第4回目は「国内女性の第女性特有の悩みの実態とケーススタディ」をテーマに講義&ディスカッションを行いました。
まずは、伴走講師の永田先生よりやっていることを聞くという視点というよりも誰のどんな課題を解決したいのか?視点(フレーム)を頭におきながらお話を聞くことで、ビジネスのアイデアを考えやすくなるというポイントを教えていただきました。
|まずは自分で体験することで見えてくるものがある
株式会社陽と人(ひとびと)代表の 小林味愛氏に「ウェルビーイング(社会課題)をテーマにビジネスをする難しさと重要性」ついて講義をしていただきました。
福島県国見町の農業課題解決と女性をとりまく社会の課題解決に挑戦。地域にダイバーシティあふれる社会にするための取り組みをはじめ、ご自身が福島県で会社を立ち上げた理由やビジョン、自社ブランド「明日 わたしは柿の木にのぼる」の開発秘話などを中心に社会課題解決とビジネスを両立することの大変さについてお話いただきました。
誰にとってどんなメリットがあるのか?をぶれないように事業の設計をしていて、ブランディングだけでなく、課題解決をしっかりと行っていくことも意識することが大切であると学びました。
とにかく人と人とのつながりを大事にして、まずは自分で体験することが社会課題を解決する上で大切なことを考え行動しているというお話を伺いました。ご経験をもとに熱量が重要であると感じさせられる講義の時間でした。
|リリース後、ニーズはあると確信!
続いて、株式会社エムティーアイ執行役員の日根麻綾氏にエムティーアイ社で運営されているルナルナのフェムテック事業の展開について講義していただきました。
女性向けの健康情報サービスとして立ち上げられた「ルナルナ」。サービス開始から22年経ち累計1,800万ダウンロードを突破したサービスの立ち上げからサービスが軌道に乗るまでのお話を伺いました。
サービスの立ち上げ当初は、あまり大きな動きが見られなかったもののリリースをすると思った以上にニーズを感じ、サービスを広げ認知拡大の試みやスマホの普及により世界の競合の動きもキャッチしながら基本機能はすべて無料化してリリースするなど、大きな決断も実施。このようなルナルナのサービス展開における事例をもとに事業の創出と拡大について学びました。
|各グループディスカッション
後半は、前半の講義を聴いて各チームでディスカッションを行いました。
ブレイクアウトルームで行ったディスカッションの内容は、最後にグループ代表者から全体に発表し、それぞれの考えなどのシェアを行いました。
|次回に向けて
次回に向けて
講義は第4回で終了となります。 次回第5回目はいよいよ各チームで企画のブラッシュアップをはかり発表準備を行います。チームでの本格的なディスカッションを進めていきます。
【参加者からの声一部ご紹介】
ビジネスの立ち上げはアイデアや知恵だけでも、夢や想いだけでも実現はできず、それらが揃った状態(価値風水)ではじめて実現に近づけるということ。セオリーオブチェンジの考え方も詳しい説明をお聞き出来て参考になりました。
目先の具体的なビジネス案ではなく、社会課題の解決を常に念頭に置いてビジネスを考えていくことが、結果的には社会に受け入れてもらえて持続可能なものになるという考え方や、セオリーオブチェンジを使って考えていくことのメリット。実践に活かせるようになりたいと思いました。
熱意とロジック。とくにロジックの作り方が大変勉強になりました。
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