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- 【2024年6月開催】女性視点タウンウォッチセミナー代表日野が1日半で女性視点を徹底解説!体験型タウンワーク人気講座
■代表日野が1日半で女性視点を徹底解説!体験型タウンワーク人気講座 ■こんな方におすすめです タウンウォッチングから実際の事例を確認して自分のものにしたい 理屈や机上ではなく体感的に女性視点マーケティング®を学びたい 女性客を呼び込むための具体的な方法や店舗戦略を学びたい すぐに女性視点マーケティング®をビジネスに活かしたい ■ワークショップ概要 【日時】 6月20日(木)10時~17時 6月21日(金)10時~17時 【参加費】 ■通常価格 128,000円(税込)/1企業2名まで ■In herstory法人会員価格 98,000円(税込)/1企業2名まで ※テキスト代含む ※1回開催あたり5企業まで
- コミュニティで「共育」し合うパスコの女性視点マーケティング戦略 (中編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.34 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第34回目は、パンの消費動向も見逃さず消費者に寄り添う組織作りを目指しているパスコの企業の取り組みについて解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 変化を先取りするコミュニティ「パスコ・サポーターズ・クラブ」の進化 「専任スタッフたちがフットワークよく、取り組んでくれました。それまでパスコ・サポーターズ・クラブは、お客様に商品モニターをお願いするなどクローズドな会として情報をいただくことが目的になっていましたが、中身を大きく変えて、会員様自ら楽しんでいただけるコミュニティとなり、今まで以上に双方向に情報を活発にやりとりできるようになったことは大きいです。」 ちょうどサイトがオープンしたのは、女性たちにインスタグラムが話題になりはじめていた頃でした。 SNSも日進月歩。新しいサービスやツールがどんどん登場し、選任部署も多彩な知識が求められていたのです。 選任部署のメンバーは、SNSのプロという訳ではありません。皆大至急に勉強していきながら並行してコミュニティサイトを運営するという日々がスタートしました。 「当初はFacebookが全盛だったのに、今はインスタグラムのほうが若い女性たちを中心に広がりを見せています。 1年でも、トレンドは大きく変化します。私は常々、社員に『現状維持=後退』と伝えています。常に前に踏み出していく改善と革新の姿勢を持っていなければ、世の中からあっという間に取り残されてしまいます。 今の環境が居心地はよくても、自分の意志とは関係なしに外部環境は変化するものなのです。気がつけば、時代の流れに置いていかれてしまうリスクがあります。外の声を取り入れるための社内体制を整えることは、この考えに則ったものでした。」 社内全体にも、このコミュニティサイトの存在を知ってもらい、ここでの話題やコメントが各部署で共有されています。新しい開発や改善につながっていくことも目指し、各自がSNSそのものにも関心を持ち、世の中の変化に敏感になってほしいという思いが強く伝わってきます。 SNSやスマホの特性を理解し、トレンドを見逃さない組織作り 「経営会議でもSNSの話題はよく出ます。 また営業スタッフにも、お客様が店頭に行き、パスコ商品を手に取るまでに接しているメディアは、チラシではなくスマホであることは浸透しつつあります。たとえば今は、スーパーの売場でスマホを見ながら買物をしている人が増えています。その目的はさまざまだと思いますが、料理動画を見ながら、それを自分でも再現しようと、野菜や精肉の売場に行く人は少なくないでしょう。 購買行動まで変えてしまうSNSやスマホの特性を、私たちは深く理解しなければならないと思います。同時に、リアルな世界での肌感覚を鍛えることも、とても大切だと思います。次のトレンドの予測をするためには、パン売場だけを見ていてはだめ。他の売場、他の業界のトレンドを見ることが大切だと思います」 パンを消費する生活者の変化も大きいと言えます。そうした社会の変化をしっかりと捉えられる人材づくり、組織づくりを目指していきたいと言います。 「売場を見ていると、日々変化を感じます。核家族化が進み、単身世帯も増えている昨今、1斤6枚では多く、ハーフパック(半斤分・3枚入り)が着実に売上を伸ばしています。ケーキでも、大きなものよりも小さなホールケーキやアソート系がよく出ます」 このように、世帯の状況も変わる中で、提供の仕方も年々変わっていきます。 次回は、後編で創業100年を超えるパスコの持続可能な社会と共に歩む取り組みについて解説します。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 【開催レポート】一般女性と会える!話せる「hervoiceカフェ会議」
ハー・ストーリィではこれまでにも、「女性たちのリアルな声を直接聞いてみたい」「けれども費用や時間はあまりかけられない」という企業様からのお声を多くいただいておりました。 こうした背景から、御社の商品開発に少しでもお役に立てる新メニュー「herVoiceカフェ会議」。5/23に開催した第1回の様子をお届けします。
- コミュニティで「共育」し合うパスコの女性視点マーケティング戦略 (前編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.33 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第33回目は、企業と消費者とがともに成長するための「共育」の重要性について解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 トレンドの「芽」を押さえることができるコミュニティ 企業と消費者が共に成長していくために、コミュニティで常時つながっていることをおすすめしてきました。 以前の記事でご紹介した三菱総合研究所編『女性市場攻略法』(日本経済新聞出版社)のアンケート結果には、成功している企業は「独自のモニター組織から情報収集」「継続的に情報収集」とあり、これにより確信が持てました。さらにこの報告には、「コミュニティのなかで、ヒットを予感させる発言が出ていたのは興味深い」とあります。 一例として「ジェルボール型洗剤」の類似アイデアは商品化される以前から投稿されていたと書かれています。また、ココナッツオイルブームの時は、ブレイクする半年前から女性コミュニティのなかで話題が拡散されており、トレンドの「芽」を押さえることが可能となっていた、という報告もありました。 