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- 【ギフト消費成功事例】「BIRTHDAY BAR(バースデイ・バー) 」/株式会社マグスタイル 女性の気持ちに寄り添うギフト雑貨専門店の販売戦略とは
実店舗&ECサイトそれぞれの強みを活かせるマーケティング施策 雑貨ブランド「BIRTHDAY BAR」 日本におけるギフト市場規模は2021年に10兆円を突破し、ゆるやかに上昇を続けています。その中でも目立って好調なのは、お歳暮などのフォーマルなギフトよりも、誕生日やちょっとしたお礼に贈られるカジュアルギフトの市場であることがわかりました。 2023年現在、親しい相手へコミュニケーションの1つとしてプチギフトを贈ることが日常化されています。 今回は、この新たな習慣に対する悩みを解決したことで女性の圧倒的な支持を得られたギフト雑貨専門店「BIRTHDAY BAR(バースデイ・バー) 」/株式会社マグスタイルの成功事例をご紹介いたします。 ◆KEY POINT: 動画を活用して画像だけでは伝わらない商品の良さを訴求する ラッピングに力を入れ利用客の気持ちに寄り添う 社内インフルエンサーの活用で店舗およびECサイトへの集客を促す お礼用のプチギフトや自宅用まで幅広く展開 雑貨ブランド「BIRTHDAY BAR」を手掛ける株式会社マグスタイルは「3COINS(スリーコインズ)」を展開する株式会社パルグループホールディングスの関連会社です。 「365日あるBIRTHDAY だれにでも訪れる誕生日はプレゼントのチャンス」をコンセプトに掲げ、香水やコスメを含むビューティアイテムから、時計や財布・アクセサリーなどのファッション小物、そして家電・キッチン用品・健康器具などの生活雑貨まで幅広く扱っています。 「質の良い、誰かにあげるのに丁度良い価格のものをご用意しております」と語るのは、同社の営業部長である小野晃宏さん。 「BIRTHDAY BAR」を訪れる利用客の主な用途は、誕生日プレゼントやちょっとしたお礼代わりのプチギフトを求めるケースが多く、また、自宅用のニーズも高いそうです。女性が9割を占めており、10~50代までの幅広い層に利用されています。 その中でも最多層は20代女性。店舗での利用客1人当たりの平均単価は、2,550円(2023年3~8月)ほどです。 開店当初からフレグランス系(オリジナルせっけんなど)のアイテムを始め、ステーショナリー、服飾雑貨、アクセサリー、キーホルダーなどの雑貨が売上の多くを占めており、特にここ数年は低単価のアイテムが売れる傾向にあるといいます。 さらに、「プレゼントにしてもご自分用にしても 、ご購入に何らかのこだわりを感じます。そのためブランドコンセプトが面白いもの、まだあまり出回っていないおしゃれなものなど、 自信を持って推せる商品はジャンルを問わず売れていますね。その中でも最近はインテリア小物に人気が集まっています」(小野さん) 人気商品のキャンドルウォーマー(左)とストームグラスクラウド(右) 社内インフルエンサーを育て、実店舗があるメリットを活かす 現在、BIRTHDAY BARは首都圏を始めとした複数の県に18店舗を展開しており、同時にECサイト「BIRTHDAY BAR」も運営しています。ECサイトの売上額は直近7年で28倍も伸びており、店舗およびECサイトを合わせた総売り上げのうち4分の1を占めるまでに成長しました。 こうした成功の裏では、実店舗を構えるメリットを効率よく活かしている状況が見て取れます。 鍵となるのは、SNSを軸にした販売促進プランです。デジタルSVの髙橋昌寛さんによると、パルグループは各ブランド内で個人インフルエンサーを育てることに力を入れているといいます。「現在フォロワー1万人越えのメンバーが4名います。SNSを投稿する度に分析を繰り返し、インスタグラムやTikTokでアイテムをバズらせることができるようにスタッフを育てています」(髙橋さん) こうした社内インフルエンサーの存在は、大きな企画を打ち出す際にその価値が存分に発揮されます。ブランド全体でSNSへの投稿を積極的に行うことで、売れ筋商品を生み出す流れを計画的に作り出していくのです。 例えば、韓国発の雑貨ブランド「OPTATUM(オプタウム)」について、社内インフルエンサー経由で集中的にSNS投稿を行ったところ、実店舗およびECサイト共に大きな売上を達成することができました。あるスタッフはピローミストの紹介として、枕やシーツへの使い方や香りの良さを発信。親しみやすい言葉遣いとわかりやすい使用シーンを見て、店頭に足を運んだり、ネット経由で購買した利用者も多かったようです。SNSを介したこうした取り組みにより、ここ1年でECサイトのみならず、実店舗への集客に着々と効果が出始めています。 ブランド内インフルエンサーのInstagram投稿画像 「大切な人を想う、その気持ちに寄り添う」ための工夫 また「BIRTHDAY BAR」では、WEB上で商品をより理解してもらうための試行錯誤も続けています。 例えばバッグやモバイルアイテムなどは、実際にスタッフが商品を着用し動画を撮影。画像では伝わりにくい商品の使い方や質感などを伝えています。 そのほかにもこだわっているのがラッピングです。 「豊富な種類を用意し、包装紙や袋での無料ラッピングのほか、有料でコットン素材の巾着やギフトボックスにおまとめするタイプまで幅広くご用意しております。特に今年は『BIRTHDAY BAR』1号店の渋谷ヒカリエ店がリニューアルをしたタイミングで、より一層ギフトサービスの充実を図るため、渋谷店限定ではありますがお客様に包装紙やリボンの組み合わせを選んでいただける特別なカスタマイズラッピングを実施中です」(髙橋さん) こうしたラッピングサービスは、店舗購入時のみ受けられますが、利用者の中には「相手にギフトを渡したら喜んでもらえました!」とスタッフへ伝えに来てくれる方もいるそうです。 「うれしいですよね。まさに企業理念として掲げている『大切な人を想う、その気持ちに寄り添う』を感じ取れる瞬間だと思います」と髙橋さんも顔をほころばせます。 「今後はラッピングサービスの向上にも力を入れていきたいですね。クオリティ、遊び心、サプライズ感を提供できるようにしていきます」(小野さん) 渋谷店限定カスタマイズラッピングのイメージ 先日、関連会社が運営するアパレルショップアプリ「PAL CLOSET(パルクローゼット)」との連動も開始。リピーター向けのクーポン配信も積極的に行い、さらなる集客を目指していく。今年も残すところ2カ月あまり。クリスマス・新年とイベントが目白押しのこのシーズン、「BIRTHDAY BAR」の勝負が始まろうとしている。 ▶︎ 女性トレンドや消費変化をいち早く掴み、売れる商品を開発するにはペルソナ設計が不可欠 1990年創業以来、一貫して女性消費行動を研究し続けてきたHERSTORYでは、10代、20代、30代、40代、50代、60代の女性ペルソナを29種類も設定し、毎年変わっていく女性消費者のトレンド把握に役立てています。 マーケティング戦略に不可欠な女性ペルソナ設計の方法や、最新情報を知りたい方は、下記「2023年版 女性ペルソナ設計まるわかり」資料をダウンロードしてご活用ください。 ◆インタビュー: 株式会社マグスタイル 営業部長 小野晃宏 様 デジタルSV 髙橋昌寛 様(写真は髙橋様) https://www.palgroup.holdings/ brand_type/magstyle/ デジタルSV 髙橋昌寛 様
- 【住まいに関する成功事例】旭化成ホームズ株式会社 シニア女性の住まいの不安を解消する賃貸住宅へーベルVillage(ビレッジ)とは
「設計・相談員・しかけ」の3方向からシニア女性の住まいの不安を解消 2023年12月号『HERSTORY REVIEW』 の特集記事より転載 へーベルVillageの外観 わずか数年後の2030年には、65歳以上の高齢者が人口の3分の1を占めると指摘される中、賃貸住宅への入居を断られる高齢者が後を絶ちません。 男性よりも健康寿命※1の長いシニア女性にとって、安心して暮らせる老後の住まいの確保は大きな課題といえます。こうした現状に寄り添い、数々の独自サービスを取り入れているのが「へーベルVillage」です。入居率約98%(2023年8月時点)の人気物件は、どのようなサービスでシニア世代の満足度を高めているのでしょうか? 今回は、シニア向け賃貸というサービスで成功している事例として、「へーベルVillage」を手がける旭化成ホームズ株式会社をご紹介いたします。 ※1 健康な状態で日常生活を制限なく暮らせる期間のこと。令和元年時点で男性72.68年、女性75.38年となっている(参考:令和4年版高齢社会白書) 女性インサイト研究クラブin herstory会報誌 ◆KEY POINT: シニア女性が生活しやすい住居設計を徹底する 相談員や見守り・駆けつけサービスなど健康不安をすぐに解消できる対策を整える 入居者同士の交流を深めることで活動の幅を広めるきっかけ作りを行う へーベルVillageの居室 元気なシニアの自立生活を支える賃貸住宅 東京・神奈川・埼玉・千葉に147棟1893戸(2023年8月時点)を展開する「へーベルVillage」。運営するのは、戸建て注文住宅「へーベルハウス」などで知られる旭化成ホームズ株式会社です。 