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複雑で面白い女性視点マーケティングの習得に必要な5つの理解(前編)

市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.38


女性視点マーケティング戦略コラム

女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第38回目は、女性視点マーケティングを理解することの重要性についてを解説いたします。


HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。


 

なぜ多くのマーケターが女性視点を避けてきたのか


今回から、いよいよ女性視点マーケティングを習得していただきたいと思います。


女性視点マーケティングは、(個人的な主観も入っていますが)従来マーケティングより複雑ですが面白くもあります。

「女は面倒くさい」「女は厄介」と思われがちなのは、こうした複雑さからくるものかもしれませんが、複雑を制覇すれば、競合を気にしなくてもよくなります。


この複雑感は、従来の合理的かつ論理的に解決したいマーケターにとっては、トライすることを遠のけてきた要因でもあったと思います。


「女性消費者は大事だ」と頭でわかっていても多くのマーケターは、どこか避けて通ってきました。

戦略的な頭脳を持つマーケターやコンサルタントは、男性が多く、自分に体験が持てないため、「女性視点」という話題になると説得力に欠けてしまうことを恐れ、できるだけ触れないようにしているのではないか、とさえ思う場面によく出くわしてきました。


女性消費者の重要性を認識しても理解不足のマーケター


多くのマーケティングの本では、「女性という消費者」について「重要だ」と触れつつも、数行ほど触れるだけで、ページ数をそれほど割いては居ません。


ある著名なコンサルタントのセミナーに参加した時に、「マーケティングとは『生活と営みだ』」と強調されていたが、セミナーの中では「妻の言っていることがわからない」や「女性のこういうところは理解しがたい」「買物は自分の好きなもの以外は妻に任せる」など、端々に自身は「生活と営み」に関わっていないという小ネタで笑いを取っていてびっくりしたことを覚えています。


こうした辻褄が合わないマーケターの場面に遭遇する度に、私の中で、従来マーケティングへの違和感が増幅していきました。とはいえ参加したセミナーの中での正解はあります。


それは「女性視点マーケティング」とは、まさに「生活と営み」を把握することです。つまり、男女ではないということです。


ただ、女性のほうが生物学的に、どうしても「生活と営み」を無意識に意識できる本能があるため、男女差が出てしまうのです。近年のジェンダーギャップは、人間が知性や教養を身につける前の本能的な行動が起こしてきた自然の男女の傾向にあると私は思っています。


女性とはこうだと決めつけてはいけませんが、傾向はありますし、それさえも否定してしまっては、男女の異なるよさでさえ否定してしまう側面があるのは違うと思っています。


女性視点を理解することの大切さ


中でも生理時、妊娠出産期、閉経更年期という明らかな女性ならではの肉体的な違いからくる物事の感じ方は、男女で大きな差をもたらしています。しかし、女性視点マーケティングを理解することは誰にでもできます。介護をしてみなければ、介護をしている人の気持ちはわからないし、貧困生活を経験してきた人でなければ、その苦労は想像以外にはできません。もちろん大金持ちの暮らしも、またなってみなければ誰もわかりません。


しかし、その状況を知り、理解をするだけでも、関心は変わります。


それと同じように、女性視点という世界があることを知り、同化はできなくても理解者が増えることは大きいのです。女性視点マーケティングは、今まで見えていなかったもうひとつのマーケティングなだけなのです。


女性が(少なくとも私は)従来マーケティングに違和感を持ちながらも努力して体得し、仕事をしてきたように、男性もまた女性視点マーケティングを体得はできます。体感は少なくても「理解」することはできるのです。


次回は後編で、女性視点マーケティングの習得に必要な5つの理解についてお話しします。


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日野佳恵子

株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。


【著書】

「クチコミュニティ・マーケティング」

「女性たちのウェルビーイング」

「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。

 

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