私たちの日常の調査でも、女性たちは常に先を教えてくれるのです。 具体的にヒット商品の「芽」は、3年あたり前からぽつぽつと出はじめて、半年前には広くSNS上で広がり、メディアなどが「ヒットしている」と取り上げるのは、実際に広がってしまったあとのことです。 さらに、「時流」や「動向」となると、5年~10年先の社会イメージを示唆してくれることが多いです。もちろんこれは聞き取る側が気づかなければ意味はありません。 「共育」の事例には、女性のコミュニティサイトを立ち上げ、社会との共生に向けて企業価値を高める努力をされている企業、敷島製パン株式会社を紹介したいと思います。 代表取締役社長盛田淳夫様と私のインタビューという形で、HERSTORYコーポレートサイトに掲載している記事から事例としてご紹介します。 「共育」を意識したパスコの企業情報 コミュニティサイトで、お客様の声を吸い上げる 開発から販促までお客様と共にパスコを育てる パスコ・サポーターズ・クラブ(敷島製パン株式会社 代表取締役社長 盛田淳夫様) 【企業情報】敷島製パン株式会社(愛知県) https://www.pasconet.co.jp/ 事業内容:パン、和洋菓子の製造、販売 年商:1539億円(2020年8月) 創業:1920年6月(大正9年6月) 女性コミュニティサイトを立ち上げたパスコの「共育」の事例 食パンの「超熟」でご存じのパスコ(敷島製パン)は、パン製造メーカーとして全国各地の小売店、ストア、コンビニなど幅広い場所で目にすることが多くあります。 パスコでは、2003年からお客様の声を積極的に取り入れたいとパスコ・サポーターズ・クラブ( https://www.pasco-sc.fun/)というクローズドのモニター組織、約2000人の方に、新商品の試食会などを中心に集まっていただき意見を聞くなどの機会を持っていました。 ただ当時は、クラブの担当者以外は、社内でもほとんど活動内容が見えていないという状況で、社内でも積極的にクラブに関わっていくという意識をつくることが出来ていませんでした。 「まずは、社外とのコミュニケーション以前に、お客様の声をストックしておく部門を中心にして社内のコミュニケーションを活発にしなければと思い、SNS専任の部門『SNSマーケティングコミュニケーション室』を立ち上げることを決めました」と盛田社長は話します。 そうして社内にSNSの専任部署が生まれ、すぐさま取り掛かったのが、クローズドの組織になっていたモニター組織をオープンに変更することだったのです。 そして、もっと多くのお客様とつながるための現在のコミュニティサイト「パスコ・サポーターズ・クラブ~Pascoとおいしい時間~」は2017年にオープン。パスコの知名度もあり、公開後すぐに会員は倍となり、その後も成長し続けています。 次回は、中編でパスコ・サポーターズ・クラブの進化とSNSマーケティングの取り組みをお話しします。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 「誰かの役に立ちたい」女性の気持ちを突き動かしたジーユーの女性視点マーケティング戦略 (後編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.32 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第32回目は、前回に引き続き、ジーユーが行っている女性視点マーケティングについて解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 お客様と「おしゃリスタ」との相互扶助で進化していくジーユー ジーユーの「おしゃリスタ」制度は、各地の「おしゃリスタ」にとっても、公式サイトに自分のスタイリング写真がアップされることは、大きなモチベーションアップとなります。 全国のお客様から「お気に入り登録」などの反応数なども見えるため、「おしゃリスタ」自身の刺激や励みにもなり、さらにレベルアップにもつながっていきます。さらに、全国の「おしゃリスタ」のスタイリングが見えるため、同じ商品をどんな風に着こなし提案するのかということだけでも学べます。 撮影の構図や写し方のレベルも上がっていき、こうして相乗効果でどんどんブラッシュアップされた魅力的な写真がアップされていくのです。伴ってお客様のファンも増加し、まさに相互扶助で進化をし続けているのです。 こうした「おしゃリスタ」の制度と存在は、採用効果にも絶大です。 ネット上では、「GUのおしゃリスタになるためには」などの検索が多く上がります。「おしゃリスタになりたい!」というのが入社動機の人も多いのです。 バーチャルモデル「YU(ユウ)」を取り入れた戦略 もうひとり、買物に悩む時の力強い味方が2020年春に発表されました。 それが、買う前に試着できるバーチャルモデル「YU(ユウ)」です。 「モデルが着るように、ステキに着こなせない」 「試着する前に、諦めてしまうことがある」 「何が自分に似合うかわらかない」 といったお客様の悩みに耳を傾け、さまざまな商品やコーディネートを、リアルなスタイルで提案するために開発されました。理想のモデル体型でなくても、あらゆる人々に似合う商品や着こなしがあることを伝えるために、第一弾はランダムにセレクトした女性200名に集まってもらい、身体を計測し、その平均データを参考にして作成されたバーチャルヒューマンが「YU」です。 名前は、英語の「YOU(あなた)」が由来。あらゆる人々に親近感を持ってもらい、「あなた」の意見から誕生したバーチャルヒューマンという想いを込めて名づけられました。 今後、身長や骨格を変化させてさまざまな体型にすることで、より多くの顧客の体型に合った商品の提案をする計画があると言います。 バーチャルモデル「YU(ユウ)」のキャラクター設定 身長158㎝。 2020年に20歳になった大学生。 流行に敏感な妹キャラで、かつ「THE自由人」。 オシャレと食べることが大好き。苦手なのは、ウソや社交辞令。 特技は外国の言葉を覚えること。悩みは、すぐ体型が変わること。 座右の銘は「よく食べて、よく寝る」。 このように「YU」の役割は、プロのモデルのようなカッコイイ暮らしやスタイルではなく、どこかにいそうな女性に近い体型のバーチャルモデルです。そんな「YU」が商品を着こなすことで、リアリティな商品選びの参考にしてもらう狙いです。 お客様の悩みと向き合うジーユーの取り組み ジーユーの「おしゃリスタ」や「YU」の取り組みは、「お客様の悩み」に向き合い、応えるために顧客と近い立ち位置で相互関係を築こうとしています。 なかでも「おしゃリスタ」は、お客様と同じ女性です。 