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木田理恵の「今日の視点」

こんにちは!女性マーケッター養成講座、講師の木田理恵です。
ここでは、私自身の仕事やプライベートの体験の中から、生活者視点マーケティングのヒントになりそうなことをピックアップしてご紹介しています。受講生やこの講座に興味を持たれた方々と「気づき」をシェアできればと思いますので、皆様の体験・感想をお待ちしております。

2007/11/28

電車バナナと田辺さんからの手紙

“電車バナナ”と聞いて、何を想像しますか?

また、新しいネット小説??

いえいえ、これ、文字通りスーパーに売っている果物のバナナです。
パッケージには、電車の写真が…。
何だかよくわからないけど、ものめずらしくて手にとってしまいました。

どうやら、私鉄系スーパーマーケット8社が共同で商品開発した代物
らしいということはわかりましたが、それ以外は意味がわからない…。

え〜、何で電車の写真なの〜?
何で、数ある商品の中から、バナナを選んだの〜?

  8本のバナナに各社の電車と愛称のシールが貼ってあって、
  バナナの皮を剥くたびに、ちょっぴり楽しい!

              とか

  皮をめくったら、電車が出てくるマスコットが抽選であたる

              とか

  商品開発チームの鈴木さんが、どうにもバナナが大好きで、
  今回、念願かなって自分好みのこだわりぬいたバナナをつくった

              とか

何か“ひねり”は無いのかしら?
これでは、道で声をかけられ、笑顔で振り向いた瞬間に、無視された気分…。
惜しいな〜。


で、そんなこんなで、ついでにバナナコーナーを見ていると、
1本150円もする、高級バナナがあったりして結構おもしろい。


私が特に気になったのは、

“手紙のついた果物”シリーズの田辺農園バナナ


「エクアドルの田辺農園から手紙が届いています」というメッセージ
に惹かれ、パッケージについてあるQRコードにアクセスすると
社長の田辺さんが、エクアドルでバナナ農園を始めたきっかけや、
農園が軌道にのるまでの苦労、バナナ栽培へのこだわりなど
実直に思いを綴った手紙が、画像付きで見ることができた。


一瞬、エクアドルに住む田辺さんと繋がった気がした。


田辺さんの思いに触れ、普段は買わないバナナを買い物カゴの中に
入れている自分がいた。(電車バナナは買わなかったけど…)

【今日の気づき】
●奇をてらったネーミング、それだけでは買うきっかけにならない
●ネーミングと商品、販促それらを繋ぐ思い(メッセージ)が
 一貫していて、お客様の共感を呼ぶものをブランドという

参加者のコメント (1)

木田さん、こんにちは。
たかがバナナを巡る鋭い視点と消費者心理は、ヲタな私をとても楽しくさせてくれます。

今回のキーワードは、「エクアドル」「手紙」「顔写真」あたりかなと感じました。いかがでしょうか?

まず、地球の裏側のエクアドルって、結構未知な世界で異国情緒を感じさせますよね。フィリピンじゃ響きませんよね。
そして、メール全盛の中で手紙って言う、アナログな言葉もココロ惹かれます。
さらに、田辺さんの顔写真シール貼ってませんでした?
日野代表の解く「人気(ヒトケ)」とも共通なような?

そんな分析をしながら、探りを入れたら、意外とマーケティング(仕掛け)をやってますね!
田辺さんも隅に置けないな・・・(と言うか、輸入商社のアイデアか?)
まずは、キャンペーン開催中のようです。
http://www.jff.co.jp/tanabe/
http://www.anatc.com/topic/07-04.html

そして、成城石井のオススメ商品にもラインナップ。
http://www.seijoishii.co.jp/itm_item_info.html?id=295

どうも、2005年に輸入商社と手を組んだ事が、日本での普及の起爆剤になったような
http://job.mynavi.jp/09/pc/search/corp64715/outline.html
でも、仕掛けよりも、有機肥料・低農薬の自然循環型農法と言ったこだわりを頑なに追求した結果なのでしょうね。

さて、そんな田辺さんの入魂バナナですが、こんな形のプロモーションとなると、興醒めしちゃいませんか?
http://www.marusho-foods.co.jp/kanjyuku_banana/banana_kun.html
「バナナくん」なんて、いかにも安易なネーミングだし、なんでもキャラクターのイラスト入れれば成功するわけではないでしょう。

こうなったら、木田さんの繋がった気持ちと、バナナくんはやめるべきとの提案の手紙を、遠くエクアドルの田辺さんに送りましょう!

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