検索結果
空の検索で322件の結果が見つかりました。
- 女性クラスター別に変わるトレンド分析(後編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.55 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第55回目は、クラスターごとの特性を理解することの重要性について詳しく解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 セブンイレブンが若い女性の心を掴むことに成功したポイント セブンイレブンとジェラートピケの組み合わせは驚きましたが、若い世代の女性を取り込む目的の企画であるのなら、着眼は成功したのではないでしょうか。 ここでのポイントは、「若い女性」「独身」「人気のブランド」「今年限定」という要素です。 ケーキひとつとっても、独身女性と子どものいる家庭では、選ぶデザイン、色、形、お酒などの素材に違いがあります。女性はクラスターによって選択基準が異なります。それは別のクラスターにとってはまったく興味のないことが多いのです。 女性ターゲットの多様性を実感したクライアント先の試食会 以前、クライアント先に訪問した時にたまたま、「女性社員を集めた商品開発のための試食会があるので参加しませんか」と声をかけられ、参加しました。 「簡単においしい揚げ物ができる調理粉」について容量とパッケージに対して意見を聞きたい、と女性社員20人ほどを集めて意見を聞いている場面だったのですが、開発担当者が商品の特性を説明し、「どの容量で販売したらいいか、目の前の3つから選んでください」「どのパッケージがお好きか、目の前の3つから選んでください」と聞きはじめました。 結果、容量もパッケージも選択はバラバラに割れました。 担当者が「女性の皆様に聞いても意味がなかったですかね」とつぶやいたので、私はびっくりしました。なぜなら、集まった20人は「女性」ではあるが、独身の20代もいれば、結婚している30代もいれば、子育てが終わった50代もいたからです。 女性のニーズは多様だからこそ重要なクラスターの選定 ある女性は「中学生の息子が2人いるから食事は奪い合い。食べ盛りには量が一番の決め手よ」と言ってましたし、20代の独身女性は「独り暮らしだから自宅で油を使いません。汚れるし。少量タイプに手をあげましたが、私自身は買わないと思います。もし買う場合は、最近は国産小麦にするようにしています」と言っていたのです。 つまり、単に「女性に聞いた」のでは意味がないどころか、大きな間違いを引き起こすのです。 下の図は、「家事」をクラスター内の特徴的なペルソナ別に捉えたケースです。 「時短消費」で考えるクラスター別の商品へのニーズ 「忙しい女性は家事に時短を望む」と、ひと言でくくりがちですが、ペルソナによって時短家事の捉え方がまったく異なります。 シングル女性にとっての時短消費の重きは「掃除(スティック掃除機)」。そして、コト消費は「買物(コンビニ・ネット)」で、求めることは新商品です。 働くママにとっての時短消費の重きは「洗濯」「買物(ネットスーパー)」「掃除(ロボット掃除機)」、「料理」は真ん中に位置します。 料理はできあいの惣菜などを活用しつつ時短にしますが、家族の健康や栄養を考えると母親の責任から後ろめたさがあります。そのため、ど真ん中に「料理」が位置するのです。 運動会や誕生日会などは日頃のできない後ろめたさを補うために、しっかりとつくりたいと考えて「コト消費」側にも位置します。 専業主婦は、時短消費は「掃除」で、ど真ん中には「買物(スーパー)」が位置します。家計を考えて安さが大事だからです。コト消費に「料理」があり、いかにお金をかけずに味も見た目も上手につくるかが腕の見せどころなのです。 こんな風に「時短消費」とひと言で言っても、買物、料理、掃除、洗濯などさまざまな内容があります。 クラスターによってその捉え方は大きく異なるため、商品づくりには、どの機能に重点を置き、どの機能を訴えて宣伝をするかは、どんなクラスターの課題を解決するためのモノかによって大きく異なることを知っておきましょう。 次回は、クラスターの共感する情報発信について解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 女性クラスター別に変わるトレンド分析(前編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.54 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第54回目は、女性のクラスターごとに異なる響くポイントとトレンド感について解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 女性のクラスターごとに異なるトレンド感 女性はクラスターによって響くポイントがまったく違います。 どのクラスターを幸せにしたいのかを、しっかりと考える必要があります。合わせてそのクラスターにとっての、「今年らしい」「話題の」といったトレンド感を入れることも重要です。 男性の場合、最新モデルを好む傾向がありますが、女性の場合は、かならずしも最新モデルではなくても、「この時期だからコレ」とか「こんな気分には話題の」「コレ買いたかった。春だから桜色にしました」など、ある期間の悩みや不安を解消するモノに対して旬やトレンドなどのタイミングが加わるとほしくなるという傾向があります。 インスタ映えなどはまさにそうで、「フルーツパフェ」「かき氷」などのスイーツや、色鮮やかな景色の場所やファッションなどのことを「映え」といって写真に撮ってシェアをする行動がありますが、もともとの商品は、昔からあるモノや定番のモノだったりすることは多々あります。 また、社会環境の変化や状況によっても欲するニーズが変わるのです。 「コロナ禍で放置していた髪がパサパサになった」(社会環境と置かれていた状況)→「髪をサラサラにケアにできるドライヤーがほしい」(悩みや不満の解決商品)→「同時に肌がリフトアップできるドライヤーが今話題だからほしいな」(トレンド)といった感じです。 クラスター内の調和を保つための選択 女性は、同じクラスター集団からはみ出さないために消費するというモノも存在します。 「群」から出ないための消費というイメージです。 たとえば、春の入学式シーズンに、小学生ママたちの間では「式典で浮かない服」という言葉が出ることがあります。「浮かない服」とは、その場にふさわしい服という意味です。 そしてそんな中にも「今年らしい色」や「今年らしい形」というのがあるのです。女性にとってのトレンドとは、「クラスター内で評価・目的に応える・今どき感」をつかむことを言います。 たとえば、冠婚葬祭の服ひとつをとっても、男性であればスーツ、ネクタイ、シャツなどの基本的な準備で終わります。しかし、女性の場合は、ヘアスタイル、ヘアアクセサリー、メイクの色、リップの濃さ、ネイルの色や光、ストッキングの色、バッグの形と大きさ、指輪のデザイン、靴の色や形など、トータルに組み合わせ力が必要となるのです。 女性は、その場にふさわしいコーディネートが求められるのです。ご祝儀袋ひとつを選ぶのにも、相手のイメージから、現代的デザインか、豪華な花がついているのか、主役の女性が好きな色を選ぶかなど、相手を考えて祝儀袋を選ぶことも意識します。 それが自分の評価にもなるからです。 クリスマスケーキの事例から見るクラスターごとのトレンドの違い 2020年のクリスマス時に、弊社の独身30代の女性スタッフが、「今年のインスタでちょっと気づいたのですが、やたらに真っ白でおしゃれなケーキをあげる人が増えています。その写真をあげている人は、みんな独身女子と思われます。赤いイチゴやフルーツ、動物がのっていたりする色鮮やかなケーキの写真は、みんなママです」と言っていました。 その真っ白のケーキを調べたところ、なんとコンビニのセブンイレブンが、若い女性に人気のルームウェアブランドのジェラート ピケとコラボレーションしたクリスマスケーキでした。 次回も引き続き、クリスマスケーキの事例を挙げながら、クラスターごとに変わるトレンド感について解説します。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 母親クラスターへのマーケティングは大変さを認めること