トレンドやおしゃれを楽しみたいというお客様とは同世代の女性たちが中心です。ジーユーの商品を通じて、同じ女性のお客様が、少しでもおしゃれに興味を持ち、買物のヒントになってくれることは大きなやりがいにもつながることでしょう。 「おしゃリスタ」同士の相互発展にもつながる「GU STAFF STYLING」の存在も含めて、自分の日々のスタイリングコーディネートが誰かの役に立つ存在になれる働き方は、素敵な仕事だと思います。 Key Point ①自分たちの日常を相互に見せ合うことで向上する。 ②等身大、自分事になる目線で情報を提供する。 ③誰かの「うれしい」につながる働き方を創り出す。 次回は、コミュニティで「共育」し合うパスコの事例について解説します。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 「誰かの役に立ちたい」女性の気持ちを突き動かしたジーユーの女性視点マーケティング戦略 (前編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.31 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第31回目は、ジーユーの事例をあげ、「共働」の女性視点マーケティング戦略について解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 日常のリアリティを共有し合うSNS時代の新しいつながり方 「女性とは互いに手を組みましょう。」 SNSはすべての個人が受発信者であり、それがメディアです。また、顧客もスタッフも、個人一人ひとりがメディアになる時代です。 プロのタレントや有名人の情報には憧れますが、自分のリアリティにはなりません。 もっと身近に、たとえば身長が低い私に近い背丈の人が、このワンピースを着るとどんな雰囲気になるだろう、ぽっちゃり気味の私と体型が似ている人が、このパンツをはく時は、上着はどんなのが合うのだろう、と自分に近いヒントがほしいのです。 特別ではないフツーの私とフツーの誰かの情報が個々につながるのです。 有名タレントをイメージキャラクターにして高額な契約料を払うのも宣伝効果としては重要ですが、契約期間が終わると写真が使用できないなどの制限もあります。 もっと女性同士、身近な人が相互扶助できる関係づくりを構築したほうが、ずっと売上にもつながっていきます。 女性とは「共働」関係をつくりましょう。 「せっかくだから誰かに少しでも役立ちたい」「お手伝いしたい」と自然に思う気持ちこそが、自然派生的に売上につながっていくのです。 「共働」の相互扶助を目指したジーユーの企業情報 全国に総勢500人以上いる「おしゃリスタ」のメディアを運営 お客様は、スタッフの着こなしを参考にして購入する 【企業情報】株式会社ジーユー(東京都) https://www.gu-global.com 事業内容:カジュアル衣料品及び装飾品の企画、製造及び販売 売上収益:2460億円(2020年8月期) 創業:2006年3月 自分に似合う服がわからないというお客様のサポート ユニクロの姉妹ブランド「GU」は、若い世代を中心に、おしゃれを楽しみたい女性たちに支持されています。 ユニクロがベーシックな定番というイメージならジーユーは、「安くておしゃれなトレンドが揃う」と女性たちは評しています。 なかでも女性たちに人気なのが、「おしゃリスタ」と呼ばれる社内独自の認定資格を持つ販売員の存在です。 トレンドの商品が多数店内に並んでいても、「商品を購入したが思うように着こなしができない」「手持ちのアイテムとどう組み合わせれば、もっとおしゃれになるかわからない」といったお客様のご要望に応えたいというのが、誕生のきっかけだったと言います。 総勢500名以上のジーユー公式「おしゃリスタ」の存在 現在、全国47都道府県、総勢500名以上にのぼる「おしゃリスタ」がジーユー公式のコーディネートアドバイザーとして存在しています。 店内では、一緒にまわって洋服選びをしてくれるのです。店舗に常駐するスタイリストという感じです。 サイト上では、「おしゃリスタさんに選んでもらって買物をしました。大満足。」といった声が見られます。自分ひとりでは、いつも同じような服を買ってしまい、手持ちの服や着ている服に何を合わせるとおしゃれに見えるのかがわからないという人は多いはずです。 そんな時には、ぜひとも「おしゃリスタ」に店舗で相談がおすすめです。店内にも「おしゃリスタおすすめコーデ」といった陳列などをあちこちで見ることができます。 上下の組み合わせや小物選びなど悩んだ時のありがたい存在なのです。 おしゃリスタが主役の「お気に入り登録」できるメディア また、「おしゃリスタ」がおすすめするスタイリングを閲覧することのできるメディア「GU STAFFSTYLING (ジーユー スタッフ スタイリング)」もあります。 ここでは、「おしゃリスタ」が、自分のスタイリングをお客様に見てもらえる場が与えられています。 「おしゃリスタ」自身がモデルとなって商品を着用した写真が日々アップされています。 その写真には、「おしゃリスタ」のいる店舗名、ハンドルネーム、そして身長が記載されています。これによってお客様が、自分と同じ身長のスタッフを見つけて着用のイメージをつかむこともできるし、気に入れば、そのまま商品の詳細を確認して購入することもできるのです 遠い店舗の「おしゃりスタ」でも、スタイリングが自分好みであれば「お気に入り」に登録することができます。 地域によって異なる気候に合わせたスタイリングや、体型の違いによる着こなし方など、自分に合った商品を見つけやすくもあります。 次回は、ジーユーの女性視点マーケティング戦略について、後編をお話しします。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 女性向けビジネスの成功は「女縁」の理解から女性のクチコミ力は男性の2倍「女縁消費」からみるビジネス戦略
