女性のニーズを掴め!女性戦略プロフェッショナル HERSTORY(ハー・ストーリィ)

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日野佳恵子のお客様インタビュー 女性戦略のプロフェッショナルを掲げるハー・ストーリィのクライアント様は、時代の風を読み、先手でビジネスを切り開かれている業界トップリーダーです。そのビジネスを読む着眼点、トレンド、ニーズの掴み方について、代表の日野佳恵子がインタビューで探ります。

ネッツトヨタ静浜株式会社
専務取締役 営業本部長 
竹林 栄吉

昭和52年 トヨタカローラ静岡入社
昭和55年 ビスタ店設立と同時に転籍
平成8年 DUO店店長
平成11年 サービス部長、DUO、お客様対応担当部長
平成15年 取締役
平成16年 ネッツトヨタ静浜に転換
平成24年 常務取締役
平成28年 専務取締役

他社との競争を勝ち抜くカギは人と店舗にあり。
イベントを接点に顧客のニーズを把握、 マンネリ化を避ける動きも店舗から生まれる好循環に。

 

きっかけは「男性視点」と「女性視点」

日野:
竹林専務はサービスエンジニアのご出身ですが、技術と販売、両方のフィールドを深くご存知だからこそ、車に乗る楽しさをより多くのお客様に知っていただきたいという思いが強いんですね。

竹林:
はい。ただ、私が入社したころと今とではだいぶ社会環境が変わってきました。
車を選ぶ人が男性だけでなく女性が増えてきたことを受けて、ビスタ店時代から女性視点で様々な事を改善しようとしてきました。例えば、事務仕事が主だったスタッフに接客を主とした業態に変えたり、女性スタッフのみを集めて接遇研修を行ったり、店舗の近所の女性に集まって頂き、ハード面、接客面について意見を頂き改善していくなどを実施してきました。それはそれなりに成果を生むことが出来ましたが、長年の男ムラ的(男性中心)な自動車会社特有の体質には改めて考えさせられました。
そこで、社内で議論を重ね本格的に女性目線で出来ることを検討し、ハー・ストーリィの日野社長のような女性の外部講師を招いて改善を実現することにしました。例えば女性のお客様に来ていただき、良いところ、改善したほうが良いところについてそれぞれご意見をいただきました。できることから変えていき、少しずつ効果を実感していました。
でもその矢先に、新しい課題が生まれてきたんです。

日野:
以前はディーラーごとに取り扱い車種が異なっていましたが、その境がなくなったことでトヨタ販売店間の競争が激化。そのため競争に打ち勝つことができるアイデアが必要だったんですよね。

チャネルは違うのに同じ車種が購入可能。
差別化の強み「人材」でネッツファンを増やす

竹林:
お客様はトヨタなら、もしくはネッツならどこに行っても同じと思われている方が多くいらっしゃいます。今までは、それぞれの会社が違う車を扱っていました。しかし近年同じ車をトヨタ系列全てで扱うようになり、ブランドの違い、魅力を差別化することがとても難しくなってくる。しかも、4チャネルの中ではネッツ店は歴史が浅く、下手をすれば既存のお客様が他チャネルへ流出してしまうことも考えられました。店舗の外装など、ハード面を充実させるとなると時間もコストもかかる。だから、まずはソフト面。人材を活かした取り組みをして、近隣のどのチャネルよりも「面倒見のいいネッツ店」を目指したいと、日野さんに改めて相談をしたんです。
※ 4チャネルとは
トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店のこと

店舗ごとの自主企画「ひまわり笑顔プロジェクト」でファンを増やす

日野:
竹林さんからのお話を受け、私どもは「ひまわり笑顔プロジェクト」という社内企画をお手伝いさせていただきました。

竹林:
それまで教えていただいた企画をつくる勉強やPOPの書き方は、どれも現場の最前線で活かせるものばかりでした。ですから次はちゃんと目に見える形にし、効果を出していこうと、地域に愛されるお店づくりを大テーマに各店舗の若手を選抜し、1年間、VMDやPOP作成をはじめ、接客接遇研修を実施しました。そして、学んだことを店舗に持ち帰り、それぞれの店舗の課題解決に活かしてきたんです。

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日野:
その取り組みから店舗ごとの自主企画イベントが派生したのですね。

竹林:
はい。それまでも自主企画をやっていましたが、物を差し上げることが中心の企画ばかりでした。また、本部がつくった折込チラシやダイレクトメールを使いながら各店舗で営業をしてきました。でも、いつも言われたことだけをやる受け身の姿勢だと、だんだん「やらされ感」が出てきて楽しくない。お客様に直に接しているのは店舗スタッフなのだから、誇りと責任をもってアクションを起こしてもらう仕掛けが必要でした。

日野:
本部の考えを現場に伝えたとき、温度差はありませんでしたか?

