Home > コラム >
宅配ボックスについてのアンケート
宅配ボックスについてのアンケート
2017年11月2日
女性視点マーケティング
女性トレンド総研
女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、宅配ボックスについて全国の20代~60代の女性100人にインターネットアンケート調査を実施しました。
目次
1.宅配ボックス利用者は約30%
2.宅配ボックスは便利に使いながらも要望も
2.1.宅配ボックス利用者の意見
2.2.宅配ボックスを利用していない人の意見
3.再配達の依頼について利用者からも「申し訳ない」という意見
3.1.宅配ボックス利用者の意見 3.2.宅配ボックスを利用していない人の意見
4.調査概要
ネットショッピングの普及に伴い、宅配便の遅配や再配達について話題になっています。
■宅配ボックス利用者は約30%
【問 あなたは宅配ボックスを利用していますか?(単一回答)】
宅配ボックスを利用していると回答したのは31.7%,
利用していないと回答したのは68.3%でした。
住居種別利用状況
宅配ボックスを利用していると回答した人のうち約70%は持ち家集合住宅在住者でした。
次いで賃貸集合住宅在住者の23.1%と続き、持ち家一戸建て在住者は7.7%でした。
宅配ボックスを利用していない人の約43%は持ち家一戸建て在住者、賃貸集合住宅在住者3.6%に続きます。
■宅配ボックスは便利に使いながらも要望も
【問 宅配ボックスについての意見をご記入ください。(自由回答)】
宅配ボックス利用者の意見
あるととても便利、でもネットスーパーは受け取れないので残念
いっぱいになってしまい、荷物を持ち帰られてしまう
とても便利だが個人用のものを入れっぱなしにしているマナー違反の人がいるらしい。
ボックス自体が劣化しやすい
マンションに宅配ボックスはあるが、冷蔵品などは再配達してもらわなければならないので、冷蔵宅配ボックスがあると便利
鍵の破損、暗証番号の忘れ等で受け取りが遅くなったりします。
最近重い荷物を入れられて困っている
在宅でも上階に上がるのを面倒くさがって宅配ボックスに入れる業者がいて、重たい物は大変迷惑
不在時に利用できるので助かる
宅配ボックスを利用していない人の意見
いいとおもいます。しかし、我が家では、まだ、とりつけていません。
欲しいです。すごく自分も配送会社も助かる。価格が高いのとボックスごと盗まれる危険があると思うとなかなか導入できない。
マンションのエントランスは何もない状態で宅配ボックスあればよいのになと思っている。不在ではなくても日中一人なのでトイレやお風呂で受け取れない事も多々。
何度も宅配の方に来ていただくのが申し訳ないので、近々設置を検討しています。
再配達してもらわなくて良いので、利用したい。
使えるのが羨ましい。
登録が面倒です。
都会には必要。
便利だと思う。
便利ですが置き場所がないです。
欲しい。
また、「くすみ」は20代以前(13.8%)から30代(51.5%)でおよそ3倍に増加、40代50代以降では35%前後で安定していることから、「肌のくすみ」が気になり始めるのが30歳前半と考えることが出来そうです。
■再配達の依頼について利用者からも「申し訳ない」という意見
【問 不在時の宅配の受け取りなどについてご意見がありましたらお答えください。(自由回答)】
宅配ボックス利用者の意見
お水など重いものをBoxに入れられると部屋まで持ち運ぶのが大変。
持ち帰るかの選択のメールがあれば便利。
配達員さんの登録した暗証番号が間違えていて受け取れないことが何度かあったので困る。
必ず(配達員から)電話をかけてもらっています。
宅配ボックスを利用していない人の意見
何度もきてみらうのが、もうしわけなくおもいます。
実証実験でやってる駅受け取りを実現してほしい。
前もって配達の時間が詳細に分かると便利だと思います。また、配達車のリアルタイムでのGPS機能での位置情報が公開されていると便利だと思います。
長期不在にするときなど、盗難が心配です。
宅配ボックス利用者は宅配ボックスを便利に利用していながらも、集合住宅では繁忙期にはすべて埋まってしまっていたり、配達員が宅配ボックスに荷物をいれていることをきちんと伝えていなかったりという弊害も回答しています。
宅配ボックスを導入していない人からは「便利そうだが防犯面が心配」という声が挙がっています。
中には駅受け取り(駅設置の宅配ボックスでの受け取り)を求める意見も出ています。
働く女性の増加、ネットショップの普及という長期的な観点からも、これから年末に向けて宅配の繁忙期に入ることからもますます宅配ボックスへの視線は熱くなりそうです。
■調査概要
【調査期間】 2017年9月3日~9月6日
【調査方法】 インターネット調査
【調査対象】 全国 20代~60代の女性100名
日野佳恵子
株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。