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」の6月号において、女性同士の関係性における「女縁消費」に焦点を当てたトレンドレポートを発表しました。 ◆ 女性向けビジネスの成功は「女縁(おんなえん)」の理解から 「女縁(おんなえん)」とは、女性同士のつながりやネットワークを指す言葉で、日常生活や職場などさまざまな場面で形成される女性同士の結びつきを表します。女性の最も多いライフコースのパターンは、就職し、結婚し、出産し、子育てをし、親の介護なども経験するというケースです。 このライフコースの場合、大きく5つの縁(血縁・地縁・職縁・友縁・交縁)が広がります。そして、これらの「女縁」を理解することは市場を理解することに直結します。女性がどのように情報を得て、どのように意思決定を行うかを把握することで、より効果的な戦略を展開することが可能となるからです。 ◆ 男性は情報の正確性や公式性を重視、女性は人からのクチコミやSNSなどを重視 Q.情報収集する際、どの情報を参考にすることが多いですか。上位3つまで教えてください。 男性は公式の情報源や業界誌のような専門的な情報を重視しているのに対し、女性は人からのクチコミやSNSといったより社会的なネットワークを通じた情報を重視しています。 このことから、ターゲットとする性別によって情報提供の方法や重点を変える必要があることが分かります。男性には正確で詳細な商品情報を提供し、女性にはクチコミやSNSを利用したコミュニケーション戦略が効果的であるといえるでしょう。 ◆女性は家族、地域、友人と強い絆あり Q.直近6カ月間に、会話をした人として当てはまるものを全て教えてください。 調査により、女性は家族や親戚とのコミュニケーションの相手先数が男性よりも格段に多いことが分かりました。これは女性が家族や親族と強い絆を持っていることを示唆しています。 また、地域や近所との交流においても男性より高い数値を示しており、地域社会とのつながりを大切にしていることが伺えます。このことから、家族向けのイベントや親戚との交流を促進するプログラムや地域コミュニティにおける活動をさらに促進するためのプログラムの開発により、女縁をさらに強めることで、女性が持つコミュニケーション能力と社会的ネットワークを生かした活動を推進することが期待されます。 ◆詳細記事はこちらから無料ダウンロードできます 【ダイジェスト版】法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」6月号 ◆女性インサイト分析レポート「HERSTORY REVIEW」が毎月届く!法人クラブ「in herstory」 女性インサイト研究に特化した法人クラブのサービス。年会費税込54,000円で3つの特典が受けられます 1.女性月刊インサイトレポート『HERSTORY REVIEW』が会報誌として毎号届く 2.データの自由ダウンロード ・会報誌のバックナンバーの公開 ・調査データのダウンロード、解説動画が見放題 ・調査データのダウンロードおよび自由活用 3.法人会員専用LINEオープンチャットに参加可能!女性インサイトの最新情報が手元に届く ★その他セミナーや一般女性たちとの座談会などにお得に参加できます。
- 【イベント参加無料のチャンス!】一般女性と話そう!「hervoiceカフェ会議」開催
おかげ様でHERSTORYは7月より35周年、月刊レポート・会報誌のHERSTORYREVIEWは 7周年 を迎えます! これもひとえに皆様に支えていただいたおかげと心からお礼申し上げます。 感謝月として 【2024年5月~8月末まで】 法人企業様に女性消費者に直接意見を聞ける 女性インサイト無料体験企画 を実施開始します! 【女性インサイト無料体験企画ご参加企業の前提】 ●「法人クラブin herstory」の会員様であること(法人クラブ詳細は こちら ) ●「HERSTORYREVIEW掲載企業様で女性メディアhervoiceに掲載されている企業様」 ●「女性のあした大賞を受賞された企業様」が該当いたします ■法人クラブInherstory特典 【法人クラブinherstory特典】 ❶女性会員への無料サンプリング&意見交換会への参加 毎月1度、一般女性消費者たちが集まって「hervoiceカフェ会議」を 開催しています。ご参加は抽選となりますがまだお申込み受付中です! ―――――――――――――――――――――――――― 1回目※終了しました 2回目 -【食】の分野の商品やサービスを扱う企業様 2024年6月20日(木)18:00~19:30 3回目 -【住まい・暮らし】の分野の商品やサービスを扱う企業様 2024年7月11日(木)15:00~16:30 ――――――――――――――――――――――――――
- 商品の魅力を伝え「共創」を大切にするDEAN&DELUCA (後編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.30 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第30回目は、 創業者の信念を共有し、食への想いを大切する DEAN&DELUCAがどのように食と向き合っているのか解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 その土地特有の料理が味わえる同社の食へのこだわり 現在同社が扱う食材は、海外からの輸入品が5割で残りの5割は日本独自のものを仕入れています。店舗で提供される料理は地域によってメニューが異なります。もちろん、スタンダードメニューはどこも共通して扱っていますが、シーズナルメニューは旬の野菜や地域特産の食材など、それぞれの店舗ごとに任せています。 京都なら京野菜、福岡なら地元でしか出まわらない食材などを取り入れてメニューを考案しているのです。ただし味やクオリティにばらつきが出ないよう、本社でのチェックは欠かしません。店舗によって、その土地特有の料理が味わえるのもまた、同社の魅力です。 想いを共有することで可能にした形骸化させない創業者の信念 本家から受け継いだ食への想いをメンバーで共有する現在、「DEAN & DELUCA」の従業員数は、アルバイトを含めて1500人弱にのぼります。組織が大きくなればなるほど、創業者の信念が形骸化していく企業も多いなか、同社ははっきり目に見える形でその信念を共有しているのです。 創業理念である「LIVING WITH FOOD(食べることとは人生を味わうこと)」を掲げるなかで、現場では創業者にならって「Food is hero(食が主役だ)」を合言葉に業務に励んでいるのです。 菅野さんもデルーカ氏から直接教えを受けた一人です。 「創業者は、『本来、食は主役で美しいもの。なのに、なぜ倉庫にしまう必要があるんだ?』という考えの持ち主です。そのため私たちの店舗には、倉庫で使用するエレクター(業務用ラック)に商品が直接並んでいます。言ってしまえば、店舗自体が倉庫であり、食を主役にするためには凝った演出は一切不要なんです」 食の味わいだけでなく、その存在自体に深くこだわる創業者の姿勢は、店内ディスプレイや品物の置き方を決める度に、「本当に食が主役になってる?」とスタッフの会話にも出てくるほど徹底しています。 同社のSDGsへの取り組み さらに同社の食への追求は、世界的に叫ばれているSDGsに深く結びついています。 