毎朝のように今年に入ってから日経新聞には、口コミという言葉が並んでいます。
web2.0のおかげで、周辺がにぎやかになってきました。今年に入って、急に口コミの仕事の相談が増えています。
ところで、口コミという言葉は、日本では身近で分かりやすいと思いますが、類似した言葉で、ネットをつかったマーケティングに、バイラル・マーケティング、とか、バズ・マーケティング、という言葉が目につくようになりました。何がどう違うのでしょう。はっきりいって、みんな混戦、ミックスしてクチコミマーケティングを表現するために使ってはいますが・・・。
前回、クチコミとは何かを書きました。人が会話の中で、商品やサービスのことを話題にすることです。
■バイラル・マーケティング
ウィルスをイメージした言葉です。感染といったほうがわかるでしょうか。
人から人へと情報が広がっていく様を、口コミという行為そのものではなく、伝播してどんどん拡がっていく、というイメージで使っています。マーケティングにクチコミを取り入れることで、バイラルが起きる(連鎖して感染していく)戦略とでもいいましょうか。ようは、クチコミは人々の行為として起き、その結果、実際に流行性感冒のように、話題が拡がっていく戦略がバイラルです。
■バズ・マーケティング
バズ(buzz)とは、蜂がぶんぶん飛ぶイメージで、がやがや、さわがしい、噂が広がる、という感じ。なので、「人が話題にしている姿」や「その経路」を指している感じでしょうか。口コミがしゃべる宣伝に対して、バズはそれをしゃべっている様ですね。
さて、ついでに周辺用語を押さえておきましょう。
■ハブ
クチコミが拡がるにはキーマンが重要です。ハブとは周囲に影響を与える人です。
専門家、タレント、人気者、カリスマ、スポーツ選手、ある業界に特化したプロなど、発言力を持ち、多くの人に情報を波及させることのできる存在の人です。
■インフルエンサー
言葉の通りインフルエンザ(流行性感冒)を人でイメージしたものです。クチコミを拡げてくれる人ですね。
なんだか風邪にたとえられるのがどうなのかとも思いますか゛・・・
■シーダー
ハー・ストーリィでは、普通の主婦の方々の話題性、クチコミを集めたり、拡げたりする仕事をしているので、ハブでもインフルエンサーでもなく、話題を拡げていく人をシーダー(種をまく人)と呼んでいます。
クチコミは、どうしてもマーケティングに絡めると企業の意思が動くので、やらせになっていくと商品への信頼性、ブランド力、持続力がかえって減退します。
あくまで、「よかったら」「関心もったら」「興味があれば」として、いいモノの情報だけをちゃんとお伝えし、本人の判断にお任せるすることが正しいと思っています。
そうすると「こんなものがあるなんて知らなかった」「ありがとう、こんな情報がほしかったの」と喜んでくれる方も大勢おられます。
それが爆発的にヒットするかどうかは、あとは商品力。私たちは「ちゃんと伝える」ことに徹することだと思っています。シーダーさんは、好奇心旺盛で、情報を上手に活用し、暮らしを賢く生きる女性たちです。
■シーディング
最近、私もびっくりした言葉がこれ。自分でシーダーという言葉を創ったのですが、なんと、シーダーを見つけて、情報を「植え付け」るという意味で、ネットのクチコミ仕掛け人たちが、シーディングという言葉を使っています。
私の言葉もまんざらイメージと遠くはなかったようですね。シーディング・・・これから耳にしていく言葉でしょう。お陰でシーダーという言葉がより脚光を浴びそうです。
なんだか最近、小難しい漢字だらけですが、基本は何もかわらなようですね。
私の著書、クチコミュニティ・マーケティングは2001年の本ですが、時代は今こそ、クチコミマーケティングになってしまったようです。
これからの未来は、どこへいくのでしょう。
いい社会づくりのために、活動していきたいと、振り回されないようにしよう、と日々、感じています。