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時代と共に変化し続ける女性たちのトレンドを探る(前編)

市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.7


女性視点マーケティング戦略コラム


女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第7回目は、女性視点マーケティングに重要なトレンド(時流)を年代ごとに解説し、女性たちの価値観がどのように変化していったのかお話しします。


HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。


 

女性視点マーケティングを語るうえで、重要なのは社会のトレンド(時流)です。女性は生活に密着し、些細な変化に気づき、暮らしに反映させていきます。まず、今の日本の女性がどんな状況下にあるかを共通認識として持ちましょう。

日本の女性は、世界一のスピードで変化していると言われています。「最近の女性たちは、どんどん多様化している」「女性といってもいろいろいるだろう」「世の中は、男女共に大きく変わっているはず」「今どき、男女差をいうのはナンセンス」など、さまざまなご意見があるのではないかと思います。


そこで、まずは、日本の女性たちがどのように変化し続けているのかをご説明していきます。弊社は、毎年2月に、その年の女性消費者動向を「女性トレンドセミナー」で、キーワードにして発表し続けてきました。その年間トレンドキーワードの変遷を振り返ってみます。


昭和から令和にかけての女性マーケットの変遷


日本の女性を取り巻く環境はこの30年で大きく変わりました。

昭和、平成、令和と時代が進むにつれ、女性の行動範囲は家庭だけでなく、職場や社会的な場所へとその活躍の場は急速に拡がっています。


幸せの基準が適齢期の昭和から、女性の社会進出が進んだ平成へ


1926年から1989年までの昭和時代、女性は結婚適齢期(24歳前後)を迎えたら結婚して家庭に入り、専業主婦として家族を支えることが当然とされてきました。家庭を切り盛りすることで働く夫を支える妻、子どもの世話をする母という二役にのみ、女性の役割は求められてきたのです。この流れを変えたのが、1986年に施行された「男女雇用機会均等法」です。この法律に後押しされて、続く平成時代(1989年~2019年)では、社会に進出する女性が急増しました。働く女性が増えるにつれ、育児や短時間勤務などに関する法律も徐々に整備され、時代を象徴するかのような「肉食女子」「草食男子」などの言葉が流行したのです。また、仕事を優先する女性が増えたことは、「少子高齢化」「晩婚化」に影響を及ぼしているのではないかと言われるようになりました。


情報発信が進んだスマホ元年の2014年

この年、女性たちが持つ携帯電話は、初めてガラケーよりもスマホのほうが多くなりました。


少子高齢化を実感し始めた2015年

少子高齢化を実感し始めました。子どもは宝。6ポケット(両親と両祖父母)消費に注目され始めてきたのがこのころです。


現実と期待のはざまで悩む女性が激増した2016年

女性の社会進出や発信力が、右肩上がりに増えていくなか、ひとつの分岐点となったのが2016年です。人口減少、つまり「働き手の減少」が叫ばれて以来、女性を積極的に活用していこうとする社会の流れを受けて、女性たちは現実とまわりからの期待とのギャップに悩みはじめます。この頃、話題になったのが、「#保育園落ちた」というSNSの書き込みで、年末の流行語大賞のベスト10に入るほど話題になったのです。


次回は、中編で2017年から徐々に女性たちの生き方や価値観が変化していったのかをお話しします。


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日野佳恵子

株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。


【著書】

「クチコミュニティ・マーケティング」

「女性たちのウェルビーイング」

「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。

 

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