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- 【2/14】2025年女性インサイトセミナー開催のお知らせ
女性インサイトセミナー2025開催 ! これまでご好評いただいていた「女性トレンドセミナー」 が、今年は さらにパワーアップ し、 「女性インサイトセミナー」として開催いたします! 本セミナーでは、 女性クラスター や ペルソナ の解説を中心に、デジタルデータだけでは見えにくい 生活背景や状態ごとの購買行動 を紐解きながら、より 真の顧客像 を深く理解する方法をお伝えします。 2025年版ペルソナ年鑑 の解説を交えながら、女性消費者のインサイトを正しく捉え、 効果的な商品・サービスの訴求 や お客様との共感形成 につながるヒントが学べるセミナーです。 ぜひご参加ください! 開催概要 日時 :2025年2月14日(金)13時~15時(受付開始12時30分) 会場 :TKP品川カンファレンスセンター(リアル開催のみ) 登壇者 :代表 日野 参加費について inherstory会員 :3名様まで無料(4名以上は1名2,200円(税込)) 非会員 :1名5,500円(税込)
- 女性の商品選択基準に「6つの価値」あり!食・美容・家電の購入決定要因を大公開
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、長年にわたる市場調査と分析の成果として、女性の購買決定における重要な要素を「6つの価値」として体系化。さらに具体的な購買決定要因を調査したところ、「6つの価値」の優先度が変わることが明らかになりました。 ◆調査概要 「お買い物に関するアンケート」 調査期間:2024年12月13日(金)~2024年12月23日(月) 調査対象:15歳以上の女性524人 「食品に関するアンケート」 調査期間:2024年12月20日(金)~2024年12月27日(金) 調査対象:15歳以上の女性506人 調査方法:インターネット調査 調査会社:株式会社ハー・ストーリィ 協力:一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 ◆「6つの価値」—女性の購買選択を左右する6つの視点 出典: HERSTORY REVIEW2月号 「6つの価値」は、商品そのものの特性に注目したプロダクト志向(機能・品質・デザイン)だけでなく、購入者自身のライフスタイルや価値観に重きを置くライフスタイル志向(社会貢献・環境配慮・個人の共感)を包括する、多角的な視点で女性市場を深く理解し、的確な戦略を構築するための強力な指針になります。 ◆ 女性が重視する価値とは?クラスター分析で見えてきた価値観の多様性 食で重要視すること:品質、健康、味、課題解決 ・全体 :基本的価値と便宜的価値が最も重視されており、食品に対して「安心・安全・品質の高さ」や「手軽さ」を求める傾向が強いです。 出展:HERSTORY REVIEW2月号 ・15~24歳単身者女性(クラスター:プレ社会人層) 情緒的価値 3.8(全体比+0.3) 個人的価値 4.3(全体比+0.4) トレンドにも敏感な女性の層ということもあり、SNS映えする見た目かどうか、バズっているかどうかを重視しています。 ・第一子が0~6歳の子を持つ女性(クラスター:乳・幼児期ママ層) 便宜的価値 4.3(全体比+0.2) 個人的価値 3.7(全体比-0.2) 家計のことを考えた手ごろな商品であること、「自分が食べたい」より子どもにとって良いものかを意識しています。 コスメ・美容で重要視すること:値ごろ、課題解決、品質、自分に合っている ・全体 :品質やコスパといった便宜的価値と基本的価値も高いですが、個人的価値が最も重要視されていることから購入目的は「悩み解決」が第一であると言えます。 出展:HERSTORY REVIEW2月号 ・40~64歳の夫婦二人の家庭(クラスター:ミドル夫婦層) 便宜的価値4.2(全体比+0.1) 個人的価値4.3(全体比+0.1) 夫婦2人で経済的にも余裕が見られる夫婦層。若年の夫婦層と比べて年齢が高い分悩みも増え、高機能・高品質を重視しつつ、使用感にもこだわります。 ・第一子が7~15歳の子を持つ女性(クラスター:児童・思春期ママ層) 個人的価値4.1(全体比-0.1) 情緒的価値3.3(全体比-0.1) 家事育児仕事とマルチタスクになるこの層の女性は、自分の悩み解決やデザインよりも手軽さ、使いやすさを求めます。 家電で重要視すること:品質、値ごろ、使いやすさ、自分に合っているか、心地よい気分になれる ・全体 :実用性や利便性、 安全性に次いで、個人的価値である自分にとって有益で満足感を与える家電を求める傾向があります。さらには、他2ジャンルにはなかった「心地よい気分になれる」を重視するという声も上がりました。 出展:HERSTORY REVIEW2月号 ・39歳以下の夫婦世帯の既婚女性(クラスター:ヤング夫婦) 便宜的価値4.0(全体比-0.2) 情緒的価値3.9(全体比+0.3) トレンドやデザイン性の高さを求める傾向が全クラスターの中でも一番高い傾向にあり、多少高額でも良いと思ったデザインの商品を選択します。 ・65歳以上の女性(クラスター:セカンドライフ層) 基本的価値4.3(全体比+0.1) 持続的価値3.4(全体比+0.4) 機能や品質の他に商品購入を通じて社会に貢献している企業を応援したい気持ちがあり、どのクラスターよりも企業の姿勢に注目しています。 ◆ 調査結果 女性消費者は、商品において優先することが変わるだけでなくクラスターでも価値観が異なることがわかりました。この購買行動を理解するには、「6つの価値」を軸とした多面的な視点にあります。商品の土台となる基本的価値から順に持続的価値まで「6つの価値」を自社商品・サービスが満たしているのかを分析することが、女性市場の可能性を広げる第一歩になります。 ◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW2月号』でご覧いただけます。 法人クラブ「inherstory」は、女性インサイト研究に特化したサービス。年会費税込54,000円で3つの特典が受けられます。 1.女性月刊インサイトレポート『HERSTORY REVIEW』が会報誌として毎号届く 2.データの自由ダウンロード ・会報誌のバックナンバーの公開 ・調査データのダウンロード、解説動画が見放題 ・調査データのダウンロードおよび自由活用 3.一般女性たちとの座談会などにお得に参加できる ★その他セミナー参加などの特典多数!
- 女性たちが選ぶ今年の漢字2025年は“穏”!穏やかな幸せの継続を望む声が多数に現れる結果に
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、女性消費者トレンドキーワードを発表しました。今回は、「2024年の漢字と生活に関するアンケート」から、女性たちが2025年に期待することが明らかになりました。 ◆今月の調査背景 2024年を振り返り、年間を通して女性たちの意識や行動にどのような変化があったのか、何が象徴的だったのかを調査。その背景にある社会的な要因から女性たちのインサイトを探りました。 ■ 調査概要 回答期間:2024年11月11日(金)~2024年11月17日(日) 調査方法:インターネット調査 調査対象:15歳以上の女性647人 調査会社:株式会社ハー・ストーリィ 協力:一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 ◆自然災害に悩まされた2024年。2025年は穏やかな日々の継続を願う声が多数! Q.2025年はどのような年になってほしいですか?象徴する漢字を一文字でお答えください。 出典: HERSTORY REVIEW1月号 平穏な日々を連想する「穏」「和」「安」などの漢字は毎年上位にランクインするが、1位・2位が「平」「和」と世界情勢への不安が反映された2024年に比べると、「穏」「幸」「和」 「安」など穏やかな幸せの継続を望む結果となりました。自身やその周りの人が安定して穏やかに過ごしてほしい、という共感性の高い女性ならではの願いが顕著に現れています。 Q.2024年を表すと思う漢字を「一文字」教えてください。 出典: HERSTORY REVIEW1月号 ここ数年は夏の暑さが話題になりますが、それでも1位が「暑」になったのは今年が初めてです。震災やゲリラ豪雨、台風、暑さと自然災害に悩まされた1年だという印象の人が強い結果になりました。 ◆2024年における女性たちの消費行動の特徴 Q.あなたがお買い物をするとき求めるものを上位5つまで教えてください。 出展:HERSTORY REVIEW1月号 2023年は1位が「節約できる・安い」、2位が「楽しい気持ちになれる」でしたが、順位が入れ替わりました。昨年から続く物価高に慣れたこともあり、単に「安ければいい」というわけではなく、「価格以上の価値」を感じられるものを求める女性が増えました。社会情勢は来年も大きく変わらないと予想されるため、この傾向は今後も続くと言えます。 ◆女性の消費行動が示すインサイトは「リアルな体験」 出展:HERSTORY REVIEW1月号 自然災害を意識する1年だったことから備品・災害用品が「増えた」と約4割が回答。特にまだ自立していない子どもをもつママの防災に対する意識が高く、クラスター別でみると6割が増えたと回答しました。 また、今年は行動制限が無いにも関わらず、約4割が自宅で過ごす割合が「増えた」と回答しました。これは、旅行などのリベンジ消費が物価高により以前よりも割高になったことも要因の一つです。さらに、おうち時間がスタンダードになったことにより家で楽しむエンタメやコンテンツが充実しているのも自宅時間が増えた要因になっています。一方で、推し活や手間をかける手作りのものへの消費が拡大していることから、体験・リアルを感じることを大切にしている傾向が現れています。これはおうち時間の増加で飲み会などが減り、人間関係が整理された反動でリアルな体験により価値を感じる人が増えているからです。母と娘、夫婦、子どもなど体験を共有する相手は異なるが今後もこの傾向は続くと予想されます。そのため2025年は「リアルな体験をしたい/させたい」というインサイトに応える商品やサービスがヒットのカギを握ると言えます。 ◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW12月号』でご覧いただけます。 法人クラブ「inherstory」とは? 女性インサイト研究に特化した法人クラブのサービス。年会費税込54,000円で3つの特典が受けられます。 1.女性月刊インサイトレポート『HERSTORY REVIEW』が会報誌として毎号届く 2.データの自由ダウンロード ・会報誌のバックナンバーの公開 ・調査データのダウンロード、解説動画が見放題 ・調査データのダウンロードおよび自由活用 3.一般女性たちとの座談会などにお得に参加できる ★その他セミナー参加などの特典多数!
