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木田理恵の「今日の視点」

こんにちは!女性マーケッター養成講座、講師の木田理恵です。
ここでは、私自身の仕事やプライベートの体験の中から、生活者視点マーケティングのヒントになりそうなことをピックアップしてご紹介しています。受講生やこの講座に興味を持たれた方々と「気づき」をシェアできればと思いますので、皆様の体験・感想をお待ちしております。

2007/11/12

“ご褒美”と財布の紐

先日、妹の誕生日プレゼントを買いに、今、話題の銀座へ出かけた。
通算すると、30回近く誕生日プレゼントを贈り続けていることになる。
(あれ?歳がバレる?!)

毎年同じ季節にプレゼントとなると、これまでとかぶらないモノを
考えるだけでも結構大変な作業(?)となってきた。

折角プレゼントするなら、喜んでもらえるものにしたいし…、

あれこれ悩んでいるうちに、“ええぃ、本人に聞いてしまえ!”
と思い、携帯電話を手に取った。(本当に、今の時代は便利です)


「あっ、お姉ちゃん?もうすぐ誕生日だから、そろそろ電話かかって
  くるかなと思って待ってたの」

「(まったく、ちゃっかりした妹だ)
  じゃあ、ちょうどよかった。プレゼント何がいい?」

「あのね。母の日にお母さんにプレゼントしてくれた、
  ロクシタンのシャンプーとリンスがいい!
  ちょっと使わせてもらってすっかり気に入っちゃって、
  自分用に買おうと思ったんだけど、
  お店まで行って、あんまりにも高かったから諦めたの。
  洋服なら簡単に出せる値段が、何でシャンプーとリンスとなると
  躊躇しちゃうんだろうねぇ(笑)。

  ということで、誕生日が来たら、お姉ちゃんにおねだりしようと
  思って待ってたの。

  このシャンプーとリンスほんとにいいよ。
  お姉ちゃんも使ってみたら?」

「へぇ〜、何か簡単に決まっちゃって拍子抜けだけど、そんなに
  欲しかったんなら、そうする。
  ついでに自分用にも買ってみようかな?」


そうして、今回の妹への誕生日プレゼントは一件落着したのでした。


  “で、自分用にシャンプーとリンスは買ったのかって?”


それが…、

やっぱり、何か“理由”というか“きっかけ”がないと買えないんですよね〜
1本(500ml)3000円を超えるシャンプーって言うのは…。


今年の年末、1年間がんばった“私へのご褒美”に思い切って
このシャンプーとリンス、それから気になってたボディケアグッズも
一式揃えて買おうかしら…。

そんな風に売場を見ていたら、
ロクシタンの店内にはギフトセットやかわいいラッピングが溢れ、
新商品には、「うっとり、ごほうび肌。」というキャッチコピーが

日常の生活の中では、はなかなか手が届きにくい商品も
“ギフト”や“ご褒美”が切り口になると、
女の財布の紐は一気にゆるむとつくづく思う。

【今日の気づき】
●女性の財布の紐が緩む切り口は“ギフト”と“ご褒美”
●ちょっと贅沢な商品は、とびっきり素敵な演出で特別な時にこそ
 買いたいと思う気持ちにさせよう

 

<今回のプレゼントに選んだのはコレ!>
■スリーハーブス I シャンプー&リンス
http://www.loccitane.co.jp/shop/product_loccitane_info/171.html

参加者のコメント (4)

こんにちは。
毎回木田さんの「マーケッター」と「女性」の両方を兼ね備えたコメントはとても参考になります。

今回も「きっかけ」が女性の購買の背中を押す大きな要因であることを、改めて実感しました。
でも、この「きっかけ」は偶然であったり個人で様々であったり、なかなか画一的には仕掛けはできないですよね?