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.53 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第53回目は、母親クラスターへのマーケティングで重要な理解と共感について詳しく解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 母親クラスターのストレスを認識し認めることが第一歩 母親クラスターのマーケティングで大切なのは、彼女たちのストレスをきちんと認める姿勢です。 「大変だね」「大丈夫?」と声をかけられるだけでも気持ちが楽になることがあります。 妻「ちょっと朝からお腹が痛くて」夫「病院行けば」と言ってしまうだけで、妻が不機嫌になることがあります。夫からすればもっとも最適なアドバイスをしているつもりですが、妻からすれば「まずは、『大丈夫?』とか、相手に気遣いの声ぐらいはかけられないの? 冷たい人」となってしまうことがあります。 常にストレスを持つ母親クラスター 母親クラスターは、常にストレスを持つ日々があります。 自分のことだけではなく、さまざまなことに対処しなければなりません。 そのストレスを緩和させるための選択と行動をします。そのストレスを認めてくれていないと感じる夫の言葉にはイラついてしまうのです。 企業のCMやツイッターの発信などにも敏感で、不快感を持つと不買運動さながらの行動も出やすいです。同じ母親たちに、不快情報を知らせることで、気持ちに抱えた不快感を早く吐き出したいと思うし、自分が感じた不快感を同じ状況の友達には感じさせたくない、と思ってしまうからです。 おせっかいと助け合いをすぐさま行動に移します。 共感を狙う必要がある母親クラスターへのマーケティング CMでは、母親クラスターが見て共通項を感じる女優を起用することのほうが共感を持ちます。自分たちとほど遠い、または環境がまったく違う女優を起用して、母親向けをアピールをしようとしても興味を持たれません。 「子どもがいないからできるのよね」「わかってないわ」となるし、そもそも別世界に関心を持つほど暇ではないからです。あからさまにシャッターを下ろします。 最も大切な母親クラスターへの理解 母親クラスターにとってもっとも大切なことは、その苦労や大変さをわかってほしいことです。 理解者がほしい、認めてほしいのです。その気持ちに響くメッセージや言葉の投げ方が商品を売ることよりも先です。母親クラスターは、女性消費者の中の最大最強パワーであるにもかかわらず、マーケティングの世界からは遠い存在になりがちです。 母親クラスターに向けた商品やサービスの開発には、同じ状態にあるモニターや女性社員を介在させることが鉄板中の鉄板です。 母親クラスターの視点は、消費者の中でもっとも厳しい目を持ちます。商品がよくても手触りが違う、手触りがよくても重さが違う、重さがよくても色が違う、色がよくてもCMが違う、などです。母親クラスターのマーケティングは、プロセスの最初から最後までに一貫して母親視点を入れることです。 母親たちを介在させないでつくる商品やサービスは、たったひとつの障壁によって売れないなどのつまずきが起こります。 母親クラスターの「快」は、わかってくれていると思えること。 母親クラスターの「不」は、わかってくれていないと思えること。 次回は、クラスターによって変わるトレンドへの理解について解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 格別の消費パワー行動を持つ母親クラスター(後編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.52 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第52回目は、母親クラスターの状況と心の支えについて解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 母親クラスターの知恵が詰まったママバックの役割 母親クラスターの買物は実に多岐にわたります。たとえば、ベビーカーを押しているママを見てみましょう。 子どもを乗せているだけではなく、いくつもの大きなバッグをそこにかけていて、シートの下のカゴにも荷物を積んでいます。通称ママバッグと言われる大きなバッグには、ミルク、お湯、ジュース、お菓子、タオル、気を散らすおもちゃ、ティッシュ、おむつ、着替え、よだれかけ、上着、おしり拭き、薬などです。そして自分用の飲み物、今夜の晩御飯の買物など、すさまじい持ち物の点数です。 パパも子どもを抱っこし、ベビーカーを押している姿はよく見ますが、ぶら下がっているバッグの中身を準備しているのはママでしょう。ママ専門の雑誌やメディアは、ママたちの知恵の共有で溢れています。 常に子供の状況管理をしているママクラスター 1週間のスケジュール表が記事で掲載され、1日をどんな風に上手にやりくりしているかという事例のオンパレードです。 たとえば乳幼児を持つ働いているママの日常です。 幼稚園の送迎はパパママが連携していても、園との連絡、準備や用意物、先生への謝恩、園行事、ママ友たちとの情報交換や関係維持、日々の病気や病院通い、予防注射など、ありとあらゆる子どもの状態管理を意識しています。 仕事で第一線にいる立場の場合、大事なことを忘れたり慌てたりで、自分の至らなさに悩み苦しみつつで過ごしていきます。パパが「手伝うよ」と協力的であっても、「手伝う」という言葉にイラついてしまうことがあるのは、子育ては共同作業であるべきと思っているからです。 主夫を好む男性も増えてきましたが、日々の生活の細々とした目に見えにくい家事作業に気づいてしまうのが女性です。 『やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた。』(梅田悟司著 サンマーク出版)、『夫が知らない家事リスト』(野々村友紀子著 双葉社)など、家事育児に関するこんなタイトルの本も増えてきました。 母親クラスターは、圧倒的な情報量を同じママネットワークで集めます。膨大なアイテムを購入、管理しているのです。日々をタイムマネジメントし、自分、子ども、家族、周囲との関わりを取りまわしています。 母親クラスターが理解されることで得られる心の支え ある時、弊社のママ社員が「夜泣きで子どもが夜中に泣いても、夫はまったく起きません。どうやって泣き止ませることができるのかわからない時は、ツイッターで同じ月齢児を持つママをハッシュタグで探して情報を得ていました。何度SNSで救われたかわかりません」と言ってしました。 