- 年末年始休暇のお知らせ
誠に勝手ながら、以下の期間を休業とさせていただきます。 ●2024年12月28日(土)~2025年1月3日(金) 上記期間のお問い合わせにつきましては受付のみとさせていただき、 1月6日(月)より順次対応させていただきます。 お客様各位には、御迷惑、並びにご不便をお掛けいたしますが、 何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。
- 楽しむだけで終わらない!旅で育む子の成長 リゾナーレの「旅育」/星野リゾート
「旅育メソッド®」を取り入れた新しい家族旅 リゾナーレ八ヶ岳が提供する旅育「馬の学校」でのえさやり体験 同社が展開するホテルブランドのうち、主に家族層の利用が多いリゾート宿泊施設「リゾナーレ」。 現在、国内外合わせて7カ所(トマム・那須・熱海・八ヶ岳・大阪・小浜島・グアム)で運営しており、各施設で子ども向けアクティビティとして「旅育」を提供しています。 2404「旅育」が通常の家族旅行と大きく異なるのは、旅育コンサルタントである村田和子さんが提唱する「旅育メソッド®」を取り入れていることです。 「全員参加で家族旅行の計画をたてる」「旅先では子どもが1人で過ごせる時間を作る」「その土地ならではの体験で、子どもの関心の芽を育む」「旅の思い出をかたちにして語り合う」という4つのポイントを基軸に置き、主に幼児から小学校低学年までの子どもが、「旅の計画に関わり1人で過ごす機会」を持てるようサポートしてくれます。 それまでもリゾナーレの各施設では、親子で楽しめるアクティビティを提供していましたが、2022年9月、「旅育」として新たな学びのサービスを開始。 施設ごとに「旅育」特設サイトを用意したり、体験にミッションシートを導入するなどして、子どもがより学びやすい環境を整えていきました。 「10年以上前に、リゾナーレ八ヶ岳のアクティビティスタッフから『達成感や創造力を育むようなアクティビティを提供する事で、家族旅行の満足度を高められないか』という問題提起がありました。 その頃から『旅育』の重要性についてホテル内でも議論が始まりました」と語るのは、マーケティンググループリゾナーレマーケティングマネージャーの堀井仁さんです。 当初「旅育」は、2020年5月のリリースを目指していたが、新型コロナウイルス感染症の影響で昨秋のサービス開始となりました。 米作りなど夢中になれる体験がそろっています。 ◆KEYPOINT: 旅の計画段階から子どもを参加させる、思い出を形にするなど4つのメソッドを旅に取り入れる 出発前の子どものモチベーションを上げるため子ども専用サイトで旅先の知識を事前に学ばせる ファミリー媒体を狙って露出を増やすことで認知度を上げる リゾナーレ八ヶ岳の旅育ミッションシートと記念バッジ 「旅育」では自分の行きたい場所、体験したいことを明確にするため、旅の計画段階から子どもを参加させることを推奨しています。 現地のことを学びながら、旅の楽しみをかきたてるツールとして、リゾナーレの各施設では「旅育」専用サイトを公開していますよ。 明るくポップなテイストで描かれた宿泊先の地図を見ながら、いくつものクイズに答えていくと、「ヒミツの合言葉」が手に入ります。 それを現地で伝えれば、ミッションシートを活用したスタンプラリーが体験できる仕組みです。こうした事前準備に加え、現地で体験できる内容がまた興味深いものでした。 各施設において子どもが親から離れて1人で体験できるアクティビティをいくつも提供していますが、もっとも高い人気を誇るのがリゾナーレ那須の「お米の学校」です。 米農家の協力のもと、年間5回を通じて種まき・収穫・脱穀・精米作業を体験していきます。 最後の回では、田んぼで炊き上げた釜の白米を味わえるのが特徴。 稲と格闘しながら手を動かし、空や土の色を目に焼き付け、舌で素材を味わうことができます。 子どもたちは五感をたっぷり駆使することで、日常では出合えない貴重な時間を全身で受け止めることができます。「お米の収穫時期となる10月には、すぐに予約が埋まってしまうほどの人気プログラムです」と堀井さんも太鼓判を押していました。 特にお米は、普段の食卓の中でも最も身近な食材であるため、小さな子どもでも強い関心を持って取り組んでくれるといいます。 参加者も「普段行わない田植え体験をしたことで、『今までの旅行で1番楽しかった!』と目をキラキラさせて子どもが話してくれた」「10月の稲刈りもぜひ参加したい」と喜んでいるようでした。 リゾナーレの「お米の学校」の様子 家族向け媒体を中心としたプロモーション展開 「旅育」でもう一つ注目したいのが、旅の思い出を形にすることに力を入れている点です。 前述したように「ヒミツの合言葉」で入手できるミッションシートは、ホテル内を巡りながら写真撮影をしたり、クイズに回答できる内容になっています。 「シートは子どもが意欲的に楽しめる内容になっており、ミッションを達成するとリゾナーレオリジナルの記念バッジを提供しています。裏側には写真を貼るスペースを用意しており、家に帰ってから旅の思い出写真を貼り、部屋に飾ってもらえるような工夫を施しています」(堀井さん)そんな「旅育」では、さらなる家族層への訴求に向けて、ファミリー媒体へのプロモーションを積極的に行っています。 小学館の子育てサイト「HugKum(はぐくむ)」や子どもとのお出かけを扱う情報サイト「いこーよ」での記事掲載をはじめ、テレビ取材での露出も複数こなしてきました。 結果として、放映後は公式サイトのアクセス数が大きく跳ね上がり、「旅育」の認知に大きな役割を果たしたといいます。 これからもファミリー媒体でのプロモーションを意欲的に継続していきたいという堀井さん。最後に今後の展開について尋ねてみました。 「各施設には旅育プログラムをご用意しておりますが、一部のプログラムについては期間が限定されています。いつ来ても旅育プログラムを体験できるよう、各施設で通年での旅育プログラムを今後も開発してまいります」(堀井さん)旅をきっかけに子どもが生き生きとし、また1つ成長します。「旅育」がもたらしてくれる影響は、私たちの想像以上に広く、深く、大きいのですね。 リゾナーレ熱海のエントランス ◆インタビュー: 星野リゾート マーケティンググループ リゾナーレマーケティング マネージャー 堀井仁 様 https://www.hoshinoresorts.com/
- 遊び感覚で子どもの主体性を引き出す!テクノロジーを学ぶ 「TECH PARK」/株式会社グルーヴノーツ
企業連携によりさまざまなアクティビティを提供 子どもを安心して預けられる場所を作る福岡県随一の賑わいを見せる天神エリア。 「TECHPARK」はその中心部に位置しています。 「テクノロジーと遊ぶ」アフタースクールとして、テクノロジーを教えながら放課後の小学生を預かる一方で、シーズンスクールやオンラインスクール、さらには先端技術と教育への知見・ノウハウを活かして教育機関向けAI/IT授業の支援、法人向けDX研修の提供など、さまざまなテクノロジー教育に取り組んでいます。 「TECHPARK」を運営するのは株式会社グルーヴノーツです。 同社は量子コンピュータやAIなど先端テクノロジーを活用できる法人向けクラウドプラットフォーム「MAGELLANBLOCKS(マゼランブロックス)」の開発・提供を手掛け、高度な技術力を誇ります。 同社が「TECHPARK」事業に取り組んだきっかけは、代表取締役会長である佐々木久美子さんの体験がもとになっています。 「自分の1人目の子どもが幼い時に、こういう施設が欲しいと思いながらいろいろ託児所を探したことがきっかけです。それから何年か経った2人目の子どもの時、子育て環境が以前とまったく変わっていないことに気が付き、それなら自分で作ろうと思いました」(佐々木さん)小学生の頃からプログラミングに並々ならぬ関心を抱き、エンジニアとして豊富な経験を積んできた佐々木さんでしたが、子どもを預かる場所を作るならテクノロジーを楽しく正しく身につけられる機会を提供しようと考えるようになりました。 こうして生まれた「TECHPARK」は、AI・プログラミングから、画像・動画に編集を施す「デジタルアート」、デジタルミシンやレーザーカッターを用いて作品を制作する「デジタルファブ」、3Dデザインで立体物を表現する「CG(コンピュータグラフィックス)」などさまざまなアクティビティを提供しています。 さらに中高生に向けた特別コースも展開。多くの子どもたちがテクノロジーの面白さに刺激を受けているようです。 ◆KEYPOINT 子どもたちが授業で取り残されないよう先生+ティーチングアシスタントの手厚いサポート体勢を整える 個々の得意や好きに合わせた指導方法を取り入れる 企業連携によりさまざまなアクティビティをそろえ、子どもたちの成長機会を広げる 子どもたちがプログラミング授業に取り組む様子 子どもの個性を伸ばすための心構えとは子どもを教えるにあたり「TECHPARK」が心がけているのは、フォローの手厚さだ。対面・オンラインの授業ともに、メインの先生に加えて、ティーチングアシスタントを導入しています。 例えば低学年向けの対面授業では、生徒3名あたりアシスタントメンバー1名が付き添います。「小学生は作業をしながら授業を聞くと、つい聞き逃してしまうことも。 その際アシスタントメンバーがそばに付き、フォローする体制を取っています」(佐々木さん)さらにもう1つ工夫しているのが、「勉強をいかに遊びと思わせるか」という点です。 