竹林:
確かにありました。今まで本部がやっていたことをなぜ店舗がやらなければならないの?と「やらされ感」はありました。普段の仕事をしながらイベント当日に向けて準備しないといけない、手間暇がかかるのは事実です。そこで、私たち経営陣は各店舗のスタッフリーダーが現場をまとめやすい雰囲気がつくれるよう、サポートしてきました。

日野:
現場の意思統一はとても大切ですね。また、メンバー編成は男女問わず、若手を集めたことがポイント。新しいアイデアで変えていこうとする空気が生まれますね。
ちなみにプロジェクト名にある「ひまわり」は御社のコンセプトですね。

竹林:
そうです、「ひまわり」のように皆が同じ方向を向いて元気でイキイキと笑顔で接客することを目指しています。
自主企画イベントは2年目に入っていますが、各店舗のモチベーションが上がってきたように思います。元々改善活動をやっていたものですから、週に一度は全員集まって問題点を出し合う風土ができています。そこにイベントの企画が議題として入ってくることで、それぞれが主体的に店舗活性化のためのアイデアを出すこともスムーズに行われるようになりました。最終的には店舗のメンバーの一体感が育まれたと思います。それが大きな成果です。

日野:
自主企画イベントがきっかけで仕事への向き合い方が変わるだけでなく、スタッフ間の雰囲気までよくなる。いい相乗効果ですね。

竹林:
他店で探してきたイベント材料を共有する動きが出てきたり、ネットを活用したらアイデアがたくさん載っているのも発見でき、ヒントとなることがわかってきました。

 

営業スタッフの「武器」(お客様へのお声掛け材料)を増やす

竹林:
イベントは社内の雰囲気を変えるだけでなく、営業面でも効果が出ています。
営業スタッフはお客様にアプローチするための武器が必要ですが、新車や車検のご案内だけでなくイベントへの招待からお客様と接点を持つことができれば、強みになる。お客様もネッツトヨタ静浜に対して気軽に話ができるようになる。その関係性の構築がとても大切だと思います。

日野:
商品をプッシュするだけでなく、イベントを介在させることで自然に信頼関係が育まれる。今後の購買につながる行為ですね。素晴らしいです。

竹林:
ありがとうございます。武器が増えると、営業スタッフたちも自信が持てるし、安心する。だからまたイベントをやりたくなる。好循環が生まれて来ていますし、これからも期待しています。

営業の武器は社内活性化の武器。
いきいきと働く姿は時にお客様を巻き込むことも

竹林:
私たちは春夏秋冬でいろんな企画をしています。例えばハロウィンのおばけやサンタクロースになりきってイベントに出演したりもします。その場面を撮影し、ポスターにして掲示しているため、どの店舗がどんな企画をしているのかが分かります。スタッフ同士で「あの店舗ではこんなことやってるんだ、負けていられない」という競い合う気持ちが生まれて、私たちが店舗を訪問すると「専務、見てくださいよ!」と声がかかりますし、最近ではスタッフの方から自分たちの企画を見せてくれるまでに。それまでは引っ込み思案みたいなところがあったので、いま、とてもいい方向に向かっていると思います。
またお客様からのCSアンケートにも参加型イベントやっているね、いいことですね、とお褒めの言葉をいただいています。

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日野:
そんなコメントも! うれしいですね。
最近特に心に残っているイベントはありますか?

竹林:
直近のイベントなのですが、当社のスタッフの代わりにお客様が主催者になってくれたことがありました。

日野:
お客様が主催者!?

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竹林:
はい。土日の2日間で「お客様感謝デー」を開催したのですが、企画のひとつに「プラモデルづくり体験」がありました。これは、プラモデルづくりが趣味のお客様からの提案でして、毎回いろいろな催しがあると知ったお客様が「俺たちがやってあげるよ」と乗り込んで来てくださった。ブースを設けて自由にやっていただきました。(笑)。

日野:
えー! お客様ご自身が出展したいと持ち掛けてくれたのですね。イベントが浸透してきて親しみが生まれている証です!