母親クラスターにとって理解されることは大きな支えになります。 母親クラスターの「快」は、悩みが共有される環境。 母親クラスターの「不」は、悩みが共有されない環境。 次回は、母親クラスターへのマーケティングについて解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 格別の消費パワー行動を持つ母親クラスター(前編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.51 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第51回目は、子育てにおいて常に新しい知識が求められる母親クラスターについて詳しくお話しします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 女性の中でも格別の消費パワー行動を持つ母親クラスター 女性の中でも、特に「母親脳」は別格の消費パワー行動を持ちます。 生命を生んだことで開花する動物的な本能が独自の行動を取らせるからです。これは人間でない多くの哺乳動物も同じだろうと考えています。誰にも説明がつかない、圧倒的な存在となるのです。 6つのライフコースで言うところの、② Single Mother(就業・子どもあり)④ DEWKS(共働き・子どもあり)⑤ Sahm'ers(専業主婦・子どもあり)のコースです。 「母親クラスター」にいる女性は、シニア層を外すと成人女性人口の最大ボリュームのグループとなるため、女性視点マーケティングを語るうえで彼女たちの視点は、絶対に無視はできません。しかし、母親クラスターは、なっている人でなければわからない世界があります。母親になったことがない人が勉強して近づこうとしても限界があります。 母親経験者同士だからこそ理解し合える独自の世界 母親経験者は、肉体の変化や痛み、心の揺れ、子育ての日々などを経験することで、母親同士でなければ理解しあえない世界があるのです。母親クラスターは、子どもひとりが高校を卒業したと考えると、約18年間です。子どもが2人、3人となると25年ぐらいは継続される日常があります。 そのため、環境から大きなストレスを受けて生きていくことになります。 母親クラスターの最大の関心事は、子どもを守り、危険から回避させることです。男性も父親になると思うかもしれませんが、妊娠期間から出産、授乳に至るまで肉体的、精神的な変化は女性側にのみ起こります。そのため、残念ながら「母」という領域は、誰も踏み込めない別格の世界があるのです。 母親ライフコースに必要な情報と知識を得るための横連携 母親ライフコースを歩む女性は、ものすごいスピードで、大切な子どもを危険から守るための情報、知識を必要とします。常にアップロードを続けていき、2人目、3人目になると、少しだけゆとりが出るというのは、母親側に学習経験ができているからです。 それでも同じ子どもはひとりとしていません。 性格、性別、能力、個性、体力など、その子どもによってすべてが異なるのです。神経をとがらせて、ママ同士や先輩ママたちの情報を必要とし、ケーススタディだけが頼りとなります。母親クラスターの横連携は、こうして強い絆となっていくのです。 また、実母とのつながりも一気に強くなります。母親経験者同士の母娘は、孫を通じて強固な母親No.1チームとなります。 次回は、引き続き後編で母親クラスターについて解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 母親クラスターを意識し地域の声を反映したイオンスタイル豊田の成功事例
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.50 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第50回目は、母親クラスターを意識した女性視点マーケティングについて解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 子供の年齢で分けると分かりやすい母親クラスター 今は、保育園の運動会に行けば、20代のパパと40代のパパが一緒に走るといった風景も珍しくはありません。母親の高齢出産も増えているため、親の年齢でクラスター分けをすると、特に子育て中の母親の場合は、まったく想定と違う状況にあることも多いです。 乳幼児ママ、未就学児ママ、就学児ママ、中高校生ママといったように、子どもの年齢別のクラスターにすることでわかりやすくなります。こうしてグループインタビューで集めると、10歳ぐらいの幅で集まってきます。 子どもが2人、3人という場合は、一番上の子に合わせるとよいでしょう。クラスター調査をする時に、母親の年齢幅が最小になるからです。 イオンスタイル豊田の地域の声を反映した「ママと子どもにやさしい店づくり」 イオンスタイル豊田という愛知県豊田市の総合スーパーでは、2017年のリニューアルオープンに際して、「地域に住んでいるお客様の生活を店づくりに生かす」ために、地域在住の女性たちに集まってもらい、できるだけ意見を聞いて実現させてきました。当時の井上良和店長がこだわったのが、「ママと子どもにやさしい店」でした。 未就学児ママのグループからは、フードコートの設備に関して「ベビーカーでいくとテーブルに横向きに置くため自分の手が空かない。親がゆっくりと食事ができない」という意見が出ました。 また、赤ちゃんはママと相対すると落ち着くというママ目線での意見もあり、そこでカウンターテーブルに穴を開け、赤ちゃんを入れて、向い合わせに座って食べるという「にこにこカウンター」が生まれたのです。 さらに、「子どもが2人いると、カートに座らせることができない」という意見もあり、そこからひとりが座ってひとりが立つという2人乗りのカートも誕生しました。また、トヨタ自動車のお膝元ということもあり、店内にはカーディーラーがテナントで入り、トヨタ車の買物カートが登場、子どもたちに大人気となりました。 地域の人たちの支持とSNS拡散で大ヒット どちらもインスタやSNSですぐに広まったのです。 何より地域のママたちの意見が反映されているため、参加したママたちも宣伝してくれたのです。ママが買物をして、パパが待っている間に子どもと向き合って食事をしている風景もよく見かけます。 このカウンターテーブルはその後、次々と他の店にも導入されていきました。 次回は、母親クラスターの消費パワー行動について解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 顧客を理解するための女性の多様なライフコースと心理