おいしく良質なものをつくるためには、持続的な生産者への還元が必要であり、豊かな食を生み出す土地を健康に保たねばならないというのが同社の考え方です。 「『おいしいを続けるためにできること』というビジョンを立て、不要なゴミを減らすために紙製のドリンクのふたを導入したり、土に帰る容器を使うなど試行錯誤しています。SDGsももちろん重要ですが、私たちにとって豊かな食文化を培う気候風土を守るためには、当たり前の活動なんです」と菅野さんは言います。 同社の取り組みは消費者にも高く評価され、「脱プラスチックのフォークとナイフをつくってほしい」など、さらに具体的な声を得られる貴重な機会となっています。 良質な食材で一人ひとりの人生を豊かにしたいと願い、食を育む自然を守ろうと真剣に向き合っています。いつまでも衰えない同社の魅力の原点はここにあるのです。 Key Point ①トレンドを追わず自らの感動を商品にする ②食に対する創業者の理念を現場に活かす ③安定して良質な食を収穫するため自然に配慮する 次回は、「女性と互いに手を組むこと」を意識したジーユーの事例について解説します。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 商品の魅力を伝え「共創」を大切にするDEAN&DELUCA (中編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.29 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第29回目は、トレンドを追わず感動を伝えるDEAN&DELUCAの取り組みと、どのような想いでお客様に伝えているのか、詳しく解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 DEAN&DELUCA(ディーン&デルーカ)が目指したものは「大切な人と家で囲む食卓」 「店舗の料理人たちは全員、一流レストランや個人店で腕を磨いてきたメンバーばかりなので、レストランクオリティの料理を楽しめるんです」と胸を張るのは、株式会社ウェルカム マーケティング室の菅野幸子さんです。 「加工されたものではなく、新鮮な野菜や素材が毎日届けられ、一から仕込みを行ないます。『見るたのしみ、つくるたのしみ、食するよろこび』という当社のコンセプト通り、食のおいしさを最大限に引き出し、大切な人と家で囲む食卓を大事にしています」と語っています。 菅野さんの言葉通り、同社の料理は消費者にとって特別な食卓となっています。今回のコロナ騒動のなかでも結婚記念日を祝いたいと、ひとり約4000円のパーティメニューを注文した夫婦がいました。 外食で祝えない代わりに、自宅で思い出に残る時間を過ごしたい――そう考えた時に、特別な料理として選ばれたのが「DEAN & DELUCA」のフードでした。 家庭の食卓を重視する同社の理念が、消費者にもしっかり伝わっているのがよくわかります。 トレンドを追わず感動したものを広めるという熱意 トレンドを入れ込むのでなく、自分たちの食べたいものを追いかける創業以来、常に新鮮な食材とメニューで消費者を虜にしてきた同社ですが、意外にもそこにはトレンドを追わない姿勢が貫かれています。 代わりにあるのは、自分たちが食べたいもの、感動したものを広めていきたいという熱意です。食材を探す視察旅行には、料理人、バイヤー、営業、そしてマーケティングと、ジャンルが異なる組み合わせで出かけます。行った先で、「これは何だろう?」と思わせる食材を見つけ仕入れてくるのです。 ドリンク、野菜、パン、調味料など印象に残ったものは何でもありです。 「それぞれの専門家たちが感動を覚えたものは、お客様にも伝わりやすい。1回食べてみてと自分たちの感動をプレゼンテーションするのが、私たちのやり方ですね。でも実はこれ、創業者のディーンとデルーカがやってきたことをそのまま実行しているだけなんです。そのためマーケティング的な観点から、今のトレンドを取り入れていこうなんてことはやっていません」 体験を伝播させお客様に伝える同社の取り組み 視察で見つけてきた食材は、その後、店舗メンバーたちに「勉強会」という形で共有されます。 どうしてその食材を気に入ったのか、どのように料理して食べるのかを熱心に伝えるうちに、他のスタッフたちにも彼らの「体験」が伝播していくというのです。 「この『体験』が重要なんです。自分たちがどれだけ『体験』するかによって、お客さんに伝えられる熱量も変わってきます」と菅野さんは指摘します。 次回は、後編で、食への想いを大切にするDEAN&DELUCAの取り組みについて詳しく解説します。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 2024年女性視点トレンドキーワード『人離れと人恋し。相反するアンヴィバレンツ消費』を発表。
毎年大盛況の女性トレンドセミナーを2/15に開催し、2024年の女性消費トレンドキーワードとして「アンヴィバレンツ消費」を発表しました。 ■ベースとなるのは「3つのS」 当社の調査によると、2024年の女性消費トレンドのベースとなるのは、「節約(Savings)」「安心(Safety)」「安全(Security)」の「3つのS」です。これらは、予測不能な災害や物価高騰の影響を受け、消費者の意識に深く根付いています。2023年秋のアンケートでは、楽しさを求める買い物の割合が減少し、代わりに経済的な節約や安心・安全を重視する傾向が明らかになりました。 この背景から、「アンヴィバレンツ消費」というトレンドキーワードが浮上しました。これは、「両極端」や「相反するもの」を意味し、人離れをしたいけれども人恋しいといった両極端な心理状態を表しています。 ■2024年の女性視点トレンドキーワード:「アンヴィバレンツ消費」の背景 ・孤独と不安 SNSの普及により外部との繋がりは容易になりましたが、長引く自粛期間はコミュニケーションの質を変え、「孤独と不安」を感じる女性が増加しています。特に、未来に対する不安を強く抱える20代女性が、自己投資や投資といった新しい行動パターンを採り始めています ・つながりの渇望 同時に、人と深くつながる小さなコミュニティや個性を大切にする空間への渇望も見られます。例えば、地域コミュニティを再生するスナックや友人運営のカフェが、幅広い年齢層からの支持を集めています。これらは、人とのつながりを求める心と、個々の「私らしさ」を尊重する現代の傾向を象徴しています。 ・ひとりひとり個別化 社会の流れに応じて、消費者は「自分だけの」選択を重視し始めており、これは製品やサービスに対する期待にも反映されています。人々はリアルな場所での経験を求めつつも、パーソナルな価値観に基づく消費を好んでいる傾向があります。 