SOHO・在宅ワーカー支援 ワムネット
>SOHOへの道
SOHOへの道〜vol.15 小澤恵美さん〜
小澤恵美さん
小澤さんイラスト作品小澤恵美(おざわめぐみ)さん
イラストレーター/WEBデザイナー
「studioB」 http://www.studiob-bebe.com/
現在のお仕事をされるようになったきっかけを教えてください。

もともと絵を描く事が好きで、漠然と「絵を描く仕事がしたい」と思っていたんです。ただ、絵を描くといっても画家・漫画家・イラストレーター・絵本作家と色々だし、何がしたいのかは漠然としたままで、結局、絵とは関係のない学校へ行き、そこで学んだこととも関係のない仕事をしていました。自分に合ったスタイルで、合った仕事をしていないと結局長続きしないんだなぁ、と思ったのが23歳くらいの時。

特に資格もないし、積み重ねたものも何もない状態だったので、とりあえずは何か出来るようにならないと! と思って、「初心者歓迎」という言葉を頼りに、印刷会社に就職したんです。そこでDTPの仕事を教わりました。もちろんMACに触るのも初めて。キーボードもろくに打てない状態で(当時は独学のかな入力でワープロを使ったことがあるくらいでした)、会社にはかなり迷惑をかけたなぁと思います。

空いた時間にタイピングの練習なんかもさせてもらえたので、最初の半年くらいは仕事というよりも毎日学校に通ってる気分でした。他の人が仕事をこなしてる間に、タイピングの練習をしたり、ひたすらロゴのパス取り(画像データのロゴを、イラストレーターを使ってトレースする作業)をしたりしていたので、かなり申し訳なくって。(上手くなったら絶対戦力になりますから!!)って心の中で思ってました。

はじめからSOHOの仕事をしたいと思われていたのでしょうか。

就職した頃から独立の夢はあったんですが、これもまだ漠然としてて、ただ、次の就職を考えると、「実務3年」っていう経歴は欲しかったので、何が何でも3年はここで、と思ってました。その間に次のことを考えようと…… その間に、それまでの夢だった「絵を描く」ということもし始めて、手描きのポストカードをフリーマーケットで売ったりということをやってました。1枚100円とか200円とかなんですが、自分の描いた物に価値がつく、というのがすごくうれしくて、自信にもつながったなぁと思います

結局2年半で自分で仕事を取るようになって、残りの半年は会社と掛けもち状態だったんですが、DTPの仕事でSOHOの道に入ったんです。DTPの仕事をしていたといっても、お客様と直接話すのは営業の人なのでコネがあるわけでもなくて、仕事を取るのが最大の難関でした

もともとは、絵を描きたいというのが動機でもあったので、illustratorという肩書きで、DTPも出来るよ、みたいな感じで仕事を始めたんです。最初のうちは会社と掛け持ちだったので、会社から帰って、インターネットのお仕事情報を探して応募したり、というのがメインでした。怪しげなものは除外しているつもりでも、登録だけして結局音沙汰がなかったり(お金は発生してませんが)と、結構失敗もありました。最初にお仕事をいただいたのは、オリジナルストローのパッケージというコンペでしたが、決まった時にはPCの前で「ありがとうございます!」って言っちゃいました(笑)

完全に独立するためには仕事を増やさなくちゃと思って、今考えるとかなり無謀で迷惑な話なんですが、地元の制作会社や出版社に売り込みのメールを送ったんです。たくさん送った中で、唯一お返事を下さった社長さんが、イラストレーターのさとうみどりさん(ハー・ストーリィの副社長)を紹介して下さいました。独立した初期の段階で、さとう副社長にはご挨拶に伺っているんです。

その後ある程度DTPのお仕事も増えて、それなりにお仕事もこなしていたんですが、「ホームページは作れないの?」という声がたくさんあって……。自分のサイトは早い段階で作っていたんで、それなりに、という感じではあったんですが、仕事にするだけのものなのかというところでは自信がなかったので、気心の知れたお客様のところだけ、自分のサイトを見せて「この程度ならできます」という形で、WEBの仕事もするようになったんです。

