えている。その理由が印刷から納品まで一貫して、独自の印刷機、製本ラインを自社で開発してしまったこと。マイブックのサイトは、私も多くの方にクチコミしている。自分のパソコンに簡単にソフトをダウンロードして、デジカメで取った写真やデータの中から、大切にしたいものを簡単に自分で編集してそのまま送信ボタンを押すと、10日後には本になって届く。
使いたいシーンはたくさんある。子供の記録、ペット、そしてギフト、親戚に配布する本、会社の資料、またレストランのメニュー、美容院のカット集、商品カタログなどなど。一冊数千円からできるこの機能は、もっともっと伸びるだろう。品質も素晴らしいく、アート作品、絵画、プロカメラマンの写真集などのニーズも多い。
マイブックのサイトです→ http://www.mybook.co.jp/
なんと最近は、携帯画像用のブックもある。小さなカワイイ写真集。

ビジネスは視点を変えればいろんなところに新しい分野がまっている。
『遺影写真の次に、写真集を満足のいくところまで作り上げるのに三年かかりました。競合が追従できない品質、スピード、価格にするための体制づくりは、あきらめない、しつこく執念で信じて進む、三年をめどに、それでも駄目なときはやめる。ぎりぎり三年で黒字になりました。人がしないこと、人がいやがること、人が無理ということをこれからも私たちは取り組むことにしたい」という言葉に、時代をつかむ人たちは「逆視点」で「不可能を可能にする方法」を考え、実行する人たちなのだと改めて感じた。

共感を伝えるツールづくり

昨日は、広島で「クチコミュニティ勉強会」という私が主催する講座を行った。第二回でテーマは「クチコミツール」。これは人に渡す印刷物やホームページなど、視覚的に認識できるものをどう意識して作ったら、同じ表現でも「共感度」が高くなるか・・・というモデルを考えていくものだ。参加者は、大阪、島根など遠方からも集まり、熱気あふれた。
後半はいつもディスカッションで、互いの印刷物などを見せ合いながら、意見を聞くというもの。どうやら自己PRが中心になっていたようだけど、できるだけ「他人の意見を聞く」というのが大切なことだ。

クチコミツールとは、「人が感動して、思わず人にクチコミしたくなる」ことを意識して作るツール。
感動=インパクト・共感・感動・刺激といったものを重視する。
思わずクチコミしたくなる=そのまま他人に渡せるサイズのツールにして、すぐに渡すとそのまま使える、割引がある、限定品がもらえるなど「行動」につながる要素があるもの。

このステップをキチンと守ると「クチコミツール」になる。詳しいことはまた次回の講座にぜひ参加してほしいけど、実際に他社のサンプルを見せながら講義をしていく。
参加しているみなさんは、いつもとても真剣なまなざしで、ノートに書いたり、うなずいたりと本気で学ぼうという姿勢がびんびんくるので、講師としても手が抜けない。ただひたすら期待に応えたいと必死になる。
私自身もこうして人の前に立って講義をすることそのもので、自分を追い詰めて鍛えてきた気がする。とても慣れているように見られるけど、実際にはいつも仕込みをする。とくにこの講義は、一社一社に全部アドバイスをするので、事前に各社の資料や印刷物、ホームページなどを見て自分なりの答え、意見を持って臨む。講座の内容がもしも満足していただけなくても、なんとか少しでも何かを持ってかえってもらって、「自分のことが聞けただけでもよかった」「行ってよかった」と思ってもらいたい、という一心だ。
この方法を取り入れて、自分が一番、成長するのもわかる。とにかく異業種、多種多様の業界の方々が参加されているので、どんな商売に対しても答えが持てるようになる。また、相手の資料などをみたり会話をすることで、その業界の情報を直接知ることができるので、ありがたい。毎回、私の手元には、参加者の会社案内、パンフレット、情報紙などが山のように集まるので、もしかしたら私が一番、恩恵をこうむっているのかもしれない。こうして得た情報をとにかく確実に参加者やお客様に返していきたい。この講座は、私の引き出しにいっぱいいろんな情報と出会いを入れてくれる。

参加者のみなさん、今回も本当にありがとうございました。私も今回もまた大変、勉強になりました。もっともっとお返しできるように情報を蓄積していきます。
次回もまたお会いしまょう。次回は、8月3日。いよいよ「クチコミ的webサイト」です。大変、注目の講義です。興味のある方は、少し席がありますので今のうちにお申込みください。http://www.herstory.co.jp/biz/seminar/2004/kuchikomi/index.html

一本って何?