2024年の女性消費トレンド「アンヴィバレンツ消費」は、企業が女性消費者の心に深く響く製品やサービスを提供するための鍵となります。相反する感情とその背後にある深いニーズを理解することで、企業にはより女性生活者の心の動きに寄り添うアプローチが求められます。 ■詳細記事は法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」内に掲載 2024年4月号の無料ダウンロードはこちら https://www.herstory.co.jp/downloaddocument/hsreview202404-free ■法人クラブ「in herstory」とは 女性インサイト研究に特化した法人クラブのサービス。年会費税込54,000円で3つの特典が受けられます 1.女性月刊インサイトレポート『HERSTORY REVIEW』が会報誌として毎号届く 2.データの自由ダウンロード ・会報誌のバックナンバーの公開 ・調査データのダウンロード、解説動画が見放題 ・調査データのダウンロードおよび自由活用 3.法人会員専用LINEオープンチャットに参加可能!女性インサイトの最新情報が手元に届く
- 商品の魅力を伝え「共創」を大切にするDEAN&DELUCA (前編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.28 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第28回目は、DEAN&DELUCAの事例から、彼らが商品やサービスに対してどれほどの愛情を注いでいるのかを解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 商品や売り場、販売に愛情が注がれているかも気にする女性たちの消費行動 女性は、その商品は大切にされているかを感じ取ります。 女性にとって、大切にされているか、されていないかは、まるで自分のことのように胸を痛めます。 女性に商品を売りたい時は、最大限、魅力的に見せることに手を抜かないことです。商品の置き方、形、向き、旬、産地、背景、想い、ウェブ表現、チラシデザイン、説明文など、その一つひとつの扱いに愛情があるかないかを見て取れます。 丁寧な商品づくり、手を入れた売場、愛情を込めた販売、それらの「共創」に感動します。 女性は、デザインとかクリエイティブという一部的なセンスではなく、オーケストラのようなハーモニーで迎えましょう。 愛情ある「共創」で迎えられた時、女性は「感動」するのです。 食の美しさを最大限に店舗で魅せるDEAN&DELUCA(ディーン&デルーカ)の企業情報 コンセプトは「見るたのしみ、つくるたのしみ、食するよろこび」。 DEAN&DELUCA(株式会社ウェルカム ディーン&デルーカ事業部マーケティングディレクター菅野幸子様) 株式会社ウェルカム(東京都) https://www.welcome.jp/ ディーン&デルーカ事業部 https://www.deandeluca.co.jp/ 事業内容:輸入食品および加工食品等の製造・販売、カフェの運営を手掛ける。他にもケータリングから食品卸、カタログギフトまで、さまざまな食との出逢いを提案。独自のネットワークとセレクトによるこだわりの食材は消費者に人気が高い。 年商:約116億円(2018年決算期)創業:2002年(日本での事業設立年) ※すべてディーン&デルーカ事業部のみの情報となります。 DEAN&DELUCA(ディーン&デルーカ)が目指すレストランクオリティとは? 目指すのは「レストランクオリティ」米国ニューヨークでジョルジオ・デルーカ氏とジョエル・ディーン氏によって同社が設立されたのは1977年のことです。 デルーカ氏のルーツであるイタリア、そして地中海の食材をニューヨークで紹介したいと立ち上げた小売事業「DEAN & DELUCA」は、その印象的なロゴと共に瞬く間に世界へ広がっていきました。 日本では2003年より、品川・六本木・丸の内など東京の中心部はじめ、関西・九州に順次店舗を展開しています。マーケットストア17店舗、カフェ34店舗の計51店舗に加え、レストラン(マーケットストア内に設置されたテーブル席)やオンライン事業など、「LIVING WITH FOOD(食することとは人生を味わうこと)」の創業理念のもと、日々良質な食材を提供し続けています。 食材の他にも、カップやバッグ、ブライダルギフトやプチギフトなどの雑貨事業でも大きな成功を収めています。今回のコロナ禍で実店舗の閉鎖が相次ぐなか、同社のオンライン販売での売上は2~3倍まで跳ね上がりました。緊急時でも食べたくなる同社のクオリティ。一体何が消費者をそこまで惹きつけたのでしょうか。 次回は、中編で、トレンドを追わず感動を伝えるDEAN&DELUCAの取り組みについて詳しく解説します。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 【第1回】アリミノ、アトリエはるか他計4社が参加|女性モニターによるリアル座談会 カフェ会議レポート
女性モニター参加の座談会「herVoiceカフェ会議」とは? herVoiceカフェ会議は、herVoice事務局を運営する株式会社HERSTORY主催の「女性のリアルな声」を企業に届ける座談会。 毎回さまざまな企業が参加し、生活者の視点で商品やサービスの感想をヒアリングしたり、新しい気づきを得たりしています。一般の女性たちは、おしゃべりを楽しみながら、企業の担当者に直接想いを伝えることができる貴重な場です。 ■【第1回】herVoiceカフェ会議 日時/2024年 5月23日(木)15:00~16:30 会場/CAFE SALVADOR Business Salon(東京都中央区日本橋茅場町1丁目5-8) 参加人数/herVoiceメンバー20名 参加企業/4社 参加企業(順不同) 株式会社アリミノ 株式会社アトリエはるか 株式会社フヨウサキナ 株式会社ニッセイエコ 記念すべき第1回目には、企業様4社とherVoiceメンバー20名が参加しました。 実は、総勢82名のherVoiceメンバーからの応募があった今回のカフェ会議。 その時点で参加企業様の詳細についての情報は公開していなかったにも関わらずたくさんの方に興味を持っていただきました!(抽選にて外れてしまった方は、ぜひ今後の回での参加をお待ちしています) 受付開始後、続々と受付をされる参加者の皆様。 今回急遽受付時にニックネームをお願いしてしまいましたが、みなさん快く書いてくださいました(ご協力ありがとうございました)。 会場前の様子。続々とメンバーが入ってきます。準備されている企業様も、若干の緊張が見られました。 