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- 【第4回:商品企画コース】事例から学ぶ・質問会
| フェムテック関連サービスや商品の制作、新規事業創出の事例を学ぶ 今回もゲスト講師の話の前に、永田先生より「これまで協議してきたビジネスモデルの発表に向けた整理の仕方をいただきました。 ソーシャルコンセプトとして2社のサービス・商品はどのようなものを描いており、絶対に外したくない価値である「制約条件」はどのようなことを掲げているのか。 そしてそこからどのようなビジネスモデルになっているのかに着目して聞いてくださいね。 このアドバイスを受けてお2人のお話を聞きました。 | 「産婦人科オンライン」サービスでの事例を学ぶ ゲスト講師のお一人目は産婦人科専門医 公衆衛生学修士 株式会社Kids Public 産婦人科オンライン代表 重見 大介 氏に「産婦人科オンラインの事例」についてお話いただきました。 現在提供中の「産婦人科オンライン」サービスの開発背景・経緯、ビジネスモデル、苦労・課題など伺いました。 実際の利用者さんの声や本サービスを広めるためのオンラインセミナー等の実施や企業における福利厚生の導入など販促についてご説明いただき、最後に「産婦人科医」として商品企画をする際の3つのメッセージをいただきました。 「フェムテック」と「フェムケア」を意識・区別する重要性 ⇒特に「フェムテック」にはエビデンスが求められるため 女性の健康に変化があった場合は最終的に産婦人科受診が必要 ⇒プロダクトやサービスだけで完結する、という考え方は危険性を有するため 医療に近い分野では専門機関のガイドライン等を注視する ⇒制度などが変わることがあるため 講義後、プロジェクト参加者からは多くの質問が出ておりました。 | 企業の新規事業創出について事例を学ぶ お二人目はトッパン・フォームズ株式会社 研究開発本部 中央研究所 次世代商品開発部長 名和 成明 氏に「新習慣ヘルスケア ウェアラブル IoT わたしの温度」について印刷業界の企業であるトッパン・フォームズ社がなぜフェムテックに参入したのか、開発秘話や苦労などを伺いました。 トッパン・フォームズ社の新事業創出における社内の変革への課題やフェムテック普及の難しさについてお話しをしていただきました。 講義後には参加者からのご質問にもお答えいただきました。 | 講義を受けてグループディスカッションを実施 後半はこれまで協議してきた「事業の4要素」を冒頭に説明した「ビジネスモデル」のフレームを活用して、ビジネスを尖がらせることについてレクチャーを受けました。 また、収益モデルの参考事例を受け、アプトプットの方法についてアドバイスをもらい、グループ毎にディスカッションに入りました。 次回は発表会前の最後の講座で模擬発表を行います。 【参加者からの声一部ご紹介】 講師のお二人の方のご講演はビジネスを知らない私自身目新しく勉強になることばかりでした。 いずれも提供する商品そのものではなく、商品を通して伝えたい思いや、変えたい未来がしっかりしていることが大切だと改めて学ばせていただきました。 女性のヘルスケア分野で実現したい世界に向けた、具体的なサービス開発への取り組みやその課題等についてお話いただけて、大変勉強になりました。 良いサービスや商品には+αや譲れないこだわりが不可欠であることを学んだ 。
- 【第4回:健康経営コース】事例から学ぶ・質問会
| 自社の健康経営や女性活躍への取り組み事例について学ぶ ゲスト講師にお話を伺う前に永田先生より、「健康とは何か?」について講義をしていただきました。健康とは経営にとって資源であり、3つの力「からだ・こころ・社会」の調和です。健康経営で何を生み出すのか、考えていきましょう。 以前までの振り返りと今回の講義を聞き、理解をより深めることができました。 | 「ダイバーシティマネジメント」「女性活躍」についての事例を学ぶ ゲスト講師のお一人目は、 ダイキン工業株式会社 人事本部 ダイバーシティ推進グループ 女性活躍推進担当部長 池田 久美子氏 に「ダイキン社における女性活躍推進の取り組み~Well Being に働ける会社を目指して」をテーマに「ダイバーシティマネジメント」「女性活躍」について、これまでの実績や今後の方針、・管理職と女性社員それぞれの問題認識など具体的にお話しをしていただきました。 社内全体で女性活躍推進に取り組むために、『管理職』『男性社員』『女性社員』それぞれに求めたいこと」のご提言をいただきました。 | 企業で「Well-Bing」を実現するための取り組み事例を学ぶ お二人目は、 株式会社ポーラ 人事担当執行役員 荘司 祐子 氏 に「ValueCreatorたちの活躍へWell-Bingの取り組み」をテーマに、自社の理念、組織・人材のありたい姿、幸せ研究所の発足とWell-Bingの取り組みについてばせていただきました。 Well-Bingを実現するために健康に関する学び、キャリア、育児、コミュニティ、研修など様々な機会を創出していることをお話しいただきました。 | 講義を受けてグループディスカッションを実施 後半は「エンゲージメント向上の3要素」について永田先生より「健康経営」の効果指標の取り組みについて事例の説明を受け整理。アプトプットの方法についてアドバイスをもらい、グループ毎にディスカッションに入りました。 次回は発表会前の最後の講座で模擬発表を行います。 【参加者からの声一部ご紹介】 研修対象者を当事者だけでなく、上長や配偶者、その上長まで含んでいる点に本気度が感じられ素晴らしいと思いました。 周囲の理解、サポートを得るためには初期から巻き込み共に取り組んでいくという姿勢が重要であると再確認しました。 2社の取り組みの講義を聞き、男性からの女性に対する先入観が非常に根深く、現在の状況まで長い年月がかかったということに今自分が取り組んでいる課題がいかに必要性の高く大事なことであるのかということを再認識できました。 活き活きと働き続けるにはキャリアアップへの施策がカギであり、成長を妨げる無意識バイアスは上司だけでなく、本人自身も気付いていないことがある。刷り込まれた意識をどう解消するか、マネジメント層がカギである。
- 【第3回:健康経営コース】事例から学ぶ成功と失敗話からグループ討議・プラン策定
| 企業が健康経営に取り組むことで得られる効果と日本女性の健康課題 健康経営コース、第3回目の講座では2名のゲスト講師に登壇していただきました。ゲスト講師にお話を伺う前に永田先生より、「健康経営を考える視点」について講義をしていただきました。 会社が求める健康経営により効果、社員が感じる健康経営に効果について、解説をしていただき、このあとのゲスト講師の話を聞くうえで意識する点を伺いました。 | 企業が健康経営に取り組むことで得られる効果を学ぶ ゲスト講師のお一人目は日本医療政策機構 マネージャー 今村優子氏に「働く女性の健康と数値でみるパフォーマンス向上のために」をテーマに「1,日本医療政策機構・女性の健康プロジェクトについて」「2,働く女性の健康増進調査2018」「3,従業員のヘルスリテラシー向上のために企業が取り組むべき提言」の3つの内容をお話いただきました。 これまでの実績や調査データの数値から解説をしていただき、企業が健康経営に取り組み、得られる効果と最後に提言をいただきました。 | 日本女性が抱える健康課題について考える お二人目は一般社団法人ラブテリ 代表理事 細川モモ氏に「データで考える働く女性のパフォーマンス向上の鍵」について、2014年から行っている「まるのうち保健室」の取組みから、日本女性が抱える健康課題についてお話をいだきました。 女性たちを追跡調査し、日本の働く女性は他の先進国と比較しても「瘦せ」「栄養不足」「運動」「睡眠」が問題になっていることを伺いました。 企業において健康には男女の性差があることを理解や栄養など食事の支援などヘルスプロモーションが重要であることを提言いただきました。 | 講義を受けてグループディスカッションを実施 後半は「社会的認知理論の3要素」、「個人的要因」「環境的要因」「行動要因」について永田先生より講義を受けて、ディスカッションに入りました。 次回は健康経営や女性活躍等に取組みをしている企業2社をゲスト講師を招き、学びを深めて参ります。 【参加者からの声一部ご紹介】 日本の働く女性の痩せ率が発展途上国などよりも高いことに驚きました。若い頃から痩せることばかりに気を取られ、栄養の知識がしっかりと身についていないのかなと感じました。 女性と情報を結びつける橋渡し役として、企業が出来ることは大きいと思いました。 多くの女性たちが女性の健康に関することについてもっと学びたい、情報を得たいと思っている現状がわかりました。わたしもその一人です。しかし意識変容から行動変容に働きかけることが一番難しいというお言葉を聞き、企業としての課題がそこにあるという気づきを得ました。
- 【第3回:商品企画コース】事例から学ぶ成功と失敗話からグループ討議・プラン策定