楽しんで取り組めるアクティビティや環境を整えることで、子どもたちはゲーム感覚でITスキルをどんどん吸収していきます。 「それぞれの進捗に合わせて、目の前の課題がクリアできたら、すぐに次の段階に挑戦できる仕組み作りをしています」(佐々木さん)参加者同士のコミュニケーションを促すきっかけも取り入れています。 ティーチングアシスタントが子どもたちの学びをサポート 子どもたちがボードゲームで遊ぶ様子 対面授業の際の休憩時間10分の間は、全員にパソコンを閉じるように指導し、代わりに教室に置かれているボードゲームで遊ぶように促すそうです。 ボードゲームは、国内外のものを合わせて100種類以上ありようで、子どもたちを飽きさせることはないというのがすごいですよね。 「ボードゲームっていろいろなルールがあるんですよね。チーム戦だったりどうやって勝っていくかだったり、結構頭を使わないといけないのです。こうしたゲームを通じて、子ども同士が声を掛け合い、仲良くなるきっかけ作りにしています」(佐々木さん) 地元企業との協業で広がる子どもの学び 佐々木さんたちが意識するのは、一人一人の個性を大切にすること。 「成長スピードも好きなことも個人差があり、子どもたちは日々進化します。また、テクノロジーは日常生活の至るところに使われているから、学び方はたくさんあります。だから、多様なアクティビティをそろえていますし、結果できあがった作品が当初のテーマと違っても、問題はありません」(佐々木さん) 「テクノロジーと遊ぶ」ことをテーマに、「TECHPARK」の活動が室内に留まらないのもこうした理由でした。 子どもたちはチョコレートショップでの製品開発を任され、企画書を作ったり、3Dプリンタで試作品を作ったりします。 その過程で、仕入れや原材料の話を聞き、フェアトレードについて知ることができます。 かと思えば、建築家と街歩きをしながら、建物の造りや歴史について実際に目で見て話を聞き、自分たちの理想の街をCGで創作することもあるそうです。 こうした地元企業との協業は、子どもたちの学びの場を広げ、豊かな体験を与えてくれています。 「今後も、いろいろな企業と連携しながら、子どもたちが新しいものに触れる機会を増やしていきたいと考えています」(佐々木さん)「TECHPARK」のさらなる挑戦が楽しみですね。 男女ともに楽しくテクノロジーを学ぶ工夫が施されている ◆インタビュー: TECH PARK 株式会社グルーヴノーツ 代表取締役会長 佐々木久美子様 株式会社グルーヴノーツ https://www.groovenauts.jp/ TECH PARK https://www.techpark.jp/
- お金の増やし方を学び、将来の不安解消へ延べ3万人が参加する女性投資セミナー 「マネカツ」/ FANTAS technology株式会社
「マネカツ」WEBサイト 資産運用のノウハウが無料で学べる女性向けセミナー「マネカツ」は、東京都渋谷区に本社を構えるFANTAS technology株式会社が運営しています。 同社は資産管理アプリの提供や不動産投資型のクラウドファンディングなど、AIを駆使した不動産・金融のマッチングサービスを軸に、多面的な事業展開を行っています。 2012年から開講している 「マネカツ」では、「女性に寄り添い、その未来を想う。」というコンセプトのもと、これまで3万人を超える女性たちに資産運用にまつわる講義を提供してきました。 日本証券業協会によると、インターネット取引口座数は2023年9月の時点で4,207万となっていますが、約10年前は1,968万と半数にも満たなかったのです。 男女共に資産運用へ高い関心を寄せる機会の少なかった時期に、なぜ女性が学ぶ機会を提供しようと考えたのでしょうか? 「 結婚や出産といったライフイベントの影響がより大きい女性だからこそ、将来の不安を感じることが多いと考えたからです。 スタート当時、女性たちの間で『資産運用』はほとんど浸透していませんでしたが、女性たちの相談に乗り、一歩を踏み出すためのサポートがしたいと思ったのです」と語るのは、CX本部イベントプロモーションチーム・チーフである安川ななみさんです。 同社の顧客の中には、看護師のような安定した収入を得ている層が多かったのですが、資産運用を相談できる環境が充分でないことに着目したといいます。 社会で活躍する女性を資産運用の面から応援していくこと、 それが「マネカツ」運営の原動力となりました。 「マネカツ」運営元のFANTAS technology本社 「マネカツ」セミナー風景 セミナーには「初心者+トレンド」を取り入れる 現在セミナーの主な参加者は、30~40代の女性です。 しかし、女性の投資ブームが高まっているここ数年は、20代後半の参加者も多くなっているといいます。年代だけでなく、独身・既婚にかかわらず参加者が増えるのを見て、女性のお金に対する意識が全体的に上がってきたと安川さんは感じているようです。 参加者の年収を見ると、500万円以上の女性が大部分を占めるが、 中には年収1,000万円を超える人も。全員に共通するのは、資産運用に関してほとんど初心者だという点でした。 各セミナーでは、実際の店舗経営や金融会社での勤務を経た、経験豊かなファイナンシャルプランナーたちが講師を務めます。 例えば人生の大きな出費として、「結婚・出産などのライフイベント」「住宅費」「教育費」の3つを挙げ、 それぞれの目安金額を算出していきます。 さらに、必要となる老後資金を 試算し、独身の場合と夫婦二人の場合、どれぐらいの資金が手元に必要かを説きます。 一方、資産を増やす方法として、「守りの運用」「攻めの運用」の解説から始まり、投資信託や不動産投資、NISAやiDeCoといったさまざまな金融商品の説明を丁寧に行ってくれます。 その上で、 分散投資の重要性にも触れるので、初心者であっても十分に理解できる内容となっているのです。 セミナーで心がけていることとして、安川さんは「あくまでも初心者 向け+トレンドを取り入れることを意識して、定期的に内容を更新しています。 参加者が今どんな状況にあっても、お一人お一人に合った運用商品が必ずあると思うので、その商品を見つける・始める・第一歩 を踏み出す力になれるような内容にしています」と語ってくださいました。 多くの受講者が投資にチャレンジ 「マネカツ」セミナーが確かな成果を上げていると実感できるのは、 参加者のその後のアクションを見れば分かります。 多くの受講者が投資商品の購入を決めるのです。 「月々数万円の少額で始められる商品から運用開始される方が多いです。セミナー内でもお伝えしていますが、 分散投資をすることが大切なので、それぞれの商品のメリット・リスク を理解した上で複数の商品に挑戦されている方もいらっしゃるんですよ」(安川さん) 女性たちのこうした第一歩を後押しするのは、セミナー終了後に行われるファイナンシャルプランナーとの個別相談会の存在も大きいでしょう。 それぞれの事情に合わせた資産運用を提案してくれるので、 具体的なアドバイスを知りたい女性たちからの人気も高いのです。 参加者からも「お金の知識が全くなかったが、自分に合った投資商品で将来に備える準備ができた」「ライフシミュレーションを作成することで具体的な金額を知ることができた。参加してよかった」と、受講を きっかけに資産運用をスタートできたことへの喜びが伝わってきます。 セミナーの受講対象となる高収入女性へは、どのようなプロモーションを仕掛けているのか気になるところだが、安川さんいわく、主に FacebookやInstagramの広告を通じて、セミナー参加者を増やしているとのことでした。 「以前、初心者向けではない中級者・上級者向けの内容に挑戦したこともありましたが、今のところは展開予定の新サービスはございません」(安川さん)。 今年も投資初心者の女性に手を差し伸べるべく、「マネカツ」セミナーをフル回転していく予定です。 ◆インタビュー: 会社名:FANTAS technology株式会社 CX本部 イベントプロモーションチーム チーフ 安川ななみ 様 https://fantas-tech.co.jp/
- 新常識!「コスメ共有」が母娘をつなぐ「女縁」に着目したコスメブランド「MOTHER AND DAUGHTER(マザー&ドーター)」/ツーウェイワールド株式会社
