武士の一分

日曜日に、時間があいたので、品川プリンスホテル内のシネマで、「武士の一分」を観ました。


そう、、、私は木村拓哉の長年のファンです。
起業家として言い訳もすると、ジャーニーズ事務所の商魂に学ぶところ大です。

基本的に、ジャニーズは私にとっては癒しの世界&大衆マーケットを学ぶリアル教材です。
講演などで、この話しをすると笑われるのですが、でも、コンサートにもかなり行っています。

今年はKAT-TUNの赤西仁にもハマッたのですが、休業宣言をしているのが残念です。私の携帯の待ちうけ画面は、今でも赤西君です。

あ、そんな話しではなくて、「武士の一分」の話しでしたね。。。

今朝の朝のワイドショーでは、日本アカデミー主演男優賞を木村拓哉が受賞だったようですが辞退したらしいです。
ジェニーズは、国内の受賞合戦は全て辞退をしているので、レコード大賞などにもずっと出ていません。

映画の内容ですが、ストーリィは地味です。
主役の木村拓哉の役は、三十石の下級武士。毒見役というさえない仕事をしている侍です。

でも、だからこそ、今の時代に忘れていた「日本人の心」がジワジワと響く映画です。ドーンとしたインパクトはありません。

ストーリィが地味な上に、山田洋二監督ということもあって、特殊撮影、CGなど、今流行の技術は一切ありません。
それどころか、監督は、作業工程でコンピューターを使うことさえ嫌がったと聞きます。

でも、途中から盲目となる木村拓哉の剣術のシーンや果し合いのシーンは、演技力を超えたホンモノで、特殊撮影などがまったくない分、体当たりの演技がそのまま映像となりますから、その無心の演技力は凄いものがあります。

そういう意味では、内々に主演男優賞受賞になったことは頷けます。
アイドルとか、スターという立場ではありますが、ここまで純粋に演技力で勝負できることそのものに、
本物の総合力を持ったスターなのだなぁ、と感じました。

今年でアンアンの男性人気タレント連続13年を達成しています。(13年もトップになれる人は後にも先にもない気がします)

脇役を固める方々は豪華ですが、登場人物の数、出てくる場面もほとんど変化が少なく、家の中での主役の暮らし、気持ちの変化、妻との関係などだけで展開していきます。

でも、日本に事実、こんな時代があったのだ、ということ。
こんな武士の暮らし、夫婦関係が普通に存在したのだ、ということそのものが、後世の私たちに教えるてくれていることは多々あります。
日本独自の文化・・・下級であっても武士というプライドの存在、家督を守ることへの強い執着、切腹など、今見ると尋常ではない「日本人文化」。
同じこの日本に事実としてあったことそのものを再認識させられる映画でした。

海外の人たちは、こうした日本人の下層の武士たちにも徹底していた「武士魂」に、不思議な魅力や怖さ、そして神秘を感じるのでしょうね。

今、この神秘性は、本当になくなりつつあります。
「美しい日本」と、どなたかが言われていますが、「美しい日本」という独自の文化を考えるのにも、
さりげなく、自然に、いろんなことを教えていただけた良作の映画だと思います。

さとうみどりの「絵本ギフト」

12月もいよいよあと10日と少しになりました。
週末は、各地で大雪だそうですよ。そして、来週はクリスマスですからホワイトクリスマスの可能性も大ですね。季節感がどんどんなくなっている日本で、クリスマスだけはロマンチックさと、イルミネーションという演出がイベント性を高めるためか、年々、華やかになる気がします。
どこにいっても、ステキなクリスマスツリーを見ます。みなさまはどんな風にクリスマスを過ごされますか。

クリスマスといえば、ギフトを大切な人に贈る方も多いでしょう。
副社長兼イラストレーターのさとうみどりが、「絵本ギフト」というシリーズを創っています。期間限定の予約制ですが、彼女らしいイラスト絵本と雑貨がセットになっています。ギフトセットのタイトルもステキで、「心にスパイス」とか「カフェオレが飲みたくなったとき」などは、ギフトというより、【自分のために】贈りたいですね。
http://www.lisur.jp/satomido/list.html

社内では、さとうみどりのイラスト入りパソコンバッグというのも創って、社員がみんな持っています。
まだ、サイトでは公開していませんが、5色あって、帆布製でカジュアルで丈夫で、なおかつ、パソコン対応のクッション&バッテリー用ポケット付。
近々、サイトで販売もはじめますが、もしも、興味のある方は、弊社社員にお問合せください。

ギフトは、大げさじゃなくても、ちょっとした小さな手土産のチョコレート、クッキー、花束を人にお会いしたときに渡すだけでも、気持ちがいいし、心が通じあいやすいと思います。
何でもいいから、ちっょとした気持ちの形がギフト。「あなたに会えた出会いの感謝」という気持ちでギフト習慣をつけたら、自分の暮らしが随分、心地よくなる気がします。

2ドルコメント

少し前にも紹介しましたが、元世界銀行の人事カウンセラーを務めていた中野裕弓さんに、セミナーにきていただいたときの内容を紹介します。
中野さんは、あのベストセラー「世界がもしも100人の村だったら」の原文「100人の村」の訳者でもあります。http://www.romi-nakano.com/

中野さんのお話しは、参加している人たちの心をどんどん軽くしていくものでした。
ちょっとした考え方で人は、物の見方、考え方をまったく変えることができます。すべてのことは、「自分の心の中」が原因で、自分自身に解決の鍵があるそうです。
中でも、私が中野さんの話の中で好きなのが、【2ドルコメント】という日常に取り入れるゲーム感覚。これは、会話をしているときに、

・ いいわけ
・ 弁解
・ 責任転嫁
・ 独りよがり
・ 思い込み
・ ぐち
・ 正当性の押し付

の6つの言葉を言うと2ドルを払うというものです。アメリカではドルですが、日本ですから100円でいいでしょう。会社であれば、boxを用意して、誰かが2ドルコメントをいうと100円を入れてもらいます。そうすると、アッという間にケーキぐらいは買えるお金が集まるとはずです・・・といわれました。
たとえば、「私はこんな2ドルコメントをいうような性格じゃないわ」なんて思い込みで2ドルコメント!
「私なんかより○○さんがひどいわよね」なんていうのも責任転嫁で2ドルコメント!
「だって実際忙しいから仕方がないわよ」もいいわけで2ドルコメント!という風に。
このゲームをすると、いかに自分たちが日常で2ドルコメントをたくさん使っているかがわかるそうです。
ぜひ、みなさまの家庭、職場で実施してみてください。
大切なことは、こうした2ドルコメントを日々の中で極力減らすこと。また、減らす環境を作ることで、随分、人は前向きになるそうです。