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.49 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第49回目は、女性の6つのライフコースについて解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 ライフコースから見る女性の多様な顔と心理 ライフコースは、大きく分けて6つあります。 Single(就業・子どもなし) Single Mother(就業・子どもあり) DINKS(共働き・子どもなし)(double incomeno kids の略) DEWKS(共働き・子どもあり)(double employedwith kids の略) Sahm'ers(専業主婦・子どもあり)(stay-athomemoms の略) SINKS(専業主婦・子どもなし)(single incomeno kids の略) 妻が結婚する前と後、子どもを出産する前と後では、別人のように変わったという夫の言葉を聞くことがありますが、それこそが女性でもあります。女の顔が強い時、母の顔が強い時、妻の顔が強い時、娘の顔が強い時など、平和な暮らしを保つために、女性は自らの責任と役割を変えて人生行路を歩んでいくからです。 同じ25歳の独身の女性であっても、ひとりは合コンで恋人探しに夢中な女の顔、もうひとりは、結婚して先月子どもが生まれたばかりで母の顔が一日のほとんど、といったように、です。 女性の多面性とその洞察力 女性が女性同士を指して「あざとかわいい」などと表現することがあります。 これは、同じ女性が相手の顔を見て、「彼女は今、男性ウケを狙っている。かわいらしさを無理やりつくっている」といったような意味になります。女性たちは、こうした同じ女性同士の中でも、「今、彼女はどの顔を見せているか」をつかむことができるからです。 雰囲気、服装、態度、声、ポーズなどで相手の様子を見抜くほど、女性はその時々の「顔」が存在するのです。 開発のヒントとなる女性顧客のライフステージ 女性は、今、どのライフコースの、どのクラスターの、どのステージにいるのかによって、その期間特有の悩みや不安、不満などのストレスを持ちます。この「不」を解決するための商品やサービスは開発のヒントになります。 あらためて、御社の女性顧客はどんな人かを把握してみてください。 「30代の女性が多い」のではなく、「どのライフコース」の「どのクラスター」の「どのステージ」の「どんなペルソナ」なのかを把握してみましょう。 横軸をライフコースとした場合、縦軸は年齢となるのですが、女性の場合、年齢だけではくくれないと伝えたように、縦はまっすぐではなく斜めになります。 女性特有のライフコースと共感の重要性 たとえば、子どもがほしいと妊活をする「期間」があります。 そして難しいとわかった場合と、授かった場合、さらには2人目、3人目となる場合で、子育て期間がなくなったり、短かったり、長くなったりとなるためです。 女性は、妊娠・出産のように、自分の肉体そのものを使う人生があるため、男性のように簡単に年代や年齢では言い表わせない、自分でも思うようにはコントロールできにくいあいまいな「期間」を持っています。 だからこそ女性たちは、「同じ境遇」の女性に共感するのです。 「共感」とは読んで字のごとし、「共」に「感じる」ことです。 社内の社員に「お客様の気持ちに立って考えろ」と言っても、顧客の状態と自分が異なっている場合、なかなか理解することは難しいでしょう。 「お客様の立場に立って考える」とは、女性顧客の場合、状態を理解し、その立場に寄り添い、コミュニケーションを積極的にとって、できるだけ「私のことをわかってくれている」と共感されることが重要です。 そのためにもまずは、女性たちのクラスター分類を理解してほしいと思います。 女性の「快」は、自分の状態を理解してもらうこと。知ってもらうこと。 女性の「不」は、自分の状態を理解されないこと。大切にしてくれないこと。 次回は、母親クラスターのトレンドについて解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 間違えてはいけない女性視点マーケティングの分類方法
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.48 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第48回目は、女性マーケティングで必要な分類方法について詳しく解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 女性を年齢で分けるマーケティング手法の限界 女性を集団群(クラスター)で語りたい時、マーケティング用語にF1層(20歳~34歳の女性)、F2層(35歳~49歳の女性)といった年齢で分ける用語が存在しますが、女性視点マーケティングではNGです。 これらの言葉が広告業界で頻繁に使われるようになったのは、2005年前後。その後、15年間で女性たちの多様化は急速に変化したためで、今となっては、ひとくくりにするのは厳しいからです。 多様化したライフスタイルに合わせた分類方法 年齢で女性を分けると、特に産期から子育て期にあたる20代~40代までの女性たちは、個々に異なる状態の暮らしをしているため、ひとくくりにすると大きな捉え方の違いを起こします。 女性は、趣味やライフスタイル、デザインなどの好みといった志向性の分類もありますが、もっとも大きく分かれる分類は、仕事の有無と雇用形態、未婚か既婚か、子どものあるなし、という3つの状態から見ることです。これは女性には圧倒的な影響をもたらします。 女性のライフステージを理解することの重要性 従来マーケティングでは浅く捉えがちだったF1、F2といった大雑把なくくり方は、女性視点マーケティングではNGとして関わるプロジェクトメンバーには、強く理解を求めてほしいと思います。 女性は産期があり、「いつのタイミングで、どこで、誰と、どうするのか」という判断を迫られる期間を持っています。このタイミングは、働き盛りで仕事が面白い時とぶつかるため、ストレスを持ちます。 女性にとっての結婚、出産、育児は、男性に比べて「期間」を意識せざるを得ない重要かつ人生最大の関心テーマとなるのです。従来マーケティングでは、こうした女性心理に対して深刻な研究をしていません。 私の斜めな見方かもしれませんが、女性を「年齢」だけでくくる癖を持っているのは、男性視点からの無意識かつ若い女性に意識がいきがちな「若いか、若くないか」という分類方法で区分けしているように感じます。 女性視点マーケティングで押さえておきたい用語 ここで、女性視点マーケティングについて、このあと説明していくための「用語」も解説をしておきます。 ライフコース(人生行路) :女性の歩む人生コースを「ライフコース(人生行路)」という。ライフイベントの選択の結果、職業・家族構成によって大きく人生行路が異なる ライフステージ(位置) :ライフコース上の一時期(東洋医学の7の倍数の年齢など)の節目と身体の変化によって起こる心身の変化や価値観など段階的に変化する人生の立ち位置 クラスター(集団) :ライフコース(職業・家族構成)とライフステージ(年齢・世代・心身の節目)などの交点における特徴的な集合体 ペルソナ(特徴的な人物の擬人化) :クラスターに属している女性の特徴的な人物像の顔や服装、持ち物や暮らしぶりなどを擬人化と共に描く(イラストやイメージ写真などで作成) ライフイベント :人生の転機にあたる出来事。就業・結婚・出産・転職・離婚など、人生の選択肢のこと ライフスタイル :クラスター層の属性や価値観、生き方、生活習慣、人生観、宗教観など。人生を送るうえでの考え方や判断軸。またその行動指向を言う 6つのライフコース分類と21人のペルソナ 弊社では毎年、国勢調査データをもとに女性を分類したレポート「HERFACE」を発表しています。2016年版では、書籍『ライフコース・マーケティング』(日本経済新聞出版)の監修者、学習院大学経済学部経営学科青木幸弘教授にご協力をいただき、6つのライフコース分類と「21人のペルソナ」を製作しました。 2021年版は、新たにに独自調査を加え、15歳以上の女性たちを分類し、実際に同じステージにいる女性たちにヒアリングと修正を繰り返して仕上げました。 