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イライラする、漠然と不安になる、無気力になるなど、心の不調、感じてますか?

イライラする、漠然と不安になる、無気力になるなど、心の不調、感じてますか?

イライラする、漠然と不安になる、無気力になるなど、心の不調、感じてますか?

2013年3月15日

住まい・暮らし

女性トレンド総研

女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、イライラすること、漠然と不安になること、無気力になることについて女性生活者10代~60代の女性にアンケート調査を実施しました。

 

目次

1.イライラ74.3%、漠然とした不安36.8%、無気力31.9%

2.「イライラ」の原因は?

  3.「漠然とした不安」の原因は?

4.「無気力」を感じるのはどんな時?

5.イライラ・不安・無気力感を軽減するヒント

6.調査概要

 

 

「心の状態」に焦点を当てた今回のアンケート。

その結果、女性の8割以上がイライラ・不安・無気力など、何かしらの心の不調を感じていることがわかりました。



■イライラ74.3%、漠然とした不安36.8%、無気力31.9%


およそ2人に1人の女性がイライラを感じ、3人に1人が漠然とした不安・無気力を感じています。

世代別の差はそんなに大きくありませんが、30代では無気力、50代では漠然とした不安の数値が比較的高い結果となりました。

また、「特にイライラや不安、無気力を感じることはない」女性は、全体の13.9%にとどまりました。


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■「イライラ」の原因は?





「イライラすることがある」と答えた女性に「イライラするのはどんな時で、どんなことが原因ですか」と自由記述方式でたずねたところ、52.8%が人間関係が原因であると答えました。


その中で大きな割合を占めたのが「育児(人間関係と答えた女性の50.9%)」と「家族(同38.6%)」。「他人のマナー違反(同10.5%)」や「友人関係(同3.5%)」、「仕事の人間関係(同3.5%)」など、家庭外の要因と比べても数値が高く、多くの女性が家庭内でイライラを感じていることがわかりました。


イライラの原因として「人間関係」の次に多かったのが「忙しい時、仕事が終わらない時など」で19.4%、「思う通りに行かない時」が16.7%でした。


「生理サイクルに合わせてイライラする」は7.4%、「部屋が散らかっている時にイライラする」は6.5%でしたが、多くの女性が“あるある!”と相槌を打つのではないでしょうか。イライラを綴った生の声をお聞きください。



  • 時間がない、精神的に余裕がない時に子どものケンカやイヤイヤに付き合わなければならないとき。(人間関係(育児)がイライラの原因/栃木県 30代)

  • 家事の最中に子供に泣かれたり、子供が邪魔したり。旦那にもイラッときます。これくらい気がついてやって欲しいと思う事もやってくれなかったり。生活するって「毎日がイライラ」です。(人間関係(家族)がイライラの原因/千葉県 40代前半)

  • 通行人が自分より歩くのが遅いときや、ぶつかりそうになったときなどにイライラしてしまう。(人間関係(他人のマナー違反)がイライラの原因/東京都 20代前半)急を要すことでもないけれど、あれもこれもとやらなければならないことを思いつくとき。(仕事がイライラの原因/山口県40代後半)

  • 自分の予定したとおりに事が運ばない時。原因は色々その時によりけりだが、以前なら笑って過ごせた余裕が、今はなくて時として、もう!!と顔に出てしまったりする。(兵庫県 50代前半)

  • 生理の前にイライラすることがあります。いつもは気にならないささいなこと、たとえばパソコンがすぐに立ち上がらないとか、何か物を落とした時など。(生理サイクルがイライラの原因/東京都40代後半)

  • 家の中が散らかっていて、どこから片づけていいか考える時。(部屋の散らかりがイライラの原因/京都府 40代前半)


些細なことでイライラ。女性には良くあることですが、周りの人間、特に男性にはその原因がわからない事が多いといいます。自分はこんな時にイライラする、という情報をパートナーにそれとなく伝えておくことで回避できるイライラもあるかも知れませんね。



■「漠然とした不安」の原因は?




