眼鏡市場(株式会社メガネトップ)
子どもの目の健康に関するアンケート調査結果から活かした企画「親子参加型イベント」
82%の親が子どもの目の健康に関心あり!しかし60%が受診のきっかけに悩むというアンケート結果がHERSTORYの調査で分かりました。そこで「見えるにエールを!」をスローガンに掲げる眼鏡市場では、親子で目の健康を考えるイベントを本社(静岡)で開催しました。
会場には多くの親子が訪れ好評となりました。また、このアンケート結果のプレスリリースは、多くのメディアに掲載され、広告費換算約7000万円という広がりに注目度の高さを確認できました。このイベントは、今後、親子で目の健康を考える機会を増やすためのトライアルと位置づけ、全国の店舗での展開や、新たな企画につなげていくことを目指していきます。子どもの目の健康に関するアンケート調査結果から活かした企画「親子参加型イベント」子どもの目の健康に関するアンケートでは、82%の親がこどもの目や視力に関心ありと回答(※1)。
しかし、60%以上の親がその症状に対して「病院に行くほどであるのか分からない」と回答しました。子どもの目の健康を考えると、デジタル化が進みスマートフォンやゲームなどの影響により視力の低下も著しいですが、その対処法を親があまり理解できていないということがわかりました。そこで、眼鏡市場では、「目の健康を考え、見える」ことについて、親子で考えるための無料イベントを初開催。目について知る機会を親子で創り出しました。
プロジェクトのテーマ・方向性・目標
■テーマ
眼鏡市場は、これまでも「メガネを使うすべての人をもっともっと心地よくしていきたい」という、創業以来、ずっと変わらない想いを胸に歩んでいる。子どもの目の健康に関心があるが受診のきっかけに悩むと回答した消費者に、「親子で目の健康を考える日」を設定。「見えるにエールを!」の活動の一つとしてテストトライで開催。
■プロジェクトの方向性
・小学生の子を持つ女性500名を対象に「子どもの目の健康」について調査を実施。結果から、「82%の親が子どもの目の健康に関心あり。しかし60%が受診のきっかけに悩むと回答」した結果を受けて企画立案。
・目の愛護デーに合わせて、親子で参加しやすく、目に関心を持ってもらえる時期にイベントを通じて目の健康を考える機会を提供
・今後は全国の店舗、学校や地域との連携などの実施につなぐ。
■目標
親が、子どもの目についてどの程度の関心があり、課題や悩みを持っているのか。そして、どのような対策をしているのか、という実態の把握を行う。「見えるにエールを!」を掲げる眼鏡市場として、今後、具体的にどのような解決の提案が地域社会に還元できるのかを検討する機会とし、具体的な策を多様に準備していくことを目標とする。
Client Voice
株式会社メガネトップ 営業本部営業企画部 副部長 冨澤美奈氏
ハーストーリィ様とのアンケートで、お子様の視力に関して不安や、疑問を持っているお母様はたくさんいらっしゃいますが、どこに相談したらいいのかわからないでいらっしゃることを知りました。当社は全国に1000店舗以上のネットワークを持ち、視力測定は無料で行っています。そういったサービスを通じて、お子様、親御さんのアイケアのサポートができればと思っています。そのためには皆様に気軽にご利用いただけるように、眼鏡市場とお客様の距離を縮めることがとても大切であると思いました。そういったことから、このイベントを通じ、地域の方たちに眼鏡市場を知っていただき、アイケアの大切さを伝えていければと思います。
【第1回】20代以降の女性500名を対象に実施した「子どもの目の健康に関するアンケート」を実施
女性インサイト総研HERSTORY調べでは、お子さまの視力について82%の方々が関心あるにも関わらず、視力を調べることについては、60%以上の方々が、病院に行く症状なのか分からないなどの理由で積極的ではないことが分かりました。
【第2回】「ミライを担う次世代、子供たちの目の健康にエールを!」タグラインに親子で体験できる社内プロジェクトをスタート
■社内プロジェクトの立ち上げ
アンケート結果をもとに、解決に向けた企画の一つとして本社を活用したイベント実施の案が浮上。社内のパパ、ママ社員を中心に部署を超えてのプロジェクトがスタート。親子で楽しめる「目の健康」にかかわる企画を皆でディスカッションし、当日の内容、準備、実施に至るまで手作りの計画が進行。社内交流、コミュニケーションの活性化にもつながった。
■イベント実施日案
・目の愛護デーに近い土日を活用し、啓発アピールを強化させる。
■イベントの集客方法
・社員の知人、仲間、家族などに宣伝
・地元のテレビ局や新聞への告知
・地域コミュニティやタウン情報などに情報提供
・集会所などへのチラシ配布や掲示など
・顧客へのSNSでの発信
・HERSTORY会員の静岡エリア在住の方々へのアンケート型のPRメール
・子ども写真館と連携し、相互PR など
【第3回】133名を動員!眼鏡市場こどもイベント「見えるにエールを!」名古屋本社で開催
イベントは10/7、10/8の二日間にわたって開催し、大人61名子ども72名の総勢133名を動員し大きな盛り上がりをみせた。
■イベントの様子
トリックアート
普段と違う見え方を体感した子どもたちからは「動いた?」「見えてきた!」など驚きの声が上がった
メガネ屋さん体験
眼鏡市場の制服を着用した子どもたちが家族の視力測定にチャレンジ。
見え方研究所
研究員となった子どもたちが、様々な生き物の見え方を学び、研究シートを完成させました。
プロジェクトの成果
・今回の眼鏡市場本社での第1弾となる親子を巻き込んでの体験型無料イベントは、普段と違う見え方を体験した「見えてきた!」と驚きの声を上げる子供の様子や、眼鏡市場のパーソナルカラーアナリストによる診断もあり「自分に似合う色ってなに?」と興味津々の様子でした。帰りには実際、本店に立ち寄り、視力測定やレンズの相談をする姿がありました。眼鏡店に行くというハードルの高さをこうした気軽なイベントの形を作ることで、店舗への立ち寄りがしやすくなることや、親子の来店の抵抗感が低くなることも確認できました。
・手作りイベントの実施によって、社員も売り場担当だけではなく、様々な部署がかかわることでの相乗効果も副次的に生まれました。
お客様と触れ合うことでの現場体験、社員の家族参加も多く、親の職場訪問にもつながるなど、新鮮な機会を作ることができました。
・眼鏡市場とHERSTORYとの共同のアンケート調査結果を活用してのイベント告知のプレスリリースは、メディアへの転載、掲載効果にも大きくつながりました。また相互でプレスリリースを発信することで、メディア掲載露出は、さらに二倍の効果を生み出し、広告費換算に置き換えると約7000万円という大きな効果を生み出しました。子どもの目に関する課題は、社会全体にとっても大きな注目のテーマであることを改めて認識することになりました。
今後の展望
・今後は全国の店舗でもイベントの開催を計画中。
・眼科医監修のアイケアBOOKを全国の眼鏡市場店舗にて無料配布。“ものが見えにくい”ことをうまく言葉で表現できない小さな子どもの目や視力に関する正しい情報を発信するなど、ご家族へのサポートも継続して行っていきます。
・今回、日本の眼鏡の本拠地、鯖江市の「眼育(めいく)さばえプロジェクトの情報も会場に配布しました。今後は、鯖江市との連携を強化し、「目の健康」についての啓発をより一層、社会全体に向けて行うことを目指し、「見えるにエールを!」を一層、活動の柱として強化する予定です。
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