「へーベルVillage」を立ち上げた2005年当時、日本の高齢化率は加速度的に上昇しており、初めて高齢者が総人口の20%を超えました。 「住宅会社の中で、弊社は高齢者住宅市場への参入が最後発であったことから、他社と同じように要介護期向け介護施設に取り組むのではなく、他社が手掛けていない自立期シニア向け事業にしようと考えました」と開発のきっかけを語るのは、シニア・中高層事業推進本部シニア事業推進部の中村亜希(なかむら あき)さん。 高齢者向け住宅を手掛けるにあたり注目したのは、介護の必要がない元気なシニア世代が増加している点。夫婦二人、もしくは一人暮らしを営む高齢者に焦点を当ててみたところ、ある課題が浮上したといいます。「高齢者世帯の約6割が昭和59年以前の老朽化した一戸建てに住んでおり、『駅が遠い、坂道がある』『広くて管理が大変』といった不便や『高齢者だけでの暮らしが心配』といった見守り不安などに課題がありました※2」(中村さん) さらに多くの高齢者向けの施設では、介護の必要な状態を想定しているため、自立して生活できる高齢者には住みにくい住まいであることも気になりました。そこで、建物の「設計」や定期的に居住者を訪問する「相談員」の関わり方、居住者同士の交流を促す「しかけ」を主軸とした「安心・安全・健康長寿応援メソッド」を開発し、「へーベルVillage」で運営していくことを決定されました。 ※2 東京都福祉保健基礎調査報告書「高齢者の生活実態(令和2年度)」 へーベルVillageの「安心・安全・健康長寿応援メソッド」 活動的な暮らしを叶える「設計」 まず「設計」では、健康長寿への取り組みとして「活動・交流を促す元気になる設計」を目指しました。その特徴がよく表れているのが、各居室の広さです。 一般社団法人高齢者住宅協会によると、サービス付き高齢者向け住宅の専有部分は、約9割の居室が13~40㎡に満たない広さであるのに比べ、「へーベルVillage」では全戸で1LDK(45㎡)~2LDK(60㎡)の部屋を用意しています。それぞれシステムキッチンが付設しており、自分たちで好きな料理を作ることも可能です。 「これまでご自宅で行ってきた生活を継続できるのが魅力ですね」(中村さん) 現在「へーベルVillage」は、女性の単身入居が5割を占めていますが、特にキッチンスペースには彼女たちに配慮した工夫が多く散りばめられています。日本人女性(70歳以上)の平均身長を約150㎝と仮定し、キッチンの天板や吊り戸の高さを通常より低く設計。 さらに、キッチンと一体型の家電置き場を設け、電子レンジや炊飯器などの調理家電を置けるようにしました。 「切る・洗う・煮る・温めるといった調理に関わる一連の動作を、短い移動距離でスムーズに行えるオリジナル仕様になっています。また、調理台の足元にスペースがあるので、椅子に座って調理ができるなど、体の負担を減らし料理を続けやすい配慮もしています」と中村さんも自信を見せます。 キッチン以外にも、室内の寒暖差で起こるヒートショックを防ぐために、廊下を介さずリビング横に洗面所と浴室を配置し、室温を均一に保つ工夫もされています。 また、マンションエントランスの階段にはスロープを設け、階段ステップを色分けするなど、「つまずき・転倒」を起こす要因をとことん廃除しました。 シニア女性に合わせた設計のキッチン シニア女性の健康と安心を守る「相談員」と「しかけ」 また、「相談員」「しかけ」を活用した安全・安心への取り組みにも注目していきましょう。 現在「へーベルVillage」が手掛ける「相談サービス」では、社会福祉士等の資格を持つ相談員が月に1度各戸を訪問し、居住者の暮らしの様子や健康状態についてアドバイスをしてくれます。直接顔を合わせて面談するので、居住者の安心感もひとしおです。 「見守り・駆けつけサービス」では、リビングダイニングに「見守りサポートコントローラー」を設置。急な体調不良が起きた際、コントローラーの「緊急ボタン」を押すと、365日24時間ガードマンが駆けつけてくれる仕様です。 さらに「相談ボタン」を押せば、警備会社に常駐している看護師と通話ができるため、詳しい症状や必要な応急処置などのアドバイスを受けることもできます。 特にユニークなのが、入居者の交流を促すために半年に1度開催している「茶話会」です。共有ラウンジに集まった入居者同士、情報交換を気軽に行えます。そこで知り合った居住者がランチ会に出掛けたり、共用ラウンジで体操教室を実施するなど、活動の幅を広げる助けにもなっているとのこと。 昨年、介護・フレイル予防の第一人者である大渕修一さん(東京都健康長寿医療センター研究所 高齢者健康増進事業支援室 研究部長)と同社が共同で行った調査では、「安心・安全・健康長寿応援メソッド」の導入により、97%の入居者が健康行動(活動量・食事・交流)を維持できたという結果が出ました。 (左)相談員との面談の様子(右)見守りサポートコントローラー 元気なシニア世代をますます元気にしてくれる「へーベルVillage」の取り組み。「住まい」を通じて超高齢社会に向き合おうと奮闘する同社の真剣さが、ひしひしと伝わってくるようです。 ◆インタビュー: 旭化成ホームズ株式会社 シニア・中高層事業推進本部シニア事業推進部 中村亜希 様 https://www.asahi-kasei.co.jp/ hebel-senior/index.html/ シニア・中高層事業推進本部シニア事業推進部中村亜希 様
- 女性が支持する企業 3COINS(スリーコインズ)/株式会社パル 3年連続売上純増100億円の秘訣とは?
全国47都道府県に進出完了!商品鮮度で勝負する雑貨ブランド 2023年10月号『HERSTORY REVIEW』 の特集記事より転載 2022年の調査において、女性有業者は72.8%と過去最高を記録しました。これにより、消費者としても女性の意見は外せないものになり、「女性に支持されるものが売れる」時代が確立されようとしています。 今回は、「女性に支持される」ためのブランドづくりに成功している事例として、株式会社パルをご紹介いたします。 同社は、300円(税別)で購入できるアイテムを中心に、さまざまな生活雑貨を扱う「3COINS」を運営しており、2021年から3年連続で売上純増100億円 ※1 を上回っています。 今年2月には、47都道府県全てに店舗進出を果たしており、9月には300店舗出店を達成するということですが、なぜこれほど好調なのでしょうか? 好調の鍵は、女性の心を掴む「〇〇買いできる価格帯」にありました! ※1 令和6年2月期第1四半期(期間:2023年3月1日~5月31日) 同社ブランドディレクター肥後俊樹 様にインタビューをして、モノづくりから販売に至るまでの秘訣について伺いました。 女性インサイト研究クラブin herstory会報誌 ◆インタビュー内容: 開発基準は「ちょっとした幸せ」を届けられるかどうか SNSを積極的に活用したプロモーション 入れ替えをスピーディに! 商品鮮度を徹底重視 開発基準は「ちょっとした幸せ」を届けられるかどうか アパレルを手掛ける株式会社パルが、1994年にスタートした雑貨ブランド「3COINS」。消費者の”ちょっと幸せ”を手伝うことをコンセプトとし、デザイン性の高い商品をリーズナブルに販売している。「衝動買いしやすい価格を考えました。 当初は(300円)均一ショップでしたので、3つ買っても1,000円でお釣りが来るという値頃感を狙いました」と、ブランドディレクターの 肥後俊樹さんが説明するように、メインとなる商品は300円を中心としつつ、税別100円~3,500円程度までの価格帯のラインアップで展開している。 店内には常時2,000~2,500点の膨大なアイテムが並び、そのカテゴリーも食器やキッチンツール、収納などの生活雑貨から、帽子や衣類などの服飾関連、スマホアクセサリーや照明、生活家電に至るまで幅広い。 月に700~800点の新しいアイテムが続々と追加されているが、同ブランドの商品開発の根底にあるのは、価格以上の価値を提供できる商品であるか。つまり「ちょっと幸せ」を提供できる商品であるかが重要視されている。 さらにSNS上でのお客様の意見や、公式通販サイトのコメント欄なども参考にし、商品作りに活かしているという。また消費者だけでなく、各店舗で働くスタッフからの意見も、貴重な情報源として重視している。 「新商品のアイデアは、まずは自分たちが本当に良いと思うモノ、欲しいと思うモノであることから始まります。やっぱりモノが好きだから考えられるアイデアやデザインがあります。私たちは、普段の生活の中でも無意識にいつも雑貨の事を考えています。その上でその時のトレンドや、お客様の声も参考にさせていただきながら具体的な商品になっていきます。」(肥後さん) SNSを積極的に活用したプロモーション 同社が導入しているのが複数のSNSを使い分けたプロモーションと社内インフルエンサー制度だ。2023年8月現在、「3COINS」の公式SNSを見ると、最もフォロワー数が多いのがInstagramで約172万人、X(Twitter)約19万人、Facebook約12万人、TickTokも合わせて累計200万人以上の消費者にアプローチしている。例えばInstagramで狙うのは新商品を中心としたカタログ的要素を担うことだ。幅広い年代層に向けて、商品の具体的な使い方を動画で配信する。