すでに掲示板に書き込みをしていただいていますが、8日の火曜日に広島で「クチコミュニティ勉強会」を行いました。第一回のテーマは「一本立てる」です。
「一本立てる」とは、人が語りたくなるような魅力、個性を際立たせることで、クチコミがおきやすくしよう、という考え方です。

今回は20人の方が、遠く京都、大阪、島根、そして鹿児島からもきてくださいました。
メルマガなどのおかげで、ご縁が全国に広がっていることを実感します。

後半に、一社ずつ「どこに一本を注目すべきか」を話しました。一本立てるコツは、他社と明確に違うことは何かを相手に伝えられるか、です。
ひとりずつに「御社の説明をしてください」とお伝えすると、自分の会社のこと、商品の良さを熱く語られます。「では、今、一生懸命、言葉で伝えた通りのことがそのまま名刺、パンフレット、ホームページに書かれていますか」とお聞きすると、ハッとされます。
不思議なことに、他人に言葉で説明している自社の強みは、「言葉で伝えている」ことが多く、パンフレットやパッケージなどは、かっこよく、オシャレにするがゆえに、自分が他社との違いはどこかを説明しているフレーズは、意外にも書かれていないことが多いのです。
どっちが重要か、というと自分ひとりが言葉で語るには、合える人の数にも限界がありますから、読ませるもの、ひとり歩きするものにこそ、書いておくべきです。

古い民家を改装して和風の暮らしを中心に提案しているリフォーム会社の方は、ご本人にとっては当然の他社との違いや個性だからなのか、「古い民家」「和」という言葉がどこにも出てきません。で、「和にこだわっているわけではないからですか」とお聞きすると「いえ、和にこだわっています」といわれるのです。
化粧品会社の方は、「他社とどこが違うのですか」とお聞きすると「成分が・・・」とか「ハリが・・・」とかいわれるのですが、それもまた他社とよく似た回答になります。よくよく聞いてみると、「エステシャンの人たちが支持していてクチコミで広がり、モニターもエステシャンの方々にしていただいた商品」という言葉が出てきました。エステシャンをモニターにして業界関係者に支持されクチコミで広がっている・・・という売りをはっきりと言葉でいわれたのですが、パンフレットにはどこにも書いていないのです。

昨日、打ち合わせにうかがった千葉のケーキ屋さんオランダ家では、「なめらかプリン」を新発売したそうですが出足がまだまだ・・・。開発の方にお聞きすると、「どうしても自分がなっとくする感触にたどり着きたくて、魯山人の茶碗蒸しの配合にたどり着き、その配合のままプリンにして完成した」という秘話が出てきて盛り上がりました。でも、店頭表示もしていないし、店員さんはそのことを知らない様子・・・じゃ、もっともっと伝えたいですね!という話しになりました。

無印良品でおなじみの良品計画さんに伺ったときは、ネット上で商品開発のプロセスを公開していると、発売と同時に店頭で売上が伸びるといいます。これがただ商品を載せて「新発売」としたり、店頭に新商品」として並べるだけでは、いい商品でも火がつくのに時間がかかるそうですが、プロセスや苦労、思いを公開すると、発売と同時にいきなり売れるという現象が起こるとおっしゃっていました。

売る側になるとついつい「心動かすのは?」ということがわからなくなります。
でも、買う側になると心動かすときはどういうときかが分かるはずです。
何の商売でも同じです。
「一本立てる」は難しい、といわれる方があります。でも「うちはこんなにすごいんだよ」「こんなことをしているんだよ」とわざわざ人に語っている【その話し】が、一本立っているフレーズであることが多いのです。それを言葉ではなく、大多数の人が目にするものに書いてください。