この日のスタートは、herVoiceの運営会社(株)ハー・ストーリィの社長・日野からご挨拶。 今まで長年にわたってご協力いただいているherVoiceメンバーのみなさんへ、直接感謝をお伝えできました。 第1回参加企業:株式会社アリミノ、株式会社アトリエはるか、株式会社フヨウサキナ、株式会社ニッセイエコ (左上から時計周りに)株式会社フヨウサキナ、株式会社アリミノ、株式会社ニッセイエコ、株式会社アトリエはるか 「私たちの会社名を聞いたことがありますか?」 「こんなことをしています」 「今日はこんな商品について皆さんとお話しします」 と、それぞれコーポレートサイトやSNSを見てもらいながら、説明を行います。メンバーのみなさん、真剣に企業様の声に耳を傾けていました。 4社の紹介が終わった後は、いよいよ“カフェ会議”の時間へ。 今回はライフコースが近い4つのグループに分かれ、企業様とテーブルを囲んで意見交換を行いました。 実際の商品を手に取って見ながら感想をもらったり… 商品の使用シーンを想像してもらい、どう思うかをヒアリングしたり。 時間の使い方は企業様によってバラバラ。同じテーブルのメンバーさん同士も初めましてでしたが「私もそう思う」「わかる」と盛り上がっている声が印象的でした。 共感から一気に距離がつまるのも、女性ならではですね。とても楽しそうで、見ている事務局スタッフも混ざりたかったです。 ■参加企業からのお土産 参加の企業様からは、カフェ会議でヒアリングした商品など素敵なお土産をいただきました。 最後に、恒例の記念撮影でカフェ会議終了です。今回も様々な年代の方にご参加いただきありがとうございます。たくさんのご意見をいただき、とても充実した時間となりました。 ■参加企業様の感想 株式会社アリミノ/商品開発部 秋山愛様・平坂高一様 美容室など、サロン向けのヘアケア商品を販売しているアリミノ。自社のメンズ向けライン「MarkU」のアイブロウ商品についてヒアリング。自身には関係なくとも、パートナーや子どもの身だしなみに使ったらどうだろう?という視点で考えていた参加者の皆さん。「息子に使ってもらいたいと思った」と 言う方も。 株式会社アトリエはるか/経営企画部 桝井加代子様 ヘアメイク、まつげパーマ、眉カット、ネイルなどのメニューを気軽に受けられるサロンを展開しているアトリエはるか。カフェ会議では眉カットのメニューに絞って意見をもらいました。「骨格にあった眉カットをしてくれて価格も手頃なのが良い」「美容院でカラー待ちの間に眉を整えたい」「コスパも良いしサロンで提案してる内容が求めてる内容で素敵。頂いたパンフも事業展開や強みが伝わり行きたくなった」とメニューには良い評価がほとんどでした。話を聞く中で、眉に関しては整え方がわからないという方が多い印象を受けました。 株式会社フヨウサキナ/マーケティング部 佐藤英理沙様、根岸桂子様 フヨウサキナは、ホームエステやスキンケア、コスメのブランド。今回は、ブランドの認知度や、自社で新商品等を紹介しているSNSについて意見を伺いました。初めてフヨウサキナを知る方も多く、フヨウサキナのコンセプトやSNSでの発信の仕方(写真や文章)など、初見での率直な感想が飛び交っていました。 次回のherVoice カフェ会議は2024年6/20(木)に開催! 年代など関係なく女性の声を聞ける場ですので、興味のある企業様はぜひ気軽にご参加ください。 お待ちしています!
- 社員の共通認識を可能にしたブランドの人格化
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.27 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第27回目は、ブランドの人格化によって共通認識を可能にしたスープストックトーキョーの取り組みについて解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 ブランドに人格を与えたことによる意思決定への影響 ブランドに人格を与える手法は、社外の理解を得やすいと同時に、社内のいたるところでも影響を与えています。 もっとも大きな成果は、社員全員が「秋野つゆ」すなわち「スープストックトーキョーさん」の目線であらゆる判断をできるようになったことです。 「店がブランドをつくる時って、何万回も意思決定をしなければならない場面があるんです。料理の味、チラシづくり、細かい内装など、すべての意思決定に私が関わるのは、無理な話です。その点、みんなが思い描ける人格があると楽です。秋野さんだったらどうジャッジするかな、装飾より機能を好む彼女なら、飾りがついたきれいな扉より開閉しやすい扉にするだろうなど、全員がぶれずに決断を下していけます」 と遠山さんは説明します。 「秋野つゆ」によって可能にした全社員の共通認識 「同社では入社研修の際、必ずこの「秋野つゆ」について学びます。彼女が心地よく感じる店舗とはどういうものなのかを一から叩き込み、全員が同じ意識でもって現場に臨めるように準備を整えるのです。」 「Soup Stock Tokyo」以外にも、いくつもの事業を抱える多忙な会長に代わって、現場では社員たちがどんどん仕事を進めていきます。ここ10年ほど、遠山さんはスープの試食からも遠ざかっているといいます。 それでもたまに店舗で口にする商品は、相変わらずおいしく、創業時の想いをきちんと継いでいます。それだけ社員たちが会社の目指す方向性を理解し、太い幹となって進んでいるからなのです。 普段はそれぞれ別の部署や職場で働いていても、そこには常に「秋野つゆ」という共通意識が存在します。 そしてこの目線をもとに、あらゆる場面で各社員が判断していくのです。 コロナ禍でも揺るがなかった会社の方向性 コロナ禍でも、遠山さんは社員たちのなかに大きな矢印を感じ取っていました。 非常事態宣言真っ只中の今年4月、全店休業を余儀なくされた同社の売上は、昨年に比べて大幅に落ち込んでしました。そんななかでも、社員たちからほとばしるまっすぐな矢印は、急下降したり予想外の方向へ飛ぶこともなく、穏やかに、しかししっかりと前を向いていたのです。 それぞれ危機感を持ちながらも、自力で何とか乗り切ろうとするパワーを、遠山さんはそこに感じたと言います。 これから必要とされるのは「自ら仕掛ける人」 明確なブランディングのもと、ますます社員の団結力を強める同社ですが、今後どのように歩みを進めていくのでしょうか。 遠山さんは「これからの人は3種類に分かれます。Aはお声がかかる人、Bは自ら仕掛ける人、Cはそのどちらでもない人です。これまでの時代は、Aが大事でした。だから一所懸命勉強をして、必死で学歴を積んで立派な企業からお声がかかるように備えてきたんです。ただ全体の寿命が伸びていく中で、いつまでもお声がかかるかというとそうではありません。