そうそう、中野さんの本は、とっても気軽に誰でも読めるものが多いのですが、最近の2冊は、自分のちゃっとした意識変化を試みるのにおすすめです。
枕元やバックに入れて持ち歩いておくといいでしょう。サイズも小さくて薄い本なので、ストレスをもったときには、「心の切り替え」が簡単にできます。
「ちょいスピ」は、「気分転換の仕方」をいくつも紹介してあります。数個しっておくだけでもすっごく楽になります。
中野.jpg

中野さんの著書一覧はこちら↓アマゾンで買えます
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/external-search/249-7503635-3765158?mode=blended&keyword=%92%86%96%EC%97T%8B%7C&tag=herstory-22&encoding-string-jp=%93%FA%96%7B%8C%EA&Go.x=10&Go.y=7もう一冊は「運の流れにのる、たったひとつの方法」
こちらは、自分のしたかったこと、未来が見つからない、悩んでいる、どうしたらいいか・・・と思っている人に推薦です。なーんだ、これでいいんだ!というスタイルが見つけ出せるでしょう。

仕事柄、多くの経営者にお会いする機会があります。
ここ数年はとくに、マーケティングや講演、コンサルティング的な仕事が増えているので、経営者に会う機会もいっそう増えています。そうした中で、忘れられない人や感動、尊敬できる人も大勢います。

中でも最近、とても感動しているのは、ドモホルンリンクルという化粧品の通信販売でテレビCMなどでも有名な再春館製薬所の西川正明社長。再春館http://www.saishunkan.co.jp/
彼は31歳。世の中でいえばあのホリエモンと同じ年代。売上高223億円(サイト上で)、従業員850人を擁する企業のトップです。
私も29歳で創業して、当時は若いねー、といわれましたが、彼は何よりも年齢だけでなく、すでに抱えている会社規模も巨大ですし、何よりもその「器」にふさわしい人格者なので、驚くばかりです。

23年前、倒産した再春館製薬所を実母である現在の会長が引き継いで再生され、その後、正明社長が社長となられます。創業者ではなく、後継者ですから、それはそれで本当に重責が最初から待っていた環境です。正直、経営者の「器」というと、イメージ的には強いリーダーシップで、たくましい経営者を想像されるかもしれませんが、西川社長は、きゃしゃで、どちらかというと小柄。ぱっと見は「え?この方?」というぐらい存在感があるわけではありません。
でも、話をすると、「私の31歳っていったい何だったの?どうやったらこんな31歳ができるの?」と自分の過去と比較してしまうとどーんと落ち込むほど、大きい!持って生まれた経営者とはこういうこと?というぐらいに「器」を感じます。そして気遣いの人で、細かいことに気づかれ、腰がめちゃくちゃ低いのでぴっくりです。社員の方は、本当に彼を尊敬し、支えていこう、という雰囲気が伝わってきます。

ご一緒にお酒やお食事をさせていただく機会もあるのですが、いつでも話に聞きほれてしまって、「西川ワールド」へといつしか引き込まれます。

同じように人生を生きてきて、生まれた場所、環境で、人はまったく違う人生を歩んでいるのだな、とつくづく感じます。
再春館の今を作り上げたのは、母であり現西川通子会長。本物のカリスマ経営者で、愛情と厳しさはピカイチとお聞きします。エピソードも数多く、天才的な女傑だったと思います。
しかし、だからこそその立派で凄すぎる会長が、若い息子に社長をゆずる勇気も凄いと思います。

あとを次ぐ正明社長はいつも「私は、ただ、会長のいってきたことを実現するだけです。会長が凄すぎるので」とさらりと立場と役割をいわれます。
「経営の本をまったく読まないんですよ」といわれるのですが、必死で乱読してきた私からすると、無理やり詰め込んだ知識で今がコレなのに、どうして?と思うのは、やはり20代を凄い会長の側で過ごし、そのひと言ひと言がしっかりと体に落ちているからでしょう。
人は環境で育つ。人は環境で変わる。人は環境で決まる・・・本当にそう思います。

西川正明社長の「本気」は、まだまだこれからだと思うと、この会社の10年後、20年後は、本当に楽しみです。
そうそう会社は、CMをよく見るので東京の会社と思う方もあるかもしれませんが、九州、熊本市内です。
こちらはCMで同じみの広い空間に大勢のコミュニケーターと呼ばれる女性たちが、お客さまと電話でコミュニケーションをしています。
こちらも素敵な女性が活躍しています。数回、ミニ社内セミナーをさせていただきましたが、みなさん素直で一生懸命話をきいてくださるので、彼女たちと会うのもとても楽しみです。

西川社長>すみません、ココに書いてしまいました。m_ _m

歳は私とひと回り近くも違いますが、とにかく、尊敬する憧れの経営者です。
あの、静かで、すべてが悟られているような風格は、どんなにがんばっても一生追いつかない(というかすでに私のほうが年上なわけですから距離があくばかり・・・)でしょう。
「器」の大きさはまねできませんが、これからもご指導ください。

プロゴルファーである前に人格者たれ

女子プロゴルファーの宮里藍さんが、19歳で年間獲得賞金1億円を達成して話題になっています。19歳とは思えない度胸、とくにもっとも緊張するパターの確実さは定評があります。
テレビで彼女のおいたちと家族の教育方針の話しをしていました。
家族全員がゴルファーという恵まれた環境とはいえ、「世界一」にするためには、最初から狙ったいくつかの方針があります。たとえば、プロになったときに周囲の環境やプレッシャーに負けないように、子どものときから、ビデオ撮影をしてカメラに慣れさせ、人に見つめられたり、被写体とされることへの抵抗感をなくします。また、町のイベント、歌合戦などに積極的に出し、舞台の上で、人に大勢見られてもあがらないようにしてきたそうです。プロになったときは、ゴルファーの後ろに大勢のギャラリーを従えて動きます。どよめきや歓声、ためいきといったものに惑わされない精神力を作るそうです。これをお父さんは「静筋」と呼ぶそうです。
また、「プロゴルファーである前に人格者たれ」と、周囲の人に愛され、必要とされ、応援される人になることの重要性を伝えて育てられたといいます。
それが、愛くるしい笑顔でのプレーを生み出しているのでしょう。学生時代の口癖は、「なんくるないさー」(どうにかなるさ)、「てぇーげぇーでいこう」(アバウトでいこう)だそうです。(すべて沖縄弁です)

私も、日々、仕事をしてきて感じるのは、細かいことに気づきすぎたり、心配をしすぎる人は、大きくなれないということ。「心配する」とは「失敗をこわがる」ということ。トライ&エラーは私の好きな言葉。その経験の数だけ人格者になれると思う。大勢の人と接し、人に学び、新しいことにチャレンジし、どうにかなるさで乗り切る強い心臓を作ることが、一流の人材を作るのでしょう。それはスポーツも仕事もまったく変わりませんね。