またX(Twitter)は情報発信だけでなく、顧客や同ブランドの他アカウントとの相互コミュニケーションツールとして活用している。ここで注目したいのが、スタッフ個人によるInstagramの運用だ。「個を押し出した自分目線の投稿をお願いしています。社内制度として確立しており、評価制度の対象にもなっています」と肥後さん。 現在社内インフルエンサーとして活動するスタッフは約70名で、フォロワー数は約43万人となっている。例えば妊娠中のスタッフは、出産に備えたさまざまなアイテムを写真や動画、インスタライブを駆使して精力的に紹介。スタッフが消費者側に立った配信を続けることで、「3COINS」のコアなファン作りに大きく貢献しているのだ。 入れ替えをスピーディに! 商品鮮度を徹底重視 「3COINS」の売り上げを伸ばしているもう1つの要因は、商品の入れ替えをスピーディに行い、商品鮮度を保っている点だ。基本的に新商品は2~4週間で売り切るように計画している。「反響が大きかった物は定番商品として再販することもありますが、『3COINS』全体では鮮度を重視しているため、短いサイクルで商品を入れ替えています」(肥後さん)いつ行っても常に新しい商品との出合いが期待できるのは、「3COINS」の大きな強みだろう。特に同店は、駅構内や駅付近の商業施設、大型ショッピングモールなど人の出入りが多い場所に店舗を構えていることが多い。こうした商品の頻繁な入れ替えにより、通勤や通学、食材の買い出しついでに訪れるリピーターから、飽きられてしまうリスクを避けることもできる。評判の高かったアイテムは定番商品として継続的に販売を行う。例えば、収納カテゴリーでとりわけ人気の高い「クリアボックスバッグ」については、「買い足していくので絶対に廃盤にしないでほしい」といった切実な意見も届いており、こうした消費者の声に耳を傾けながら、肥後さんたちは商品計画を練っていく。今後の課題となっているのは、ここ数年急激に進んだ店舗の大型化に合わせて、商品企画力を問われていることだ。「さらなる商品企画の強化を図っていきたいですね。今まで商品化してこなかったジャンルや、男性向け商品なども開発していきたいと思います」と肥後さんも意欲を見せる。30年近く女性を虜にしてきたモノづくりのノウハウが、新ジャンルでどのように活かされていくのか。今後のラインアップから目が離せない。 ◆インタビュー: 株式会社パル 3COINSブランドディレクター 肥後俊樹 様 http://www.palgroup.co.jp/ https://www.palcloset.jp/3coins/
- 女性が支持する企業 ReFa(リファ)/株式会社MTG 高単価な美容商品が10代~50代女性に売れ続ける理由とは?
商品開発に利用者の声を反映!手に取りたくなる美容アイテム 2023年10月号『HERSTORY REVIEW』 の特集記事より転載 美容ローラーやヘアドライヤー、シャワーヘッドなど、手掛けるアイテムが次々と話題になっている「ReFa(リファ)」ブランド。銀色の輝きを放つ彫刻のようなデザインや、「気持ちいい」を追求した高い機能性に10代~50代の幅広い女性たちから注目が集まっています。 商品単価が決して低くないにもかかわらず、発売以来コンスタントに売れ続ける理由はどこにあるのでしょうか? 2022年の調査において、女性有業者は72.8%と過去最高を記録しました。これにより、消費者としても女性の意見は外せないものになり、「女性に支持されるものが売れる」時代が確立されようとしています。 「女性に支持される」ためのブランドづくりに成功している事例として、同社コア事業統括本部 BEAUTYブランド本部本部長、執行役員 加藤寿恵様にインタビューをして、女性に支持されるブランドであり続ける秘密と、高単価商品でも売れ続ける理由について伺いました。 当記事は、2023年10月号のHERSTORY REVIEWの特集「女性有業率72.8% ※ で過去最高を更新 女性労働者≒女性消費者 両軸で企業に求めること」内の事例取材を抜粋したものです。 ※総務省2022年15~64歳までの生産年齢人口 女性インサイト研究クラブin herstory会報誌 ◆インタビュー内容: セルフエステの道を切り開く 商品開発でこだわる5つのポイント 利用者の声を開発に反映 セルフエステの道を切り開く 「ReFa」ブランドを展開するのは、愛知県名古屋市に本社を構える株式会社MTGだ。1996年に中古車販売事業からスタートし、水の宅配、業務用健康機器の開発・販売などを経て、2009年、自宅でのセルフエステを充実させたいと「ReFa」ブランドを立ち上げた。 「Refine Body(リファイン ボディ<体を磨くという意味>)」という言葉が由来になっている同ブランドでは、体や顔のケアを自宅で楽しんでもらうための美容機器を取りそろえている。 ヘアケア商品、シャワー、脱毛器、美容機器、コスメ・インナーケアなど50種類以上のアイテムを世に送り出し、ローラーシリーズの累計販売数は1,000万を超えた。 特にここ数年は、2022年に発売したシャワーヘッド「リファファインバブル ピュア」を始めとしたシャワー製品他、ドライヤーやヘアアイロンも人気が高く、それぞれ100万台、50万台、100万台など非常に好調な出荷台数を見せている。 「『ReFa』は一人一人の女性が本来持つ美しさを引き出したいと思い始めたブランドです。 商品開発にあたっては、①テクノロジーの活用 ②継続したくなる気持ち良さ ③使うのが楽しくなるデザイン ④確かなエビデンス⑤特許取得と知的財産活動の5点に強くこだわってきました」と語るのは、同社コア事業統括本部 BEAUTYブランド本部 本部長の加藤寿恵さんだ。 「開発当時、美容ローラーのような自宅向け美容のツールはまだ広まっていませんでしたが、弊社のテクノロジーを生かして、場所や時間を選ばずにケアできる美容機器があればと思い、開発に着手しました」(加藤さん) 商品開発でこだわる5つのポイント 加藤さんが指摘したように、「ReFa」製品の大きな特徴は、最新テクノロジーをふんだんに取り入れて製品設計をしている点だ。 製品ごとに大学や専門家との共同研究を進め、信頼のおけるエビデンスに基づいて開発を進めている。 開発後の製品は、他社で活躍してきた技術者から成る「顧問会」で厳しく審査され、ようやくリリースにこぎつける。 「全ての製品はきちんと評価結果を追い、データを取得して蓄積しています。 『ReFa』製品は直接肌に触れるものがほとんどなので、お客様にとって安全であることが最重要です。 そのためにもきちんとしたデータが必須ですし、商品の完成後は特許取得にも力を入れています」と加藤さんは説明する。 テクノロジーについて言えば、髪の毛は60℃ぐらいからタンパク質変性が始まり、傷みやすいと指摘されている。そのため美容師は、ドライヤーを揺らして熱を分散させながら、1カ所に熱が当たらないよう調整している。「ReFa」のドライヤーは、この『美容師の目』に代わる「センシングプログラム」を内蔵することで、頭皮から毛先に至るまで適温を保ちながら乾燥することを可能にした。 もう1点、加藤さんたちがこだわるのは「継続したくなるような 心地よいケア」だという。これは前述したシャワーヘッド「リファ ファインバブル ピュア」によく表れている。毛穴や毛髪よりも 小さい「ウルトラファインバブル」(1㎛未満)が、毛穴の奥の汚れを除去し、「マイクロバブル」(1㎛~100㎛未満)が毛穴に詰まった汚れを洗い流す。どちらも肌に刺激を与えない、優しい水流が高い評価を得ている。 利用者の声を開発に反映 「ReFa」ブランドでは製品デザインも重視している。製品を見渡してみると、計算しつくされた彫刻のような美しさに目を惹かれる。シンプルながらも上品な「ReFa」のデザインはどのような経緯で生まれたのだろうか?「人間工学をベースにしたデザインを展開しています。人の手になじむという点をとても大事にしており、その結果、曲線を採用した製品が多く出来上がりました。持ちやすく使いやすくなることで、お客様のライフスタイルに深く浸透してくれればと願っています」(加藤さん) テクノロジーの共同開発からエビデンスの収集、使い勝手の良さを追求したデザインの考案、特許取得、「顧問会」の審査などを経るために、同社の製品開発期間は平均1年半~2年はかかるという。 一方、新製品を作る際は利用者からの声も広く収集している。グループインタビューを積極的に実施し、商品モニターに実際に使ってもらう。別途設けている「お客様相談センター」に寄せられた情報は、毎月現場スタッフと確認し、都度開発部門、マーケティング部門へ共有している。「製品を出す前はもちろん、出した後でも、1mmでも良くしていきたいという思いはあります。お客様からのお声は非常に重要だと考えているので、今後も慎重に耳を傾けていきたいと思っております」(加藤さん) 気になる今後の展開について尋ねてみると、「皆さんが驚くぐらい、本当に多くの製品を準備しています。特に秋・冬には、ヘアケアに関する充実のラインアップを展開していきますので、ぜひご期待くださいね」と力強い答えが返ってきた。 これから本格的に始まる秋冬シーズン。新しい「ReFa」製品の登場が今から楽しみだ。 ◆インタビュー: 株式会社MTG コア事業統括本部BEAUTYブランド本部 本部長、執行役員 加藤寿恵 様 https://www.mtg.gr.jp/