私の知る限り「日本の15歳以上の女性」を分類し、ペルソナを作成しているのは弊社だけだと思います(他に存在すればぜひ教えてください)。 次回は、6つのライフコースの分け方について解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 体内カレンダーを使い、五感で移ろいを楽しむ女性たち(後編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.47 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第47回目は、女性の五感を意識することの重要性について解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 心地よい音に集う女性の「聴覚」 赤ちゃんの泣き声で、お腹が空いたのか、おむつが汚れたのかなどを聞き分け、夜中の小さな声でも母親は敏感になります。女性は、鳥の声、水の音、木々の音、風の音、笑い声、料理の音、店内の音楽、上司の声、夫の声、それらが「幸せ」の音かどうかを聞き分けているのです。 逆に、怒鳴る、威嚇する、危険音などを察知するとその場からできるだけ遠ざかろうとし、心地いい音の場所に集います。 見た目情報を重視する女性の「視覚」 視覚情報が一番、脳に入ります。女性は、目で見た情報と行動が直結するのです。 美しいか、全体にバランスは取れているか、違和感がないか、視界に不快はないか、素敵にコーディネートされているか、わくわくするか、新鮮か、食べ頃か、パッケージが素敵か、おいしそうかなど、見た目の情報はできるだけトータルに編集されて、「なんかいい感じ」と、「感じる」編集力やセンスを求めます。 どんなによい商品でも買った自分が「幸せ」な気分になれることが、見た目から伝わるようにする必要があります。 子どもの未来を脅かさないようにする「味覚」 おいしいかどうかは男女誰しも大切なことです。女性は、自然由来を大切にします。自分の食べる物は、子どもにつながっているからです。 それを本能的に察知するため、有害物の摂取は、男性以上に敏感です。アレルギーを持つ子どもへの授乳のためには、母親も一緒に食事制限をします。自分の口から入ったものが子どもたちの未来を脅かすことがないように、バランスを重視し、食べてくれるように工夫し、おいしい食事になるようにバランスと調理に配慮します。 丼よりは幕ノ内、単品よりはプレートやコースなどを好むのは、「いろいろ食べる」ことを重視するからです。味、彩り、栄養バランス、体にいいもの、楽しい雰囲気、そのすべてから「おいしい」になるからです。 快不快を判断する「触覚」 「赤ちゃん」の肌触りを基準に、「気持ちいい」「ザラザラしている」などの快不快を判断します。舌触り、手触り、指触りは敏感です。肌、髪、体をなでるような感触や、抱きしめて頬に顔を寄せた時のような柔らかさ、ふわふわ、ほかほか、ぷにょぷにょ、ふんわりなど、「まるで赤ちゃんの肌のように」という宣伝文句は、女性にとても響く言葉です。毛布、化粧品、下着を含め、体を直接温める衣料品や食品には特に大切な感触です。 五感から様々な情報を得て楽しむ女性たち こうして女性たちは、五感からさまざまな情報を得て、身近な楽しみに変換させていきます。トレンドが好きな理由でもあります。 大切なのは、カレンダーと五感を意識して、新しい情報を提供し続けることです。女性たちは、「次は? 次は?」と楽しみにしてくれ、繰り返し来て購入します。 女性の「快」は、五感から感じる心地よい感覚 女性の「不」は、五感に違和感のある感覚 次回は、女性視点マーケティングで間違えてはいけない集団群について解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 体内カレンダーを使い、五感で移ろいを楽しむ女性たち(前編)
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.46 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第46回目は、女性の五感を意識した新しい情報を提供し続けることの重要性について解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 周期性を持っている女性の心の揺れ 女性の脳は、周期性を持っています。これは排卵など生理との関係が深いです。 男性の脳は、胎児期に周期性が不活性化しますが、女性の脳は、周期性や左右の脳の行き来から、「不安」や「心の揺れ」があるため、何より大切なのは「悩みの共有」です。 女性同士が、カフェで話す、ロールモデルがいる、相談相手がいる、コミュニティサイトで悩みを共有する、傍らで見てくれている人がいる、など、「悩みの共有」をキーワードにするのは、女性脳の本能が求める中枢の「欲求」だからです。 女性は、体が暦でもあり、それが「月経」です。 男女は、共に10歳前後で、初潮や精通を迎えます。女性の生理は、そこからほぼ毎月、およそ50歳前後まで、月単位でカウントがあります。つまり、女性は月単位でカウントする暦のサイクルを体内に持っているのです。 このカレンダーと共に人生の活動的時代の大半を過ごします。生理の前後から期間中を入れると、月に10日くらい「気分が揺れやすい」時があり、心身のバランスを取ろうとします。自らの気持ちを上げる楽しみを探したり、創り出したりするのです。 五感を使ってセルフマネジメントを行う女性の楽しみ方 体が暦なら脳も暦を活かしてストレスを癒そうとします。 例えば、「もうすぐハロウィンだから、おばけグッズ買おうかな」「クリスマスだから、玄関にリースをつけよう」「そろそろ誕生日ケーキを予約しよう」など、身近な暮らしに楽しさを加えようとセルフマネジメントを行なうのです。 定期的にやってくる憂鬱な体の変化、それには関係なく毎日が過ぎていきます。 自分のこと、仕事、家事育児、親、知人、地域などさまざまなことが気になるし、気を張ります。だからテーブルを飾る、花を生ける、ネイルを華やかにしてみるなど、日常に小さなイベントを創り出して気分転換を楽しむのです。 そのために女性たちは、五感が発達しています。音、香り、手触り、色など、五感から入る情報は、彼女たちにストレス解消、自己防衛、心地よさ、幸せ感などを与えてくれます。 心身の状態に合わせて香りを選択する「嗅覚」 赤ちゃんの匂い、経血の匂いなど、匂いを分別し、果物が熟れた匂い、パンを焼く匂いなど、妊娠中に食の匂いで吐き気を催すなども含めて、香りは重要です。 ハーブティー、入浴剤、芳香剤など、自分の心身の状態に合わせて香りを選択します。 「いい香り」は、女性には重要な惹きつける要素で、ありとあらゆる場所で、女性にとっての「幸せ」を想像させる香りを届けるのが良いでしょう。それは時に無臭という選択肢もあります。 次回は、引き続き後編で女性の五感を意識することの重要性について解説いたします。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 長い買物をする女性の行動と本能