プロなら言おう。「無理難題を私にください!」と

【プロなら言おう。「無理難題を私にください!」と】
      脚本家 三谷幸喜

新幹線の中で読むために買ったプレジデントという雑誌の中に、脚本家の三谷幸喜さんのインタビュー記事がありました。そのタイトルが、コレです。

独特のキャラクターと天才的な笑いを作り出す脚本家として有名な三谷さんのインタビュー記事は、本当に楽しめます。
プレジデント社の許可をいただいていなので、一部を取り上げさせていただき、若干最後のほうは加工をして掲載させていただきます。

■記者/ダメだしや理不尽な要求に燃えるタイプですか。
■三谷/テレビドラマの世界に入ったときに感動したんです。あまりの制約の多さに。まず時間の制約。正味45分で完結させなきゃいけない。CMが3本入る。役者のスケジュールとあわせ、スポンサーに気を使い、大物俳優のわがままに気をつかい・・・。

■記者/サラリーマンではないのですから、仕事を下りることできると思いますが。
■三谷/僕はそれはしたくない。僕は本当はすごく組織に向いているのかもしれません。会社ではなくても、テレビドラマも映画の一つの集団作業であって、いろんなしがらみや揉めごと
がつきものだと思う。この仕事をしている以上、それはちゃんと受け入れたい。それが嫌なら小説家になって、自分の好きな物語を1人で作っていればいい。

■記者/どうしてもダメな相手に対しては?
■三谷/僕は情ではなく理屈で考えるんです。だから頭ごなしに全否定されたら、なぜダメなのかを話し合う。絶対に抜け道はあるはずだから。ダメな理由を一個ずつ提出してもらって語り合う。
そうしたら代案も出てきて、なんとか自分のやりたい方向に話しを持っていこうとしてみる。それでもダメだったら、全部受け入れた上で、誰にも言わずにそっとやりたいことをはめ込みながら、相手の思い通りのものを書く、という・・・・これは高等手段ですが。
けんかは絶対にしない。降りたに僕の損。おもしろそう、やりたい、と思って引き受けたのだから、それがどんなカタチになっても、仕上げようと思います。

■記者/打たれ強いというか打たれ好きというか。
■三谷/相手が怒っていたら、「あなたが気に食わない理由は何か」みたいなやりとりが好きです。とりあえず現状把握をして、何が問題になっているのかをキチンと問いただせば意外に簡単だったりする。感情的になると水掛論になる。
大河ドラマはすごく制約が多くて、僕に向いてます。無理やダメをなんとか可能な抜け道を見つけ出したときがとてもうれしいし楽しい。

日野/仕事の受け止め方、楽しみ方っていろいろですね。
やはり人気のある人は、こういう仕事ぶりなんだな、と驚きました。辛いこと、苦しいこと、制約、揉め事を楽しみ、抜け出し、完成させることそのものが楽しめるとは・・・おそるべし三谷幸喜です。

イチローに本当に学びますね。

イチローと取材記者の一問一答の中でも以下のコメントの部分が好きですね。

  --記録達成への原動力は何か。
野球が好きだということ。今季は、チームが厳しい状況で、そこから自分のモチベーションを作らなければならなかった。プロとして、勝つことだけが目的ではない。勝つことだけが目標の選手だったら、今回のようなことは無理だった。それは自分自身が自分自身に教えてくれた気がする。

 --野球少年へのメッセージを。
 僕がこちらに来て思うのは、体がでかいことに、それほど意味はないということ。大リーグでは、僕は一番小さい方だけど、こういう記録ができた。日本の子供にも、アメリカの子供にも言えると思うけど、大切なのは、自分の持っているものを生かすこと。そう考えられるようになると、可能性が広がっていく。

 --記録達成には重圧がかかったか。
 僕はやりたいと思ったことはやる。やりたいとか、やれるとか思うと、プレッシャーはかかるもの。注目を苦しいと感じることはない。注目をされないと僕らは終わってしまう。

 --自身の年間最多安打記録は破られるか。
 84年もなかったことだが、ここにやってしまった人がいる。自分がもう一度破りたい。

ほかにもテレビで、もっと好きな台詞がありました。全文、しっかり記憶できなかったので、また誰か教えてください。
内容イメージとしては、
【プレッシャーやワクワクやドキドキがたまらなく楽しい。勝負の世界にいるそれが醍醐味ですから】というような言葉でした。

「野球が好き」「プレッシャーやドキドキが楽しい。勝負の世界の醍醐味」ビジネス現場でもまったく同じことが言える気がします。
自分の仕事を好きになる、いや、好きで好きでたまらない自分になる。周囲が、大変そうとか、辛いでしょ、といったような言葉を送っても関係なし。自分は、そのプレッシャーを楽しんでいるし、それが醍醐味だ、といえる自分を創れば、毎日の仕事がとても楽しいと感じられる人生が送られる。

何かを成し遂げる人はこういう思考をしていると思います。
どんな場面でも、すべての答えがそこにある気がします。

人みな人材ですがな

これは松下幸之助の言葉です。

「人みな人材ですがな」この言葉は、とても寛大であり、真理です。
組織を作ることは、人の集まりを作ることです。集まっている人たちの共通意識の基本中の基本は、収入を得るためです。どんなに会社のことがすきです、といっても、「ではタダで働いてください」といって続けられる人はいないでしょう。
会社で働く人の共通の基本意識は、「収入のため」です。その次に「同じ働くなら自分の力が発揮でき、学べて、能力が高まる場所」を望みます。
つまり、人間の基本欲求は、「自分」を柱にした人生です。とっても当たり前のことですが、組織を作ると、ある方向にリーダーシップをとる必要があるので、その方向と集まっている人たちの生き方の方向性がマッチしていなければ、会社はうまく機能しません。いくら「収入のために集まった人」といっても、いろんな人がいろんな意識、価値観で集まっている土俵ですから、目指すべき方向性や道を示唆し、全員が力を合わせてそちらにいかなければ、本来の目的である「収入を得る」というためにもっとも大切なお客様満足を一丸となって高めることはできません。

長年、コミュニティやネットワーク、組織を仕事にしてくると、「集団を同じ方向に向かせる」ことがどれほど難関な課題であるかに気づきます。また、その難易度は、当然ですが、数の大きさに比例します。ときには強引に、ときには無理やり、自分の考えを押し付けたり、強要したりしながら進んできた気がしますが、実はそれではまったくダメのようです。まだ、人について関心も経験も少なかった頃、出会った言葉の中に、「相手を変えたければ自分を変えろ」というのがありましたが、これは人の集まるところ、共通して必要な「視点」であると思います。本当は向かう方向性を変えることはできません。どうしても右に行きたいときに、無理やりではなく、自然に右にいきたくなる方法をとれ、ということを言っている気がします。そのためには、自分のアプローチの仕方を変えていくことになります。

