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【2023年 女性の消費行動調査】働く既婚女性の8割は夫のものを購入する!


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日本の共働き世帯は、今や全体の7割に。共働き世帯の増加に伴い、最近は夫婦で話し合って購買に至る傾向になってきました。一方で、HERSTORYが行った「誰のために買い物をしますか?」という内容の独自アンケートによると、既婚女性かつ共働き世帯の8割以上は、自分のものだけでなく夫のものも買っているという結果に。本記事では、2023年も考慮すべき女性の購買影響力について掘り下げていきます。


 

働く既婚女性の8割は夫のものを購入

2023年にHERSTORYが独自に行ったアンケート「あなたは誰のために買い物をしますか」の結果から、既婚女性かつ共働き世帯の持つ購買影響力について考察をしていきます。


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本アンケートから、既婚女性かつ共働き世帯の8割以上は、自分のものだけでなく夫・パートナーのものも買っているということがわかりました。ヤング夫婦(39歳以下の夫婦二人の家庭)については88.9%、ミドル夫婦(40~64歳の夫婦二人の家庭)については94.8%の女性が、夫・パートナーのものを購入しています。


【参考】お金に関する意識調査

調査期間:2023年7月19日~7月24日

調査方法:インターネット調査

調査対象:10代(15歳以上)、20代、30代、40代、50代、60代以上の女性481人

調査会社:株式会社ハー・ストーリィ


ヤング夫婦、ミドル夫婦とは

HERSTORYでは、購買決定権を持つ女性を10のクラスター(グループ)に分けて分析し、女性消費者のトレンドの把握に役立てています。先に登場した2ペルソナ、「ヤング夫婦」と「ミドル夫婦」について詳しく特徴を見ていきましょう。


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ヤング夫婦は、39歳以下の夫婦二人の家庭のことで、プライベートを重視する傾向のあるグループです。女性としての成熟期を迎え、妊活を始めていたり、晩婚夫婦では不妊治療を開始していたりと、出産に向けて動く夫婦が多数。夫の育休取得にも前向きです。結婚、新居、不妊治療と、次々とお金がかかるため、教育資金や貯蓄などに不安が強い世帯層です。


ミドル夫婦とは?

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ミドル夫婦は、40~64歳の夫婦二人の家庭のこと。

結婚後しばらく経って落ち着いている夫婦で、現在のライフスタイルに満足しており、互いの趣味や共通の趣味にお金を使います。子どもがいない代わりに、ペットを飼ったりする夫婦も。自由とフレキシビリティを求めており、他人よりも自分を大切する傾向があります。いつでも堅実消費を心がけており、海外志向が強いのも特徴のひとつです。


マーケティング戦略はターゲットペルソナを知ることから


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HERSTORYでは、女性を10のクラスターに分類し、該当クラスターに特に響くマーケティング戦法をご提案しておりますが、実は10のクラスター内には、更に細分化された多数のペルソナが存在します。

クラスター内の詳細なペルソナは全29存在し、その中でも重要な21ペルソナについての情報を、別冊レポート「2023年版 女性ペルソナ名鑑 HERFACE21」として販売中です。マーケティング戦略に役立つ最新の女性ペルソナについて知りたい方は、ぜひご購入ください!


「夫婦消費」のマーケティング戦略において、女性の影響力は考慮すべき

先に紹介した、多くの女性は自分以外(夫・パートナー)のものも購入しているというデータからも、HERSTORYの提唱する女性視点マーケティングの考え方は重要と言えるでしょう。

特に女性が日常的に買い物をしているスーパーマーケットやドラッグストアでは、男性が使うものだとしても、購入者は女性かもしれないということを考慮し、POPやキャッチコピーを女性に刺さるものにすることが推奨されます。昨今「夫婦消費」に移行しつつあるマーケティング戦略においても、女性の購買影響力は考慮すべきポイントなのです。

また、夫婦の世代や子どもの有無、年齢、就業状況などによっても、それぞれのライフスタイルは多様化しています。夫婦それぞれのペルソナを理解したうえで、マーケティングを展開することが大切になってきます。


まとめ

共働き世帯の増加に伴い、徐々に「夫婦消費」へ移行しつつある中でも、特にヤング夫婦、ミドル夫婦の女性の購買影響力は、今でも無視できないことがわかりました。

自社製品がターゲットとするペルソナの特性を知り、多様化するライフスタイルに合わせて刺さる販売戦略を展開していくことで、売上も追随すると推察します。


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