- ポイントに敏感な若い世代にフォーカス!女性向けサービスの充実で会員獲得を狙う 「JCB カード W plus L」/株式会社ジェーシービー
若い女性のニーズを盛り込んだカード 株式会社ジェーシービーは、日本で唯一の国際カードブランドを運営している会社です。 現在は国内外に約4,600万の加盟店を抱え、会員数は1億5,000万強になります。 特に日本国内で人気があります。 現在同社が発行しているクレジットカードの種類は幅広く、シンプルなJCBオリジナルシリーズから企業や教育機関などと提携したカードまで、170種類以上にも及んでいます(2024年1月現在)。 そんな中、2017年にリリースされたのが、18~39歳までの女性をターゲットに据えた「JCBカード W plus L」です。 利用者を若い女性層に絞った理由について、イシュイング推進部の菊池優海さんは「女性特有の疾患の悩みや、ポイント・キャンペーンなどのおトクをクレジットカードで体感したいとのニーズがあったためです。 特に若年層の方はポイントに敏感で、親和性があると考えました」と話してくださいました。 同時に同社では、「JCBカード W」という、やはり18~39歳に向けたクレジットカードを発行。 ポイントの還元率を重視する若い世代に向けて、通常の2倍のポイントが付与される点が大きな特徴ですが、「JCBカード W plus L」はこのメリットに加えて、女性特有の疾病をサポートする保険商品が投入されています。 さらに「LINDAサービス」と呼ばれる会員限定の優待や、プレゼント企画にも参加できるようにしました。 その結果として「JCBカード W plus L」の利用者層は、20~30代の未婚の女性会社員がメインとなっています。 ◆KEYPOINT: 女性に好まれているサービスや店舗を持つ企業と提携し、利用者の関心を高める 女性特有の疾病をサポートする保険商品で病気への不安を取り除く プロモーションも利用者リサーチもInstagramなどのSNSツールを積極的に活用する ■ 3つのデザインから選べる「JCB カード W plus L」 ■ 女性を意識した広告デザイン 利用者の日常に欠かせない店舗・サービスに着目 リリースから今年で7年目となる「JCBカード W plus L」は、商品化するまでに2年あまりの時間がかかりました。 「多様性が広がる昨今において、普遍的な『女性ならでは』の価値観や性質を、サービスに落とし込むのが大変でした」と菊池さん。 そこで、今の女性が何を求めているのか、どのようなサービスが喜ばれるのかなどをあぶりだすために、できるだけ多くのサンプルを収集するようにしたそうです。 「社内でアンケートを実施し、調査会社の市況調査を活用しながら、特定の属性に偏らず広く意見を取り入れることを意識して開発に取り組みました」(菊池さん) こうして大量のサンプルを分析した結果、比較的広く受け入れられやすい女性の特徴を絞り込むことに成功し、そのターゲット像に向けたサービス内容を練っていくことにしました。 その1つが高いポイント還元率です。 前述したように、通常のJCBカードの2倍のポイントが付くだけでなく、スターバックスやAmazon.co.jp、セブン-イレブンなどのパートナー店で購入すると、最大21倍ものポイントが付与され、多くの女性に喜ばれています。 また、同カードには会員向けの優待割引や、毎月のプレゼント企画が豊富に用意されています。 「LINDAリーグ」と呼ばれる、女性のキレイを応援する複数の企業が名を連ねており、毎月1回、旅行券やアクセサリー、映画観賞券などのプレゼントが提供されます。 さらに、カフェやホテルディナーなどのグルメを優待価格で味わえたり、コスメ専門サイトのコスメ定期便を安価で試せたりといった、若い女性にとって魅力的なサービスが並ぶのも特徴です。 プロモーションもリサーチもSNSを駆使 なかでも目を引くのが、女性特有の病気による入院費や手術費を補償してくれる「女性疾病保険」です。 18~24歳以下であれば、月額290円という手頃な価格で加入できます。 こうした若年層の女性に向けた取り組みは、カード利用者たちにも好意的に受け止められているようです。 「女性の病気の悩みや嗜好(美容やエンタメ)にぴったりのカードが見つかりうれしい」「オトクに『記念日ディナー』を楽しむことができて満足」など続々と集まる利用者の声に対し、「女性のニーズに応えることは商品開発の中で最も重要なコンセプトだったため、自分たちがやってきたことは間違ってなかったのだと実感でき非常にうれしいですね」と菊池さんもほっとした様子。 一方、利用者の意見や利用状況を調べるために大いに活躍しているのが、同社の女性社員たち(20~30代)が運営する公式Instagramです。 「Instagramやユーザーへのアンケートでリアルな声をリサーチし、課題解決に向けたサービスに落とし込めるよう意識しています。 特にLINDAリーグ参加企業については、利用者の声を参考に新たな企業を誘致することを重要視しています」(菊池さん) ターゲット層へのプロモーションでも、SNSやWEB広告を中心に積極的に展開中です。 今後もSNSやユーザーアンケートからヒントを得て、利用者の喜ぶ商品やサービスの提供を検討していきたいという菊池さん。キャッシュレス決済がますます加速する中、「JCBカード W plus L」は若い女性たちの必需品として、その存在感を増していきそうですね。 ◆インタビュー: 会社名:株式会社ジェーシービー イシュイング推進部 係員 菊池優海 様 https://www.global.jcb/ja/
- 2024年女性トレンド総括!10クラスター分析で明らかになる女性のライフスタイルと消費行動【無料レポート公開中!】
◆女性の消費行動・インサイトを10のクラスターでひも解く 私たち女性インサイト総研は、女性たちを「ライフコース」と「ライフステージ」の交点から10のクラスターに分類し、それぞれの心理や消費行動を深く研究しています。 「ライフコース」とは、職業や家族構成といった人生の選択肢を考慮した人生の流れのこと。そして「ライフステージ」とは、年齢や年代など、人生における立ち位置のことを指します。この2つの要素を掛け合わせて分析することで、女性の多様なライフスタイルや価値観をより細かく理解することが可能になります。 当研究所では、女性を以下のように10のクラスターに分類し、それに基づいた生活背景や消費行動を深く分析しています。 本レポートでは、2024年の女性トレンドを総括し、多様化する女性たちのライフスタイルや消費行動を分析。今後の市場の傾向を掴むためのヒントとしてご活用いただけます。以下のリンクから無料ダウンロードが可能です。 ◆2024年女性トレンド総括レポートの見どころ 女性のライフコースとライフステージに基づく10クラスター別の深掘り分析。各クラスターの特徴をトレンドキーワードで表現し、ライフスタイルや消費行動を明確化しています 出典: HERSTORY REVIEW1月号 【女性10クラスタートレンドキーワード】※レポートから抜粋 1.プレ社会人層(15~24歳) 『音売れフード』 : サクサク、パリパリといった音を重視するASMRフードが注目。 2.若手シングル層(25~39歳) 『平成女児カルチャー』 : ハローキティやセーラームーンなど平成時代のアイコンが人気。 3.中堅シングル層(40~49歳) 『平穏ミュート志向』 : 静かな生き方や自然体を重視するライフスタイルが支持される。 4.ベテランシングル層(50~64歳) 『Re良質消費』 : 修復・装飾された中古品を長く使う消費スタイルが嗜好される。 5.ヤング夫婦層(25~39歳) 『お金のペアスタイル』 : アプリを活用し夫婦間で家計を賢く共有するスタイル。 6.ミドル夫婦層(40~64歳) 『持たない住まいスタイル』 : 少ないもので暮らすライフスタイルが「平屋ローコスト住宅」とともに浸透。 7.乳・幼児期ママ層(25~44歳) 『家事タスク速攻完了』 : 効率化された家事アイテムが忙しいママたちに支持される。 8.児童・思春期ママ層(35~54歳) 『異作業の一本化』 :家事グッズや家電が複数の役割を果たすことで人気。 9.青年・成人期ママ層(45~64歳) 『楽外出ファッショングッズ』 :外出を快適にするアイテムが必需品に。 10.セカンドライフ層(65~89歳) 『デジタルスキルover65』 :シニアYouTuberやデジタル墓参りといった新サービスが誕生。 全キーワードや詳細は、以下リンクからレポートをダウンロードしてご覧ください。 ◆女性インサイト最新情報は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW』で! 法人クラブ「inherstory」とは? 女性インサイト研究に特化した法人クラブのサービス。年会費税込54,000円で3つの特典が受けられます。 1.女性月刊インサイトレポート『HERSTORY REVIEW』が会報誌として毎号届く 2.データの自由ダウンロード ・会報誌のバックナンバーの公開 ・調査データのダウンロード、解説動画が見放題 ・調査データのダウンロードおよび自由活用 3.一般女性たちとの座談会などにお得に参加できる ★その他セミナー参加などの特典多数!