そう、女性心理のキーワードでは「限定」とかって、どうですか?いまさらかもしれませんが、普遍的な切り口を感じますが、どうでしょう。

もうひとつは、店内のキャッチコピー、所謂POPですが、これもアピールするには効果的ですよね?
でも不思議なもので、これだけネットとかで情報がいつでも手に入る時代で、ちょっとした一言がこんな重みを持つなんて・・・
言葉の大切さを、忘れてはなりませんね。

さて、ちょっと意地悪な質問になりますが、今回のお買物、もし銀座ではなく、たとえば総武線の船橋とかで、百貨店ではなくてSCとかで、さらに、店内が乱雑で、スタッフも無愛想だったりしたら、同じロクシタンでも、財布の紐は緩みますかね?
それに、もひとつひねりを入れて、ここのSCは全館のキャンペーンで、土日限定で価格は30%OFFで買えるとなったら、思い切って自分用まで買っちゃいますかね?

ロクシタンの「ブランド」が重みを持つのか?「価格」なのか?ハタマタ「場所や環境、演出、雰囲気」なのか?
男マーケッターではわからない謎を解いてください!

私もいつも木田さんのブログ、お邪魔していたのですが(コメントも残さず申し訳ありません)今回のブログも、いつものごとく、またまた「わかる、わかる〜!」だったのでコメントさせていただいてます!

ほんと、自分へのごほうび、って素敵ですよね。
自分へのご褒美に何かを買う自分がまた嬉しかったりしますよね。

私も何かにつけて、「今日は○○だったから、いつもよりちょっと奮発してこのランチにしよう!」とか「今年も頑張ったから、年末には△△買おうっ!」とかやってます・・・・

それから、ギフトもそうですよね。
自分の大切な人に贈るプレゼントだから、喜んでいる顔が見たい、だから・・・って考えてしまいます。

「男マーケッター」さんが質問されていますが、私は、ごほうびとか、ギフトの時は「ブランド」が重みを持つタイプです。
こんな時だから、いつもと違う、憧れブランドを買おう、食べよう、ってなるタイプです!
価格はこういう時は関係ないかも・・・
また、私は地方在住なので、立地はあまり関係ないかも、って思いますが、また、そのブランドならではの演出、環境、雰囲気は大切かな、って思います。
木田さんはいかがですか??

男性マーケッターさん、こんにちは。
いつも鋭いツッコミありがとうございます(笑)!
「限定」には男女ともに惹かれると思います。
でも、より男性を意識したら「レアもの」、女性を意識したら「特別(あなただけに)」という言葉のほうがもっと響くかもしれませんね。
情報が氾濫しているからこそ、店頭でその気にさせる演出はとても大切だと思います。(特に女性に対しては)
演出とは、販売員やPOPの背中を押す一言だけでなく、お店の雰囲気づくりも含みます。
なので、接客や施設の雰囲気が悪いと、ギフトやご褒美の買い物はしたくないですね。どこでどんな風に買ったかも合わせて商品の価値ですから。
でも、前から欲しかったブランド品が30%offだと自分用になら買うかもしれません。今後は定価で贈り物としては買わなくなると思いますが…。

男性マーケッターさんの問いに関しては、女性は全体のイメージで捉えるので、「ブランド」「価格」「場所や環境、演出、雰囲気」すべてが影響を与えているとお答えしたいと思いますがいかがでしょうか?

じゅんちゃぶさん、いつもブログ読んでいただきありがとうございます!!
そうですね、自分へのご褒美って素敵ですよね!
私は最近、ウィンドウショッピングが楽しくて仕方ありません。

「あっ、これは私から私へのクリスマスプレゼント候補」
「これは、1年間がんばった私へのご褒美候補」
「あっ、これは彼にさりげなくおねだりしてみようかな?」

なんて素敵なディスプレイを見ながらワクワクしています。

ブランドって名前だけでなく、「約束」ですよね。
このブランドだったら、誰が見ても納得の世界観やイメージ、品質を持っている。だから、その世界観に憧れる。みたいな。
しっかりしたブランドほど、そのブランドならではの演出、環境、雰囲気づくりには細心の努力をされていると思います。

そうだっ!いい機会だから、ブランドショップ巡りしてみようかな〜。
(何か気づきがあったら、またここで報告しますね!)

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