今春発売! フェムケアを通じてデリケートな相談も 「MOTHER AND DAUGHTER」の企画・製造・販売を行うツーウェイワールド株式会社は、600種類、2万点を超える化粧品の国内卸事業や海外輸出入事業を広く手掛けています。同社発のオリジナル化粧品ブランドも7つ抱えており、「MOTHER AND DAUGHTER」もその1つです。 これまで同ブランドでは、UVケアやボディケア、フレグランスなど母娘で使用できるスキンケア商品を展開してきました。しかし今年3月、初めてデリケートゾーンケアを目的としたフェムケア商品を発売しました。 「きっかけは、輸入事業で海外のデリケートゾーンケア商品を取り扱う機会が増えたことです」と説明するのは、専務取締役の勝谷恵さんです。「デリケートゾーンケアを通して、母から娘へ自分の体を大切にするよう教えられるきっかけになればと思い、今回の商品化に至りました」(勝谷さん) そもそも海外ではデリケートゾーンケアが広く受け入れられており、日本に比べて学校で性教育を施す機会も多いのです。一方日本では、母親の68%が「いずれ話そうとは思っているが、今はまだ性教育(生理やデリケートゾーンケアなど)について話せていない」といった現実が、同社アンケートによって浮き彫りになっています。 こうした現状を踏まえて勝谷さんは、「一番近くにいる女性の先輩」として母から娘に正しい知識を伝える必要性を痛感していました。そのきっかけ作りとして、母娘で取り組むデリケートゾーンケアに注目されたのです。 日々のケアを通じて、生理が始まる小学校高学年~高校生ぐらいの「娘」と40~50代の「母」が、自分たちの体についてオープンに話せる習慣が増えることを狙いました。 ◆KEYPOINT: 母娘両世代が惹きつけられるデザインや色遣いを意識する 商品の良さを知ってもらうためにSNSでのプレゼント企画やモニター企画を積極的に実施する 母娘インフルエンサーを活用して、消費者目線に合わせた商品訴求を行う 今春発売した「MOTHER AND DAUGHTER」のフェムケアシリーズ 毎日のスキンシップで母娘の絆を深める 「MOTHER AND DAUGHTER」から発売されたフェムケア商品は、「デリケート泡ウォッシュ」「デリケートオイルインミスト」「デリケート拭き取りミスト」の3種類です。乳酸菌由来の保湿成分を配合し、乾燥しやすいデリケートゾーンに潤いを与え清潔に保ちます。こうした同社の製品はフェムケア商品に限らず、「子どもでも使えるように、肌に優しい低刺激処方であること」に徹底的にこだわっています。 「何度も試作を重ね、社員全員が胸を張っておすすめできるような商品を作っています」と勝谷さん。 そもそも2018年に同ブランドを立ち上げたのは、日常的なスキンケアで母娘のスキンシップを増やし、互いの絆を深めるためだったといいます。「スキンシップは母と娘をつなぐ言葉を超えたコミュニケーションだと感じています。母親が娘にお肌のケア方法を教えたり、娘が母親と最新のビューティートレンドを共有したり.....。そんなかけがえのない日常の瞬間に寄り添い、支えられるような製品を提供することで、母娘の関係をより豊かなものにしたいと思いました」(勝谷さん) 毎日のお風呂上りに母が娘に塗ってあげるボディミルク、外出前に一緒にケアするUVスプレーなど、コスメは母娘の共有体験をどんどん増やしていきます。現在、同社のこうしたスキンケア商品の使用者は、30~40代の「母」と3歳~12歳の「子ども」がメインとなっているのです。 幼少期から母親との密接なつながりを重ねることで、その後の親子関係が良好になり、強い絆作りにも功を奏していると予想できます。 【母親に対する子どもとの性教育について話す機会についてのアンケート結果】 モニター募集や母娘インフルエンサーを用いたプロモーションを展開 また、「MOTHER AND DAUGHTER」では、母・娘の両世代に受け入れられるよう「デザイン」や「機能性」にも工夫を凝らしています。 まずデザインでは、優しさやかわいらしさを感じられる淡いピンク色をメインカラーとし、アクセントとして高級感のあるピンクゴールドを採用しました。母世代には少女の頃に戻ったような「わくわく感」を、子世代には大切な思い出や希望の詰まったおもちゃ箱のようなデザインになることを意識したといいます。 また、機能性においては敏感肌によるパッチテストを全商品で実施。「特に小さいお子さまは、べたつきや日焼け止め特有のきしみなどを嫌がることも多いので、違和感や嫌悪感を抱かないテクスチャーにかなりこだわりました」(勝谷さん)。 実際の利用者からも「テクスチャーがスルスルした感触なので嫌がる子どもにもべたつかず塗りやすい」などつけ心地が喜ばれています。 現在「MOTHER AND DAUGHTER」はターゲットとなる母娘に向けて、さまざまなアプローチも行っています。Instagramでのプレゼント企画や定期的なモニター募集、さらに母娘インフルエンサーへのPR依頼などを通じて商品の良さを伝えたり、人気キャラクター「うさまる」とタイアップしたスティック型の日焼け止めを販売したりなど、あらゆる世代が手に取りやすいアイテムを目指して疾走中です。 「今後もお母さんとお子さんのお悩みに寄り添って、『この商品をずっと使いたい!』と思っていただけるよう、安心できる商品を開発してまいります」と勝谷さん。日本の母娘の効果的なコミュニケーションツールとして、欠かせない存在になっていきそうです。 「MOTHER AND DAUGHTER」のUVケアシリーズ 「MOTHER AND DAUGHTER」のスキンケアシリーズ うさまるとのタイアップも行っている 「MOTHER AND DAUGHTER」のUVスティック ◆インタビュー: ツーウェイワールド株式会社 専務取締役 勝谷恵 氏 https://www.2wayworld.jp/
- アメリカの抹茶ブームを追い風に!本格抹茶を楽しめる専用マシンを開発「CUZEN MATCHA(空禅抹茶)」/ World Matcha株式会社
健康意識の高いアメリカで仕掛けた「ホーム抹茶体験」 自宅で茶葉を挽き、淹れたての抹茶を楽しめる「CUZEN MATCHA」。 開発したのは、東京と米国カリフォルニアに拠点を置くWorld Matchaです。現在は「抹茶マシン」と個包装になった茶葉「オーガニック抹茶リーフ」を販売しています。 代表取締役の塚田さんは、元々大手飲料メーカー・サントリー株式会社に長年勤め、「伊右衛門」「烏龍茶」「特茶」などの数々のヒット商品の企画やブランディングに携わってきました。米国に赴任した際、現地で徐々に始まりつつあった抹茶ブームにいち早く着目。会社に掛け合い、抹茶専門カフェ「STONEMILL MATCHA(ストーンミルマッチャ)」を、米国・サンフランシスコに立ち上げた経験も持っていらっしゃいます。 当時の現地の手応えから、抹茶に大きな可能性を感じた塚田さんは、その後退職し、現在の会社を設立しました。「抹茶は米国で根強い人気があります。健康や美容効果をもたらす抗酸化物質や、リラックス作用のあるテアニンを多く含むからです。現地の若者の間でも、サプリメント代わりに飲む傾向が広まっているんです」と塚田さんは語る。しかし、粉末で扱われることが多いため、自宅で毎日飲みたくてもおいしく作るのが難しい。そこでエスプレッソマシンのように、本格的な抹茶を手軽に作れないかと開発したのが「抹茶マシン」でした。 マシンとは言っても、実物はおしゃれなインテリアそのものですね。 正方形のフォルムには、茶室の丸窓をイメージした大きな円状の穴が空き、その中心部には茶筒を思わせるシルバーのパイプが通っています。ここで挽いた茶葉が、水を入れてセットした専用カップに落ちる仕組みです。操作ボタンは抹茶の濃さを選ぶボタンと、動作のON/OFFを調整する2つのみ。ONボタンを押すと、ほんの数分で淹れたての抹茶の香りが室内に漂います。 ◆KEYPOINT: 日本の素材(抹茶)をいつでも売り込めるよう海外でのブームにアンテナを張る 商品コンセプトに沿ったデザインとシンプル機能で、手元に置きたくなる商品を目指す サービスを体験できる場を増やすことで、クチコミの輪を広げていく 禅を意識したデザインと茶葉へのこだわり 高いデザイン性とシンプル操作が際立つ「抹茶マシン」ですが、開発にあたっては苦慮することが多くありました。「そもそもマシンの商品設計が初めてだったので、お客様にとってどんな機能が必要で不要なのかを見極めていくのが難しかったですね」と塚田さんは振り返ります。 とはいえ、茶と禅を意識した商品コンセプトは外したくない。そこでエンジニアやデザイナーに協力を仰ぎながら、無駄をそぎ落とした必要最低限の機能に絞ることに集中しました。水タンクやホースなどを省き、各パーツの洗浄といった手入れの煩わしさも減らしていきました。代わりに、抹茶マシンを置くことで居心地の良い空間になるよう、見た目のデザインと使い勝手の良さにこだわったそうです。「抹茶を飲んでいない時も、このマシンを置くことで茶室を感じてもらえたらと思いました」(塚田さん) こうしたマシンへのこだわりが実を結び、2020年は世界最大の家電展示会「CES2020」にて イノベーション賞を、続く2021年には「グッドデザイン賞2021」を受賞し、日本国内外で注目される存在となっていきました。 もう1つ、塚田さんが最大限の注意を払うのが茶葉の品質です。抹茶は通常の日本茶と違い、茶葉そのものを丸ごと挽いて飲むものです。米国では野菜を食べる感覚であり、それだけ安全性にも厳しい目が向けられています。こうした消費者のニーズに応えるために「CUZEN MATCHA」で扱う茶葉は全て、農薬を一切使用しない鹿児島産の有機栽培に限定しているのです。加えて、うまみ成分であり興奮を抑える作用も持つテアニンを豊富に含ませるために、被覆栽培も行っています。収穫前の茶葉に覆いをかけることで直射日光を防ぎ、日光で茶葉の苦みが進行しないよう対策するのです。 ペットボトル化に潜むリスクを乗り越え体験の場を増やしていく 「今の日本は急速なペットボトル化により、日本茶の味を大事にする機会が減っています。これは茶葉の生産者にとって苛酷な状況です。『CUZEN MATCHA』の役割は、国産の良質な抹茶への需要を海外で高めることだと考えています。適正価格で商品を買ってもらうことで、日本のお茶作りを支えられたらと思いますね」(塚田さん) 現在マシンと抹茶リーフは、同社の公式サイトや大手通販サイト、デパートなどの公式サイトで購入可能です。これまで世界で8,000台以上が売れ、そのうち8割は米国での売り上げが占めています。 現地での認知度を上げるために、アメリカ発のクラウドファンディング「Kickstarter」(キックスターター)」も活用しました。募集開始から早くも4日目で目標額を達成しただけでなく、ここでの出資者たちが同製品の評判を周囲に広めたことが幸運だったと塚田さんは説明してくださいました。 「やはり一番信用できるのは、実際に体験した人のクチコミ」だという塚田さん。これを受けて今後は、業務用抹茶マシンの開発にも注力する予定です。カフェやレストランなどで「CUZEN MATCHA」のおいしさを知った消費者が、自宅にも導入したいと思えるきっかけを提供し、クチコミの広がりも狙います。「現状は米国と日本に重点を置いていますが、より世界中に広まる仕組みを考えていきたいですね」とさらなる目標を語ってくださいました。 栄養価の高さや美容面で注目が続く日本の抹茶。その魅力を世界に広めるためにも、今後「CUZEN MATCHA」が担う役割は大きいのでしょう。 CUZEN MATCHAが目指す未来 2024年下期発売予定 CUZEN MATCHA 業務用 抹茶マシン ◆インタビュー: World Matcha株式会社 代表取締役 塚田英次郎 氏 https://cuzenmatcha.com/ja-jp