- 『ウーマンズラボ』に、女性が「2024年に買って良かったモノ」と「2025年に買いたいモノ」(女性10クラスター別)の記事が掲載されました
女性が「2024年に買って良かったモノ」と「2025年に買いたいモノ」(女性10クラスター別) の記事が、『ウーマンズラボ」に掲載されました。 >女性が「2024年に買って良かったモノ」と「2025年に買いたいモノ」(女性10クラスター別) ぜひご覧ください。
- 『145マガジン』に、「女性のあした大賞2024」授賞式の記事が掲載されました
第9回女性のあした大賞2024授賞式の記事が、「145マガジン」に掲載されました。 >顕在化していない価値を拾い上げ、未来に心の豊かさを―第9回 女性のあした大賞2024 ぜひご覧ください。
- 2024年女性のあした大賞受賞10社が決定!最優秀賞「3COINS/株式会社パル」優秀賞「子育てにちょうどいいミシン/株式会社アックスヤマザキ」など女性たちの生活背景、選択基準に寄り添った商品・サービスが受賞
本年度は最優秀賞1社に加え、9社の優秀賞を選出しました。いずれの企業も独自の視点で、女性特有のライフコースやライフステージの悩みやニーズを深く捉え、時代のトレンドを巧みに反映した商品やサービスを提供しています。女性たちの期待や共感を呼び起こし、日々の生活に心地よさと彩りを加える取り組みが高く評価されました。 女性のあした大賞公式サイトはこちら> 【各賞発表】 ◆最優秀賞 ・3COINS(スリーコインズ)のお取組み/株式会社パル https://www.palcloset.jp/3coins/ 【受賞理由】 株式会社パルが運営する、雑貨の小売業態「3COINS」は、幅広い年齢層の女性たちから長年支持を得ています。商品企画力や女性視点を活かした素材選び、デザイン、色使いの独自性が際立っており、子ども用品やペット用品、推し活アイテムなど、多様なニーズに応える商品展開が特に評価されました。また、近年の当社女性インサイト調査でも常に名前が挙がるブランドとして注目されています。ブランド30周年を迎えた節目の年において、女性のライフスタイルに寄り添い続ける姿勢が評価 ◆フェロー特別優秀賞 フェロー特別優秀賞とは、審査に参加した女性インサイト総研HERSTORYの専門家フェローが独自の視点で選出した特別賞です。 ・【ファミリー部門】子育てにちょうどいいミシン/株式会社アックスヤマザキ https://www.axeyamazaki.co.jp/products/kosodate/ 【受賞理由】 ミシン製造を行う株式会社アックスヤマザキの「子育てにちょうどいいミシン」は、忙しい日々の中でも手作り品を子どもに渡したい、簡単なお直しを手軽に済ませたいという母親たちのニーズを的確に捉えた商品です。使いやすい設計や、インテリアになじむ洗練されたデザイン、軽量で扱いやすい点が評価され、家庭でのコミュニケーションを促進する魅力的な商品として高く評価されました。 ・【テクノロジー部門】ルクミー(保育ICT・IoTサービス)/ユニファ株式会社 https://lookmee.jp/ 【受賞理由】 ユニファ株式会社が提供する「ルクミー」は、保育施設向けの総合ICTサービスで、保育士と保護者に安心感をもたらすツールです。登園管理やお昼寝チェックなどをデジタル化し、保育士の業務負担を軽減する一方で、保護者との連携を強化し、子どもたちの成長を温かく見守る環境を整えています。保育現場に寄り添った使いやすい設計が評価されました。 ◆優秀賞 ・【ライフスタイル部門】手元供養品ネット通販「祈り百貨店」/丸喜株式会社 https://inori-dept.jp/ 【受賞理由】 供養用品の製造販売を行う丸喜株式会社が運営する「祈り百貨店」は、手元供養の文化を広める取り組みが評価されました。柔らかなデザインや、商品以外の情報が充実したサイト構成が印象的で、「手元供養」の認知度向上に寄与しています。 ・【フェムテック部門】アミーコットンライナー/アミ―株式会社 https://amiee.jp/liner/ 【受賞理由】 布ナプキンや布マスクの製造小売業を行うアミ―株式会社の「アミーコットンライナー」は、身体にも環境にも優しいサニタリー用品です。購入が寄付活動につながる仕組みや、女性に寄り添う取り組みが評価されました。商品の価値や利点を伝えるためのさらなる啓発活動が期待されています。 ・【食部門】プロテイン葛バー/株式会社福々庵 https://fukufukuan.jp/products/kuzubar/proteinbar/ 【受賞理由】 焼きまんじゅうや和菓子の製造販売を行う株式会社福々庵が提供する「プロテイン葛バー」は、シニア世代の「冷たく手に持ってアイスのように食べたい」というニーズから生まれた商品です。日本の伝統的食材である葛を活用し、高齢者も美味しく手軽にタンパク質を補える点が評価されました。 ・【食部門】マタニティフード認定事業の取組み/一般社団法人日本マタニティフード協会 https://maternity-food.org/ 【受賞理由】 妊産婦向け食品の認証事業を行う一般社団法人日本マタニティフード協会は、妊産婦の栄養管理や安心安全な食品選びをサポートする取り組みが評価されました。妊娠期から子育て期にかけての女性の生活を支える認定制度が信頼を得ており、次世代の健康と母親たちの安心に寄与する点が高く評価されています。 ・【健康部門】すっぽん小町/株式会社生活総合サービス https://www.teinei.co.jp/item/komachi/ 【受賞理由】 株式会社生活総合サービスが通信販売を通じて提供する健康食品「すっぽん小町」は、日々忙しいママ層を中心に、幅広い女性たちから支持されています。「女性のキレイと元気を応援する」というコンセプトを一貫して維持し、商品開発やプロモーション活動を続けてきました。忙しい女性たちが手軽に健康をサポートできる製品設計や、持続可能な魅力あるブランド展開が高く評価されました。 ・【SDGs部門】竹炭の洗い水/竹虎株式会社 山岸竹材店 https://www.taketora.co.jp/c/takesumi/14araimizu/su00227 【受賞理由】 虎斑竹を中心に竹材や竹細工を取り扱う竹材専業メーカーの竹虎株式会社 山岸竹材店が提供する「竹炭の洗い水」は環境への配慮が行き届いた商品設計が評価されるとともに、乳幼児期のママたちからの支持を得た点が注目されました。また、地方での雇用創出にも積極的に貢献しており、地域とともに歩む姿勢が高く評価されました。 ・【キッズ部門】エコチル(子ども環境情報紙)/株式会社アドバコム https://www.ecochil.net/ 【受賞理由】 プロモーション支援事業や環境プロモーションを手がける株式会社アドバコムが発行する「エコチル」は、子どもと家庭を対象にした環境情報紙です。親子で楽しめる内容や、環境への意識を自然に高められる取り組みが評価されました。豊富な情報量と親しみやすいデザインで、次世代に環境意識を育む貢献が期待されています。 ◆入選 選考を通じて、本賞の理念に共感する取り組みを行っている企業として以下の企業が入選しました。 ・【SDGs部門】 社会貢献活動「MOVE by eBay Japan」 /eBayJapan合同会社 ・【フェムテック部門】selfem デリケートゾーンチェックツール/株式会社エオストレ ・【健康部門】 『健腸ナビ』検査キット /シンバイオシス・ソリューションズ株式会社 ・【住居部門】 ママコエの家 /株式会社アニバーサリーホーム ・【健康部門】健康経営支援サービス チアLifeプログラム/株式会社MIKI・ファニット ・【フェムテック部門】わたし新発見プログラムTM/ TOPPANエッジ株式会社 【選考基準】 審査は以下の基準に基づいて実施しております。 1. 女性消費者1万人アンケート 女性消費者のリアルな声を基に、商品やサービスの社会的意義を評価。 2. 女性インサイト総研の会報誌『女性インサイトレポートHERSTORY REVIEW』編集委員会の評価 市場トレンドや注目の商品・サービスを編集委員会が精査。 