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総人口の4分の1以上を65歳人口が占める世界一の超高齢社会に突入/日本の統計 2017年

総人口の4分の1以上を65歳人口が占める世界一の超高齢社会に突入/日本の統計 2017年

総人口の4分の1以上を65歳人口が占める世界一の超高齢社会に突入/日本の統計 2017年

2017年6月20日

女性視点マーケティング

女性トレンド総研

日本の人口は、1億2,564万人※2017年度の推計人口

日本人男性:61013千人

日本人女性:64627千人


世界人口の約1.7%。アジア人口の約2.9%。

総人口は、長期の人口減少過程に入っており、2030年の1億1,662万人となる見通し。日本は、年少人口13%に対して、老年人口は26%、総人口の4分の1以上を65歳人口が占める世界一の超高齢社会


 

目次

1.日本の人口の長期推移

2.日本の出生数

3.世界の人口

4.日本人の平均寿命

5.人口動態の年次推移:1日平均件数の年次推移

 


2000年 人口ピラミッド




2015年 人口ピラミッド



2030年 人口ピラミッド
出典:総務省 2015年10月1日発表内容。グラフは、総務省 日本の統計2017より作成

資料:総務省 人口推計 平成26年10月時点
資料:総務省 人口推計 平成26年10月時点


■日本の人口の長期推移

  • 日本の人口は、1875年以降顕著な増大を示し、2008年に史上最大の人口規模を記録し、1875年~2015年の140年間に、3.6倍増大した。

  • 2011年は東日本大震災の影響もあり、-0.2%減と減少し、13年、14年も減少し、人口減少時代に入ったと言われている。

  • 男性の数が女性の数を下回り、性比は低下傾向。日本の性比(女性100人当りの男性の数)は、1875年は、102.9人で男の数が女の数を上回っていた。しかし、しだいに低下し1945年に89.0人となり、男性が女性を下回った。太平洋戦争により性比はさらに大きく低下したが、戦後は回復し、75年に96.9人となった。その後は、低下傾向に転じ、2010年には、94.8人。14年には、94.7人となっている。

  • 65歳以上の高齢世代人口と20~64歳の現役世代人口の比率の推移は、1950年は、高齢者1人を10人の現役世代で支えていた。しかし2015年には、65歳以上の高齢者1人に対して現役世代2.1人へと急激に減少している。今後も支え手としての現役世代は、減少し続け、2050年には、1.2人の現役世代で65歳以上の高齢者を支える見込みになる。



■日本の出生数

  • 総人口が、2009年以降減少に転じたのは、出生率(1000人当りの年間出生数)の低下と死亡率(1000人当りの年間死亡数)の上昇によっている。


  • 2000年は、1.36人、05年は1.26人まで低下したが、それ以降は、緩やかな上昇に転じ、13年は、1.43人と回復が続いたが、14年に、1.42人とやや低下した。


  • 合計特殊出生率は、「15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」。一人の女性がその年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数である。


資料:厚生労働省 人口動態統計 2013年
資料:厚生労働省 人口動態統計 2013年

■世界の人口

日本の人口規模は、2015年時点では、世界で第10位であり、日本を含めて12カ国が1億を超えている。

世界の人口:73億4947万人

最大は、中国:13億7605万人、次いで、インド:13億1105万人、アメリカ:3億2177万人

アジアの人口:43億9330万人

  • 5000万人以上の国の中では、第4位の人口密度:1K㎡当りの人口347人


  • (世界平均:57人、最大は、バングラディシュ(1237人)、次いで、韓国(517人)、インド(441人)


  • 自然増加率は、-1.7%


  • 世界人口の2010年~15年平均の年間人口増加率は、1.18%。日本は、平均-0.12%


  • 日本の合計特殊出生率の水準は、イタリアと並び、アメリカ、イギリス(1.9人)より低い。


  • 世界平均は、2.5人で、コンゴ民主共和国(6.6人)、ナイジェリア(5.5人)などアフリカ諸国は、発展途上国の中でも高水準にある。



資料:ヨーロッパは、1959年までUnited Nations “Demographic Yearbook” 等、1960年以降はOECDFamily database(2013年2月更新版)による。ただし、2013年は各国の政府統計機関等。アメリカは、1959年までUnited Nations “Demographic Yearbook”、1960年以降はOECD Familydatabase(2013年2月更新版)による。ただし、2013年は“National Vital Statistics Report”。

日本は厚生労働省「人口動態統計」


子どもの割合を諸外国と比べてみると、推計時点(年次)に相違はあるものの、日本が最も低くなっている。



■日本人の平均寿命

各年齢で死亡率は低下、乳児死亡率は世界最低

  • 日本の粗死亡率の上昇は、高齢化によるもの。乳児死亡率(出生数1000人当りの年間の生後1年未満の死亡数)は、2013年、14年と2.1人となっている。

  • 世界の乳児死亡率の平均は、37人。アメリカ(6人)、イギリス、フランス(4人)、ドイツ、韓国、イタリア(3人)。

日本の平均寿命は、5000万人以上の国の中では男女ともに最長

  • 日本の平均寿命1921年~25年は、男が42.1年、女が43.2年で、太平洋戦争直後の47年に男が50.1年、女が54年を記録して以来急速に延びている。

  • 60年に男が65.3年、女が70.2年、2000年には、男が77.7年、女が84.6年、14年は、男は80.5年、女は86.8年と史上最長を記録した。

  • 世界の平均寿命は、男が69年、女が73年。


平均寿命と健康寿命の差(日常生活に制限がある状態で生活する期間)は、男女ともに開きが大きくなっている




資料:男女共同参画白書 平成28年版
資料:男女共同参画白書 平成28年版

■人口動態の年次推移:1日平均件数の年次推移



「日本の統計 2017年(世帯編)」について詳しくみる

「日本の統計 2017年(女性の働き方編)」について詳しくみる



日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。



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