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気になる企業2007

2007年は「不二家」「石屋製果」「赤福」「コムスン」「NOVA」など身近な企業の不祥事が相次いで報道され、 主婦にとっても企業倫理やコンプライアンスが気になる1年でした。 そんな2007年時の【気になる企業と、その理由】そして【企業に期待すること】を女性・生活者の目線で確認しました。(※比較対象として男性にも調査を実施)
本調査:2007年6月15日、追加調査:同年12月12日  6月:3937名、12月:3501名


「共感できる企業姿勢」が注目度アップの鍵。目に届く「活動」と「広報」が不可欠
気になる企業No1は「トヨタ自動車」。“世界一”が広い注目を集め、環境への取組みも高評価。
 気になる企業の年間トップは「トヨタ自動車」です。 商品への高評価に加え、エコカーの開発・普及など環境への積極的な取組みへの好感度が高く、 男女共から継続的な注目を集め6月・12月ともに高い得票率です。 また、“世界一”というわかりやすさから男性のみならず女性も「業績」を注目理由に挙げました。※業績への注目傾向は通常女性より男性に見られます(後述)。
「ネガティブな注目」VS「ポジティブな注目」
 「気になる企業」年間上位10社のうち、3社はネガティブな理由(および話題性)、7社はポジティブな理由によるランクインです。
 不祥事が大きく報道された企業はネガティブ理由が圧倒的で、 得票時期も偏ります(ポジティブ理由の企業は6月・12月とも得票)。 また、回答者はひとり3社まで企業を挙げられる中、「最も気になる企業」にはネガティブ理由の企業を挙げる傾向が見られました。
 したがって、ネガティブな注目は「強く」「一気に」高まる一方、 ポジティブな注目は「低め安定」的であり、 企業イメージの「急落」は容易に起こり得る一方で「急上昇」は起こりにくいといえます。 そんな中、「松下電器産業」はリコール対応が「誠実」「社会的責任を果たしている」と支持されてポジティブな評価が伸び、イメージを挽回している様子がうかがえます。
ポジティブな注目を集めるには?
 「気になる理由」のポジティブ意見は「商品・サービス」への評価が「企業姿勢」への評価を大きく上回り、 やはり消費者が企業に注目するきっかけは「商品・サービス」であるといえます。 ただし、上位企業に限ると「商品・サービス」と同等かそれ以上に「企業姿勢」への評価・共感が挙げられています。 商品・サービスが身近であったり魅力的であったりするだけでなく、 環境への取組み/地域貢献/従業員への福利厚生などで生活者の共感を得られる企業姿勢を示せるかどうかが 注目度を高める鍵といえます。
女性の注目ポイント、男性の注目ポイント
 男女別にみると、以下のような違いが見られました。
女性はネガティブ理由や話題性から注目しやすい・・・ 女性が気になる上位10社は男性の上位10社よりネガティブ理由の企業を多く含み、ネガティブ理由の企業の得票率も男性より高くなります。
女性は「商品・サービス」で企業を見、男性は「経営」で企業を見る・・・ 「気になる理由」のポジティブ意見は、女性は「商品・サービスを利用している/利用したい」が突出する一方、 男性は「業績」が「商品・サービス」を上回ります。
女性は「出産・育児支援」に大注目・・・ 男性の「ソフトバンク」への注目理由は新料金プラン/CM/事業展開に限られますが、 女性では「手厚い出産・育児支援」への支持が多数挙げられ、男女差が顕著に現れました。
企業に期待すること
 企業に期待することは、「環境への取組み」と「コンプライアンス/情報公開」が僅差で並び、次いで「社会貢献/地域貢献」「消費者第一」が続きます。
 男女別にみると、女性は「環境への取組み」が「コンプライアンス/情報公開」をわずかながら上回る一方、 男性は「コンプライアンス/情報公開」が「環境への取組み」を上回ります。 また、女性の具体的コメントには「子供たちの未来/将来のために」という記述が非常に多く、 男性は「企業がつくる今」への期待が高く、女性は「企業がつくる未来」への期待が高いといえそうです。

まとめ
 「ネガティブな報道や風評に反応しやすい」という女性像が確認できたにもかかわらず、 企業不祥事が相次いだ2007年に生活者が選んだ「気になる企業No1」は、 ポジティブな理由で支持を得た「トヨタ自動車」となりました。
 ゴミ分別などで日常的に環境を意識することの多い女性は、企業の環境活動もよく見ています。 トヨタへの注目度の高さはその好例であり、 同社の環境への取組みの高さが生活者によく浸透していることの現れともいえます。 また、イオングループの「買物袋持参運動(マイバック&マイバスケット)」「幸せの黄色いレシートキャンペーン」といった 消費者が身近に接することができる活動も、女性のダイレクトな支持を集めました。
 環境への取組みや社会貢献活動を企業への注目度アップやイメージ向上につなげるには、 「生活者に届く広報」や「活動そのものが生活者の目に触れること」が不可欠といえるでしょう。