|内外のフェムテック事例・動向/女性向け商品企画の際に着目すべきポイントを自社事例から学ぶ ゲスト講師にお話を伺う前に永田先生より話事例を聞く際の着眼点を講義していただきました。今回は「市場から戦略を観る」「4つの思考」「事業の4要素」「認知的信頼・共感」について、自分たちが今後商品企画をするうえでどのような着目をもてば良いか、ゲスト講師それぞれの商品企画の違いがあるかなど意識する点を伺いました。 参加者の皆さんはその点に着目しながらゲスト講師の講演を聞き入っておりました。 | 講義で国内外のフェムテック事例・動向を掴む ゲスト講師のお一人目はサンルイ・インターナショナル 代表 森田敦子氏に「FemTechの今後と海外事情・日本で成功するために!」をテーマにご自身が植物療法・性医学に携わってきたご経験から国内外の事例や動向についてお話いただきました。 女性の意識変化に伴う、社会の変化を海外の運動や著名人の活動などからわかりやすく解説をしていただき、フェムテック商品企画をするうえで重要な女性たちの意識、動きについて多くの学びがある内容です。 | 女性の健康意識に着目した商品企画について学ぶ お二人目は株式会社Greenspoon 具嶋友紀氏より、自社商品のコンセプトや想い、企画、開発の背景についてです。 顧客の健康意識に着目し商品開発を行っていること、D2Cによる強みを生かした顧客コミュニケーションのことなど商品企画をするうえでどのように構成するのか等、女性たちに向けた商品企画をする際に着目するべき点を学びました。 | 講義を受けてグループディスカッションを実施 後半はブレイクアウトルームで「事業の4要素」(ターゲット・バリュー・プロセス・収益モデル)について協議するディスカッションに入りました。 次回までにこの4要素について協議を重ね、発表を行っていただきます。また、次回は国内のサービスについてゲスト講師を招き、学びを深めて参ります。 【参加者からの声一部ご紹介】 具嶋様の講義をお聞きすると しっかりした核があり 取り巻く各種要素もしっかりと計算されている事で必然的にヒットにつながっていると感じました。 森田様の講義で一番驚いたのが 伊勢丹での女性向け商品の販売を開始されたのがこの数年ではなくもっと前から販売活動をされており 当時のご苦労もかなりあったのではないかと感じました。 海外でのヒットやトレンドがそのまま国内でヒットするとは限らないと理解しました。また国内の状況を分析することや、世間の関心・意識へアプローチすることが大切であると同時に難しい作業だと改めて実感しました。 Greenspoon様の講演では、ヘルスケア習慣の定着というところに対して、機能と情緒の両方を重視した、商品サービス開発を行なっていらっしゃることがとても印象的でした。 次回は、産婦人科医 Naoko女性クリニック 髙宮城 直子氏より「女性の生涯を通じた総合的な健康に関する知識」について話を聞き、女性の健康と組織運営の課題の整理や女性の健康とビジネスの可能性を探るためのディスカッションに入ってまいります。
- 【第2回】ヘルスケアの視点からみた女性のwell-beingの習得と課題の方向性ディスカッション
初回の開催から1ヵ月の間、2回目に向けてChatworkを活用し、積極的に情報交換やディスカッションを行っていただきました。 それぞれがこれまでに抱えてきた女性ならではの悩みや家族を見ていて感じたことなど…これから女性のWell-Beingを考えていく準備を各グループで行っていました。 | 講義から女性特有の症状や悩みをとらえる 2回目の講座では沖縄県のNaoko女性クリニックの医院長 高宮城 直子先生にご登壇いただき、「ヘルスケアの視点からみた女性のWell-Being」について話をしていただきました。 「女性の生涯を通じた総合的な健康に関する知識」「女性の健康に関わってきた経験から女性を雇用する企業、女性を支援する企業に先生の視点からしてほしいこと、サポートしてほしいと考える気づき」など、女性のWell-Beingについて専門家のお立場からお話を伺いました。 高宮城先生ご自身の体験や患者様の症例などを伺い、生理や更年期でもたらされる、女性特有の症状や悩みをリアルにとらえることができました。 | Well-Beingをテーマにブレインストーミング 後半は9グループ毎に分かれ、ZOOMのブレイクアウトルーム機能を活用しディスカッションを行いました。 ディスカッションに入る前には永田先生から女性のWell-Beingをテーマに商品開発や健康経営を考えるうえでの4つのポイント「商材」「顧客」「マーケティング」「イシュー」についてレクチャー受けて、それぞれのグループで今後話し合うテーマについてディレクションを行い、最後には各グループテーマの発表をしてもらい3回目に向けて、Chatworkで協議することなど課題共有も行われました。 