竹林:
うれしい限りです。「お客様感謝デー」は年に一度のイベントで、ネッツトヨタ静浜の17店舗が一斉に別々のイベントを企画、実施していますが、そのときは2,500組以上の来場者があり、前年対比110%と、大きな成功を収めることができました。

工夫次第で顧客の周辺まで取り込むチャンスが生まれる

日野:
新しいお客様の獲得もできたのではないですか?

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竹林:
特に小さなお子様と奥様向けのイベントが多かったこともあり、ご家庭内の2台目の車をネッツトヨタ静浜でお選びいただくための開拓ができました。新規のご来店数が85組あり、そのうち奥様や免許を取得した息子さん、娘さんが所有する希望が33件。既存のお客様の家族関係からこれだけ開拓できるのは、やはりイベントがあったからだと思いますし、チラシのキャッチコピーで「ご家族の分もお任せください」と謳ったのがよかったのだと思います。

日野:
なるほど。他社車の乗り入れはなんとなく後ろめたいような気がするものですが、それでも来ていいと言われれば、ハードルが下がりますね。

商品の売買だけが顧客とのコミュ二ケーションではない。
長期的な視点で関係づくりを心がけ、ファンを獲得

竹林:
それがとても大切なんですね。車は決して安価な買い物ではありませんが、だからといってディーラーは敷居が高くて行きづらい場所になってはならないと思います。イベントの企画は増販期などと重なると準備時間が思うようにとれずに苦労することもありますが、とにかく継続し、その時その時で新しい内容を投入することでマンネリ化しないように努力していきたいですね。

ハー・ストーリィに期待すること

日野:
これからもイベントを継続しながら、どんなことを実現していきたいとお考えですか?

竹林:
顧客名簿に記載されているけど数年お会いしていないというお客様は多くいます。また、新車を購入して2、3年以内ですと、ディーラーに行く理由もなく、営業スタッフは接点づくりの難しさを感じてきました。そういう層に対してイベントをきっかけにコミュニケーションを図り、顧客名簿に記載のあるすべてのお客様へお声がけができるような体制を構築していきたいと思います。
日野さんには最初に女性目線の大切さを教えていただきました。今回のイベントでも女性や子ども向けのハンドマッサージやネイルが人気で、改めて重要視していくべきだと感じました。
先にもお伝えしたように、ディーラーは敷居を下げて、親しみやすい雰囲気をもっと出していく必要があります。接遇も四角四面ではなく、笑顔と元気を意識していきたいですね。私たち自動車業界はまだまだ「男性社会」です。日野さんからの新しい提案にも期待していますし、できれば現地現物で女性目線のアドバイスもお願いしたいところです。

日野:
新しいお店の構想もあるとお聞きしました。お力になることができたらうれしいです。
本日はどうもありがとうございました。

対談を終えて・・・ HINO’s eye

ネッツトヨタ静浜さまは、以前に一度、一店舗単体での女性客マーケティングの導入をトライされ少し時期尚早という感があり断念した経験があります。しかし、車の販売を取り巻く環境は年々競争が激化し、2年前より再度、全店舗でトライというタイミングを迎えました。

今回、もっとも大事にしたのは「地域のお客様」という視点と「各店舗が自主自立で集客力をつける」こと。プロジェクトの名前は、イメージキャラクターを活かして「ひまわり笑顔プロジェクト」。各店舗から若手を中心に2名をプロジェクトメンバーに任命、毎月一回本社会議室に集まり「お客様視点と店舗とは」「演出・POP・陳列装飾」「地域イベント開催」などをご指導してきました。店舗では毎月1回「自主企画」を設けて実践、その取り組みによる集客の効果、お客様の反応などを年に1回の全社大会で発表し合い、優秀チームが表彰される仕組みも導入。PDCAを繰り返してノウハウを溜め、各店舗全員が自ら考え行動し、自主的にお客様を集めてもてなす風土が定着してきました。二期生、三期生とプロジェクトメンバーも毎年交代して発展されています。あきらめずにトライされ、素晴らしい組織・体制を作り上げたネッツトヨタ静浜さまの熱き想いを、これからもご支援してまいります。

ネッツトヨタ静浜株式会社
http://netz-shizuhama.jp/

事業内容
トヨタ車の新車販売、中古車販売 他

社員数
306名(平成28年12月現在)

(データは2017年4月10日現在)

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