既婚女性の45.4%は「自分は主婦」と言い切ることに躊躇する
明確な主婦意識をもつ女性(「自分は主婦にあてはまる」)は54.6%です(Q1)。
※昨年は選択肢が2択のため89.8%(今年は5段階評価)。
逆に言うと、45.4%の女性は自分を「主婦」と言い切ることに躊躇を感じています。
仕事をもつ主婦は主婦意識がゆらぎやすく、明確な主婦意識はパートタイム就業層で38.7%、
フルタイム就業層で15.6%にまで落ち込みます(専業主婦層66.0%)。
面白いことに、専業主婦でも「将来的な意向」の違いによって自己認識が変わります。
ずっと専業主婦でいたい層は82.4%に明確な主婦意識がある一方、就業志向の強い専業主婦では59.8%にまで下がります。
つまり、「主婦」と呼ばれてしっくり感じるかどうかは、現在の自分像だけでなく将来的な自分像も関係することになります。
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主婦と呼ばれる気持ちは?
「主婦」と呼ばれる気持ちは昨年同様「何とも思わない」がもっとも多いものの、
今年は微妙な感情を抽出しやすい設問に変更した結果、
「嬉しい」(22.6%)、「抵抗がある」(19.0%)、「嬉しさと抵抗感が同程度」(20.6%)がそれぞれ2割程度となり、
「主婦」という言葉が引き起こすアンビバレントな心理状態が浮き彫りになりました(Q2)。
とくに、主婦意識にゆらぎがある層(「どちらかといえば自分は主婦」)は「嬉しさと抵抗感が同程度」が31.5%と大きく、
相反する感情の間で揺れている様子が顕著に見られます。
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「主婦」と呼ばれることに抵抗感をもつ理由
「主婦」の呼称の抵抗感は、「主婦」という言葉がもつネガティブ・イメージが主な原因です
(今年65.7%、昨年57.5%※昨年とは回答対象者の範囲が異なるため一概に比較はできません。)(Q3フリー記述)。
小分類項目では「楽している人・暇な人・何もしていない人のイメージ」(23.2%)と「蔑視・偏見を感じる、社会的評価が低い」(15.2%)
の高さが目立ち(昨年は「仕事をしているから」20.8%が突出)、
「『ヒマでお気楽』と下に見られている」という感覚が抵抗感の核となっています。
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「主婦」ってどんな人?
主婦自身の考える主婦像は、「家事のプロ、家事が好き」(今年17.0%、昨年9.0%)、
「家庭を守り支える」(今年13.6%、昨年9.4%)が昨年より伸びています(Q4フリー記述)。
「時間がある、楽、三食昼寝つき」(今年2.8%、昨年0.9%)もわずかながら増加傾向にあり、前項と同様、
「ヒマでお気楽」な主婦像が伸びている傾向が見られます。
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まとめと考察
今年の調査では、「既婚女性の45.4%は『自分は主婦』と言い切ることに躊躇する」
という心理をとらえることができました。
「自分は主婦」という認識のゆらぎは、
「現在仕事をしている主婦」だけでなく、「将来的には働きたいと感じている専業主婦」にも見られます。
このことから女性の自己認識は現在の自分像だけで規定されていないことがわかり、
たとえば「今は専業主婦だけど、それは仮の姿」といった自己認識があることが考えられます。
昨年調査結果との比較では、
主婦自身の考える主婦像として「家事のプロ」の比率が増大していることがわかり、
「ヒマでお気楽」という世間的イメージとの乖離が進行している様子がうかがえました。
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