日頃、自分と同じ方向を向いていると感じる人に対して、私たちは好感を持ち、目をかけてしまいます。その逆に、どこかが違う、なんでこうなんだ、という場合は、心の中に「困ったやつ」「ダメなやつ」「気に入らない」「自分とは違う」という気持ちを土台にもって、なんとか自分の考え方が正しいのだと、理解させようとムキになったり、説得しようとしたりします。
これが、さらにまずい方向にいくようです。
「人みな人材ですがな」には、「目の前の人をまずは信頼し、すばらしい能力をもっている人だ、と心の底から尊敬の念をもって接すると、人はとてもいい仕事をしますよ」という意味があると思う。これはできることではない。松下幸之助が、数人から巨大企業に成長させることができたのは、もちろん先見性や商品力、技術力の高さなどがあったのでしょうが、それらを生み出した力はすべては経営者本人ではなく、「集まってきた人々」によって世に出されています。
集団は個の集まりです。その中には能力のある人、ない人がいる、と思うのが自然ですが、人ひとりずつが「人材」であることときちんと向き合うことだけで、組織は大きく変わる気がします。

自分の心の中に、相手への尊敬の念を生み出すこと。それはひとりひとりに対してであること。それを無理やり作り出すのではなく、心から「人ってすばらしい」と愛せる気持ちを作ること。
それができなければ、組織を大きくしていくことはできないでしょう。そんな人格者など、世の中にいるのだろうか、と思うぐらいに、私はひとりひとりを認めたり、愛したり、大切な人材であると思えるような、立派な人にはまったくなれそうもありません。それが人間らしいと思うし、それでもいいじゃない、と思ってしまう自分がしょっちゅう顔を出します。
それでもやっぱり実現していった人たちが残した言葉の中に答えを探しながら、亀の歩みでも、魅力的な組織づくりにチャレンジしたい、という気持ちだけは捨てられません。
永遠にテスト登山かもしれませんが、ぶつかる過程を私もいつか多くの後輩に伝えていける人になりたいと思って、「人みな人材ですがな」にほんの数メートルでも近づきたいと思います。

立場と責任

テレビで子どもを平気で虐待したり殺してしまう大人の事件があとを絶ちません。前にも書きましたが辛くてやるせなくて苦しくて、その子たちの気持ちを考えると涙があふれてきて憤りがとまりません。

少し前に娘と話しをしているときに、私が無意識に「そういえば○○さんって、すごく性格がいいのよね。誰にきいてもステキっていうし、みんなほめるのよ」と私の知人のことを話すと、娘が怪訝な顔をして「どうして大人なのに、性格がいいとか悪いとかという話しになるの?大人は性格がよくて当たり前じゃないの?大人同士が性格がいい、といってほめるなんて何だかヘン」といわれました。
教育をうけ、さまざまな経験を積んで大人になります。子どもたちは大人にしかられたり、教えられたりして成長していきます。上から物を言う大人たちが「性格がいい」とほめることそのものがヘンで、性格の悪い人がいることが問題で、大人は子どもからみたら、ちゃんとしていて当然だろう(いや、当然であってほしい)と子どもからすれば思いたい、というのはなるほど分かります。

大人は体も口も腕力も子どもより強いのは当然です。心が育たないまま体だけがしっかりと大人になり、子どもを作ることは誰にでもできてしまいます。そういう性的なことだけは本能的にもっているから、「大人にふさわしいかどうか」は関係なく、子どもを世に送り出し、自分たちの稚拙さ、未熟さを棚に上げて、子どもたちに当たったり、道具や所有物のように扱ってしまう大人が世の中にはたくさんいます。それが子どもから見ると納得できないし、不思議でしょうがないようです。たしかに不思議なことです。極力そんな大人を輩出しない社会を作っておかなければ、これからさらに不幸な子どもたちが増え、愛し方、愛され方がわからない大人が増加していってしまいます。

でも、人間だから完璧なんてありえません。本当は「大人だから」とか「当然」といわれると大人もとっても苦しい。ビジネスの世界でも、責任者、管理者、役員、経営者・・・とにかく人の上に立つ立場になると、「責任者なんだからこれぐらい当然のはず」と部下や周囲から望まれるようになります。自分はたいしたことないのに、そんな立派じゃないのに、と思っていても、目上、大人、先輩、責任者と誰かより立場が上になると、下にいる人は「当然の理想的姿」を望みます。
それを自覚して、未熟な自分をそこに人格を高めていく努力をする人ならまだしも、それができない大人は実はとても多いと思います。

「大人だから性格がよくて当たり前なはずなのに・・・なぜこんな大人が・・・」
子どもから見れば、本当にそれは納得できないことでしょう。
責任や立場を持つことは大変だけど、やっぱりあとに続く人たちのために、できればその期待に応える【責任】を持って生きていかなければ、自分の行動は自分だけのものではなく、未来の人に影響を及ぼしていくのだと感じました。

「性格がいいから大人なの」「大人になるっていうことは性格がよくなるってことだよ」
本当は自信を持って子供にそう伝えたいけど、実は子どもも大人も対して変わらないし、思うほど大人は成長できないことを大人になって知ります。

「大人が性格のよしあしを話題にすることそのものがヘン」・・・という子どものひと言にドキッとし、大人としての立場と責任を改めて気づかされました。

アイディアは道具で湧き出る

昨日は「ハー・ストーリィ ビジネスカレッジ」ビジネスコースで博報堂の加藤氏をお招きした。http://www.herstory.co.jp/gakkou/curriculum/business.htm
カリキュラムの中では、もっとも長時間の朝9時~17時まで。加藤氏は、ベストセラー「考具」の著者で、日頃は博報堂のコーポレイトコミュニケーション局のプランナーとして、日々、アイディアを出す仕事をされている。

講義はとてもユニークなワークショップスタイル。マジック、ポストイット、カードを使って、自分たちのアイディアを出しては、まとめていく作業をする。壁には模造紙をはり、班にわけて作業をする。加藤さんいわくアイディアは出そうと思うよりも出し方を知っておけばどんどん沸いてでる、ということ。それが【考具】という本の中でふんだんに紹介されている。
たとえば、何かを考えなければならないときに、そのことに集中して考えると自分の頭では限界になる。そんなときは、全然関係ない「色」にこだわって周囲を見回してみるとか、周囲の人の会話に耳をすましてみるなど、視点を変えたところからもってきた情報と課題を融合させたり、表に並べたり、書き出すという作業をしてみる、という方法論をいくつも教えていただいた。
○○についてのアイディアを20個だせ!といわれると【エー?】となる人も、考具という方法を用いると何十個、何百個というアイディアが出てくるから驚き。