- SNSのひとつの投稿を機会にアクションフライパン検証から商品リニューアルまで発信「冷凍餃子フライパンチャレンジ」/ 味の素冷凍食品株式会社
きっかけはSNSの投稿 味の素冷凍食品株式会社が手掛ける「ギョーザ」は、1972年の発売以来、同社の主力商品として多くの消費者から愛されてきました。油・水がなくても手軽に調理できることを強みにしており、国内の調理冷凍食品の中でもトップクラスの売上を誇っています。特にパリパリの食感を楽しんでもらうため、ギョーザの「羽根の素」に注力し独自技術を開発しました。 「誰が焼いてもきれいな焼き上がりになる」ことを目指していたが、昨年のゴールデンウィーク明け、「味の素の冷凍ギョーザがフライパンに張り付いた」というツイートが目に留まった。「張り付いたギョーザの写真とともに、商品パッケージが投稿されているのを見て、公式にきちんと回答をしなければと考えたのが最初ですね」と語るのは、戦略コミュニケーション部 PRグループ長の勝村敬太さんです。 この件をきっかけに、消費者が普段使用しているフライパンでギョーザの焼き方を検証したいと考えました。6月中旬の金曜日にフライパンの送付をSNSで呼びかけたところ、週明けには予想をはるかに超える1,000個以上のフライパンが届いたのです。 「これは大変だと思い、急きょ募集を締め切りました。当初は100個ぐらい届けばいいと考えていたのですが、最終的には3,520個も集まりました。予想外の反響を目の当たりにして、検証結果をきちんと消費者に報告していきたいと思い、パブリックリレーションのアドバイザーとして本田事務所さんにも入っていただき、7月頃からプロジェクトとして開始しました」(勝村さん) ◆KEYPOINT: 消費者の投稿をよくチェックし、その声に真伨に向き合い、商品改良のヒントを見つける プロジェクト進行や商品改良の過程をオープンに発信することで、ブランドと商品への信頼を生み出す 部署をまたいだ連携、他業種との協力を積極的に行い、問題解決に向けて広く情報を収集する 部署・会社を飛び越えて広がる輪 こうして始まった 「冷凍餃子フライパンチャレンジ」は、10月13日に公式サイトも立ち上がり、詳しい経緯は「note」で発信することに。 全国から集まったフライパンの開梱現場や、さまざまな状態のフライパンでギョーザを焼く様子、フライパン表面に付着した物質をマイクロスコープで追求する過程など、数々の試みをレポートしていきました。 味の素冷凍食品株式会社が実施する「冷凍餃子フライパンチャレンジ」 noteに専用アカウントを作成し詳しい経緯を発信 特にユニークなのは、送られてきたフライパンを3D写真に作り込んでいったことです。 フライパンの表面のみだけでは、ギョーザの焼き具合との関係が詳しく解明できないと考え、フライパンの細かい歪み具合などを把握するため、全方位からの写真を1つずつ撮影。さらに、フライパンの送付元エリアやサイズ・使い込み度などを分類化することで、ギョーザをきれいに焼くのが難しいと集まったフライパンのスペックを、一目で分かるようにしたのです。 こうした情報発信は、勝村さん率いる戦略コミュニケーション部PRチームだけでなく、R&D(研究開発)チーム、QC(品質管理)チームなど他部署からの発信も目立ちます。 「届いたフライパンを調べるのにR&Dチームに相談をしたり、実験機材を持っているQCチームにも協力を仰ぎながら、各部署の知見を集め、連携しながら検証を進めています」(勝村さん) 今回のプロジェクトは、複数の企業が協力している点も興味深いところです。 例えば、フライパンの3D写真を撮影するにあたり、3Dスキャナーの使用方法を指導してくれた株式会社キーエンスや、焼き方のアドバイス・フライパン自体の構造について情報を提供してくれた和平フレイズ株式会社やサーモス株式会社、また張り付きの残っているフライパンに対し洗浄のアドバイスをくれたライオン株式会社を含むさまざまな企業が、それぞれの専門性を駆使してプロジェクトを支えてくれました。 生活者のひとつの声が企業を動かし、他業種まで巻き込んでいったことに、このプロジェクトの勢いを感じますね。 アジア最大級の広告祭「ADFEST 2024」最優秀賞をはじめとした国内外の広告賞を多数受賞 消費者の声に真摯に向き合う 今回のプロジェクトでは、フライパンでの張り付きやすさを追求する傍らで、ギョーザの「羽根の素」にも改良を加えていきました。フライパン表面の付着物を解析し、「羽根の素」に使用する成分の見直しを行うことで、使い込んだフライパンであっても張り付きを起こさないよう工夫を重ねたのです。その結果、12個すべてギョーザが張り付いてしまうフライパンで焼いた場合、張り付きがゼロになったフライパンは26%、1個以上の張り付きが残ったのは46%と改善し、12個全て張り付いたままだったフライパンはまだ28%ほどありました。 今年3月9日、同社では「冷凍餃子フライパンチャレンジpresentsみんなの、新「ギョーザ」焼き体験会」を実施しました。 当日は数多くの応募の中から、一般公募で選ばれた40組が参加してくださりました。会場には親子や友人同士、夫婦などさまざまな参加者が集まり、新しくなったギョーザを焼いていきました。 「焼いたギョーザがきれいにお皿に載った時には、わあっと歓声が上がりました。当社のスローガンに、『感動で笑顔を』という言葉があるのですが、まさに一番見たかった反応を見ることが出来ましたね」と勝村さんも胸をなでおろしていました。 冷凍餃子フライパンチャレンジpresents みんなの、新「ギョーザ」焼き体験会の様子 「全てのフライパンで、必ずきれいに焼くのは難しいとは思うのですが、1枚でも多くのフライパンでギョーザがきれいに焼けるようになり、皆さんが喜んでくれることを目指して、まだまだ改良を続けていきたいと思います」(勝村さん) フライパンに張り付きにくく改 良され、リニューアルした「ギョーザ」 ◆インタビュー: 味の素冷凍食品株式会社 マーケティング本部 戦略コミュニケーション部 PRグループ長 勝村敬太 氏 https://www.ffa.ajinomoto.com/
- 500台突破! 外出先での悩みゼロでSNSの話題に。子育て世帯を応援する「ベビー用 紙おむつ自動販売機」/ ダイドードリンコ株式会社
子育てを応援! 3社が協力 缶コーヒー「ダイドーブレンド」でもおなじみのダイドードリンコ株式会社は、1975年の創業以来、大阪を拠点に飲料の製造・販売や自動販売機事業を手掛けてきました。 現在、自動販売機の業界シェアでは3位を占め、同社の総売上のうち自動販売機での売上比率は8割を超えます。そんな同社の特徴は、主力事業である自動販売機においてさまざまな挑戦を続けてきたことです。 ドリンクと共に、菓子類・生理用ナプキンが購入できる自動販売機や、売上の一部を子ども食堂などに寄付できる支援型自動販売機など、単なる自動販売機の枠組みを超えて、社会的貢献を果たしているものも多いのです。ベビー用紙おむつが購入できるサービスも、その1つです。 「2018年、国土交通省から高速道路のサービスエリアや『道の駅』における子育て応援施設の整備を加速していくことが発表されました。 これをきっかけに、子育てをされる方々への応援をしたいという3社が集まり、『ベビー用 紙おむつ自動販売機』の設置に至りました」。そう語ってくださったのは、自販機営業企画部インサイドセールスチーム兼ダイバーシテイ推進グループの大植あかねさんです。 ◆KEYPOINT: 子育て世代に寄り添い、根本的な悩みを解決するサービス提供でSNSでの共感を得る 子育て世帯を応援する他業種同士が協力してサービスを開発・展開する 乳児連れの利用者が多く集まるエリアに自動販売機を設置する 【 ベビー用 紙おむつ自動販売機 】 この自動販売機の開発に取り組んだのは、同社の他、セコム医療システム株式会社、大王製紙株式会社です。元々の取引先であったこと、そして子育て支援に対する思いが共通していたことが決め手となったといいます。商品選定では、乳児のおむつ替えの際はおしりふきシートの需要が高いという協力会社からのアドバイスを受け、自動販売機のラインナップに加わることになりました。 