3. 女性インサイト総研HERSTORY特別フェローによる評価 本アワードに審査参加している特別フェローによる専門的視点からの推薦および評価。 4. エントリーシートの内容精査 事務局がエントリー企業の提出資料を確認し選考に活用。 5. 女性インサイト分析を専門とする株式会社HERSTORY独自のフレームワーク「6つの共」(商品の提供価値に置き換えると「6つの価値」)を満たしているか診断 <6つの共> 共鳴:女性の生活を助ける、よりよくする便宜性、実用性の高さ 共創:女性の気持ちが上がる、わくわくする五感、情緒性の印象度 共育:女性の社会進出や活躍、参加、共創などの行動化 共感:女性が買いやすく手に取りやすく使いやすい直感性の配慮 共働:女性が他にクチコミしたいと主体的に感じるインパクト 共生:地球に、未来に、次世代に、SDGS、ソーシャルな配慮 【授賞式取材のご案内】 2024年女性のあした大賞」の授賞式は、2024年12月12日(木)にアニヴェルセル表参道にて開催されます。当日は、受賞企業によるスピーチや商品・サービスの展示が行われ、各企業の取り組みが各企業の取り組みが披露されます。メディア各社の取材を心よりお待ちしております。 <開催概要/取材申込> 日時:2024年12月12日(木)13:00~15:30 会場:アニヴェルセル表参道6階 取材申込:jyoseinoashita-taisho@herstory.co.jp(女性のあした大賞事務局)
- 【第6回】カインズ他計3社が参加|女性モニターによるリアル座談会 カフェ会議レポート
女性モニター参加の座談会「herVoiceカフェ会議」とは? herVoiceカフェ会議は、herVoice事務局を運営する株式会社HERSTORY主催の「女性のリアルな声」を企業に届ける座談会。 毎回さまざまな企業が参加し、生活者の視点で商品やサービスの感想をヒアリングしたり、新しい気づきを得たりしています。一般の女性たちは、おしゃべりを楽しみながら、企業の担当者に直接想いを伝えることができる貴重な場です。 ■【第6回】herVoiceカフェ会議 日時/2024年11月14日(木)14:00~16:00 会場/BIRTH LAB(東京都港区麻布十番2-20-7 麻布十番髙木ビル1F) ※東京メトロ南北線/都営大江戸線「麻布十番駅」徒歩1分 参加企業/株式会社カインズ、ハリウッド株式会社、福島市観光コンベンション協会 参加人数/herVoiceメンバー15名 参加企業(順不同) 株式会社カインズ ハリウッド株式会社 福島市観光コンベンション協会 第6回参加企業:株式会社カインズ、ハリウッド株式会社、福島市観光コンベンション協会 (左上から時計周りに)株式会社カインズ、ハリウッド株式会社、福島市観光コンベンション協会、株式会社HERSTORY 今回の参加企業様をご紹介。まずは、第4回カフェ会議にも参加いただいた株式会社カインズ。継続してご参加いただけるのは、私たちもとても嬉しいです。 次に、女性消費者たちの中には商品を手に取ったことのある方もいらっしゃいそうです。有名化粧品などを手がけているハリウッド株式会社。 そして、福島県の魅力を伝える活動で、地域活性に貢献されている福島市観光コンベンション協会。 最後は、カフェ会議を主催している私たち株式会社HERSTORY。 企業紹介のあと、3~4人のグループごとに企業テーブルを回ります。緊張気味のherVoiceメンバーも、企業紹介を受けて「早く話を聞いてみたいな」とワクワクして胸を膨らませていました。 株式会社カインズは、カーテンについてherVoiceメンバーにヒアリング。「どのようなタイミングでカーテンを買い換えますか?」の質問に「引っ越しの際」が回答として最も多いようでした。 「光が漏れるのが気になるので、カーテン同士がピッタリとくっつくようなサイズを求めて探しました」という声や「引っ越し後のカーテンを購入するまでの間、段ボールで部屋の中が見えないよう隠していました」という赤裸々な声も。「それわかります」と共感と笑いが起こる場面もありました。 ハリウッド株式会社は、自社紹介と共に育毛商品やまつ毛美容液など商品の強みや魅力について、herVoiceメンバーにお話いただきました。「企業名だけではわからなかったけれど、商品は過去に何度も購入したことがあります」と、herVoiceメンバーも一気に嬉しそうな表情に。 実際にプロテイン商品を試飲してもらう場面も。「自分でも取り入れやすいプロテインを知ることができました。なぜプロテインが必要なのかも細かくご説明いただけたからです。」とherVoiceメンバーも新たな発見ができたようでした。 福島市観光コンベンション協会は、「今日はherVoiceメンバーの皆さんに何かをお聞きしたいというわけでなく、福島県の魅力についてお伝えしたくて来ました」とherVoiceメンバーに様々な福島県のお勧めスポットを紹介します。 穴場の絶景スポットを、お手持ちのPCでherVoiceメンバーに紹介いただくと「すごく綺麗」と大盛り上がり。参加者アンケートでも「福島県の桃、林檎の魅力が沢山伝わってきました」「福島県に行きたくなりました」とherVoiceメンバーの評判もとても良かったです。 株式会社HERSTORYのブースでは、「あなたが今抱えている悩みは何ですか?」「運動していますか?」というテーマでherVoiceメンバーにヒアリング。 悩みについては、睡眠不足、名もなき家事、子供のこと、肌の乾燥、更年期症状など各グループごとに様々な悩みをお聞かせいただきました。それらの解決方法についての質問をしたところ全グループに共通していたのは、まず最初に誰かに悩みを聞いてもらうということでした。解決できなくても心が軽くなるといった意見が多かったです。 運動については、ジムに通うのが面倒、運動する気にならないという回答や、時間が取れないというメンバーが多く、日常的に運動しているのは全体の1/3ほどということがわかりました。どれもリアルな声に溢れ、貴重なお話を伺うことができました。 あっという間にヒアリングタイムが終わり、herVoiceメンバーも楽しみにしている恒例のお土産紹介へ。 株式会社カインズ/橋本様 株式会社カインズからは、「切りやすい食品ラップ」。幅が広く、大きな食器や食材も包むことができるので使い勝手が良さそうです。ラップはふとした時に無くなってしまうことが多いので、ストックとしても重宝しますよね。 ハリウッド株式会社/古山様 ハリウッド株式会社からは、ブースで試飲もあったプロテイン3種(きなこ・シナモン・酒のフレーバー)のお土産です。自宅でも健康を気遣える、美味しいプロテインがお試しできるのはとても嬉しいです。「Green Green」という国内有機大麦若葉を使った葉緑素食品もおまけにつけてくださり、心も身体も満たされますね。 福島市観光コンベンション協会/横葉様 福島市観光コンベンション協会は、なんと福島市宿泊補助券1万円分のプレゼントです。 herVoiceメンバーでくじ引きをし、当選者を決めました。当選したherVoiceメンバーは驚きと喜びでいっぱいの様子。周囲も「おめでとうございます」と拍手が起こり、お祝いムードにほっこりしました。 ご当選おめでとうございます。福島市の旅行、楽しんでいらしてください。 今回頂いたお土産たち。盛りだくさんで、紙袋の重みが逆に嬉しくなります。 ※福島市観光コンベンション協会からは、「果寿庵」のりんご大福もいただきました。 ※株式会社アガペファームより100%植物由来の乳酸菌飲料「ソイラクト」のサンプリングもありました。 今回はこれにてカフェ会議も終了です。 「初めてで緊張したのに楽しくてあっという間でした」「また必ず来ます」と、和気あいあいのherVoiceメンバーで、今回も賑やかな時間となりました。 みんなで集合写真を撮影。 次回のherVoice カフェ会議は2025年1/30(木)に開催! 年代など関係なく女性の声を聞ける場ですので、興味のある企業様はぜひ気軽にご参加ください。 お待ちしています!
