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増加傾向のひとり暮らし世帯と伸びていく平均寿命から見るマーケティング

市場の8割を左右する女性視点マーケティング詳解 vol.14


女性視点マーケティング戦略コラム


女性視点マーケティングの第一人者であり、株式会社HERSTORYの代表取締役でもある日野佳恵子による、本連載。第14回目は、今後、少子化と高齢化の未来において必要な、中年以上の女性消費者へのビジネス戦略についてお話しします。


HERSTORYは、女性視点マーケティングを専門に事業を展開しています。この連載記事では、「女性視点マーケティング」の重要性に焦点を当て、具体的な事例を交えてわかりやすく解説していきます。皆様のビジネスに新たな視点やアイデアを提供し、今後の展開に役立てていただける内容となっています。ぜひ、ご活用ください。


 

一人暮らし世帯率が増加していく日本の未来


今後10年は、全世帯でひとり暮らしの世帯率は増加していく傾向にあります。

2030年以降は全世帯の約4割となり、年齢問わずひとり暮らしの男女が増加していくでしょう。


ひとりで過ごす暮らしをテーマに、商品、サービスを考えていくことは、年齢を広く捉えることができれば大きなマーケットになるはずです。ただし、世界ジェンダーギャップ指数のランキング上位国を見る限り、女性の社会進出と出生率は比例していません。


少子化と平均寿命から見るビジネスの変化と価値観


少子化を克服した北欧諸国等を参考に国の政策対応を行うことで、ひとり世帯の減少、少子化に歯止めをかけることはできます。その重要なポイントが、女性の政治、経済への要職への参加です。

これから10年で、どういう道を選択するのか。日本は分岐点にいるのです。


長寿国ニッポン、平均寿命と共に消費者人生が伸びている医療技術の発展と共に平均寿命は延びています。

2019年の日本人の平均寿命は、男性81.41歳、女性87.45歳。明治時代の平均寿命は、男性42.3歳、女性44.3歳。明治時代から見れば寿命はほぼ2倍に延びたことになります。

男女で寿命が長いのは世界共通して女性です。彼女たちの消費者人生は最長を更新し続けています。また、2025年には3人に1人が65歳以上、2040年は人口の3割が85歳以上の高齢者になるとされ、日本は、世界のどの国も経験したことがない「超高齢化社会」の先進国になるでしょう。


日本人の寿命は今後も延び続け、2019年に生まれた86万人の子どもたちは、110歳まで生きるとも言われています。現在と同じ65歳が定年と考えると、人生は残り45年も残っています。再び0歳が中高年になるまでの年月が残っていることになります。考えたら寿命が延びる分だけ、消費者としての時間も延びることになります。これからの商売は、客数を考えるよりは、一人ひとりのお客様と長くつき合い続けることに価値を置いたほうがいいでしょう。


長寿国日本の未来と考えるべきライフタイムバリュー


今後10年、平均寿命と健康寿命の推移は共に伸びていきます。2020年9月、100歳以上の高齢者の数は前年より9176人増加し、初めて8万人を突破、8万450人となり、100歳以上人口の増加は50年連続となっています。

世界有数の長寿国日本ですが、100歳以上人口は圧倒的に女性が多く、全体の88.2%を占めます。65歳を一区切りとしても残り35年あります。女性の消費者人生が長いことを視野に入れ、その長いつき合いを考えていきましょう。


2020年は国勢調査が実施されてから100年目の年でした。100年前と比べて、人口は2倍以上になり、寿命も2倍になり、高齢化が進みました。人口減少は一気に再び下降していきますが、寿命は医学の進歩によってさらに進んでいくでしょう。そうなると、消費者を数で捉えるのではなく、長期にわたっての関係づくりに重きを置き、ライフタイムバリュー(顧客生涯価値)を提供していくことこそが国内におけるマーケティングの唯一の道と考えることができます。


中年以上の女性消費者へ焦点を当てるビジネス戦略


人生の中間地点である40代から50代の女性たちは、その後、さらに倍の消費者時間を持っています。しかし、従来のマーケティングは男性視点に偏っていたこともあるためか、中年以下の女性に向けたマーケティングに目が行っていた傾向があります。

中年以上の女性たちのマーケットは、人口から考えると若い世代より大きいことは明らかです。今後10年、中年以下の女性たちはもちろんのこと、中年以上の女性たちのハートをどれだけ射とめることができるかは大きな鍵となることは間違いありません。


次回は、圧倒的消費リーダーである女性の、消費に与える影響についてお話しします。



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日野佳恵子

株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役  1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。


【著書】

「クチコミュニティ・マーケティング」

「女性たちのウェルビーイング」

「女性たちが見ている10年後の消費社会」等ベストセラー多数。

 

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