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.45 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第45回目は、女性の購買行動について解説いたします。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 木の実を拾うようにあちこち見て回る女性の購買行動 女性の買物は、まるで木の実を拾うような行動です。 よく「女性の買物は長い」と言われています。「妻と買物に行くと、『さっき行った店にもう一度戻っていい?』と言われることがあるが、正直、あの行動がよくわからない」と、妻の行動を不可解だと言う男性がよくいます。 なぜ、女性たちの買物は、木の実を拾うように、あちこち見て歩くのでしょうか。 これも本能的な行動様式に起因します。 行動範囲が狭くなる女性のストレスフリーの暮らし方 女性は、妊娠、出産、子育てをする期間、行動範囲が狭くなります。そんな期間でも、身近な場所で、情報を拾って、楽しめるようにできているからです。行動範囲が狭くても、ストレスにならない暮らし方を身につけているのです。至近距離で楽しみを見つけることが得意にできているのです。 「そのカバン、かわいい」「イヤリング、素敵ね」「ネイル、秋らしいわね」 朝、職場に女性たちが集まると、即座にこんなあいさつでコミュニケーションを交わしています。身近な視界の、他人の姿をパッと見て、持ち物や髪型や服装や表情などを読み取るのです。目の前に、新しい情報やきれいな色が目に入ると気になる特徴があります。 私はスーパーマーケットのマーケティングをアドバイスする時、「目的買いとしての売場」とは別に、「新しい出会いを提供する立ち寄り場」を考えます。 「予定にはなかったけど、思わず買っちゃった!」を起こす足止めスポット。時には、「これ、お母さんに買っていこう」となるし、「あっ、ママ友会で配るのにちょうどいい」と考えて予定外のものを拾っていくのです。 店舗は、女性にとって移ろいゆく美しい野原なのです。 商品は葉や花や木の実で、今一番、おいしいのはコレ! と自信を持って旬やトレンドを押してほしいと思います。 男女の購買行動を整理して言葉にすると、男性はBUY、女性はSHOPPINGの特徴といえるでしょう。 目的のために買物をする男性の購買行動(目的購入) 男性の購買行動は、目的のモノをベストチョイスする探索力と、確実に獲得するスピードが重要で、高品質、高性能なモノを最高の条件でゲットすることに注力します。自分で調べて、比較して、購入を決定するため、他人のクチコミなどにも影響されません。「買物=戦利品の獲得」のような行動です。 出会いを楽しむ女性の購買行動(回遊購入) 女性の購買行動は、SHOPPING(回遊購入)回遊買いを好みます。よい商品を買うための合理的な左脳と、「うれしい」「楽しい」という情緒的な右脳を同時に重視しているのです。買物に来た(左脳)から、せっかくなら出会いを楽しみたい(右脳)と考えます。 POPや友達の評判など他人のメッセージを参考にしやすく、「買物=物の獲得+新しい情報や物に出会う楽しみ」を期待しています。 次回は、五感で移ろいを楽しむ女性の本能について解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 未来を創る子どもたちの“生きる力”を育む『 キッズいきるちからフェス2024』開催!出展企業・サポーター募集中
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、キッズマーケ部の旗揚げイベントとして「キッズいきるちからフェス2024」を開催いたします。イベントは2024年9月23日(月・祝)、JR原宿駅「WITH HARAJUKU HALL」にて開催されます。 ◆キッズマーケ部とは HERSTORYの社会貢献事業の一環として発足しました。全国の女性生活者のインサイト調査を行う中で、最も多く聞かれるのが「子どもの将来が不安・生きる力を身につけさせたい」という声です。この声に応えるべく、文部科学省が掲げる「生きる力」の育成を目指し、学校や塾では学びきれない「生きる力」を子どもたちに体験を通じて学んでもらうことを目的としキッズマーケ部を立ち上げました。 ◆ イベント実施の背景 2024年3月に実施した「子供の将来について」の調査では、70%以上の親が子どもの将来について不安を抱えていると回答しました。多くの親が、子どもたちが自分で考える力を身に着けるためには「生きる力」を付けることが必要であると考えています。文部科学省は、学力と人間性、健康・体力をバランスよく育てることを目指した「生きる力」を目標方針に掲げており、「生きる力」を【自ら聞き・調べ・考え、答えを導き出す力】と定義しています。 しかし、これらの力を学校や塾だけで学ぶことには限界があるため、親たちの不安が増しています。当社は、この「生きる力」の定義がマーケティング業の日常と同じであることに気づきました。1990年の創業から培ってきたマーケティング事業を未来につなぎ、子どもたちに「生き抜く力を養う機会」を提供したいという使命感から、「キッズマーケ部」を立ち上げ、その旗揚げイベントとして「キッズいきるちからフェス2024」を開催いたします。 ◆ 「キッズいきるちからフェス2024」イベント概要/出展のご案内 子どもたちの未来を一緒にサポートする企業様の出展・サポーターを募集しております。 日時 2024年9月23日(月・祝) 11:00~16:00(予定) 会場 WITH HARAJUKU HALL(JR山手線「原宿」駅東口徒歩1分) 参加予定規模 親子200組(600名以上) 対象 子ども2年生~5年生想定(兄妹参加など自由) 一般入場料 無料 イベント内容 ・生きる力を5つのテーマに基づき体験、遊びなどを楽しみながら親子で学ぶ ・ステージ、企業ブース出展あり ※コンテンツは変更の可能性があります 主催 キッズいきるちからフェス実行委員会 《生きる力5つのテーマとキラーコンテンツ》 ①テクノロジー:マインクラフト×プログラミングのワークショップ (テックパーク https://www.techpark.jp/ ) ②ウェルネス:食事と健康についておやこ保健室 (ラブテリトーキョー&ニューヨーク https://www.luvtelli.com/ ) ③マネー:日本のお金、世界のお金についてのセミナー (キッズマネーステーション https://www.1kinsenkyouiku.com ) ④コミュニケーション:外国人留学生との多国籍交流イベント (東京ビジネス外語カレッジ https://www.isi.ac.jp/tbl/ ) ⑤マーケティング:自ら考え、行動し、決める力を養うワークショップ (キッズマーケ部 https://kidsmarke.herstory.co.jp/ )
- 買い物のグローバル化が加速中!日本にないデザインや体験を求める女性たちの「越境消費」は中国・韓国が圧勝