【設置されている「ベビー用 紙おむつ自動販売機」】 2019年11月時点【1台目】道の駅いたこ 2021年10月時点【200台目】道の駅いわいずみ 2024年2月時点【500台目】東京都葛飾区子ども未来プラザ東四つ木 ドリンクと紙おむつを同時販売する工夫 「ベビー用 紙おむつ自動販売機」ではお茶や水、スポーツドリンクドリンクと紙おむつを同時販売する工夫「ベビー用 紙おむつ自動販売機」ではお茶や水、スポーツドリンクなどの飲料と同時に、「グーンプラス 肌快適設計 パンツ2枚入り」(Mサイズ・Lサイズとも300円 )、「グーン 肌にやさしいおしりふき70枚入り」(240円)を販売しています。「子育てされている方々が多く集まる場所が必須条件」という大植さんの言葉通り、「道の駅」や高速道路などの飲料と同時に、「グーンプラス 肌快適設計 パンツ2枚入り」(Mサイズ・Lサイズとも300円 )、「グーン 肌にやさしいおしりふき70枚入り」(240円)を販売。 「子育てされている方々が多く集まる場所が必須条件」という大植さんの言葉通り、「道の駅」や高速道路のサービスエリア、駅構内、ショッピングモール、市役所や各公園施設など、親子連れで賑わうエリアが設置対象になっています。 商品の取り出し口は、飲料とベビー用品(紙おむつ・おしりふき)で別々に設けられており、外出先で子どものおむつを忘れてしまっても慌てなくても済むのが魅力です。 X(旧Twitter)上でも「どんどん広がってほしい」「一緒に飲み物も買えるのが便利」「子どもの急なトイレでも安心」など、この取り組みを歓迎する声が次々に上がっていました。これまで乳幼児連れの外出は、荷物がかさばってしまったり、急なおむつの替えが用意できない点が根本的な悩みでしたが、そこに応えた点がSNSで高く評価されました。 自動販売機を通じて顧客の課題解決に取り組む 「ベビー用 紙おむつ自動販売機」の設置が始まって今年で5年。 現在43都府県にその輪は広がり、今後も順次増やしていく予定です。 「現時点で目標台数は設定しておりませんが、ニーズに合わせて今後も拡充できればと考えております」と大植さんは語ります。「現在自治体からの要望も増えております。さまざまな場面を想定し、いざという時の備えとして、準備していこうという動きがありますね」(大植さん) この自動販売機自体は、新型コロナウイルス感染症が流行する以前から取り組みを始めていたが、日常生活が元に戻り始めるにつれて、販売数も徐々に増えており、利用者のニーズの高まりを感じているといいます。 「紙おむつ」という商品上の特性もあり、この自動販売機は子育て世帯を中心にSNS上で話題になることも多いが、同社としても設置を希望する業者に向けて、リリースで情報を発信したり、自社公式サイトの「自販機設置コンサルタント」にて設置事例を詳しく紹介し、PRにつなげています。 自動販売機を活用して、多様な取り組みを続ける同社にその原動力について尋ねてみました。「当社は『こころとからだにおいしいものを』という言葉をブランドメッセージにしています。そのメッセージを実践すべく、自販機を活用して顧客に寄り添い、社会課題を解決するという取り組みを長年実践してきました。この姿勢が社員に浸透し、DNAとして引き継がれてきたのではと思っています」(大植さん) 今後も紙おむつや女性の生理用品など、多種多様なニーズに合わせて幅広い展開を行っていくといいます。同社の手掛ける自動販売機はどこまで進化していくのか。今後の動きに注目したいですね。 【「ベビー用 紙おむつ自動販売機」で購入できるグーンの紙おむつとおしりふき】 ◆インタビュー: ダイドードリンコ株式会社 自販機営業企画部 インサイドセールスグループ 兼ダイバーシテイ推進グループ 大植あかね 氏 https://www.dydo.co.jp/
- 旅行で絆を深める!シンガポール・台北・ホーチミン「母娘の旅行プラン」/株式会社JTB
女子旅、家族旅行のニーズに着目 株式会社JTBでは2022年4月の台北を皮切りに、2022年10月からシンガポール、2023年2月からホーチミンで母娘の旅行プランを開始。それぞれ「プチ贅沢(シンガポール)/のんびり(台北)/仲良し(ホーチミン)」という異なるコンセプトを掲げています。 「従来、シンガポールは女子旅が多く、全体の約20%を占めていました。アジアの中では少し遠いイメージがありますが、ヨーロッパよりは近く、街がきれいで治安も良く、初めて海外に行く方でも不安なく過ごせる安心感があります。そこで母娘向けのプランを企画しました」と語るのは、シンガポール企画担当者の西さん。 シンガポールはアジアの中では、比較的予算が必要となる国だ。 「写真映え」が期待できる高級レストランやアフタヌーンティーなど、少しリッチな楽しみ方が魅力。そのため、女友だち同士よりも、金銭的に余裕がある「母と娘」にターゲットを絞り、「プチ贅沢」というコンセプトを打ち出しました。 利用者は「母が50代、娘が20代」という組み合わせが多くありました。 宿泊先も高級ホテルが選ばれる傾向がある。クラブラウンジでは、ホテルによってはアルコールフリーも。そのため、お酒を飲んで語り合い、絆を深めたい母娘にうってつけですね。 ◆KEYPOINT: 既存の旅行客「ファミリー・女子旅」という特性から、「母と娘」というターゲットを作る SNSでトレンドをつかみ、旬なうちに企画から発売まで1カ月程で行う インフルエンサー動画のみならず、動画LIVE配信も活用し、新しい層にアプローチする 【母娘に人気のアジア旅行のパンフレット】 台湾の戦略は少し異なります。元々、旅行者はファミリーが全体の約60%を占めていました。「日本から近く、物価が安く、食べ物がおいしく、親日で安心」という観点から、家族の中でも母娘に特化したプランが打ち出されました。 友だちと違って気心の知れた家族だからこそ、郊外へ足を伸ばしたり、夜の観光や開運スポットを巡るなど、友人同士の旅行よりもより自由に、少しお金をかけたさまざまな体験ができるという点で差別化を図ります。女子旅では、タイトにスケジュールを詰め込む傾向があるが、母娘旅では、時間にゆとりを持った「のんびり」プランにしている傾向がみられました。 企画から販売までのスピードにこだわる 「スムーズにいけば1カ月程度で企画から発売に至ることもある」と、ホーチミン企画担当者の大門さんは語ります。SNSも活用し最新情報をお客様に提供できるよう日々アンテナを張ってはいるが、トレンドをキャッチしスムーズに企画から発売までおこなうには、現地スタッフの協力も必要不可欠となります。各国に拠点を構え、現地とのネットワークも強いことから、都度のお客様ニーズを踏まえた提案が可能です。 【ホーチミンのサイゴン大教会(2024年4月現在修復工事中)】 例えばシンガポールでは、「ラッフルズホテルで、シンガポールスリングを飲む」という旅程が盛り込まれています。現地の名物のお酒をおしゃれな高級ホテルで飲める、シンガポールならではの体験です。 台湾では「九份へ、夜のJTBオリジナルバスツアー(夜色九份)」を催行。個人で訪れると電車とバスを乗り継いで片道約2時間かかるが、ツアーではガイドと車が用意され、約1時間で移動ができます。また非常に混雑する夕方の時間帯を避け、夜の時間帯に設定することで、自分のペースで散策や夜景を楽しめる工夫もしています。慣れない土地での夜の移動などは個人旅行ではハードルが高いため、ツアーの良さ、ツアーならではの特別な価値がありますね。 リサーチもプロモーションもSNSを活用 リサーチのために企画担当者は現地に出向いて視察を行い、最新情報を現地の支店や現地観光局から仕入れています。他にもテレビや雑誌、SNSから流行やトレンドを追っているのです。台湾企画担当者の大槻さんは「台湾旅行者の投稿を見て、ニーズをつかむこともある」と言う。プロモーションもSNSを活用している。ターゲットは全SNSに共通して、潜在的・顕在的に旅行・お出かけに興味がある人。各SNSのユーザー特性に合わせて、コンテンツを制作。1月に開始したTikTokでは若年層をはじめ、新たなファン層の獲得を目指し、さまざまなコンテンツ展開をしています。 SNSで心がけているのは、現地にいるからこそ分かる最新情報やリアルタイムでの様子などを、コンセプトに沿って継続的に発信することでした。特にコロナ禍においては、海外との往来が難しいなか、現地のいまの様子を発信し続けたことで、お客様とのつながりを保ち、身近に感じてもらうことができ、コロナ後の旅行の申し込みにもつながりました。 公式YouTubeの他にも、インフルエンサーを活用したり、Web動画やオウンドメディアを使ってプロモーションを行うこともあるが、新たなアプローチ手法として、ライブコマース型での動画配信「JTB旅LIVE」を開始。ゲストを招き、ライブ動画配信形式でJTBの商品やサービスの価値・形を「生」の声で伝え、「JTBの旅」を楽しみながら理解いただく新たな取り組みを行っています。初回は「お財布別夏の旅行先特集!」と題し、海外・国内の旅行代金の相場感や、JTBの現地サービスなど紹介し、これまでJTBを利用していなかった層にもアプローチしています。 コロナの影響に加え、インフレや円安で海外旅行が難しい状況となり、以前と比べて旅行に対する価値観も変わってきています。「海外旅行を身近に感じ、海外旅行への意欲を高める」ということを、SNSや動画配信等で継続的に発信することで、潜在的な旅行客の獲得が見込まれます。 シンガポールのマーライオン公園 シンガポールではラグジュアリーな旅が楽しめる 台湾(九份)の夜景 のんびりと現地を楽しめる台湾の女子旅 ◆インタビュー: 株式会社JTB https://www.jtbcorp.jp/jp/