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■本調査 〜2007年6月実施
性別 人数 比率
女性 3636 92.4%
男性 301 7.6%
合計 3937 100.0%
■追加調査 〜2007年12月実施
性別 人数 比率
女性 3230 92.3%
男性 271 7.7%
合計 3501 100.0%
   
■本調査 〜2007年6月実施
年代 人数 比率
10代 0 0.0%
20代 539 13.7%
30代 1924 48.9%
40代 1134 28.8%
50代 258 6.6%
60代 69 1.8%
70代 13 0.3%
合計 3937 100.0%
■追加調査 〜2007年12月実施
年代 人数 比率
10代 12 0.3%
20代 372 10.6%
30代 1549 44.2%
40代 1164 33.2%
50代 312 8.9%
60代 76 2.2%
70代 16 0.5%
合計 3501 100.0%
属性・回答とも、比率は小数点以下を四捨五入しているため合計で100%にならないことがあります。

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現在、気になっている会社名を教えてください。【フリー記述】
       ※「最も気になる企業」「2番目に気になる企業」「3番目に気になる企業」をあわせて集計
■男女総合(得票数)
◎年間総合ランキング上位30社
順位 企業名 年間得票数
1位 トヨタ自動車 1308
2位 グッドウィルグループ/コムスン 1217
3位 ソニー 548
4位 吉兆 528
5位 イオングループ 508
6位 ソフトバンク/ソフトバンクモバイル 504
7位 楽天 438
8位 任天堂 427
9位 松下電器産業/松下グループ 363
10位 NOVA 357
11位 不二家 343
12位 エヌ・ティ・ティ・ドコモ 314
13位 ワタミ 295
14位 シャープ 288
15位 日本マクドナルドホールディングス 268
16位 ベネッセコーポレーション 245
17位 キリンホールディングス 233
18位 本田技研工業 230
19位 赤福 221
20位 日産自動車 218
21位 KDDI/AU 182
22位 キャノン 167
23位 サントリー 162
24位 資生堂 152
25位 ユニクロ/ファーストリテイリング 139
26位 日本郵政 130
27位 花王 123
28位 セブン&アイ・ホールディングス 111
NTT 111
30位 石屋製菓 110
■男女総合(得票数・上位10社)
◎年間総合ランキング

◎6月時ランキング
◎12月時ランキング
■男女比較(得票率・上位10社)
◎年間総合ランキング
男性 女性
順位 企業名 得票率 順位 企業名 得票率
1位 トヨタ自動車 17.3% 1位 トヨタ自動車 17.6%
2位 ソニー 10.1% 2位 グッドウィルグループ/コムスン 16.9%
3位 グッドウィルグループ/コムスン 10.0% 3位 吉兆 7.3%
4位 任天堂 6.1% 4位 ソニー 7.1%
5位 ソフトバンク/ソフトバンクモバイル 5.2% 5位 イオングループ 7.0%
6位 吉兆 5.1% 6位 ソフトバンク/ソフトバンクモバイル 6.9%
7位 イオングループ 4.9% 7位 楽天 6.0%
8位 本田技研工業 4.4% 8位 任天堂 5.7%
エヌ・ティ・ティ・ドコモ 4.4% 9位 NOVA 5.1%
10位 楽天 4.2% 10位 松下電器産業/松下グループ 5.0%