GWはサイトが静かです

今年のゴールデンウィークは、みなさんどこでどんなことをしていますか。
わが社では、消費購買の男女の決定権を定期的に調査しています。
レジャーの行き先を決定しているのは、女性が7割。レストランは8割が女性が決めている、というデータが出ました。遊びや癒し、外食といったプライベートな楽しみは、どうやら女性のストレス発散のために、男性が付き合ってくれているのかもしれません(笑)
定期的にさまざまな調査をしていますので、ときどき覗いてみてください。あなたのお仕事のお役に立つかもしれません。↓ 
 http://www.herstory.co.jp/jisya/200402/20040225leisure.html


わが家は家族の会食で今年はすみそうです。日頃、家のことをしていないだけに、大掃除、粗大ゴミの片付け、美容院、冬物の整理(まだしてない・・・)などなど、GWを待ってました!とばかりにためていた仕事をしています。ときどきこうして長期休暇があるから、働く女性も生活との両立がなんとかなり立つのでしょうね(苦笑)
あさってからはまたまたハードワークがまっています。とにかく日頃しないことを一揆にしておきまーーす

クチコミツールの勉強会

昨日は、クチコミュニティ研究会の勉強会でした。テーマは「クチコミツール」。いつものことながら全国から、本気の人たちが学びにやってきます。今回は、最南は長崎からです!東京まではるばる飛行機でこられたという方々に本当に感謝です。13時~17時までの長丁場。定員50名満員の勉強会で、聴講者の熱気でこちらもパワー全快となりました。

クチコミツールとは、「クチコミを意図的にあとおしするツール」という意味をもっています。
ツールとひとくくりにいっても、パンフレット、ダイレクトメール、名刺、ホームページ、そして看板、車、ショップカードなど、さまざまです。たくさんの企業の参考事例を直接にお見せしながら、目でも楽しんでいただきました。
今回は、最後にゲスト講師で弊社がお世話になっている船井総研の五十棲さんの「時流」の話しも聞けました。贅沢がてんこ盛りです。
この勉強会は、「クチコミュニティ研究会」という会に入会している方か゛中心です。この会もまだ一年たっていませんが、すでに100社近くの経営者の会となりました。
5回シリーズです。同じテーマでもうすぐ広島会場もスタートします。また、泊り込みの合宿セミナーの希望も多く出ています。半日では全然、時間が足りない、という希望がとても多くうれしい限りです。泊りがけも検討します!!
 http://www.herstory.co.jp/biz/k_labo/index.html

現場体験

先日、ある会社の飛び込み営業に同行させていただきました。その企業から新しい営業スタイルを作りたい、というご相談があり、現状調査のために、いっそのこと体験しよう!と思って営業マンの仕事に同行を希望したのです。
飛び込み営業というスタイルは、正直、現代では受け入れにくい方法になってきました。営業という仕事は、求人雑誌などでも人気がないと聞きます。これも「飛び込み」というイメージを引きずっていることが関係しています。
弊社は、基本的に反響営業という形をとっていて、飛び込みはしません。それだけに第一線で飛び込み営業をしている人たちの現実は、衝撃でもありました。
私が同行したのは、その会社の全国1500人の社員の中で、トップの方でしたから、なおさら刺激的でした。前職では高級車を売っていたそうで、そのときも日本一を六年連続とったという50代の男性でした。約4時間。20件。個人、店舗、会社事務所などなどを回りました。トップセールスマンの方は、まず、外から家や建物を見て、入るところを決めています。私が想像していたのは、並んでいる家に次次、順番に飛び込むという感じだったのですが、彼は、外から見て、「ここにする」「ここは駄目」「あっちがいい」というのです。数件で、私も自然に分かったことは、「開放的で明るい」という家や店であることでした。たとえば、家であれば、庭に奥さんが出て水まきをしていると、外から声をかけます。玄関先でそうじをしていたら声をかけます。店なら、窓が大きくて光が差し込んでいるような店で、外から中がみえる美容院、パン屋、コンビニでした。
彼に聞くと、「成績の悪い人は順番に次次と飛びむけど、それはかなりのロス。人はドアをピンポンされてあけるのは、とても嫌なものです。こちらも、相手が嫌がる様子やときには罵声を浴びたり、シッシッという感じで追い払われることが続くと精紳的に辛い。でも、庭仕事をしていたり、玄関先に出ている人はとっても解放的な状態にあって、声をかけると、断り方も感じがいいんです。状況って人をとても変えるから、僕はできるだけ自分が話しやすい場所でお客様に声をかけています。そのほうが相手にとっても、気が楽なはずです」ということです。
また、「毎日、ちゃんとノルマを達成させて、翌日に持ち越さない。みんなは、今日は駄目だから明日がんばろう、と後ろへ後ろへ貯めていって、月末に苦しくなってます。僕は日々、必ず目標をクリアさせることを繰り返しているから、毎月トップなんです。夕方にはゆとりでお茶もできますから、会社から帰るのも一番早い。僕はトップになる、と決めているから、毎日、きちんと自分で立てた目標を実践しているだけです!」とさわやかにいわれた。
どんな業界でも、こうしたトップの人と出会うと、目標の決め方、生き方には学ぶことが多い。飛び込みセールスの世界でトップになる人は、特別精神面が強いわけでも凄腕なワケでもなく、自分自身が楽しくわくわくできる方法を知っている様子だった。
たった4時間だったけど、いい勉強をさせていただきました。
でも、やっぱりこれは誰にでもできる仕事ではないので、これからの若い人がチャレンジしやすい反響型も含めて、いろいろ考えてみます。