- 「婚活」のイメージを覆す独自企画で累計470万人を魅了!「PARTY☆PARTY(パーティーパーティー)」/ 株式会社IBJ
[本人確認の徹底で安心して参加できる婚活パーティー] 豊富な婚活イベントを次々に仕掛ける 2006年から婚活イベントを提供する「PARTY☆PARTY」は、1対1で話せる「婚活パーティー」、登山や水族館見物など同じ体験を共にする「体験イベント」、そして趣味や街中の散策を楽しむ「街コン」の3種類を展開しています。運営するのは、婚活事業で25年近い実績を持つ株式会社IBJです。マッチングアプリ「Braidal Net(ブライダルネット)」や、加盟店4,200店を結ぶ結婚相談プラットフォームの運営を手掛ける同社では、昨年、12,527組の成婚数(=婚約数)を達成。 国内の婚姻件数が52万件であることを考えると、約40組に1組が同社を通じて結婚をしている計算になります。業界でも屈指の実績を誇るが、この数字に大きく貢献しているのが「PARTY☆PARTY」です。「マッチングアプリではなかなかお付き合いまで発展しないというお客様のご意見を伺い、この婚活イベント事業が始まりました。」と語るのは、イベント事業本部部長の末吉潤さんです。 同サービスでは、年齢や職業、共通の趣味などさまざまな条件に沿った婚活イベントを用意しています。街コンであれば、「黒門市場」(大阪市)でミッションをクリアしながら散歩を楽しんだり、高尾山(東京都)に登ったりなど独自性の高い企画が多くあります。「婚活」だからといって身構える必要はなく、お互いの好きな場所や趣味を共有することで、自然に距離が縮まるスタイルが人気です。 20代では容姿重視や高身長系の企画が好評ですが、30代では結婚に向けた意識の高い企画が注目されます。40~50代になると、趣味企画(旅行やゴルフなど)や「婚姻歴あり」の企画に人気が集まるなど、年代別の特色も明確になっています。 ◆KEYPOINT: 趣味や手作り体験などをテーマにすることで、多くの人が婚活に参加しやすいきっかけを作る 本人確認の徹底、全額保証制度を導入し参加者に安心と信頼を与える メタバース利用など新ツールを積極的に活用し、距離や外見に縛られない「出会い」を創出する 成婚に向けた2つの工夫 こうした数々の企画を実施していく上で、同サービスでは、話しやすい雰囲気作りと、成婚に向けたツール活用に注力しています。 「婚活では話しやすいことが何よりも大事」と末吉さんも強調するように、成婚までたどり着くためには、相手とじっくり話すことでそれぞれの人柄を知ることが重要になります。特に、1対1での会話がメインとなる「婚活パーティー」では、半個室のブースが雰囲気作りに大いに役立っています。「周りの目を気にせず、目の前の方とのお話しに集中していただけます。完全個室ではないので、女性にとっても安心感があります」(末吉さん) 同社では、こうした設備を持つ直営ラウンジを19カ所運営。新宿や銀座、有楽町、東京などの都心部以外にも、神奈川や千葉、大宮で「話せる場」を提供し、高いマッチング率を生み出しています。 [体験型などさまざまな婚活イベントを実施] [半個室のブースでの1:1の会話を楽しむ] また、手持ちのスマートフォンから利用できるツール「スマホdeパーティー」にも注目いただきたいです。参加中のパーティーURLにアクセスすると、参加者のプロフィールや結婚への価値観、家事育児への参加希望、子どもの希望人数など相手に聞きにくい項目も確認することができるので、相手のことをよく知った上で会話をすることも可能となります。気になった相手には「いいね」を送ることもでき、「マッチング希望」の投票もツールから行えるので、心理的なハードルも高くないのです。 さらにツールを介して、メールアドレスやLINE IDを交換することもできるため、面と向かって連絡先を尋ねたり、断ったりする負担もなく、スムーズな関係維持につなげることができます。まさにイマドキの婚活には必要不可欠なアイテムでしょう。 メタバース婚活で地域活性化に貢献 今年6月には初めての試みとして、長野県茅野市、株式会社日本旅行、株式会社ガイアリンクと協力し「メタバース婚活パーティー」を実施しました。当日は、茅野市周辺に勤務もしくは居住する男性と、東京や埼玉、長野などに在住する女性が参加。エリアの違いでこれまで出会うことのなかった男女10名以上が、メタバース上で知り合う機会を得ました。「これまで訪れるきっかけのなかった土地との出会いを通じて、地域活性に少しでも貢献できればうれしいですね」と末吉さんも期待をにじませておられました。当日の参加者からは、「(対面だと)緊張してあまり話せなかったので、メタバースであればリラックスして話せるのではないかと思った」といった前向きなコメントも届いており、大きな手ごたえを感じています。 婚活をする上で個人情報の扱いは大いに気になるところだが、その点も徹底しています。同社ではイベント前に顔写真付きの公的証明書を用いて、本人確認を必ず行います。さらに個人情報を安全に管理できる事業者として、「プライバシーマーク」も取得。特にうれしいのは、各婚活イベントで定めている、最小開催人数を下回ってしまった場合、次回の参加料金が無料になる「全額保証制度」も導入していることです。これだけでなく、今年6月からは初回もしくは2回目の参加者には、費用負担を軽減する取り組み(男性3,000円、女性0円)も開始。真剣に婚活に取り組みたいと願う人が、一人でも多く参加できるよう門戸を広げ始めています。「婚活パーティーの一番の強みは、実際に会って話すことで、プロフィールだけでは分からない相手や自分の魅力を感じること」と末吉さん。こんな婚活なら行ってみたいと思わせる魅力的なイベントを、今後も精力的に開催していく予定です。 [メタバース婚活パーティーで距離を超えた出会いを提供] [婚活パーティーのイメージが掴めるように作成された 「恋愛理リアリティ―ショー」をYouTube配信] https://www.partyparty.jp/cmp/koihaji ◆インタビュー: イベント事業本部 部長 末吉潤 氏 https://www.ibjapan.jp/
- 婚活マッチングサービス&結婚相談所の同時展開で婚姻数アップに貢献「ゼクシィ縁結び」「ゼクシィ縁結びエージェント」/ 株式会社リクルート
[価値観を大事にしたお相手探しができるゼクシィ縁結び] アプリのマッチングサービスと結婚相談所の併用も 婚活マッチングサービス「ゼクシィ縁結び」と結婚相談所「ゼクシィ縁結びエージェント」のサービス開始は、共に2015年5月でした。両サービスが始まった経緯について、株式会社リクルートDivision統括本部 マリッジ&ファミリーDivision R ZN婚活事業部の堀口健人さんは「これまでは結婚情報サービス『ゼクシィ』を通じて、婚姻組数や幸せな結婚式を増やしたいと考えていましたが、結婚を希望しているが、出会いがないなどの理由をお持ちの方を後押しすることで、ブライダル業界も盛り上がるのではないかと考え参入しました」と語ります。 「ゼクシィ縁結び」には、無料会員と有料会員の2種類があります。無料会員の場合は、相手のプロフィール閲覧やメッセージのやり取り(1回分)などの基本機能が使用できます。有料会員(1カ月プラン4,378円、税込)になると、メッセージのやり取りが無制限になり、自分のプロフィールを上位に表示させたり、各種機能の利用範囲も広がります。 一方、 結婚相談所である「ゼクシィ縁結びエージェント」はコーディネーターが相手を紹介してくれるサービスです(シンプルプランは自分で検索)。利用者は来店して、コーディネーターとの面談に臨み、プロフィール写真や紹介文の添削、活動プランの見直しなどのアドバイスを受けます。プランは「シンプルプラン」「スタンダードプラン」「プレミアプラン」の3種類です。入会すると、婚活マッチングサービス「ゼクシィ縁結び」を3カ月間無料で利用することができるのです。一方「ゼクシィ縁結び」の利用者には、エージェントをお得に利用できる動線作りをアプリ内で行っており、両サービスを併用することでよりマッチング効率を高められる点が魅力的です。 ◆KEYPOINT: マッチング率を高めるため婚活サービスアプリと結婚相談所の機能を併用しやすいようアプリ内に導線を作る 価値観診断などの独自機能で外見だけでは分からない内面的なベストパートナーを導きだす 「デート調整代行」のような第三者を介することで心理的なハードルを下げ、安心して婚活に取り組めるようにする [ゼクシィ縁結びエージェントはコーディネーターが一緒に計画を立てるので安心] 5カ月以内に8割! 高いマッチング率を生み出す3つの機能 実際のマッチング率を見ると、その高さに驚きます。例えば「ゼクシィ縁結び」は5カ月以内に8割の利用者が相手を見つけ、「ゼクシィ縁結びエージェント」に至っては入会1カ月で81%の利用者がお見合いにこぎつけるのです。高いマッチング率の秘訣は、結婚を見据えた真剣な会員が94%もいることと、アプローチ数の多さにある。前者では年間1,460人(1日につき4名ずつ)、そして後者では312人(シンプルプランの場合は240人)へのアプローチが可能となっています。少しでも多くの人と会うことで選択肢が増え、より自分に合った相手が選びやすくなるのです。 こうした利用者の活動を支えてくれる仕組みとして、例えば「ゼクシィ縁結び」では「価値観診断」「学習機能」「デート調整代行」の3つを強みにしています。 利用者にも好評の「価値観診断」は、18の質問に答えることで、自分の価値観タイプが分かり、相手との相性度を測ることができます。