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、法人クラブ会報誌「HERSTORY REVIEW」の7月号トレンドレポートを発表しました。今回の調査では、女性たちが多様な購入チャネルを使い分け、国境を越えてニーズに合った商品を購入していることが明らかになりました。 ◆今月の調査背景 日本は世界第4位の貿易大国であり、2023年の貿易総額は211兆645億円に達しています。輸出額は初めて100兆円を超え、過去最高を記録し、輸出入の増加傾向が続いています。SNSやインターネットの普及により、海外トレンドが日本に迅速に取り入れられ、インフルエンサーや有名ブランドの情報が即座に共有されるようになりました。 また、Eコマースの普及により、海外商品を直接購入する機会が増えています。さらに、コロナ禍以降、円安の影響もあり海外での日本ブームが再燃しており、2024年3月には308万人を超える外国人旅行者が訪れ、日本の商品や文化が再評価されています。ラーメンや寿司、アニメ、ファッション、美容品、自動車、家電など多岐にわたる日本製品が海外市場で高く評価されています。 調査期間:2024年4月24日~4月29日 調査方法:インターネット調査 調査対象:15歳以上の女性638人 調査会社:株式会社ハー・ストーリィ 協力:一般社団法人 日本マーケティング・リテラシー協会 ◆最大で購入経路81チャネルも!国境越えの買い物、女性たちのこだわりスタイル 女性たちの海外商品購入スタイルを探る量的調査(定量調査) Q. 直近 1年以内に海外製品を購入しましたか。 ※当社の女性クラスター定義…ライフコース(職業・家族構成を加味した人生コース)とライフステージ(年齢・年代という人生の立ち位置)の交点における10の特徴的な集合体。出典:HERSTORY REVIEW7月号 単身者では、若年層ほど海外製品を購入する傾向が強く、中堅シングルやベテランシングルになるにつれて購入しない人が増える傾向にあります。子どもが少し成長した児童・思春期ママが最も購入経験が高いです。若年層は新しいものや洗練されたデザインのものを求める一方、中高年層は実用性や信頼性に不安を感じ、子育て世帯では乳幼児期の子どもがいるため、安全性が保障されないものや壊れやすいものを避ける傾向があります。 Q.直近1年以内に購入した海外商品について、それぞれ購入した国を教えて下さい。 23カテゴリ中、「中国」は11カテゴリで1位。「韓国」は6カテゴリで1位、8カテゴリで2位という結果に。中国はファッション、インテリア、キッズ・ベビー、セルフケア・日用品というカテゴリにおいて人気が高く、韓国はコスメ、食、エンタメが人気だった。 ◆ 購入チャネルから見る買い分け行動 女性消費者は、以下のような異なるニーズに応じて購入経路を選びます。 店員に相談しながら購入し、自分に合った商品を確認したい 子どもがいるため、自宅でゆっくりと商品を選びたい 新作や多様な商品を見て決めたい 重たいものは自宅に届けて欲しい 商品の品質や性能を手に取って確かめたい これらのニーズに応じて、ネット通販とリアル店舗をうまく組み合わせることが重要です。オムニチャネル戦略を活用して、ネットとリアルをシームレスに連携させ、消費者に最適な購入体験を提供することが求められます。 海外商品購入のきっかけ・海外製品の良さに迫る情的調査(定性調査) Q. 海外商品の情報はどこで見ている? 15~24歳単身者女性(クラスター:プレ社会人層) InstagramやLINEを主に利用。コスメはクチコミサイトを参考にし、実際にお店で試してから買います。成分表示や原材料を見て納得してから選びます。 既婚/40~64歳の夫婦二人の家庭の女性(クラスター:ミドル夫婦層) 友人のクチコミやInstagramがメイン。トレンドや新しいものに敏感な月1で会う友達がいて、新しい情報を教えてくれます。その情報が信頼できるので参考にしています。 Q.これから買いたい海外商品は? 25~44歳/既婚・第一子0~6歳のママ(クラスター:乳・幼児期ママ層) サプリメントを試してみたいです。国産も安全かわからない状況なので、できれば安全なもので、かつ安いものを大手ECサイトで探したいです。クチコミ検索も参考にします。 既婚/既婚・第一子16歳以上のママで64歳以下の女性(クラスター:青年・成人期ママ層) 海外のアルコール飲料や、韓国の食材が気になっています。韓国食材に興味を持ったきっかけは、大手スーパーで見て量が多いのが目に留まったからです。 ◆女性インサイトからみえた着眼点・まとめ 女性たちは、非日常感や多様性を求めて海外商品を購入しています。中国や韓国をはじめとする世界中のトレンド情報やクチコミを、SNSを通じて即座に入手し、それが購入のきっかけとなっています。購入時には目的に応じて多様な購入チャネルを賢く使い分けることが特徴です。 また、海外事業展開においても現地の価値観やライフスタイルに合わせたローカライズが重要であり、クチコミは強力な販促ツールとして機能します。女性消費者の行動を理解し、これをマーケティング戦略に反映させることが求められます。 ◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW7月号』でご覧いただけます。 法人クラブ「inherstory」とは? 女性インサイト研究に特化した法人クラブのサービス。年会費税込54,000円で3つの特典が受けられます。 1.女性月刊インサイトレポート『HERSTORY REVIEW』が会報誌として毎号届く 2.データの自由ダウンロード ・会報誌のバックナンバーの公開 ・調査データのダウンロード、解説動画が見放題 ・調査データのダウンロードおよび自由活用 3.法人会員専用LINEオープンチャットに参加可能!女性インサイトの最新情報が手元に届く ★その他セミナーや一般女性たちとの座談会などにお得に参加できます。
- 「かわいい」に隠された心理と女性が好む色と形の秘密
市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解vol.44 女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第44回目は、女性の「かわいい」に隠された本能的な理由について解説します。 HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。 海外にも広まってきている「かわいい」という言葉 女性がよく口にする「かわいい」という言葉ですが、最近は海外にも広がってきました。 この「かわいい」は、赤ちゃんが持つ要素を持っているものに多く言われていることにお気づきでしょうか。 小さなサイズの小物や人形、頭が大きくて体や手足が小さな二等身のぬいぐるみ、ぷにゅぷにゅした触感や手触り。タピオカやお餅のようなお菓子、もちもち感のあるパン、赤ちゃんの大きくてふりふりしたお尻は、見ているだけで微笑んでしまいます。 赤ちゃんを想起させる女性の心理 ドナルドダックのお尻が人気なのも、赤ちゃんの要素であるお尻のように「かわいい」からです。 また、よく女性はピンク色が好きとイメージされますが、ピンク色は「赤ちゃん」の赤から白までのグラデーションの色で、ピンク色は、赤ちゃんを想起させる究極の「幸せの色」だからです。 そして心臓、ハートのイメージとも一致します。女性がピンクに惹かれるのは、赤ちゃんと「幸せが満たされているハート」の象徴カラーだからです。 女性は、本能的に赤ちゃんと一心同体です。もしも赤ちゃんの顔が真っ赤なら熱がある、顔が真っ白なら血の気がない、どちらも命に危険が及びます。女性は、真っ赤から真っ白までの間の色のすべてが見えるようにできているのです。 パステルカラーを好むのは体の状態を読み取るため 女性がパステルカラーを好むのもこのためです。肌の色やうんちの色など、微妙な色合いから体の状態を読み取ることができます。健康的な顔色なのか、ご機嫌の顔色なのか、つらそうな顔色なのか、赤ん坊の顔色で状態を見分けることができます。自分の顔も毎日、鏡を見て化粧します。肌の色がくすんでいるか、調子がいいかなどを見続けているのです。 女性は顔色や肌の色、微妙な色の変化から相手の状態をつかむことができます。 女性の「快」は、赤ちゃんを想起できる色、質感、形、感触などです。女性の「不」は、赤ちゃんを想起するのと反対。強い色、硬い、ゴワゴワした質感、ゴツゴツした感覚、鋭角的鋭さなど、凶器、鋭利、危険を感じる要素です。 「女性はみんなピンクが好き」は間違いです。「女性はみんなピンクに惹かれるようにできている」が正しいのです。好きな色は別にあることも多く、ピンクが好きなのではなく、ピンクだけは別格なのです。 次回は、女性と男性の購買行動の違いについて解説していきます。 下記よりメールマガジンの登録をいただくと、次号の更新をお知らせいたします。ご登録のうえ、配信を楽しみにお待ちください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。 【著書】 「クチコミュニティ・マーケティング」 「女性たちのウェルビーイング」 「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。 →著書は一覧こちら 女性視点マーケティングについてさらに詳しく知りたい プロジェクトのご相談 弊社サービスへのご質問 上記については無料相談を受けています。下記よりお気軽にご相談ください。