ところでビジネスコースは、全国各地から参加してくださる方があってこちらが感激させられる。
昨日はなんと青森、福井、大阪、三重、島根というように県外のオンパレード。この広島でこうしたセミナーをしてもなかなか集まらないということが多いのに、こうして全国から集まってきてくださる人たちが多いということに、ネットでの広がりや会社の知名度などがとても広がっていることを実感する。講師の魅力ももちろん大きい。地方でこうしたビジネスコースが成功することは大きな勇気を与えていただく。加藤さん、ありがとうございました。全国からご参加のみなさんもありがとうございました。

コンセプト・切り口・オリジナリティ

土曜日に開催している「ハー・ストーリィ ビジネスカレッジ」のクリエイティブコースに、私も参加させていただきました。講師は中国放送の門田プロデューサー。広島では唯一、地方局のヒットメーカーとして知らせる人です。全国ネットのゴールデンタイムに、地方番組「週刊パパタイム」をぶつけて最高視聴率33%をという記録を立てた人でもあります。

彼との出会いは、副社長のさとうみどりの紹介でした。さとうは、昔、局の大道具さんでした(さすが頼もしい)。私たち2人が創業した当時、私たちの奮闘ぶりを聞いて、なんと90分のドキュメンタリー番組で「主婦たちの会社起こし」を追っかけ取材してくれました。
私たちにとって本当に記念の番組となり、今でも入社してきた社員にはこのドキュメンタリーを見せています。
私にとっては、テレビ局のディレクター→プロデューサーという道を華々しく歩んだ人という外からのイメージしかありませんでしたが、改めて組織の中で、自分のしたい番組を地方にありながら作っていく彼の努力、考え方、姿勢に感銘しました。近い人の話って意外にちゃんと聞くことがなくて、驚きの連続です。

まず、彼は新卒で入社したときに、夢をいくつかもっていました。たとえば地方で深夜番組を作りたい、とかヒット番組をつくりたい、とか、ミーハー的な夢としては浜田省吾に会いたいとか、吉田拓郎に会いたいとか・・・。そのためにきっかけやチャンスが来ると、土日の休みを利用してでも仕事に参加したといいます。また、昔から学生などアルバイトの人たちで、いいなコイツと思う人には、サラリーマンでありながら、自分のお金でバイト料を払ってスタッフにして育てていたそうです。常に「いつかこんな番組をつくりたい」「いつかこんなことをしたい」という思いを何十年と変わらず持ち続け、人事異動で営業になったときも、いかにスポンサーを見つけて自分のしたい番組を作るか、というように意識や思考を変えてきたそうです。
そうしてミーハー根性で、浜田省吾や吉田拓郎にも会い、そのときにしっかりと縁を作り、のちにそれぞれのドキュメンタリー番組を自分の企画で手がけています。ミーハーがいつしかオリジナルの企画を実現させるまでになっていくところもさすがです。

夢の実現方法を門田さんは、「夢を描く」→「いつもいつも思う」→「思うと、いろいろ考える」→「実現に近づきそうな行動を起こす」の繰り返しで、近づいていくといいます。
また、同じ実行をするのでも、さらに番組としては、「したい番組を作る」だけではなく、ヒットさせることで評価が高まります。そこで、ヒットをさせるコツを彼は、[コンセプト]→[切り口]→[オリジナリティ]というステップで進めるそうです。これは、私たちの企画の立て方やクチコミで売れる商品のステップと似ています。
具体的に番組を例にいえば、「コンセプト」は広島の町の情報を提供する番組を作る!と考えていたとしても、それだけでは人は観てくれない。そこで情報番組を人に見てもらうためには、どうしたら見てくれるのか、という「切り口」が重要になる、といっていました。[切り口」は言い換えれば、「見せ方」「伝え方」です。クチコミでいえば「人が伝えるフレーズ」です。彼の番組でいえば、「お父さんを主役に」とか「深夜はHな番組で」といったように、基本は広島の情報番組であっても、人が興味を惹くテーマを探し、ひきつけることでヒットを作るそうです。あわせて、もっとも重要なのは、真似ではなくオリジナリティ。たとえば広島の番組なら、東京の番組を真似しがちですが、地方を逆手にとって、広島にしかできないことにトコトンこだわることで、地方だからこそ地方の人が大勢見たくなる東京ではできない内容を作ればヒットする、という法則です。
「オリジナリティを考えるということは、長く続くことなんです」というひと言はインパクトがありました。私たちもマーケティングではよく「独自性」とか、私の場合は[一本立てる]というのをよくいいますが、彼しわく、オリジナル性は寿命を長くさせるコツなのだそうです。なるほどそれを考えたことはありませんでした。いわれてみると、もの真似はブームやヒットのものが多いでしょうが、誰もしていないことの場合は、類似がないので息が長くなる、というのは言えるかもしれません。まさに企業の生き残りのヒントと同じです。

今、彼は広島の山の中を舞台にした「愛しのヒナゴン」という映画のプロデューサーです。これも昔の夢の中に「いつか映画をとる」というのがあったそうです。
そうそう、私も映画を作る動きをしているので(門田さんには、甘いぞー、といわれましたが)結局、お互いに応援しあって成功させましょう!ということで盛り上がりました。
みなさん、「愛しのヒナゴン」をよろしク御願いします(門田さん、見てる?)

始動!「広島を舞台に美しいロマンス映画をつくります」

今年の4月に新事業、ハー・ストーリィ ビジネスカレッジ立上げイベントでであった、脚本家の田渕久美子さんと意気投合して、なんと広島を舞台にラブロマンスの映画をとる話しがすすんでいます。
すすんでいる、といっても、映画の世界を調べてわかったのですが、映画もやっぱり事業。ようは予算があれば、誰だって簡単に愚作でも作れるわけで、たいした大げさなことではないらしい。
そう、ようは「お金」があれば・・・。ということらしい。

でも、大作はやっぱり○億円とか○何年といった言葉が宣伝に踊るし、人気俳優を使うことで知名度も随分違う・・・。さすがにそんなことはできない。
でも、今、映画業界は、追い風がふいてる。カンヌで突然、「誰もしらない」という映画で15歳の少年が賞をとったように、大作ではなくても、いい映画は評価されるというイメージが出はじめている。韓国映画も大ブームで、ロマンスも注目だ。

なぜ、広島でロマンス映画なのか。
一つは平和・原爆以外に広島に来たいという他県の人たちの関心の薄さである。8月6日に今年も原爆の日を迎えた。世界に知られている日本の中でも数少ない都市「ヒロシマ」。このことは忘れてはならないが、その平和・原爆というイメージは、同時に、そのことが中心となりすぎた町づくりであるため、新しい今の広島の魅力が発信されずにきている。
田渕さんが講演にこられたとき、たまたま宿泊いただいたのが、平和記念公園の側の川が見えるホテル。広島は緑と川が多い。原爆投下によって町が消滅したため、町全体が戦後に作られている。木造の古い家屋がないことが、町全体を明るく広く美しくしている。
田渕さんが、あまりに町がきれいなことに驚かれたとき、側で手伝ってくれていた若いスタッフが「ここでステキな愛を物語にしたらステキだと思います」のひと言に、田渕さんがのった形だ。