鈴木さん!本当に勉強になりました。わざわざ私のために、いつも以上のスピードで一日のノルマを達成させ、お茶タイムまで確保してくださった神業を見せていただき感激しました。プロは凄いです。アメリカでは営業のプロは、高度な専門職で、商品はその都度、依頼主の物を何でも売ると聞きます。鈴木さんも「僕は何でも売る自信があります。営業は物売りではなく、人と人との気持ちの交流のプロですから」という言葉が印象的でした。
それは、ビジネスの形がどうあれ、共通のテーマだと思います。参考にさせていただきます。

六本木ヒルズの事故に思う

こちらも連日のように報道されている六本木ヒルズの回転ドアで六歳の男の子がなくなった事件。・・・。本当に痛ましい。事故が母親の目の前で起ったことを想像するだけで、お母さんは気が狂いそうだったろうと思う。その時間がどれほど恐怖だっただろう・・・。あわせて回転ドアのメーカー、六本木ヒルズ関係者の心中も察する。企業経営者として本当に考えさせられる。
誰もが事故など起こしたくないと思っている。起きて欲しくないと思っている。そのために神経を使って日々を生きている・・・はずだ・・・。
しかし、報道が進むにつれて、自分たちの目線でものを見ているという結果が引き起こしたのではないかと感じずにはいられない。大人は子供の目線を忘れがち。子供の行動を想定せずにものごとをすすめてしまう。回転ドアという発想自体が、もともと空調、電気などの効率、コストダウンがペースとなって作られたものだ。またそうした視点でメリットを語ることで商売になるし、企業も導入を検討しやすい。そこには「人」の行動心理は不在だ。経営のコストダウンの機械開発という着眼点には、「人不在」なら「子供はさらに忘れられた存在」ではなかっただろうか。子供はくるくる回るものが好きだ。自分たちの行動の未熟さなど考えず、動いているもの、面白そうなものは好んで近づく。だから遊園地が大好きだ。そんなことはちょっと考えればわかる。きっと、今回もうれしそうに飛び込んだのだろう。元気な男の子ならありえること。こんなこと、ちょっと考えれば分かるはずなのに、忘れてしまう。
事故防止のため、と手前に貼られたテープも不思議すぎる。それが子供にわかるはずもない。こうした事故が起るたびに、「使う人の視点」を巻き込んだ製品開発が行われたのかどうかが聞きたくなる。開発後に、子供たちに使わせてみたのだろうか。老人に通ってみてもらったのだろうか。親子に歩かせてみたのだろうか。そうした人たちの意見は取り入れたのだろうか。まさかとは思うが開発者たちだけで、健常な大人だけでテストをして市場に出したのではないだろうか・・・。
「買う人に使ってもらう」「使う人の意見を聞く」「使うと想定される人たちでテストをする」こうした視点は、大切どころか、当たり前のことのはずなのになぜか大企業でも平気でしない。
ちょっとしたことのはずだ。特別なことではないはずだ。「使い手」の気持ちで物事を考えていないということが露呈する事故があまりに多すぎる。簡単なことのはずがなぜか作り手、売り手になるとできない。できないことそのものを自覚して、できないからこそ、強く強く意識していくことが望まれる。