- 代表登壇:株式会社リーディアル主催「ミラレルプロジェクト2024」で『女性顧客の心をつかむ!ペルソナの理解と失客防止の秘訣』講演を行います
代表日野が11月18日(月)、梅田サウスホールで開催される「ミラレルプロジェクト2024」に登壇し、「女性顧客の心をつかむ!ペルソナの理解と失客防止の秘訣」をテーマに講演を行います。 本講演では、理想の顧客像を明確にし、世代や環境に応じた女性の価値観を理解する重要性について解説します。また、来店促進や失客防止につなげる具体的なアプローチもご紹介いたします。 【 ミラレルプロジェクト2024 概要】 テーマ :「人生に寄り添う美容を本気で考える日」 開催日 :2024年11月18日(月) 場所 :梅田サウスホール 対 象:美容師・美容学生 主催: 株式会社リーディアル 詳細は見られるプロジェクト2024公式サイトをご覧ください ミラレルプロジェクト2024 公式サイト
- 【日本流通産業株式会社】5年間で大きな成果を生み出したボランタリーチェーンブランド『くらしモア』のリブランディング。デビュー30周年を見据えたこれからに向けて
日本流通産業株式会社 専務執行役員 兼 管理本部 本部長 田淵 寿氏 「くらしにもっと!」をコンセプトに1995年に誕生したくらしモアブランドのさらなる認知度を高めるために、2018年にリブランディングをスタート。ハー・ストーリィでコンセプト開発の依頼をうけました。実行には、お客様に一番近い加盟社店舗や社内で働く女性スタッフが中心となって「くらしモアリブランディング会議」を立上げて学びながら取り組みました。 リブランディング導入後は、「ママモア連絡協議会」としてプロジェクトを継続。女性視点での商品開発を実現するための基盤づくりをさせていただきました。 プロジェクトから導入して5年が経過。田淵専務に、この5年間の成果と、今後についてお話をお聞きしました。 日本流通産業株式会社 専務執行役員 兼 管理本部 本部長 田淵 寿氏 〈プロフィール〉 1956年12月10日生 1979年3月 株式会社平和堂へ入社 2013年5月 同社取締役 開発本部長 2014年2月 同社取締役 商品本部長 2017年2月 同社取締役 開発本部長 兼 開発部長 2017年5月 同社常務取締役 開発本部長 兼 開発部長 2018年2月 同社常務取締役 開発本部長 2020年9月 日本流通産業株式会社 顧問に就任 2021年2月 日本流通産業株式会社 専務執行役員に就任 > 日本流通産業株式会社 > くらしもあ ■共創プロジェクトの目的 日本流通産業株式会社(略称ニチリウ)グループのボランタリーチェーンブランド『くらしモア』をリブランディングしマーケットに定着させることで、商品力の強化と加盟社及びニチリウの取扱高拡大を実現する。 ・「くらしモア」を加盟社店舗で、よりお客様に支持されるブランドとするために店舗内での存在価値の再確認とペルソナの設定と共通理解の推進 ・女性スタッフの活躍の場を広げ、お客様視点での商品開発や企画が生まれる体制づくり ・加盟社店舗におけるNB(ナショナルブランド)、PB(プライベートブランド)との違いを明確にし、存在価値を明確化しシナジーを創出 ■共創プロジェクトの内容 2018年10月〜2019年4月 【くらしモアリブランディング会議】 『くらしモア』ブランド誕生25周年を前に、消費行動の変化に対応した「よりお客様目線に立った」リブランディングがスタート。ハー・ストーリィは、ニチリウと加盟社代表の女性社員によるプロジェクトチームの立ち上げから会議のファシリテーター、コンセプトワークやロゴ制作の監修などを通じて伴走した。 2019年8月〜継続中 【ママモア連絡協議会】 マーケットへの導入と浸透と定着を目指し「ママモア連絡協議会」を設置し、加盟社代表の女性社員と議論を重ね、モニタリングやアンケートを現在も実施。 ■導入成果 本プロジェクトを通じ、下記の成果を生み出した。 1 ターゲット明確化→「子育て世代の女性」 2 コンセプト決定→「気づけばいつもくらしモア」(子育て世代の女性を応援) 3 キャッチコピー策定→「いつも、ずっと、そばに」 4 「くらしモア」宣言策定→①価格の約束 ➁信頼の約束 ③進歩の約束 5 ロゴのリニューアル→くらしモア宣言とSDGs的要素をデザインに反映。 6 デザインマニュアル作成→ロゴマークの使用やパッケージデザインのルール策定 7 ブランドサイト開設・くらしモアソングのリリース→ハー・ストーリィが制作支援。 8 SNS(Instagram)開設→ハー・ストーリィが運営を担当。 (フォロワー数:11,621人※2024年10月21日時点) 9 2023年 くらしモア公式キャラクター「くらしのモアちゃん」デビュー 10 『くらしモア』商品の取扱高上昇→2021年から2024年でオリジナル商品取扱高117%伸長 11 PBオリジナル商品アイテム数3,000(※2024年6月時点) 今後は「2028年度オリジナル商品取扱高1000億円」という目標に向け、本プロジェクトで得た商品開発力・トレンド分析力・マーケティング力をさらにレベルアップさせるための取り組みを進める。特に、女性スタッフの活躍をより促進させるための、ニチリウと加盟社における管理職のマネジメント力向上が大きなテーマとなっている。 ■INTERVIEW インタビュアー:株式会社HERSTORY 代表取締役 日野 佳恵子< プロフィールはこちら > ボランタリーチェーンにおける「くらしモアブランドの存在価値」とは? 日野:まずは御社の事業内容について、わかりやすくお教えいただけますでしょうか。 田淵:1974年に「小異を存して大同につく」を理念に掲げ、有力チェーンストア7社の結集により日本流通産業株式会社(略称ニチリウ)が発足しました。加盟社が志高く自主独立を守ることを目的とした先駆的な共同仕入機構(ボランタリーチェーンと呼びます)です。スケールメリットを追求する共同仕入に加え、「くらしモア」ブランド商品を主とするオリジナル商品開発に鋭意取り組んでいます。現在では、北海道から沖縄まで16の小売りチェーンと3生協が加盟し、展開する店舗数は合計2,000店超、グループ売上3兆円という、日本有数の小売り集団となっています。 1995年には、ニチリウグループ独自で企画・開発する商品群を『くらしモア』ブランドにてスタート。絶えずお客様の視点に立ち、スピードをもって事に当り、お客様のライフスタイルに合わせた価値ある品を供給すべく、衣食住全分野の商品を開発・調達してきました。 くらしモアのロゴと、商品のパッケージ 日野:その歴史ある『くらしモア』を見直すきっかけとなった背景や理由について、お聞かせください。 田淵:実は、私自身はもともと加盟社である(株)平和堂出身で、ご縁があって2020年にニチリウの顧問として着任しました。ですから、ブランドスタートからリブランディングスタート直後まで、商品を販売する加盟社の社員として見ていたわけです。その視点で言うと、なかなか売り場での存在感が大きくなりきっていないということは感じていました。やはりNB(ナショナルブランド)の認知度が非常に大きく、現場のバイヤーサイドとしては売り場展開を優先してしまうんですね。更に各加盟社でも独自のPB(プライベートブランド)を持っていました。加盟社独自PBやNB商品を優先して展開がされていますので「くらしモア」ブランドの存在価値はどこにあるのか?と考えさせられました。幸いにも「くらしモア」商品を前面に打ち出して売場展開してくださる加盟社もありましたので、加盟社にとって「自分達のブランド」になること、存在価値のあるブランドにしていくことが私の仕事だと考え決意を新たにしました。 2020年の9月よりリブランディングされた商品が店頭に並ぶようになりましたが、その効果や変化を実感するにはまだ至っていませんでした。ママモア連絡協議会では非常に熱心に議論を重ね、その内容がとても充実していることに感心したことを覚えています。ハー・ストーリィさんの指導やリーディングが大きな役割を果たしてくださっていることを身をもって理解することができました。 リブランディング会議から生まれた 「いつも、ずっと、そばに。」は子どもたちの成長を見守るブランドというコンセプトを言語化しています。 お客様に一番近いスタッフが、リブランディングの一番の適任者 日野:弊社が最初に御社と関わらせていただいたのは、御社の経営トップ会にお呼びいただき、「女性が築くマーケットの現状と今後の動向~小売店は何をすべきか」というテーマで講演を行なった時ですね。それをきっかけに、女性の購買行動や心理を理解したマーケティングの必要性を理解し、まさしく『くらしモア』の閉塞感を打開する鍵がそこにあるのではと気づいていただいたことから、弊社にあらためてリブランディングのコンセプトづくりから関わることをご依頼いただきました。 弊社がまず着手したのは、リブランディングを「購買層に属性も接点もいちばん近い」女性スタッフが中心となるためのプロジェクト化。メンバーには、当時のロゴ制作の背景など『くらしモア』ブランドについての理解、「ブランディングとは何か」「なぜリブランディングが必要なのか」などを学んでいただくことから始めました。約1年半の期間を経て、加盟社各店舗の顧客層のペルソナ化、コンセプト設定、キャッチコピーやロゴなどのクリエイティブ制作までをやり遂げ、生まれ変わった『くらしモア』がスタートしたのです。 