思いつきは現実へと動きはじめ、東京のプロダクション、映画スタッフと会うことになり、そしていよいよ資金集めの第一ステップとして、今日、地域の経済界関係の方々と話しをさせていただく。その後は有志、ボランティアを含めて、地域スタッフを作ろうと思っている。
中国放送が今、井川遥さん主演の「いとしのヒナゴン」というのを準備しているので、来年は、広島映画が次次生まれそうです。
しかし、何でも言葉は、「行動」することで現実をおびてきます。
とにかく成功させたいと思います。みなさん、またここで仲間を呼びかけますのでご協力をよろしく御願いします。※現実的話をすると、数ヶ月で1億集める予定なの・・・走り回ります。

やるなら夢はカンヌ!!と思って、新しい広島発信です

ありがとうございます。

前回、失敗続きで落ち込んでます。と書いたら、多くの方から励ましのメール、書込みをいただきました。感謝です。

でも、改めて自分のイメージを確認させていただきました。だって「日野さんでも落ち込むことがあるんですね」って声が多いんですもの。
これはみなさん、誤解です(笑) 私は前回にも書いたように、かなりの小心者です。でも、経営者のような仕事をする人って、どこか小心者だから、人の表情が人一倍気になったり、相手のニーズに応えたいと強く思ったり、数倍も動いてしまう結果、今日に至るのだと思います。怖いから、さびしいから、それを避けるために必死で、維持、発展させるほうこうにもがく力が強いのだと思います。
私の友人知人は経営者がとても多いですが、外では有名なカッコイイベンチャー起業家や大企業の社長が、とっても臆病で、弱虫で、ぐちぐち悩む姿をみることはしょっちゅうあります。
ある人は「負のパワーが原動力」といわれます。どうしてそこまでがんばるんですか、と聞かれることもありますが、それも「自分に負けたくないから」という人が多いと思います。もちろん勝つとか負けるとか、どっちでもいいことです。そう思えたときは、人間は気が楽になるし、自然体になれます。でも、必死で走っているランナーや、誰もできないことに挑戦していく登山家やチャレンジャーをみることではげまされることや感動することは多いです。

私は「五体不満足」を書いた、乙武洋匡さんのファンです。彼の存在を知ったとき、大きなショックと感動を覚えました。彼の知性、行動、生き方、人柄、笑顔・・・その活動そのものに大きな大きな偉大さを感じます。自分の運命を受け入れ、自分の個性を受け入れ、その上で、自分のできることにチャレンジをしていく力を尊敬しています。
http://sports.nifty.com/ototake/
私に与えられた個性、長所、短所、そのすべてを自分がみとめ、許し、その上でできることにチャレンジしていきたいと思います。

笑いとプラットホーム

土曜日は、ハー・ストーリィ ビジネスカレッジビジネスコース第3回を迎えた。今回の講師は、大歳昌彦さん。全国の村や町を本当に毎日動いている村おこしのプランナーといったらいいでしょうか。講演の中には北海道の話、佐渡の話、高知の話、宮崎の話しなどなどとにかく全国津々浦々の町の活動がネタとして飛び出してくる。
http://www.onstage.co.jp/ ←大歳さんのサイトはとっても情緒あふれる情報サイトです。

私も多くの講演講師を迎えてきたけど、大歳さんの講演はとっても新鮮。講演の数日前に、大きなダンボール箱が2つ。高知、馬路村の「ゆずジュース」や「ゆず入浴剤」など参加者のためのおみやげがいっぱい。講演の事例にも、たくさんのチラシ、ポスター、パンフレットなどを山のように持参され、現物をみせてくれる。
また、何よりも話しに必ず「オチ」がある。最初はみんなびっくりしているけど、だんだん引き込まれて、今度はどこで「オチ」だ?なんて耳を立ててしまうから眠れない。10分に一回は笑ってしまうので、とにかく講義雰囲気がなごやか。京都に住んでいるといこともあって、言葉が関西弁なのがさらにいい。馬路村の高知弁とまじわって、独特の話し方になるので、講師ととても身近になれる。

私も各地で講演をするけど、久しぶりに「自分スタイルでいいんだ・・・」と肩の力が抜けた気がする。講演がテクニック的な話法ではなく、事例や経験談、実話など日頃、見聞きしていることや新聞、雑誌などの情報も含めて、精一杯、惜しみなく大歳ワールドとして提供してくれる。会場の人たちを楽しませよう、満足させようという愛情が感じ取れる講演でした。
常にいく先の相手に「おみやげ」を考える、という大歳さんから、わが社にもちゃんと提案をいただいた。会社で取り入れたらいいという企画をしっかりいただき、これも素晴らしいアイディアで感激した。夜は私とさとうと大歳さんで会食。久しぶりに、あたたかいふるさとのおじさん??に会ったような身内感覚を感じて、楽しい時間だった。

大歳さんのテーマは、「プラットホーム」らしい。町と町の出会い、人と人の出会いを全国を動きながらつないでいく。儲けとか仕事というよりも自らが使命と思ってしている様子に思わず「どうしてそこまでするのですか」と質問をしたら、哲学者の森信三氏の言葉を借りて「後世に残せるものは、物できなく、自分の生涯である」(今度、正式な言葉をここに書きます)といった話しをされた。
笑いとプラットホームの大歳さんは、すでに今日もどこかの町で誰かと語っているのだろう。
またお呼びしますねーーー。

生き様が感動を呼ぶ

昨夜、中国地域ニュービジネス協議会の定例総会の記念イベントと題して、パネルディスカッションが全日空ホテルで行われた。
壇上には、ラジコンヘリで世界一のヒロボーの松坂社長、ダイヤルサービスの今野由梨社長、お仏壇のはせがわの長谷川社長、モルテンの民秋社長のそうそうたるメンバーが上がられ、本当に感動のトークセッションが行われた。
いろんなパネルディスカッションを見てきたけれど、これほど聞いていて楽しく、心に響き、感動する時間は久しぶりだった。
もちろん、この掲示板では、多くの経営者の人たちの感動的な話をいくどとなく紹介してきたけど、今回の場合、大物が四人も揃ったことで、正直、スケールが違う感動だった。
会社が大きいということは、それだけスケールの大きなドラマ、障害をみなさんが経験し、乗り越えてきているのだということを改めて教えられた。
どなたも、最初から大きな会社なんてない。多くの人が涙したことと思う。

