年中行事にも少子高齢化の影響か。“目上のための行事”は実施率上昇、“子供のための行事”は下降。
年中行事の実施について見ると、以下のようなことがわかります。(Q1、関連アンケートQ1)
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約9割の家庭が「お正月」と「クリスマス」を祝うが、「クリスマス」は末子が大学生以上になると
6割に減少。 |
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昨年より実施率上昇: 「母の日」「父の日」「敬老の日」(5ポイント以上上昇)、
「お盆」(15ポイント上昇) |
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昨年より実施率下降: 「大晦日」と「節分」(5ポイント以上下降)、
「お正月」「クリスマス」「ひな祭り」(約3ポイント下降)、「こどもの日」(約1ポイント下降)。
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「ひな祭り」は、末子が女子の家庭の7割で実施。実施率が高いのは末子が小学校中学年まで(約6割)。 |
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「こどもの日」は、末子が未就学児の場合に実施率が高く(約6割)、男女差は顕著ではない。 |
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3世代家族は「こどもの日」や「節分」の実施率が高く、子供のいない家庭は「節分」をあまり実施しない。 |
「お正月」など “家族で行う定番行事”や、「ひな祭り」など “子供のための行事”の実施率がわずかながらも下降している一方、
「母の日」「父の日」「敬老の日」といった“目上を敬う行事”が上昇しているのは、
社会の少子・高齢化と関連しているのかもしれません。
親世代(祖父母)が同居する家庭は「節分」や「こどもの日」をよく実施し、子供がいない家庭は「節分」の実施率が低いことから、
親世代(祖父母)は、「子供を楽しませる」「子供に伝統行事を伝える」などの意識で
こうした行事を行っているのではないでしょうか。
「こどもの日」と「ひな祭り」を比較すると、「こどもの日」の方が実施しなくなる時期が早く男女差もないことから、
端午の節句は幼児期限定の行事と受け止められている一方、桃の節句は年齢に関係なく女児のために行われる傾向にあると考えられます。
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40代以上は8割が贈るが、30代以下は5割が贈らない。贈るものは年齢が高いほど個性豊か。
お歳暮について見ると、以下のようなことがわかります。(Q6〜7、関連アンケートQ3)
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「誰にも贈らない」が42.6%を占め、若い世代ほど贈らない率が高い(30代以下:5割、40代以上:2割)
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贈る人数は「1〜5名」が9割以上を占める。 |
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贈る品目は、飲食物が83.6%を占める。人気品目の1位と2位は昨年と変わらず「食品(特定なし)」「ビール」。 |
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年代が上になるほど「その他」の割合が高く(分類集計および食品内訳)、品目がバラエティに富む。 |
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飲み物の種類では、30代以下は「ビール」を好み、40代以上は「お酒」を好む。 |
関連アンケートは未婚者も含むため単純比較はできないものの、未婚者率の低い40代で
「贈らない」の割合が減少していることから、お歳暮を贈る家庭は昨年より若干増えている可能性があります。
これは景気の影響が考えられますが、若い世代でお歳暮を贈る家庭が少ないことから、
今後(多少景気の影響はあっても)お歳暮を贈る家庭の減少傾向は強まっていくのではないでしょうか。
お歳暮の人気品目は昨年と変わらず、流行の影響は大きくないといえます。また年代が高いほど「その他」が
多いことから、「若い世代は “定番”を好むが、年齢が上がるほど個性豊かなお歳暮を贈る」
「若い世代は早い時期(アンケートは10月実施)には大まかな品目しか考えていないが、
年代が上がるにつれ早い時期から具体的なお歳暮内容を決めるようになる」などの傾向が考えられます。
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子供の有無にかかわらず9割の家庭が「誕生祝い」をする。年齢が上がるにつれ「夫の存在感」は薄れる可能性。
記念日について見ると、以下のようなことがわかります。(Q8〜10)
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子供のいる家庭は約9割が「子供の誕生日」を祝う。子供が高校生になると8割、大学生以上では6割に低下する。 |
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「結婚記念日」を祝う家庭は約6割。 |
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「夫の誕生日」「私の誕生日」「結婚記念日」「両親(義父母)の誕生日」を祝う率は、年齢とともに低下する。 |
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40代までは「私の誕生日」より「夫の誕生日」を祝う率が高いが、50代以上では「私の誕生日」の方が高くなる。 |
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夫婦のみの家庭は、夫婦の誕生日を祝う率が子供のいる家庭より約20ポイント以上高く、
「夫の誕生日」と「私の誕生日」の率に差が全くない(ともに87.1%)。
また、「結婚記念日」を祝う率も子供がいる家庭より25〜35ポイント高い。
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「両親(義父母)の誕生日」を祝う家庭は3世代家族の家庭でも5割を満たさない。 |
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主婦の誕生日の祝い方は「外食」(70.4%)がトップ、「プレゼント」(62.0%)が続く。40代以上では「プレゼント」が「外食」を上回る。 |
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結婚記念日の祝い方は「外食」(71.9%)がトップ、「プレゼント」(20.1%)を大きく引き離す。年代が上がるほど、「プレゼント」の回答率が高くなる。 |
子供のいる家庭は約9割が「子供の誕生日」を祝い、子供のいない家庭は約9割が夫婦の誕生日を祝っていることから、
子供の有無にかかわらず「誕生祝い」はたいがいの家庭で行われているといえます。
年齢が上がるにつれて「夫より妻優先」「誕生日は一緒に食事をするよりプレゼントをもらう」という傾向があり、
年齢が上がるにつれ家庭内での夫の存在感や夫婦で共に過ごす時間の大切さが薄れているのかもしれません。
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まとめ
総じて年齢が上がるほど年中行事や記念日を祝うことが少なくなりますが、お歳暮は高年齢層ほどよく贈っていることが
わかりました。上の世代ほど対外的な礼儀を重んじ、若い世代ほど家庭内での楽しみを重視していると
いえそうです。
子供のいる家庭では子供中心に行事が行われることから、子供のいない家庭ではあまり行事をしないことが
予想されましたが、実際には夫婦のみの家庭は結婚記念日や互いの誕生日など
夫婦が主役のイベントが積極的に行われています。
子供のいる家庭は子供が大きくなるにつれてイベントが減る一方で、
夫婦のみの家庭は常に節目のある1年を送っているのかもしれません。
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