次回はコースごとに分かれての実施となり、 「健康経営コース」は「働く女性の健康と数値で観るパフォーマンス向上のために」 「商品開発コース」は「フェムテックの今後と海外事情・日本で成功するために」 それぞれゲスト講師から学び、ディスカッションして参ります。 |次回に向けて また、今回から各グループに名前を付けていただきました。Chatworkでのやり取りやブレイクアウトルームでの時間を活用して、それぞれ考え、想いなどを共有しつけていただいています!グループ名と参加メンバーと写真撮影をしたのでご紹介します。 ■グループ名紹介 <健康経営コース> ◆メドレー ◆com-FEM-table ◆OKOA <商品開発コース> ◆ bouquet ◆THINK*U ◆Blend ◆GENERATIONS ◆Iyes ◆Fun 【参加者からの声一部ご紹介】 さまざまな業種の方との意見交換をするなかで、自分にはない発想に触れられたことが良かった。 女性のWell-beingを考える際の視座について、気づきを得ることができました。女性の周囲の人間も巻き込んで広く見ることで本質的な価値に繋がりやすくなることを理解することができました。 Well-beingの表層ではなく、意義の深いところまで掘り下げてから考えることの重要性を感じました。 広く本質を捉えて解決策を考えていく必要があると感じました。 次回は、産婦人科医 Naoko女性クリニック 髙宮城 直子氏より「女性の生涯を通じた総合的な健康に関する知識」について話を聞き、女性の健康と組織運営の課題の整理や女性の健康とビジネスの可能性を探るためのディスカッションに入ってまいります。
- 【第1回】フェムマーケット現状と可能性/Well-Beingとは何か?
12企業48名が参加するWELL WOMANプロジェクト2021が8月25日(水)スタートしました。 初回は皆さん緊張した面持ちでしたが、後半のブレインストーミングでは活発な意見交換が行われていました。さっそく、第1回目の内容をご紹介します。 |義からフェムテック理解を深める 前半は、本プロジェクトの主催企業 ハー・ストーリィ代表日野 佳恵子より「フェムマーケット現状と可能性」について、社会背景やマーケットの現状と女性のライフコースについて講義をおこないました。 なぜ、いまフェムマーケットに注目すべきなのか、フェムテックをブームで終わらせないためにゴールをWell-Being(※)にするべき理由をお話ししました。 ※Well-Beingとは…世界保健機関(WHO)憲章に「病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にある(日本WHO協会仮訳)」とされています。 | Well-Beingをテーマにブレインストーミング 後半は伴走講師、大阪市立大学都市経済研究科教授 永田 潤子氏よりレクチャーを受け、 私にとってのWell-Beingとはなにか Well-Beingについて知りたいこと、調べたい、考えたいこと の2つの問いについてブレストを「健康経営」コース、「商品企画」コースの2コース別のチームに分かれ、ZOOMのブレイクアウトルーム機能を活用し行いました。 ブレイクアウトルームでブレインストーミングした内容は最後にグループ代表者から全体に発表を行い、それぞれの問いに対する答え、考えなどのシェアを行いました。 |次回に向けて 第1回目終了後からグループ毎でChatworkを活用したコミュニケーションが活発に行われております。 【参加者からの声一部ご紹介】 さまざまな業種の方との意見交換をするなかで、自分にはない発想に触れられたことが良かった。 女性のWell-beingを考える際の視座について、気づきを得ることができました。女性の周囲の人間も巻き込んで広く見ることで本質的な価値に繋がりやすくなることを理解することができました。 Well-beingの表層ではなく、意義の深いところまで掘り下げてから考えることの重要性を感じました。 広く本質を捉えて解決策を考えていく必要があると感じました。 次回は、産婦人科医 Naoko女性クリニック 髙宮城 直子氏より「女性の生涯を通じた総合的な健康に関する知識」について話を聞き、女性の健康と組織運営の課題の整理や女性の健康とビジネスの可能性を探るためのディスカッションに入ってまいります。
- WELL WOMAN 発足イベント ダイジェスト動画公開中!
