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木田理恵の「今日の視点」

こんにちは!女性マーケッター養成講座、講師の木田理恵です。
ここでは、私自身の仕事やプライベートの体験の中から、生活者視点マーケティングのヒントになりそうなことをピックアップしてご紹介しています。受講生やこの講座に興味を持たれた方々と「気づき」をシェアできればと思いますので、皆様の体験・感想をお待ちしております。

2006/11/28

一粒たりとも無駄にできない

講師の木田です。皆さん、毎日マーケティングしてますか?
私は、先週の休みを利用し、長野で半自給自足をしている友人宅に行ってきました。
「1日1日を丁寧に生きたい」をポリシーに脱サラをして、長野に移り住んで3年目の彼は、畑仕事に、地域活動に、将来の夢の実現に大忙しで、なんと、今は市のまちづくり委員会の委員にもなっているというから驚きです。
「何でもやりたいことを言い続けると、自然に情報や支援者が現れ、夢はかなう」というのが彼の持論。
説得力があります。
さて、今回の滞在の目的は、日ごろの都会の喧騒の中で忘れかれていた土に触れ、自然の恵みを味わうことと言えばかっこいいのですが、要は畑仕事を手伝って、地場のおいしいものをいただくというものです。
みんなで、黙々と収穫し干していた黒豆を房から取り出す作業をしていたときのこと。(この作業、結構地味で大変なんです…)
「種を植え、長い間かかって丹精込めて育てて、収穫し、一粒一粒、房から取り出す。全部にかかった人件費を考えると、買ったほうが早いし、断然安いと思う。都会では考えられへんことやけど、こうやって育てた豆の味は格別。ましてや、この一粒が来年はたくさんの実をつける種になるかもと思うと、一粒たりとも無駄にできないんや。」と彼がつぶやきました。
その晩、ご馳走になった黒豆の味は格別で、こんなにおいしい枝豆は食べたことがないと思いました。

日ごろ、商品販促を提案する際、お客様に「生産者の顔を見せよう」「つくるプロセスを見せよう」といっている私ですが、改めてその意味を実体感しました。

ちなみに、その日の夕食のメインは、みんなで打った“そば”と畑で採れた“野菜のてんぷら”どれも本当においしかった!

“黒豆”も“そば”も“てんぷら”も不揃いで売り物にはならないかも知れないけれど、お店で買う誰が作ったかわからないキレイな食品よりも、味があって、こころが満たされる感じがしました。

来年になったら、現在計画中の彼の喫茶店で出す、手作りクッキーの試作会をする予定です。どんな商品だったら、名物になり田舎のまちに集客できるのか?ネットでも販売しようよ!なんて今から盛り上がっています。
良いアイデアがあったら教えてくださいね!

【今日の気づき】
●誰がつくったのか、どうやってつくったのかがモノの価値を高め、時には感動を与える
●でも、もっと愛着や価値をもっていただくには、お客様にプロセスに関わっていただくこと

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