商品企画セミナー

ちょっと報告が遅くなりましたが8日に都内で商品企画セミナーを開催しました。
http://www.herstory.co.jp/biz/seminar/2004/seminar1.html

50名の定員に対して53名と定員オーバーの人気で、大変盛況でした。いかに企業にとって商品企画が悩みで、なおかつ課題かを感じ取ることができました。商品企画、開発は企業の生命線ですからね。。。
大企業から小規模の会社まで、参加者の顔ぶれも多様でした。
なぜ弊社が商品企画に積極的になるのか。それはご想像のように、女性の意見を聞くことを仕事にしていると必ず商品そのものへのニーズが出てきます。かといって企業にそのまま消費者の意見をぶつけても、必ずしもヒットするものが提供できるとは限らないのですから、いいたい放題では危険です。そこで感覚的なアイディアを理論的に分析し、ちゃんとヒット商品にするための仕組みが必要になります。それが今回のセミナーでも導入しているP7(ピーナナ)というものです。
成城大学の神田教授が編み出したこの方法は、なんと導入企業の100%がヒットという驚異的成果をあげています。かならずヒットするのなら、いろいろ悩むより絶対に早く多くの人に知ってほしい、と感じて力をいれています。また、このP7には、必ず消費者の声を聞くというプロセスがあります。そこでハー・ストーリィの会員の方に協力をいただかなければならないシーンも多々出てきます。本当の意味で、女性の声と企業が組んで、ヒット商品が生まれる仕組みができました。
これからさまざまな成果と実績をご報告していきたいとおもいます。

一本立てるセミナー

昨日、都内で「一本立てるセミナー」を行いました。30社限定にしてできる限りヒントと整理を持ち帰ってほしい、というスタイルで参加者同士のディスカッションや交流も行いました。満員御礼で熱気にあふれる時間でした。
全員への個別対応までは私としてできませんでしたが、個々に参加者同士の話からヒントを得た人、考えた人、アイディアが浮かんだ人など、大変盛り上がりました。

いかに「一本立てる」ことが難しいか。自分たちの個性、自分たちの特徴は、わかっているようでわかっていないものです。また、わかっていても、類似や競合のビジネスがひしめいている分野で、いかに「自分たちだけの個性」を作るか、について悩んでいる会社が多いことがわかりました。私自身、多くのビジネスを知る機会にめぐまれ、大変、ありがたい時間でした。30社それぞれのサイト、課題、質問などを事前に勉強し、自分のヒントもたくさんいただきました。5回シリーズで、一回ずつでも受けられますが、ほとんどの方が、次回以降も申し込みをしてくださいました。みなさん、お疲れさまでした!!次回も楽しみです。
http://www.herstory.co.jp/biz/seminar/2004/kuchikomi/index.html

Profile

日野佳恵子(ひの・かえこ)。島根県生まれ。90年創業。女性(主婦)マーケティングの パイオニア企業として注目を集める。企業・主婦・ハー・ストーリィの三者共働型マーケティングを開発する。「クチコミュニティ・マーケティング」は登録商標。 [ 続きを読む ]

日野の生い立ち物語
日野佳恵子の著書
HERSTORY
ハー・ストーリィは、主婦マーケット専門のマーケティング会社です。「主婦の力をプロデュース」を合言葉に、web媒体とリアルネットワークを活用し、主婦のおしゃべりをコンテンツにするクチコミュニティ®・マーケティングという独自の名称で、事業を展開しています。

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