WEBの方が覚えることはいっぱいあるし、どんどん進化で日々勉強だし、なんですが、何となくWEBの仕事の方が自分のスタイルに合っている気がして、請ける仕事も、DTPよりもWEBの方が多くなってきて、2006年からは完全にWEBデザイナーを名乗って仕事をしています

今のお仕事をされるために何か特別なことをしたのでしょうか。

特別なこと、が学校に行ったり通信教育を受けたりということであれば、「何も」です。ただ、最初の会社で1日何時間もタイピング練習をしたり、ひたすらillustratorでパスを取り続けたり、というのは特別なことだったのかなぁと思います。

あとは、お世話になっていた会社でタイミングよくWEB講座が開かれていたので、そこでFlashやCGIについての基礎を学ばせてもらいました。

あとはかなり行き当たりばったりで、もちろん仕事を請ける時に、「出来ない」ことは引きうけない、「出来ないかも」は相手に伝える、というのは、信頼関係を保つために常に思っていることなのですが、それでも「出来るでしょう」で請けた仕事で行き詰まると、それを解決するためにかなり調べる、やってみる、調べる……を繰り返してきたなと思います。そうやって調べたことの方が後々確実に身についているし、事前に勉強しようと思って買った本ほど、読んでない気がします。

普段使う仕事道具(デスクまわりなど)を教えてください。

PC(Win XP)デスクトップ1台、ノート1台
プリンタ・スキャナ複合機 1台
デジカメ等(ソフト類)
Dreamweaver8
Fireworks8
Flash8
illustratorCS2
PhotoshopCS2
他、フリーウェアなど

お仕事をされている上で、SOHOのメリット、デメリットはありますか。

責任が全て自分に、というのがある意味デメリットでしょうか。

納期を守れなかったり、ミスをしたりしたときの責任は自分に降りかかってくるから、その分会社にいるよりも気を引き締めてかからないといけない、という気はします。

メリットは、ある程度、時間の融通が利いたりするので、ただ、クライアントの休みはバラバラなので、他の人が思っているほど悠長に休んではいられなくて、土日でも仕事の連絡はきます。請けた仕事を確実にこなす必要があるので、子どもが熱を出したり、自分の体調が悪かったりしても納期は守らなくちゃいけない。クライアントさんの中には、気心が知れた人もいるので、「すみません、体調崩しちゃって……」ということもなくはないですけど。

私の場合、毎日同じ時間に起きて仕事に行くという生活がどうしても苦手だったので、自分で仕事時間をある程度決められるのはとても合っているんですが、その分24時間体制になってしまって、家庭との境目が難しくなりますね

私がメリットと思っていることも、デメリットになってしまう人もいるのかも。もちろんその反対に、私がデメリットと感じることをメリットと思う人がいるかもしれません。

仕事で行き詰まった時の気分転換法はありますか。また健康管理で気をつけておられることはあるでしょうか。

どうしても気分が乗らなくて、仕事が手につかない時には「何もしない」ことにしています。その仕事をこなせるギリギリのところだけを把握して、後は時間にまかせます。DVDをだらだらと見たり……もともと、学校のテストとか一夜漬けのタイプだったので、ギリギリになるとやる気が出るみたいで、その分忙しい時は、かなり追い込まれてしまうんですが。

健康管理は、特にないです。子どもが生まれてからは、子どもが寝てからの作業がメインになるので、夜中作業がほとんどですし。もう無理ができる歳でもなくなってきているので、気をつけなくちゃとは思っているんですが。

SOHOを目指している人達に一言お願いいたします。

まずは自分の出来ることからやってみましょう

始めてみないと自分に合っているかどうかも見極められないし、良いことも悪いことも、やってみて初めて解ることはたくさんあります。

自分が得意なことをアピールするためにも、出来ることと出来ないことをしっかり把握しておくのも大切なことだと思います。

▲Page Top | Index
ライター:rutsuki 制作:chaco
株式会社ハー・ストーリィ ワムネット事務局
TEL:03-3357-8677 FAX:03-3357-8668
For Inqures and Comments, Please Email webmaster. Copyright 1998- Herstory All Rights Reserved.