そのため、自分から仕掛けて何かを生み出す側を経験したほうがいいんです」 これは店舗にも当てはまります。 いつまでも選ばれ続ける店舗でいるためには、消費者任せにするのではなく、自ら仕掛け発信し続けることが重要なのです。 その点、季節や週ごとに素材が入れ替わり、さらに店舗によっても異なるメニューを提供する「Soup Stock Tokyo」は、消費者を飽きさせない仕掛けづくりに余念がありません。 共通の目線を持った社員たちに、もうひとつ遠山さんが伝えていることがあります。 「それは、自分の暮らしや幸せにも敏感になって、実現のために努力することです。 “自分の人生は自分の手でつかみ取れる” 株式会社スマイルズも株式会社スープストックトーキョーもそんなメンバーの集まりであってほしいと願っています。」 「この20年、単なるスープ屋ではなく、一種のインフラとして世間に定着させることを目指してきました。これからもお客様から『このお店があってよかったね』と言われるような場所にしていきたいですね」。 遠山さんと社員たちの挑戦はまだまだ続きそうです。 Key Point ①ブランドに人格を与えることで社員の目線を同一にする ②各自現場での判断は共通意識のもとに行なわれる ③自分の暮らしや幸せに敏感になり実現に向けて努力する 次回は、DEAN&DELUCA(ディーン&デルーカ)の女性視点マーケティングの事例についてお話しします。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- スープストックトーキョーが仕掛けた共鳴する物語とヒロイン
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.26 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第26回目は、女性のニーズに応えるスープストックトーキョーの事例から、女性たちの共鳴について解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 女性支持を集めるために必要な世界観と共鳴 女性に支持される企業は、ブランドに物語と世界観があります。 女性にとってのブランドとは、「その物語に自分はいるか」と想像できることです。 女性は物語が好きです。 その世界に浸ることで「共鳴」するのです。 物語と世界観がズレていると女性たちは見破ります。だから社員の意識統一も重要なのです。「らしい」「らしくない」を判断できる基準があるとよいです。ブランドの物語と世界観を理解しやすくするには、“ブランドパーソナリティ”の設定をおすすめしたいと思います。 ブランドを擬人化したスープストックトーキョーの企業情報 ブランドを擬人化し、雰囲気や性格、好きなこと、嫌いなことなどの行動を言語化しておくことで、社内の誰もがブランドを語り行動できるようになります。 女性たちをひととき夢の国に連れて行きましょう。 ひとりの女性の「ふーふー」からはじまったスープ専門店「世の中の体温をあげる」ためのコミュニケーションツールとしての〝スープ〟。 Soup Stock Tokyo(株式会社スマイルズ 代表取締役社長 遠山正道様) 【企業情報】株式会社スープストックトーキョー(東京都) https://www.soup-stock-tokyo.com/ 事業内容:スープ専門店「Soup Stock Tokyo」をはじめとした飲食店および小売店の運営を主とする。食料品の他、繊維製品・雑貨の企画や製造・販売も手掛ける。商品はインターネット等でも通信販売しており、さらに各種イベントの企画なども行なっている。 年商:87億2540万円(2020年3月時点) 創業:2016年2月1日(株式会社スマイルズより分社。Soup Stock Tokyoの店舗自体は1999年に1号店をオープン) 商品ブランドへの理解を深めた創業期の擬人化「秋野つゆ」の存在 株式会社スープストックトーキョーは、添加物に頼らず旬の素材のおいしさを引き出した食べるスープ専門店「Soup Stock Tokyo」を主に運営しています。 現在、全国に60店舗以上を展開し、冷凍スープやレトルトカレーなどの物販に加え、オリジナル雑貨や食卓を彩るアイテムを販売するギフトショップ併設の店舗も展開しているのです。 1999年、東京・お台場に1号店を出店した頃、スープと女性に焦点をあてた飲食店は非常に珍しかったです。当時、三菱商事の社員だった遠山正道さん(現・株式会社スマイルズ代表取締役社長)は、2000年、同社初の社内ベンチャーとして株式会社スマイルズを立ち上げ、このスープ専門店に本格的に取り組みはじめました。 「もともと食のビジネスに興味があり、何をやろうか考えている時に、突然、スープをすすってホッとする女性の絵が浮かんだんです。女性がひとりで気軽に入れる飲食店がないことも気になっていました。早速会社を説得するために、シーンを言語化するための物語を企画書にまとめました」と振り返ります。 スープストックトーキョーを成功へと導いた一人の女性 現在、スープストックトーキョーの会長として「Soup Stock Tokyo」の他、スマイルズの社長としてネクタイ専門店やセレクトリサイクルショップなど、暮らしにまつわるさまざまな事業を手がける遠山さんですが、最初に奔走した「Soup Stock Tokyo」が大きな成功を収めた背景には、ひとりの女性が大きく関わっています。 「秋野つゆ」は、37歳。おっとりしていますが、しっかりしており自立している女性。オシャレに無頓着なのにセンスがよく、装飾的なものは苦手で、シンプルを好む。実はこの女性。遠山さんが「Soup Stock Tokyo」をはじめるにあたり、ブランドを人物に置き換えてみようと試みた結果たどりついた、架空の人物です。 「秋野つゆ」の目線で、立ち上げ当初から同店のロゴや店内装飾、メニューづくりなどが進んでいきました。ブランドに人格を与えたこの存在は、同店のコンセプトをまわりと共有し、細かい消費者ニーズを汲み取るのに大いに貢献し、2020年、同社の年商は87億円を超えるまでになりました。 「ちょうどその頃生まれた娘がアトピーでした。母乳を飲ませるために妻が食事制限をしているのを見て、家族が安心して食べられるような体にいいものをつくりたいという思いもありました」と遠山さん。同店最大のウリである旬の食材を使うことや添加物に頼らないおいしさへのこだわりは、「秋野つゆ」はもちろん、こうした身近な家族から得たヒントも元になっています。 次回は、ブランドを人格化したことで得られた共通認識についてお話しします。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。