どの経営者も、「どんなに忙しく働いても、楽しい。たった一度の人生を本気で生きて、死ぬときに生きてきてよかった。人生に後悔なし、と思いたいからやっている」という話しや、「何度も危機にあい、もう駄目だ、と何度も何度も思うことがあっても、負けるもんかとふんばる自分がいる」「結局は人と人。しあわせになりたくて人は生きている」といったような話しが次々と出ました。とにかく著名な方ばかりなので雄弁で話しもうまい。掛け合い漫才のようにやりとりが飛び交う。何よりもパワフル。今野さんは、最近、海外の山をロッククライミングに挑戦したり、ゴルフのラウンドではギネスにのっている記録を作ったそうだ。なんと年齢は68歳。どうみても見えない美貌で会場にためいきを誘っていた。
長谷川さんは、日本ではお仏壇で唯一の上場企業だけど、アジア各国にホテル、スーパーなどを展開されたそうだ。150億投資して失敗しました。と堂々といわれた。「どうして失敗したか。それは、昔は多くの人をしあわせにしたいと思って事業をしてきた。今はどこかに儲けたい、もっと大きくしたいという思いがあった。それが失敗をさせた」と。ケタの違う話ですが、オーラが出ていました。民秋さんの超パワフルぶりは有名。日々は流川で飲んで、「たみちゃん」といえば知らない人はいないといいます。カラオケの歌詞は暗記。夜が遅くても5時すぎには起きてバラの手入れ。一年中花を咲かすことがテーマだそうで、花づくりは本格的。どう考えても多忙な人たちが異口同音に「やりたいことをしているのだから、忙しいのではなくしあわせ」という。

最後にもっとも会場を感動させたのは、どの方も人に夢や希望をあたえたい、と思っているということだ。今野さんはマレーシアの青年を育て、彼は現在、マレーシアで35の学校を作ったそうだ。
私たちから見れば大きな会社をしているみなさんが、壇上で、「会社を大きくしたいかどうかより、それで何をするか、世の中に何ができるようにするかが大事。一度きりの人生だから」だというニュアンスだった。

遠くてすごい人たちに見える人が、とても人間くさく感じた。みんな悩んで、苦しんで、それを糧に自分を強く、大きくしながら、人生を感謝し楽しんでいるのだと確認できた。
今野さんが、「人はとってもいじわるです。会社が大きくなっていくと、信じられない辛いことをする人が大勢出てきました。でも、その信じられないことをした人たちすべてに、そのおかげで今の私があるのだと思うと、心から感謝をしています。うそ偽りなく、私の人生に、そのときに必要な試練を連れてくる役割をしてくれた人たちなのだと思うとありがたいです。何が来ても楽しくなっている自分があります」といわれた。
誰かに聞いたことがある。「神様は乗り越えられない試練は与えない」と。

それぞれの人には、それぞれにドラマがあり、感動がある。乗り越えてきた試練の数だけ人は大物になっているのかもしれない。みなさんの生き様そのものが感動を呼びました。
このような機会をいただけたこと、感謝申し上げます。

日本の若者は、世界で勝てる!

土曜日は、待ちに待ったハー・ストーリィ ビジネスカレッジ第一講座の日でした。トップバッターは、新業態のオシャレな飲食業を全国に展開する株式会社ravの貞広一鑑氏と経営パートナーの小島圭介氏。
貞広氏は、広島のトレンドリーダーなら一度は絶対に行ったことがあると思う「茶々」「ポジティブイーティング」などの飲食店舗のオーナー。どの店も店名は小さく看板はないに等しい。和、京都をイメージさせる店づくり、料理を中心に、和カフェブームを作った人。ちなみに、「和カフェ」というのも貞広さんが商標登録している名称とのこと。

貞広氏は、基本的に講演をうけない、と聞いていただけに今回、お招きできたことは本当にラッキーだった。スタイルは、トークショー形式。私が質問をしたら答えます、といわれたけど、とても自然体で、本音で話してくだったので、参加者はみんな感動したと思う。
でもさすがに自然体の人は、若いときに多くの経験をしている人がほとんど。彼も高校三年生のときに家出をして夜の世界へ。ディスコ最盛期にDJ、マネージャーなどを経て、あのマハラジャの広島店の責任者として名をあげている。広島という仁義なき戦いの街で。彼をとりまく環境は、けっして表街道ではなかったことは想像できます。
そんな中で、娘が産まれたことがきっかけで、明るくて自分にとって居心地のいい店を作りたくなったというのが「茶々」という女性に大人気の店、第一号店ができたきっかけらしい。

音楽にくわしく、華やかな世界を見てきた彼がたどりついた居心地のいい店とは、「京都」だった。飲食の世界は、当たるとすぐに真似が広がり、フランチャイズなどであっという間に広がって消える・・・。そんな繰り返しの日々の中で、真似ではなく、自分だけの店を創りたいと考えるようになったとき、もっとも誇れるのは日本文化であるということに気づいた。それを現代の飲食空間として実現。飲食業ではなく「ホスピタリティビジネスをしている」というように、人の心が癒される空間を次々と生み出す。現在、全国に30店舗。名古屋、東京、横浜と広島発の新スタイルが全国へ広がっている。

「フリーターは、夢がみつからない人」「日本の若者こそ十分に世界で勝負してほしい」「自分の店は、指摘してしまうから見に行かない」「一ヶ月に一回は、店舗にお客様を装った調査をいれて客観視で、サービス状況を判断」など、貞広さん独自の考え方に、「頭の中がひっくりかえった」という感想の方も多かった。
新しい店の場所をみつけると、頼みたいと思っていたデザイナーにデザインを依頼する。基本は貞広氏の頭の中にあるようで、物件を見ただけで「こうしたい」「あーしたい」があり、とても高感度なイメージを膨らませることができる人だと分かる。自分の世界観やアーティストの発表の場を作り出し、若者の活躍の場を自由に拡げ、任せていく人。縦ではなく横。職人ではなく仲間。お客様というより一緒に育つ関係・・・などなど、彼は本当は人が大好きなのだ。
ravはラブ(愛)もかけてある。
もともとは旧社名の頭文字からとったという社名だけど、人を褒められないという貞広さんは、本当は人をとても愛している。だらか彼は人が生かせる場所を作り続けているのかもしれない。
最近、社長を引き受けたという小島氏のように、貞広氏の周りには、一緒に働こう、という人たちが自然に集まっている。彼の愛情がわかる人たちが引き寄せ合って作品を作り出している会社だと感じた。

日本の若者は、世界で勝てる!それを実証したいと淡々と語る表情は、絶対にできるという自信がつたわってきた。

悩まないほうがいい。

これは長距離の高橋尚子選手がインタビューのときに答えた台詞。
「私は悩みません。悩むと必ず人は悪いほうへ考えるので、悩まないほうがいい方向にいきます。だから悩まないことにしています」といった。
私の周囲には、悩みを持っている人が多い。なんでそんなことで?というような悩みが意外に多い。人と自分を比較して落ち込んだり、自信を失ったり・・・。世界中で、自分はたった一人なのだから、自分という存在そのものがその時点でオンリーワン。「バカの壁」の養老先生は、「個性を伸ばすというのはへんだ。人は最初から個性そのものだ」というニュアンスのことをテレビでいわれていた。
私たちは、悩まないでいいことで悩んでいるときがある。でも基本は悩まないほうがいい。どうしよう、と悩んで決断したことより、直感的に最初にきめていたほうがいい結果になることは本当によくある。