|WELLWOMAN発足イベントテーマ「女性の健康と活躍を支えるフェムテックの可能性」 ■ 4つのテーマを各専門分野から包括的にセッション WELL WOMAN フェムテック異業種共創プロジェクト設立を記念して、女性の活躍推進や健康課題など、Well-Being(女性たちの心身と社会的な健康)に精通した専門家やゲストをお呼びしてトークセッションを行いました。 「女性・心身」「経営・組織」「経済・社会」「フェムマーケット」 の4つをテーマに、これからの女性の健康と活躍を支えるフェムテックの可能性について話し合いました。 各専門分野からのトークセッションを通して、女性のフェムマーケット市場の現状と課題について理解を深められる内容となっています。 |WELL WOMAN 発足イベント概要 ▼内容 WELL WOMAN 発足イベント配信期間2021年6月23日(水)13:00~ 7月7日(水)13:00 ▼配信方法 オンラインイベント(ツール:zoom) ▼費用 1名様 8,800円(税込) ※8月25日開始のWell-Woman™プロジェクトにお申込みの方は、担当者より改めてご案内いたします。 ※売上の5%を一般財団法人日本女性財団を通じて困窮する女性の健康支援活動に寄附します。 主催株式会社ハー・ストーリィお問い合わせHERSTORY セミナー事務局 03-5775-1581 https://herstory.co.jp/contact/seminar-inquiry ■当日のプログラム ●主催者あいさつ 株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役 日野佳恵子 ●Ⅰ部 4つの専門の立場からスピーチ <女性・心身> 女性ライフクリニック院長 産婦人科医師 医学博士 対馬ルリ子 氏 ■プロフィール 東京大学医学部産婦人科学教室入局。女性のための生涯医療センターViVi初代所長。2002年現・クリニック銀座を開院。「女性医療ネットワーク」を設立。全国450名の女性医師・女性医療者と連携して活動。 一般財団法人日本女性財団 代表理事 <経営・組織> 株式会社サンリオエンターテイメント 代表取締役 社長 サンリオピューロランド館長 小巻亜矢 氏 ■プロフィール 子宮頸がん予防啓発活動「ハロースマイ(Hellosmile)」 委員長、NPO法人ハロードリーム実行委員会代表理事、 一般社団法人SDGsプラットフォーム代表理事。 <経済・社会> 大阪市立大学大学院都市経営研究科 教授 永田潤子 氏 <フェムマーケット> 株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役 日野佳恵子 ●Ⅱ部 トークセッション 「女性の健康と活躍を支えるフェムテックの可能性」 ●質疑応答&全体を通してのまとめ 株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役 日野佳恵子 ------------------------------------------
- 新しいビジネスをつくり出す 「女性たちのウェルビーイング」マーケティング
フェムテックをブームで終わらせない! 「健康経営」×「商品開発」の視点で考えれば、ビジネスチャンスが眠っている! 産婦人科医、予防医療、ヘルステック開発、ダイバーシティ企業、社会起業家 …etc. 多彩な専門家から学び、新しいマーケットに挑戦しよう! 