「漠然とした不安を感じるのはどんな時で、なにが原因だと思いますか?」という質問に対して、5人に1人が「健康面が理由で不安」を、6人に1人が「経済面が理由で不安」と感じていることがわかりました。


漠然とした不安を語る声は、以下のようなものです。


  • 忙しい時は考える余裕がないので感じませんが、仕事が休みだったり暇になったりすると、「年金問題や、私はどうなるんだろう」と思ってしまいます。(千葉県 40代)

  • 子どもと遊んだり、寝かしつけをしたりしている時、「このまま専業主婦で良いのだろうか」と思う。社会的に認められたいという自分の欲求が原因だと思う。(栃木県 30代)

  • 将来の年金額が減ったり、病気をしたりしないか(家族を含めて)心配になったり不安になったりする。(京都府 50代)

  • 将来のキャリアを考えたとき、仕事のことはもちろん、結婚とか家のこととか保険のこととか考えちゃいます。(東京都 20代)



その他、「子どもの将来を考えると不安」や「親の介護が必要になるかも知れないから」など、将来困るかも知れない事を先取りして不安を感じている意見が大多数でした。また、「年金問題」「不景気」「国際情勢」など社会の不安定さを不安の原因として挙げる声も少なくありません。

なお「漠然とした不安を感じる」と答えた割合は、未婚者が56.0%、既婚者が30.4%と25.6ポイントの大差がつきました。もしもの時に頼れる人がそばにいる、という状況が不安を和らげてくれているようです。



■「無気力」を感じるのはどんな時?



どんな時に無気力を感じますか?という質問に対して、大きく分けて3つのパターンの回答が寄せられました。


最も多かったのが、「疲れた時」で22.4%、次いで「ストレスが続いた時」が13.8%。この二つはやらなくてはいけないことが多い、またはストレスを感じ続けるなどして、気持ちが一杯一杯になっている過密型


次に多かったのが「生きがいや目標がないとき」10.3%「やることがない時」8.6%。この二つは心がスカスカの状態になっている脱力型。


また、3つ目のパターンは健康に起因するもの。「体調不良」が8.6%「病気」「生理」が5.2%となりました。



三つの無気力タイプ別の、生の声です。


  • 忙しくて、疲れがたまっているとき。やることがたくさんあって、頭の整理がつかないとき。(過密型/青森県 30代)

  • 自分が何をしたいのか分からなくなったとき。32年間勤めた仕事を辞めて、さあ自分の好きなことに時間を使おうと思ったけれど、実際何がしたいのか分からない。(脱力型/岡山県 50代)

  • 特に寝起き、低血圧・貧血・体力がないのが原因だと思う。(体調不良型/鹿児島県 40代)


目標があって、やるべきことがほどよくあって、そして体調に問題なし。そんな日々を送ることが出来るのが理想ですね。



■イライラ・不安・無気力感を軽減するヒント


最後に、「特にイライラ、不安、無気力を感じない」と答えた女性のコメントをいくつか見てみましょう。


  • 今は子育てで忙しく、心の不調を感じている余裕がない。(岡山県 30代)

  • 普通に生活をしていればある程度のイライラ、不安は感じるものと割り切って、小さいことでなるべくイライラしないように、小さくても楽しみを見つけながら生活することを心がけています。(東京都 40代)

  • 家庭円満。夫は仕事を頑張ってくれていて、私自身は子育てをマイペースにできている。子どもの成長を毎日感じることができ、幸せを感じる。(東京都 30代)



アンケートで答えさせておいて何を今更、と言われるかもしれませんが、どうやら「嫌なことを数える」よりも、「小さな幸せを数える」ことでイライラや不安、無気力感を軽減できそうです。



今日から一日一つずつ、日常生活の中の小さな幸せを数えてみませんか。




■調査概要

【調査期間】 2013年

【調査方法】 インターネット調査

【調査対象】 全国 10代~60代 女性


 

日野佳恵子

株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。


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