【株式会社カインズ】女性視点の徹底的な生活者調査で商品開発を革新。-カインズの「顧客起点」を支えた共創プロジェクト-
- 4月13日
- 読了時間: 3分

株式会社カインズ

株式会社カインズは、「世界を、日常から変える。」をビジョンに掲げ、全国にホームセンターを展開するSPA(製造小売)企業です。商品企画から製造・販売までを一貫して担う強みを活かし、機能性とデザイン性を兼ね備えた”カインズらしい”オリジナル商品を多数展開、国内外のデザイン賞を多数受賞しています。現在は、お客様一人一人が自分にふさわしい暮らしを工夫できる「くらしDIY」を掲げる第三創業期という大きな転換期を迎えています。
■INDEX
プロジェクトの背景
同社では、顧客の約55%を女性が占める一方で、商品開発部門における女性比率は約10%に留まっており、「開発者と生活者の視点の乖離」が課題となっていました。
特に、日常の家事や生活シーンにおける細やかな不便や違和感を、商品企画に、より反映していきたいという想いがありました。こうした背景から、「生活者、特に女性のリアルな声を起点とした商品開発を強化したい」という目的で、当社HERSTORYへお問い合わせをいただき、プロジェクトがスタートしました。
取り組みの内容
本プロジェクトでは、「女性の生活実態に根差した商品開発の実現」をテーマに設定し、「調理、洗濯、掃除」のカテゴリー等で大規模な調査を実施。
単なるニーズ把握にとどまらず、“言語化されていない不満や違和感”まで掘り起こすことを重視しました。生活空間に基づくリアルな課題抽出と、定量・定性の両面からの分析により、商品開発に直結するインサイトの明確化を目指しました。

【プロジェクトのステップ】
生活実態の可視化(画像調査): キッチン・洗面・収納などの実際の使用環境の画像を収集。

回収画像例:キッチンまわりのゴミをどのようにまとめているか、実際の様子がわかる画像
2. 定量調査による整理: アンケートで機能の絞り込みを実施。
定性インタビューによる深掘り:対面インタビューを通じて消費者が困っている「温度感」や「微妙なニュアンス」を徹底的にあぶり出しました。
3. 女性モニターとの座談会:弊社主催の座談会でも女性消費者のリアルな声をヒアリング。

座談会の様子
商品企画への落とし込み: 抽出された声を具体的な仕様へと反映。
導入の成果
こうしたリアルな声から、「浮かせる洗面収納」をはじめとする新商品群が誕生。実際の生活シーンに基づいた具体的なヒントは、商品デザインを決定する上での重要な指針となり、開発チームが大きな自信と確信を持ってプロジェクトを推進する原動力となりました。
また、「調理、洗濯、掃除」カテゴリーにとどまらず、カーテンやペット用品など、他の生活用品カテゴリーでも同じような取り組みが広がりました。
今後の展望:創意工夫のアイデアを届ける企業へ
カインズ様は今、「モノを売るカインズ」から「創意工夫のアイデアを届けるカインズ」への変革を加速させています。

今回のプロジェクトで確立された「顧客視点の深掘り」は、お客様一人一人が「やりたい!」を見つけ、毎日をラクに、おうちを楽しくする「くらしDIY」の実現を支える大きな柱となっています。今後もHERSTORYは、生活者の真実の声を届け続けることで、カインズ様の新たな価値創造を支援してまいります。




コメント