「ウェルビーイング」という観点から、今後の日本、未来の人財につながる女性の心身に関わる課題を「企業の商品・サービスで解決する」という目的で開催された「WELL WOMAN プロジェクト」の書籍化! ●著者(掲載順)● 日野佳恵子 株式会社ハー・ストーリィ 代表取締役/女性トレンド総研 永田潤子 大阪公立大学大学院都市経営研究科 教授 対馬ルリ子 産婦人科医師/医学博士/女性ライフクリニック院長 髙宮城直子 Naoko女性クリニック 院長 笹尾敬子 一般社団法人放送サービス高度化推進協会 常務理事/日本女性ウェルビーイング学会 代表 今村優子 株式会社リンケージ FEMCLE Director/日本医療政策機構 フェロー 池田久美子 ダイキン工業株式会社 人事本部 ダイバーシティ推進グループ ダイバーシティ 専任部長 荘司祐子 株式会社ポーラ 人事担当執行役員 細川モモ 予防医療・栄養コンサルタント/一般社団法人ラブテリ 代表理事 米川瑞穂 株式会社日経BP 総合研究所 主任研究員 メディカル・ヘルスラボ 日根麻綾 株式会社エムティーアイ 執行役員 ヘルスケア事業本部 ルナルナ事業部 事業部長 森田敦子 株式会社サンルイ・インターナッショナル 代表/株式会社Waphyto 代表 具嶋友紀 株式会社Greenspoon 商品開発責任者 名和成明 TOPPANエッジ株式会社 中央研究所 ビジネス推進部 部長 小林味愛 株式会社陽と人(ひとびと)代表 ----- 著者からのメッセージ ----- 本書は、近年注目されている「ウェルビーイング」の専門書ではありません。 また、ここ数年、話題となってきた「フェムテック」に関する専門書でもありません。 本書はずばり、「ビジネスヒント」をつかむための本です。ビジネスのテーマを「女性のウェルビーイング」に絞り、未着手の社会課題を掘り起こし、イノベーションのきっかけを見つけるための本です。 なぜ、「女性のウェルビーイング×ビジネス」が重要なのでしょうか。 それは、この数年に私たちが体験した社会変化からもたらされました。 実際に、あなたのまわりではどんな変化が起きていますか? あなた自身の価値観はどう変わりましたか? この数年で、私たちはたくさんのことを考え、学び、強くならざるを得ないという意識に変わりました。 誰もが「健康で生き抜くこと」への意識が高まりました。 環境破壊、新型コロナウイルス、ロシアによるウクライナ侵攻……、「安全」「平凡な幸せ」が当たり前ではないと気づかされました。その期間、「SDGs」という提言が一般に大きく広がり、同時に、真の幸福を考える「ウェルビーイング」という言葉も広がっていきました。(中略) そんな中で、なんとか少しでも「ウェルビーイング」という観点から、今後の日本、未来の人財につながる女性の心身に関わる課題を「企業の商品・サービスで解決する」というプロジェクトはできないか、と立ち上げたのが、「WELL WOMAN プロジェクト」です。 2021年、2022年の2回に渡り、約30社、総勢80名、全15チームによって異業種共同での「女性の健康課題をビジネスで解決する学習会」を開催しました。 約半年かけ、異業種で編成されたチームで女性の健康課題について専門家からの話を聞きながら、ビジネスアイデアを出し合い、新しいビジネスのタネを創出し、プレゼンテーションを行なうという学習会です。(中略) 本書1冊の中に、「女性のウェルビーイング」を柱に、急速に話題となった「フェムテック」「ジェンダード・イノベーション」という女性を取り巻く社会トレンドキーワードのすべてを濃縮し、各専門家、業界の方々の講義、そしてビジネスプラン内容を掲載しています。 どうぞ読者の皆様の事業のヒントに、新たな市場創造に、社内勉強会に、ご活用ください。 ----------------------- 著書:日野佳恵子、永田潤子 出版者:同文舘出版 出版日2023/8/9
- 女性の輝く未来を切り拓くモノ・コト 第7回女性のあした大賞