- 【第3回】ワコール他計4社が参加|女性モニターによるリアル座談会 カフェ会議レポート
女性モニター参加の座談会「herVoiceカフェ会議」とは? herVoiceカフェ会議は、herVoice事務局を運営する株式会社HERSTORY主催の「女性のリアルな声」を企業に届ける座談会。 毎回さまざまな企業が参加し、生活者の視点で商品やサービスの感想をヒアリングしたり、新しい気づきを得たりしています。一般の女性たちは、おしゃべりを楽しみながら、企業の担当者に直接想いを伝えることができる貴重な場です。 ■【第3回】herVoiceカフェ会議 日時/2024年7月11日(木)14:00~16:00 会場/BIRTH LAB(東京都港区麻布十番2-20-7 麻布十番髙木ビル1F) ※東京メトロ南北線/都営大江戸線「麻布十番駅」徒歩1分 参加企業/株式会社ワコール、井関産業株式会社、丸喜株式会社、タカラベルモント株式会社 参加人数/herVoiceメンバー13名 参加企業(順不同) 株式会社ワコール 井関産業株式会社 祈 り百貨店 (丸喜株式会社) タカラベルモント株式会社 今回は、ジャンルの違う企業様4社とherVoiceメンバー12名が参加。募集期間が短かったにも関わらず、たくさんご応募いただきました。 3回目となる今回特に多かったのが、過去の回に参加したことがある方のお申込み。 リピーターになってもらえて、事務局も嬉しい限りです。 会場でも「2回目です」という参加者がちらほら。 「また参加しちゃいました」とお声がけしてくださる方もいて、私たち事務局も開始前からリラックスできました。そんなアットホームな雰囲気で、3回目が始まりました。 第3回参加企業:株式会社ワコール、井関産業株式会社、丸喜株式会社、タカラベルモント株式会社 (左上から時計周りに)株式会社ワコール、丸喜株式会社、タカラベルモント株式会社、井関産業株式会社 トップバッターは女性なら一度は耳にしたことがある下着メーカーの株式会社ワコール。やはり、社名を聞きすぐにピンときた方が多かった印象です。 その次はイマドキの供養の形を提案する仏具を販売する丸喜株式会社。紹介する商品に早くも興味津々のメンバーさんが見られました。 続いて、オリジナルのホームケアブランドを持つ井関産業株式会社。オリジナルブランド「ラ コルベイユ」について香りサンプル持参で紹介してくれました。 最後は、美容室向けの商品を取り扱うタカラベルモント株式会社。今回は急遽事務局スタッフによるインタビューという形での参加となりました。 今回も、前回同様1グループ3~4人でカフェ会議の時間がスタートしました。 自社商品を持参する企業さんが多かったため、手に取ってじっくり見ることができていました。 実際の商品のこだわりや、注目してほしいポイントを熱心に聞くメンバーの皆さん。 株式会社ワコールのブースでは、インナーを見ながら「ここが○○だと嬉しい」など要望も聞かれました。 インタビュー形式の企業ブースでは、皆さん自身の考えをざっくばらんにお話していました。 企業の方ともそうですが、同じグループのメンバー同士で共感しあうような場面も。 カフェ“会議”とはいえ、笑い声も良く聞こえるくらいで、あっという間に時間が過ぎていました。 たっぷりお話したあとは、メンバーの皆さんも気になっていた本日のお土産紹介タイム。株式会社ワコール様からは、災害時や入院時に備えたい使い捨てのインナーセット。なんとサイズがM~LLとゆとりがあるので多くの人が利用できるアイテムです。 井関産業株式会社様は、今回ヒアリングを行ったラ コルベイユの柔軟剤(1本)と、日焼け止め。カフェ会議中に、安全性へのこだわりを聞いていたメンバーさんだからこそ使うのを楽しみにしていました。 丸喜株式会社様からは、風呂敷&お線香のセット。どちらもデザイン性に富んでいて普段使いしやすいお土産。使用用途も説明していただきました。 タカラベルモント株式会社様からは、サロン専売品のシャンプー&コンディショナー。こちらも1本ずつ入っていてメンバーさんもびっくりしていました。 最後は、カフェ会議恒例の集合写真撮影。みなさん、素敵な時間を共有していただきありがとうございました。 先ほど紹介したお土産をお渡しして、カフェ会議は終了です。紙袋がいっぱいでメンバーさんも困惑するくらいでしたが、これも嬉しいサプライズになりました。 参加してくれた企業様 株式会社ワコール 織部さん、渡辺さん 参加者からは、商品をお店に見に行きたくなった。魅力的だった。との意見が聞かれました。「下着に興味がなくなっていましたが、見直そうと思うきっかけになった」「アラフォーになり、もういちど下着をちゃんとしたいなと思っていた時だったので参考になった」と、カフェ会議をきっかけに自身の下着についても考える良い機会になっていました。 株式会社ワコール HP 祈り百貨店 齋藤さん、上野さん、中井さん 今回、“手元供養”という生活に取り入れやすく無理のない新しい形を提案した丸喜株式会社。「新しいライフスタイルだと思った」「ペット用の遺骨の置き方に悩んでいたから検討したい」と早速生活の中に取り入れてみたいと考えている参加者が見られました。 祈り百貨店 (丸喜株式会社) HP 井関産業株式会社 中島さん、長谷部さん、伊藤さん 参加者からの感想で多かったのが「今回のカフェ会議で商品に好感が持てた」という内容。体のこと、肌のことを考えたコンセプトはもちろん、香りも好みで使ってみたい!という方も。もともと気に入って使っていた参加者も、開発の経緯などを聞きさらに好きになってくれたようです。 井関産業株式会社 商品サイト 参加した方からの声を少しだけご紹介します。 ・企業の人と話ができて、楽しかった。 ・色々な意見が聞けて勉強になりました。また来たいです。 ・色々な商品を体験出来てよかったです。ぜひまた機会があれば参加させていただきましたたいと思います ・初参加でしたがとても勉強になりました。今後も是非参加したいです。 ・楽しかったです。ペルソナが似ている女性グループの為話しやすく、インタビュアーの方も回答しやすく話しかけて下さいました。新しい商品も知れてよかったです。 参加者のみなさま、アンケートにご協力いただきありがとうございます。 次回のherVoice カフェ会議は2024年9/5(木)に開催! 年代など関係なく女性の声を聞ける場ですので、興味のある企業様はぜひ気軽にご参加ください。 お待ちしています!














