「過労死の労災認定急増について」 アンケート報告書

ワークシェアリングより現体制のまま改善を
本人・周囲の人ともに過労のある人とない人では(ある人のほうが多いものの)ほぼ半数となりました。 残業を「やる」「やらざるを得ない」という回答は8割にのぼり、残業は抵抗できないものとして認識されているようです。 過労死認定基準の緩和は「根本的な問題解決にはつながらない」が5割弱ともっとも多いものの、「もっと緩和すべき」「良い判断である」をあわせたものも半数を超え、過労死認定の必要性も重視されていることが分かります。 問題解決にもっとも必要なのは「当局による違反企業の取り締まり」と「企業幹部の意識改革」がほぼ同数です。 ワークシェアリングの支持は2割足らずとなり、新体制の導入より、体制はそのままに現状の改善が望まれている傾向が明らかになりました。

【アンケート開始日】 2002年11月6日
【回答件数】 503件
【回答者 内訳】 性別: 女性 403人(80.1%) 男性 100人(19.9%)
未既婚: 既婚 353人(70.2%)未婚 141人(28%) 未回答 9人(1.8%)
年代別:
年代 人数 割合
10代 21 4.2%
20代 129 25.6%
30代 235 46.7%
40代 87 17.3%
50代 23 4.6%
60代 8 1.6%
県別:
県名 人数 県名 人数 県名 人数 県名 人数
東京都 70 宮城県 8 徳島県 4 宮崎県 2
大阪府 56 愛媛県 7 栃木県 4 熊本県 2
神奈川県 54 茨城県 7 群馬県 3 山梨県 2
埼玉県 38 京都府 7 香川県 3 滋賀県 2
広島県 35 山口県 7 高知県 3 石川県 2
兵庫県 28 岐阜県 6 山形県 3 大分県 2
愛知県 27 三重県 6 新潟県 3 長崎県 2
北海道 27 岡山県 5 青森県 3 鳥取県 2
千葉県 24 沖縄県 5 富山県 3 福島県 2
福岡県 15 奈良県 5 福井県 3 鹿児島県 1
静岡県 9 島根県 4 岩手県 2
【回答 内訳】

Q1.あなたは今、仕事による過労を感じていますか?(仕事をされていない方は「その他」を選択して下さい)
回 答 人 数
強く感じている 33
ある程度感じている 129
それほど感じていない 76
感じていない 57
分からない 14
その他 194
合計 503

Q2.家族や友人など周囲の人に、過労死が心配されるほど働いている人はいますか?
回 答 人 数
たくさんいる 44
ある程度いる 226
あまりいない 140
いない 73
分からない 18
その他 2
合計 503

Q3.過労死に認定されたケースの月平均の残業時間は92時間44分でした(東京労働局管内)。残業についてどう思いますか?
回 答 人 数
やりたくないが、やらざるを得ないと思う 272
やりたくないが、残業代のためならやる 128
絶対にしたくない、しない 48
やるのが当然である 7
分からない 30
その他 18
合計 503


Q4.昨年12月、厚生労働省は過労死の認定基準を緩和しました。それについてどう思いますか?
回  答 人  数
根本的な問題解決にはつながらない 230
もっと緩和するべきだ 135
良い判断である 119
分からない 17
その他 2
合計 503

Q5.過労死問題を解決するために、何がもっとも必要だと思いますか?
回  答 人  数
労働基準法を遵守していない企業を厳しく取り締まる 177
企業幹部の意識改革 160
ワークシェアリングによる労働時間の短縮 84
労働者自身の意識改革 56
分からない 18
その他 8
合計 503




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