診断の元になっているのは、「幸せな 結 婚 生活」を送っている「ゼクシィ」読者6,000人のデータだ。「パートナー同士の価値観が近いカップルほど、日常生活や人生に満足し、幸福度も高くなるといった結果が出たため、こうした診断サービスを取り入れました」と堀口さん。実際この診断を体験した利用者からは、「自分と同じ価値観を持つ、本当にフィットするパートナーに出会えた」など喜びの声が上がっています。実際の雑誌読者を分析しただけあって、最適な相手選びに大きく貢献していることが見て取れます。 また、アルゴリズム機能を利用した「学習機能」も心強いです。利用者のこれまでの検索条件や行動パターンを分析し、よりふさわしい相手をマッチングしてくれるので、相手探しの労力が徐々に軽減されます。 さらに特筆すべきは、「デート調整代行」である。マッチング成立した二人の間にコンシェルジュが入り、デートの日程調整を行ってくれます。当事者同士だと遅々として進まない決め事も、第三者が入ることでスムーズに決まり、その後の関係進展にも大きな助けになりますね。また、会う前に連絡先を交換せずに済み、個人情報を開示することへの不安に寄り添ってくれます。 [ゼクシィ縁結びのコンシェルジュによるデート調整代行] 安全のために24時間パトロールを実施 とはいえ、ネット婚活という特殊なサービス上、個人情報をどこまで管理できるのかは利用者にとっても大きな心配事でしょう。そこで同社では、24時間365日体制でパトロールを実施しています。利用者のメッセージやプロフィール写真などをチェックし、違反していると思われる内容は逐一洗い出しているのです。 また、利用者同士がメッセージを交わす前には、運転免許証やパスポートなどの身分証明書で本人確認も行っています。身元がしっかり分かる人のみ参加できるよう確認作業を徹底しています。 ここ数年は、複数の自治体の結婚支援にも協力してきました。現時点までで三重県や神奈川県、兵庫県姫路市などを含む計8自治体と協力し、入会金や利用料のハードルを下げることで多くの人が気軽に婚活できるように取り組みました。「結婚したくても出会えないといった状況の中で、自分らしい選択ができる支援に繋がることを願っています」と堀口さんも意気込みます。 実際こうした地域との連携を通じて、成婚につながったパターンも報告されており、今後もますます有効な少子化対策の一つとして期待が高まります。「この10年でマッチングアプリが一気に広がり、利用者もかなり増加しました。しかし一方で、マッチングアプリ全体で見ると、今すぐに結婚を考えていない利用者も増えているのではないでしょうか。真剣に結婚を考えているユーザーの多い当社としては、今後もきちんと結婚につながるお相手に出会えるサービスを提供したいですし、それに向けた新しいプロダクトをどんどんリリースしていきたいと思っています」(堀口さん) [ゼクシィ縁結びのアプリでは好みを学習した検索が可能] [ゼクシィ縁結びエージェントで出会って4カ月で入籍した30代カップル] ◆インタビュー: ゼクシイ縁結び ゼクシイ縁結びエージェント Division 統括本部 マリッジ&ファミリー Division RZN 婚活事業部部長 堀口健人氏 https://zexy-en-soudan.net/ https://zexy-enmusubi.net/
- カフェ、シェアキッチン、ブルワリーで地域の新しい出会いを創出する「団地キッチン」田島/日本総合住生活株式会社
団地エリアに誕生したホッとする場所 団地キッチン「田島」 1960年に埼玉県さいたま市に建てられた田島団地は、約1,900の戸数を抱える大規模団地です。 築60年を迎えつつあり、住民基本台帳によると団地エリア(田島6丁目)は、住民の過半数が65歳以上と高齢化も進んでいます。 その一方で、ここ数年さいたま市は、全国トップレベルの勢いで市外からの転入者が増え続けているんだそう※。 (総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」より)昔から住み続けてきた住民と、次々と転入してくる新しい住民。 両者のつながりを築き、地域を盛り上げるきっかけ作りができないかと思案してきたのが、同地に技術開発研究所を構える日本総合住生活株式会社になります。 「当社はこれまで、住宅管理や修繕工事を通して団地と関わってきました。しかし、団地が魅力を維持していくためには、コミュニティー形成を支援していくことが大変重要だと考え、今回のプロジェクトを始めました。 当社も地域の一員として、西浦和にどう貢献できるかを考えた結果でもあります」と語るのは、住生活事業計画部事業計画課の中野瑞子さんです。 中野さんいわく同プロジェクトは、2019年の夏頃から本格的な検討が始まった。 住居地域である田島で飲食業を運営するには、法的な制約があったため、行政側との調整や協議を細かく積み重ねていったという。 さらに「当社は創業から一貫して、『住』を専門としてきましたが、『食』に関する施設やサービスは取扱いが多くありませんでした」と中野さん。 方法を模索していたところへ手を差し伸べてくれたのは、飲食事業について助言をしてくれるさまざまな専門家や、地域で活動する住民がたでした。 ◆KEYPOINT: 誰もが気軽に立ち寄れるスペースとして「カフェ」を運営する 身近な「食」をテーマに「シェアキッチン」「ブルワリー」を併設し、さまざまな角度から住民同士のつながりを作る ガラスで仕切ることでお互いの活動を意識し次の活動への興味を持ってもらう 施設内の様子 多世代が楽しめる3つのアプローチ 周りのサポートを得てスタートを切った「団地キッチン」田島には、若い世代から高齢者世代までが立ち寄りやすい「カフェ」「シェアキッチン」「ブルワリー」の3つのアプローチが用意されています。 清潔感あふれる白を基調としたカフェには、ウッドテーブルと椅子が並び、穏やかな日差しが差し込みます。 店内では、一汁三菜を意識したヘルシーな定食やドリンクを提供しているのです。 子ども用椅子やおむつ交換台も完備しているので、乳幼児連れの家族でもゆっくり過ごすことができますよ。 「カフェ」の真横には、広々とした3種類の「シェアキッチン」が併設されています。 「イベントや講座を実施・製造・販売することで、多様な世代の方が活躍し、まちの魅力を発信できるようにしています」と語るのは、同施設のコミュニティーマネージャー福田哲也さんです。 「シェアキッチンは、イベント利用を目的としたもの、菓子製造業許可対応のもの、そうざい製造業許可対応なものの3種類に分かれています。 料理教室やワークショップに利用したり、セミプロの方による焼き立てパンの製造や、農家の方が収穫物の加工品を製造するなどして利用されています」(福田さん)そんな店内の中でもひときわ気になるのが、ブルワリー(ビール醸造所)だ。ここでは地域の特産品を活かした試みが、積極的に行われているのです。 ブルワリーで醸造しているクラフトビールの三種飲み比べセット 醸造長も務める福田さんいわく、「市や地域のシンボルフラワーである『サクラソウ』をテーマに、クラフトビールを作りたいというご要望を受けたこともあります。 試行錯誤の末、第1弾としてリリースしましたが、さらに改良を加えてこれから完成を目指していきたい」とのこと。 また親子向けの醸造体験では、埼玉名物である「狭山茶」を使用して「狭山茶ラガー」を製造しました。そのすっきりした味わいに、評判も高かったといいます。 定期マルシェで地域の農産物を扱う さらに「団地キッチン」田島は、月1回のペースで県内産の農作物等を味わえる「団地キッチンマルシェ」を開催中です。 当日は各農家がブースを出し、自慢の野菜を販売する。郷土料理のワークショップや販売メニューの調理もあり、当日は屋外だけでなく屋内のシェアキッチンもにぎわいました。 また、公式サイトやSNS(InstagramやFacebook)を通じて、ワークショップの様子やカフェメニューの紹介、「団地キッチンマルシェ」の告知など積極的な情報発信を続けているのも特徴です。 さまざまな世代がふらっと集える「団地キッチン」で、地域の野菜を手に入れ、地域の料理を味わう。 そんな空間は今、地域の住民にとってどのように受け止められているのでしょうか? 同じ部署に所属する鴨志田京子さんによると、「地域の方へ取らせていただいたアンケートの中では、8割以上の方が『団地キッチン』田島ができたことでご自身の暮らしが楽しくなり、良い変化につながったと答えてくれました」と顔をほころばせていました。 こうした住民からの反響は、施設運営に奮闘する鴨志田さんたちの励みになっています。施設の立ち上がりからそろそろ1年。 中野さんに今後の展望を伺いました。 「1周年を記念して、当施設で生み出されるプロダクト(オリジナルクラフトビールやシェアキッチン会員の製造商品など)を販売するコーナーを新設したいと考えています。 ゆくゆくはこの場所から地域の名物が生まれるように、スタッフ一同、施設で活動する方々と共に頑張っていく所存です」(中野さん)西浦和の気軽に集える食堂として、「団地キッチン」田島には今後も幅広い世代から熱い期待が寄せられそうです。 ◆インタビュー: 団地キッチン 日本総合住生活株式会社 日本総合住生活株式会社 住生活事業計画部 事業計画課 「団地キッチン」田島 コミュニティーマネージャー兼醸造長 福田哲也 様(写真左) 副長 中野瑞子 様(写真中) 課長 鴨志田京子 様(写真右) https://www.js-net.co.jp/