田淵:私もニチリウに来てからリブランディングプロジェクトの取り組みを知り、リブランディング会議で熱心に議論を重ね、苦労して一つ一つを形にして商品化に繋げているかを理解しました。お客様の暮らしに関わる商品を作るのに、いかに女性の視点や意見を取り入れることが大切であるかを実感しました。しかし、お客様や世の中へ浸透させるには、ニチリウも加盟社も、社内での理解や後押しが課題であることも知りました。それは、リブランドがスタートしてから始まり現在も継続している「ママモア連絡協議会」から発信されるモニタリングやアンケートの分析から生まれるアイデアの素晴らしさからです。 商品開発や販促企画、公式Instagramやくらしモアソング、加盟社店舗でのくらしモアフェアなど、現場目線での効果的な施策がどんどん生まれる“場”があり“人”がいる一方、そういう場や人をどんどん生み出すためのマネジメント体制にまだなっていない。もともと、商品開発にしても売場展開にしても、トップダウン的に現場から遠いところから指示を受けるというやり方で長い間続けてきた風土や慣習は、変わりつつはあるけどまだ抜けきっていないところもあるんですね。ですから、これからは人事制度や教育体制を充実させることも含めて、年齢や性別や職種に関わらず誰もが活躍したいと思えるような組織にしていきたいと思っています。 パッケージデザインアンケートの様子 チャレンジできる組織こそが人を育て、商品を育て、業績を伸ばす 日野:御社は2024年6月には創立50周年となり、『くらしモア』も2025年には30周年を迎えることになりますが、節目や分岐点におけるゴール設定とそこに向けて社員を巻き込むことが大変上手だと思っています。その要因は何なのでしょうか。 田淵:創立50周年のプロジェクトでは、公式キャラクター「くらしのモアちゃん」を生み出したり、「ニチリウの歩み」というYouTube動画を制作。また、例年開催している「くらしモアフェア」にて50周年記念特別企画を実施するなど、社内外から大きな反響をいただくような取組みを実現できました。これは、『くらしモア』リブランディング会議を成功事例として、部門横断型で各部署から選抜されたメンバーにプランニングをすべて任せたことが、成功の大きな要因だと考えています。経営層や管理職はメンバーに仕事を任せ、責任は自身が持つ姿勢が大切です。これからの若手活用や女性活躍の推進にドライブがかかるきっかけになっているのではないでしょうか。 『くらしモア』に関しても、30周年となる2025年にオリジナル商品取扱高1000億円という目標を掲げています。もちろん売上金額だけを追い求めるわけではありませんが、先ほど少し触れました「ママモア連絡協議会」では、より広い消費者へのブランドの浸透と定着を目標に女性メンバーが意思と責任感を持って活動しており、順調に取扱高も伸びています。ニチリウと加盟社の女性メンバーのみで構成されるプロジェクトから生み出されるさまざまな企画や商品で、着実に目標に近づいている実感があります。 くらしモアの公式キャラクター「くらしのモアちゃん」 日野:誰もが思い切ってチャレンジできる環境というのが、とても大事なのですね。 田淵:そうですね。チャレンジすることで変化が起こり、そのチャレンジの成功を周りが見て熱が伝わるのだと思っています。この企画はうまくいってるなとか、この商品は成功だなと実感するのは、やはり現場、売り場なんですね。お客様が手に取っている姿を見るということだけではなく、その売り場がお客様にとって魅力的なものになっているかどうか、売り場のスタッフが売りたいという強い思いを持っているかどうか。不思議なことに、熱量というものは感じることができますから。プロジェクトメンバーが自信を持って開発した商品は、店舗の販売スタッフも売りたいという気持ちが強くなるものです。今では商品の改廃も積極的に実施していますが、ほんの数年前までは、すでにリニューアルされた商品が発売されていながら廃盤商品がまだ店頭で売られていたり、そしてその状態を担当者が改善せず放置しているような売り場もあったことを考えると、リブランディングプロジェクトの功績は目に見える成果や業績だけでなく、人の意識や組織の風土を変えるという目に見えないものもたくさん生み出したと言える のではないでしょうか。 売り場のスタッフが「売りたい」と思える商品づくりを実現するための体制に 日野:衣食住の関連商品を扱うボランタリーチェーンとして、たくさんのお客様に喜んでいただけるような商品を生み出し続けるという使命において、トレンドをキャッチしたり最新の情報を逃さないことが大切だと思えるのですが、それはどう担保されているのでしょうか。 田淵:弊社は自社店舗を持っているわけではないので、商品を売る現場はあくまでも加盟社の店舗となります。ですから、弊社の独りよがりで開発された商品を押し付けてもうまくいきません。加盟社に「これは売れそう」「これは積極的に売りたい」と思ってもらうことが大事です。そのために、商品開発においては女性視点やモニタリング等お客様視点のモノ作りが大切だと考えています。現状は加盟社バイヤーとニチリウバイヤーがプロジェクトチームをつくり、競合店の価格や品ぞろえ、品質の調査を行い商品開発を進めています。しかし、子育て中のお客様に本当に求められている商品はなんだろう、というお客様視点での商品開発ができるメンバーが限られています。ママモア連絡協議会の活用・モニタリングもまだまだ不足していますが、それでも着実に前進していると感じています。 ママモア連絡会議の様子。商品を食べ比べる試食会も定期的に開催しています。 日野:私たちが毎月まとめている、さまざまなカテゴリーに分類した女性マーケットのトレンドデータも、お役に立てるかもしれませんね。 田淵:確かに、それぞれのメンバーが経験値や肌感覚で持っているターゲット像に加えて、客観的事実に基づいたデータを付加することで、ぐんと精度が上がるかもしれませんね。やはり『くらしモア』を先導するニチリウは、加盟社にリードされるのではなく、「ニチリウが商品開発においても引っ張ってくれるから安心できる」と思っていただける存在にならないといけないと思っています。 以前、「ママモア連絡協議会」の中で、ニチリウグループの各店舗において食料品などと比較して訴求力が弱く、お客様が他社で購入されることの多い「靴下」をいかに強化するか、というテーマをハー・ストーリィさんに主導していただき成功させたことがありました。そこで得たノウハウなども、当時のメンバーで留めるのではなく、商品開発を担当するバイヤーが共有すれば売り場のスタッフがより共感できる商品を生み出すことができるかもしれません。 ブランド力強化の要は人材育成 日野:では最後に、田淵専務がこれから『くらしモア』ブランドについてどうしたい、あるいはこうあるべきだという方向性についてどう考えていらっしゃいますか。 田淵:具体的な目標としては、2028年度にオリジナル商品の取扱高1000億円達成を掲げています。リブランディングをスタートしたことで順調に業績を上げてきましたが、更に加速するためには、更なるブランド力の向上を考えなければ難しいと考えています。その最重要課題が「人材の育成」だと考えています。商品開発力のあるバイヤー、メンバーの能力を最大限に発揮させることのできるマネージャー、SNSなどのメディアでファンを増やすことに長けたマーケティングスタッフ等を育成するためのセミナーや研修会への参加を促し、社内勉強会を充実させ、『学んで実行する組織風土』をつくり上げ、『くらしモア』ひいてはニチリウグループのブランド力を高めていきたいと考えています。
- 【開催レポート】親子で楽しむ「魚の魅力と食の大切さ」体験イベント/安岐水産株式会社×キッズマーケ部
2024年11月3日(日)、香川県さぬき市にて、食育イベントを安岐水産株式会社と共催で開催しました。 本イベントは、国内で進行する魚食離れに対する危機感から企画され、親子での地引網体験や魚の調理を通して、魚食文化の大切さと食への感謝を学ぶことを目的として行われました。
- 親子700名以上が参加!『キッズいきるチカラフェス2024 』開催レポート
2024年9月23日(月・祝)、原宿にある「with harajuku hall」にて、子どもたちの「生きる力」を育むためのイベント「キッズいきるチカラフェス2024」が開催されました。本イベントは、親子で楽しみながら学ぶことができる体験型のプログラムが盛りだくさんで、子どもたちと保護者合わせて700名以上の皆さまにご参加いただきました。 全プログラムの紹介、詳細な開催レポートはinherstory会報誌HERSTORY REVIEW11月号に掲載いたします。どうぞお楽しみに! >法人クラブinherstoryはこちら
- 女性の暮らしと生活意識データ集2025年版(三冬社)に『越境消費に関する調査データ』が掲載されました。
2024年4月に実施した女性インサイト調査データが、株式会社三冬社の書籍「女性の暮らしと生活意識データ集 2025年版」に掲載されましたことをお知らせいたします。 本調査では、女性が多様な購入チャネルを使い分け、国境を越えてニーズに合った商品を購入している実態を明らかにしました。詳細は、弊社のプレスリリースをご覧ください。















