女性有業率72.8%で過去最高を更新! 女性トレンド総研が"女性に応援される会社”の意識調査結果を公開
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女性有業率72.8%で過去最高を更新! 女性トレンド総研が"女性に応援される会社”の意識調査結果を公開

HERSTORYが運営する女性トレンド総研は2023年9月8日発刊のHERSTORY REVIEW10月号内にて「女性が応援したい企業、商品を買いたい企業の意識調査」の結果を公開しました。※72.8%の数値について:総務省2022年15〜64歳までの生産年齢人口


◆「女性に支持される」ことが市場競争力を高める鍵に

近年市場には良質な商品やサービスが溢れており、さらにデジタルを活用したマーケティングが普及したことで消費者が得る商品情報や選択肢が増えています。多くの業界で競争がこれまでになく激化する日本市場においては「消費の約8割に女性が関与している」とも言われており、「女性に支持される」ためのブランドづくりが、現代のマーケティング戦略において外せないポイントとなっています。今回の調査は女性のインサイトを探ることで、女性に寄り添うサービス・商品の成功に必要なマーケティングについて考察することを目的に実施しました。


女性 トレンド


◆「女性にやさしい」取り組みをしている企業を応援したいと思う女性は9割超!

Q.女性にやさしい商品やサービスを出したり、 取り組みをしている企業を応援したいと思いますか?
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全体で9割超が「思う」と回答しました。特に20代〜40代の乳・幼児期ママは「とても思う」が65%超えとなりました。20代〜40代の乳・幼児期の子どもを持つママでは、仕事や育児、家事などの場面でさまざまな課題に直面している可能性があるため女性にやさしい商品やサービスを支持したいという気持ちが強いことが分かります。女性社員や顧客の意見を尊重し、誰もが働きやすい職場環境への取り組みをすること、女性たちのニーズを理解し、それに応える商品やサービスを開発することなどが市場を掴む上で大切になって行くでしょう。



◆女性にとってやさしい商品やサービスを出していると思う企業名に、「花王」「ユニ・チャーム」「ワコール」の声

Q.女性にとってやさしい商品やサービスを出していると思う企業を教えてください。
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花王、ユニ・チャーム 、ワコールなど、女性に関連する商材や、家事や育児を助けるような商品を扱っている企 業が多く挙がりました。その他、自身が働いている企業で「働きやすいから「従業員を大切にしている」といった意見も多く聞かれました。企業別の意見では、ユニクロ「年齢を問わず女性が活動しやすくそれでいておしゃれな 衣類を提供している」ピジョン「授乳室などを会社に完備している」などが挙げられています。

※ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析 ※ワードクラウド:スコアが高い単語を複数選び出し、その値に応じた 大きさで図示しています。単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表しています


◆「何を売るか」<「何を考えているか」社会的なアプローチが企業イメージの向上へ

Q.あなたにとって、好感度がもてる企業とは どのような企業ですか?
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従業員についての項目が1位、2位と続き、扱う商材については二の次という結果となりました。近年、企業の社会的責任が重視され、環境への配慮や社会貢献活動に積極的であるか、ということに力を入れている企業は多いですが、内的な課題に取り組み従業員のロイヤリティを向上させている企業の好感度が高い傾向があることが見えてきます。「何を売るか」ではなく「その企業が社会に対して何を与えているのか」という意義や目的が重要視される時代となっています。なぜそれを提供するのか、という視点で会社の存在意義や社会的価値を検討すること、企業やブランドのアイデンティティを組み込み、消費者の共感を獲得することが求められていると言えるでしょう。


◆職場に求めること第1位は「良好な人間関係」

 ライフステージにより「やりがい」の項目の重視率は大きく変化

Q.女性が結婚・出産後も働き続けるため、また再就職するにあたり、どのようなことが重要だと思いますか?上位5つを教えてください。
女性 トレンド

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1位は職場の人間関係が良好、2位・適切な給与、3位・福利厚生が充実しているという結果となりました。人間関係を重視する割合は約7割と人間関係を重視する女性たちは多いことが分かります。

「やりがい」については、20代〜40代の乳・幼児期の子どもをもつママ層では6.1%、30代〜50代の児童・思春期の子どもを持つママ層では21.8%と属性により顕著に数値に差が出る結果となりました。20代〜40代の乳・幼児期ママ層は子どもが急に熱を出したりお迎えを要請されることが多くあるため、重視されなくなり、また子どもが安定して過ごせるようになる30代〜50代の児童・思春期ママ層では再度重視されていることが見えてきます。テレワークやフレックスタイム制度は10〜20代の層と児童・思春期ママ層でおよそ3割が重要な要素と考えている結果となりました。女性たちはライフスタイルやライフコースなどにより、理想と現実の乖離がある可能性があるといえます。


 

女性が応援したい企業・商品を買いたい企業の意識調査 概要

調査期間:2023年8月10日〜2023年8月17日

調査方法:インターネット調査

調査対象:20代、30代、40代、50代、60代の女性594人

調査会社:株式会社ハー・ストーリィ https://www.herstory.co.jp/

本調査のローデータ(税込33,000円)販売中:https://www.herstoryshop.jp/research

本調査の詳細レポートが掲載されているHERSTORY REVIEW2023年10月号はこちら

年間購読税込54,000円(月払5,500円)

10月号トピック:

・女性労働者≒女性消費者 両軸で企業に求めること

・Case1 株式会社MTG「ReFa(リファ)ブランド」

・Case2 株式会社パル「3COINS(スリーコインズ)」

・ライフコースで変わる消費とお金の使い方 ・女性消費者インタビュー調査 ・女性10ペルソナのトレンドワード HER TREND

・女性視点マーケティング最前線 Marke-Jinに聞く VOL.57 ・国内ローカルNEWS ・海外ローカルNEWS

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