悩むより、明日することを考えましょう。

江角マキコの国民年金未払いに思うこと

テレビでここ数日、女優の江角マキコさんが、国民年金の納付を呼びかける広告に起用されていながら、本人が未納だったことが話題になっている。
テレビの報道によっては、社会保険庁がこんな人を起用したことに対するお粗末な対応に対しての厳しい指摘とともに、広告代理店への訴訟に発展するかもしれない、という話しも出ている。
とうとう本人の江角マキコさんが記者会見をして「自分は払っていると思っていた」とコメントし、すぐに二年分を払い込みしたらしい。

私は最近、ニュースをみると人ごとではないと思うことがしばしばある。少し前の鳥ウィルスで自殺された経営者の浅田夫妻のときも胸が痛んだが、事業をしていると、ニュースやワイドショーでの報道が、視聴者側ではなく、当事者側で見ている自分に気づいて、思わずテレビで攻められている人たちの援護に回ってしまう。これはいつからだろうか・・・。最近はとくにそれが強くなっていると気づく。

この件にかかわっている人たちは今、どんな気持ちでこの問題に向き合っているのか、と思うだけで胸が痛くなる。たしかに保険料を払っていない人が広告モデルに登場したのは問題だと思う。しかし、問題視すべきは、【意図的に隠していた】とか【自覚していたのに知らないフリをしていた】という場合ではないだろうか。江角マキコの言葉を信じるなら、税理士を通じて確定申告をしている様子なので、依頼している税理士にも問題はないだろうか。
また、「自分もびっくりしてすぐに二年分払った」といっているのだから、年金を払っていない国民が40%を超えている日本では、今回の問題は、かえって大きく印象度を高めることができるので、私なら広告モデルから降板させるよりも、「ごめん!払っていなかった私も、すぐに払い込みました。みんなも関心をもって!」というポスターを逆手にとって作ってしまいたいぐらいだ。
この広告に6億2000万円もの費用が使われ、「すべて国民の税金からです」とニュースでは、どこの局も連呼する。今回の件が、まるで詐欺行為のようにいう報道の仕方にも疑問に感じている。
たしかに払っていなかった人を起用したことは問題だったかもしれないが、逆にいえば、この件で、少なからず払っていなかった有名人一人から、二年分が回収できたのだ。モデルに起用されていなければ、江角さんは今だに払っていない人かもしれない。有名女優二年分の社会保険料回収は意義がある。

それに誰も【本題】については追求しない。ニュースはどこも批難の見解ばかりで、【本題】をテーマに前向きな話しはない。今回の件でいえば、タレントが未納だったことの問題を通じて、【みんなが年金を払うようになるためにはどうしたらいいか】ということのはずだ。そこについて見解を述べる番組はまったくない。なぜ40%以上の人が未納なのか、どうしたら関心を持つのか、それとも無駄なのか・・・その本質解決のために、この話題を前向きに検討したらどうなんだろう。

間違っても、訴訟や降板、税金の無駄遣いという結論の出し方、退任、辞任といった責任の取り方に問題をもっていってほしくない。生番組をすっぽかしたロシアのアイドル歌手の訴訟問題ならわかるけど、今回の件は、「本質は何か」を見失いたくない。
話題の取り上げ方、責任の取り方が間違っていることが多すぎると感じるのは私だけだろうか。
【本題】は何か・・・。どうしてココの解決に目を向けずに話題をそらしてしまう国なのか。不思議でしょうがない・・・。

マイナスの文化からプラスの文化へ

今、ベストセラーになっている「成功の9ステップ」(ジェームス・スキナー著)のジェームスと茅場町のオフィスでお会いした。私はこの本の最初の方に書評も書かせていただいている。
彼の講演会は、五感を刺激する音楽、照明などの演出があり、コンサートのようなノリを作る。
どんなときもプラス思考という彼と話しをすると、本当に多くのことに気づかされる。
※私のサイトでも売ってます⇒ http://www.herstory.co.jp/biz/e_books.html

たとえば彼いわく日本はマイナスの文化だという。
仕事の場面でいえば、「お疲れさま」「ご苦労様」といって仕事から帰ってきた人をねぎらう。しかし、よくよく考えるとこれは「疲れ」「ご苦労」という風に仕事そのものを最初から「疲れて苦労だ」と決めている言葉であるという。なるほどいわれるとその通りだ。こうした言葉で話しをしていると、仕事は大変、仕事は苦労、仕事は疲れる、というイメージになるというのだ。
でも、人は人生のうちで仕事をしている時間が一番長い。だから、仕事は楽しい、仕事はうれしいといった言葉をつかって仕事を喜びにしていく文化をつくることが大切という。彼の会社では、「お疲れさま」はタブーで、「お楽しみさん」というらしい。ジョー談のような本当の話。こうした例を次々と教えてくれる。聞くと「たしかに」「本当だ」という発見がたくさんある。なのに日常に当たり前に使っている言葉のために、いわれるまでまったく気づかない。「謙虚な国なのかな」というと、またまた「謙虚とはプラスの言葉を謙遜することだ」と返された。たとえば、夫婦は仲良し?と聞かれて、「おかげさまで、とっても仲良し!」というと、「おかげさまで」が謙遜で、「とっても仲良し」がプラスということ。これが「うちの愚妻が・・・」なんて答えたとしたらこれはマイナス言葉。謙虚ではないという。

とにかく彼と話しているとどんどんエネルギーがブラスになるのがわかる。他人にプラスのエネルギーを与える人はそれだけで存在感がある。こういう人たちと親交をもてることは、とてもありがたい。私の元気の源は元気のいい仲間たちとの相乗効果から生まれるのかもしれない。
ジェームスのサイトは、http://www.jamesskinner.com です。経営者や管理者向けのセミナーが多数行われています。

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日野佳恵子(ひの・かえこ)。島根県生まれ。90年創業。女性(主婦)マーケティングの パイオニア企業として注目を集める。企業・主婦・ハー・ストーリィの三者共働型マーケティングを開発する。「クチコミュニティ・マーケティング」は登録商標。 [ 続きを読む ]

日野の生い立ち物語
日野佳恵子の著書
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ハー・ストーリィは、主婦マーケット専門のマーケティング会社です。「主婦の力をプロデュース」を合言葉に、web媒体とリアルネットワークを活用し、主婦のおしゃべりをコンテンツにするクチコミュニティ®・マーケティングという独自の名称で、事業を展開しています。

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