その会社が気になる理由を詳しく教えてください。【フリー記述】 ※6月時のみ調査

■企業別にみるポジティブな理由(6月の上位10社中、ポジティブ理由でランクインの企業)
企業名 評価理由
トヨタ自動車
  • 環境への取組み・・・・・・・・「エコに積極的」「ハイブリッド車の先駆け」
  • 世界規模の経営・・・・・・・・「世界でもトップクラス」「GMを抜くのも時間の問題」
  • 商品・技術力が高い・・・・・「良い車をつくっている」「トヨタ車の性能は文句なし」
  • イオングループ
  • 環境への取組み・・・・・・・・・・・「レジ袋持参者にポイント還元」「資源回収」「植樹」
  • 顧客志向の商品・サービス・・・「手頃で良品質のPB」「子連れで行きやすい設備」
  • 地域への貢献・・・・・・・・・・・・・「地域清掃に積極的」「地域ボランティア団体の支援」
  • ワタミ
  • 経営者の姿勢・・・・・「社長にパワーを感じる」「社長の考え方に共感」
  • 多角的な活動・・・・・「コムスンの介護事業買収に期待」「学校経営に興味」
  • ソフトバンク/
    ソフトバンクモバイル
  • 商品・サービスに好感・・・「ホワイトプランが画期的」「次々新プランが出る」
  • 福利厚生が良い・・・・・・・「出産・育児支援が手厚い」
  • 楽天
  • 商品・サービスに好感・・・「近所の店より便利でお得」「何でも揃う」
  • 将来性に期待・・・・・・・・・「今後もっと巨大化・発展」「今後どんな分野に進出するか楽しみ」
  • ソニー
  • 商品・サービスに好感・・・「センス・質が良い」「自宅のAV家電はほぼソニー」「昔から好き」
  • 企業イメージが良い・・・「斬新なことをやってきた」「いつも新しいことにチャレンジしている」
  • 松下電器産業/松下グループ
  • 誠実さ・・・・・「リコール対応が誠実」「ストーブ事故時、CMより注意喚起・謝罪を優先した」
  • 環境への取組み・・・「チームマイナス6%」「エコ商品やユニバーサルデザイン商品を開発」

  • ■ポジティブな理由
    ◎男女総合

    ◎男女比較


    ■ネガティブな理由
     ・コンプライアンス関連(「内情や行動がひどく信用できない」「共感できない」)

    ■その他の理由
     ・「今後の動向や行動に注目している」・・・・・・・・・・・・22.6%(※特に「不二家」)
     ・「身近である(近所にある、身内や自分が就職)」・・・10.2%
     ・「投資対象、株価が気になる」・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10.1%


    あなたは「企業」の、社会や地域に対する行動、取り組み、責任に対してどのようなことを求めますか?
          企業に「こうあって欲しい」と期待することをお聞かせください。【フリー記述】
    ※6月時のみ調査
    ■分類集計 〜男女総合〜
    項目 回答率 回答例
    環境への取組み 26.3% ・「限りある地球の資源を使いすぎない、自然に帰す」
    ・「ゴミ問題やリサイクルを消費者に押し付けずに取り組んでほしい」
    ・「環境問題にどのように取組み成果をあげているのか知らせてほしい」
    ・「エコ活動をただイメージアップの道具にせず、続けていく企業は素敵」
    コンプライアンス/情報公開 25.8% ・「すべて知らせる努力、知ってもらう努力をしてほしい」
    ・「たとえ会社の不利になる事でも情報開示を。その方が逆に信頼できる」
    ・「どこの企業もそれなりの不正はあると思う。発覚した時の対応をキチンとして」
    ・「社員一人一人が正しいと思えることを行う。企業も人の集まり。モラルが大切」
    社会貢献/地域貢献 19.9% ・「地元雇用と地域活性化。地域と共に歩む姿勢を」
    ・「環境・教育・文化保護のために人・モノ・金を使ってほしい」
    ・「30年後、50年後の社会や地球を見据えた方針で社会貢献して欲しい」
    ・「たくさん利益を出して地域や社会に貢献し、たくさんの人に職場の提供を」
    利益追求でなく消費者第一 19.7% ・「ユーザ観点を忘れない。自分が使う側だったら、と常に意識して欲しい」
    ・「お客様第一主義。消費者がいないと成り立たない事を忘れない」
    ・「新規顧客を増やすことばかり考え既存顧客を大事にしないのは問題」
    ・「顧客の気持ちを慮る想像力を持つ企業であること」
    働きやすい会社 6.0% ・「雇用する年齢の幅を広げて」
    ・「子育て中でもできるよう、時間や休みに融通の効く短時間パートの募集」
    ・「パートにもっと配慮を。社員並の仕事で時給は安い!ボーナス・退職金なし!」
    ・「まずは社員を大切にすること。利益ばかり追求している会社は社員が大変」
    企業としての責任・プライドを持つ 4.4% ・「良い製品・サービスを提供し続けることが会社としての責任」
    ・「各企業の黒字追求。景気の上昇につながり、日本市場の活況につながる」
    ・「モノを作るにしろサービスを提供するにしろ妥協をしない」
    ・「下請けを叩いたり人情を失くしたりと、人心をなくさないでほしい」
    安全を第一に考える 3.2% ・「当然ながら安全・安心の徹底。末端まで目の届く体制であること」
    ・「まず安全な物、信頼できる物を作って。それができてから地域・社会貢献」
    ◎男女総合
    ◎男女比較


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