「女性のあした大賞」とは...... 女性のあしたが輝く社会に貢献していると考えられる商品・サービスを表彰するものです。 受賞理由 2021年12月に誕生した日本最大の産後ケアホテル。出産は、全治2カ月の交通事故に遭ったのと同 じぐらい体に負担がかかる。そして、産後の体や心への過度なストレスで10人に1人の女性が産後うつ に悩む。そんな産後女性たちの心身を助産師や専門スタッフがケアし、ゆっくりママになるための数 多くのサービスを提供。産後ケアがまだ浸透していない日本で、つらく孤独だった産後を幸せで楽しい時間とするための大きな一歩を踏み出した。 需要の増える産後ケアのニーズに「産後ケアホテル」という新たな選択肢を提案 近年、高齢出産や共働き夫婦の増加などに伴い、産後を実家 などではなく自宅で過ごす母親が増加している。また、コロナ禍では里帰り出産を控える傾向にあるなど、出産前後の母親を取り巻く環境は 大きく変化した。「マームガーデンHAYAMA」は、産後ケアにリゾートホテルの要素を掛け合わせた、日本ではまだ数少ない宿泊型の民間産後ケア施設だ。「ゆっくり“ママ”になれる場所」をテーマに、母親と新生児にきめ細やかなケアを提供しながら、母親と家族が健やかに育児に専念できる空間と環境を提供している。保育園経営を行ってきた同社の強みと、レストランやリゾートホテルを運営する親会社のノウハウを集結して 誕生した。ホテル内には24時間赤ちゃんを預けられるベビールームを完備。専門スタッフが赤ちゃんを見守りながらの授乳や沐浴をサポートし、母親は心身の回復に専念できる。おやつを含め1日5食提供される食事は、栄養士により産後の回復や授乳に必要な栄養バランスが考えられたメニューだ。また、出産後は急激なホルモン量の変化で精神的に不安定な時期であるため、 リラックスして過ごせるよう足湯や岩盤浴、エステやヨガルームなどの施設も充実している。開業後わずか8カ月で宿泊数1万泊を超えており、平均滞在期間は“15日間”と長期滞在で利用する傾向にある。産後の女性の健康と育児の基盤を整える「産後ケア」は、身体的な回復の促進だけでなく産後うつの予防といったメンタルヘルスの観点からもニーズが高まっている。これまで妊娠・出産・育児などのライフイベントは「親のサポートを受ける 」か「自分たちで頑張る」の二択に限られていたが、産後ケア を利用するという新たな選択肢を提案している。 受賞理由 海外雑貨のようなポップなパッケージデザインの 生理用ナプキン(2022年3月発売)。Z世代をター ゲットにして、女性の健康に寄り添いたいと開発された。パッケージは、“カワイイ”や“ワクワク”を感 じられつつも、生理用品であることが伝わり、購入しやすいデザイン。世界初(※)のコットン100%ナ プキンは、生理期間を心地よく過ごすことを助けてくれる。生理のタブーから女性を解放してくれるこ とを期待。( ※シェリコット調べ) Z世代の心と体に新しい出会いを届けるオリジナル生理ナプキン 1966年、東京・銀座に輸入生活雑貨店としてスタートしたプラザスタイル 。『PLAZA(プラザ)』 や『MINiPLA(ミニプラ)』などのストアを全国100店舗以上展開し、海外のさまざまな生活雑貨商品 を日本の市場に紹介しながら、その背景にある文化や「モノ」自体が持つ楽しさを伝えてきた。 2020年、PLAZAの顧客・スタッフともに女性比率が高かったことから、女性の健康に寄り添いたいと「 生 理」に着目。生理用品との出会いの体験、買う体験を自分たちらしくアップデートするため社内プロジェクト「Nice to meet me!」を発足した。第一弾商品である「The Week Sanitary Pad」は、 “コスメやお菓子を購入するように、生理用品をストレスなく、お買い物を楽しみながら購入してほし い”との願いを込めたオリジナルパッケージの生理用ナプキンだ。デザインだけでなく機能性にもこだ わり、コットン素材の漏れ防止ガードを採用。デリケートゾーンにはオーガニックコットンを使用し肌 への優しさを追求した。今後も活動の輪をさらに広げるため、社内外とのコラボレーションも視野に入れている。 受賞理由 更年期症状のつらさを、パートナーと乗り越えられるよう助けてくれる更年期コミュニケーションアプリ(2 0 21年4月開始)40~50代の日本人女性のうち、約3割が更年期症状による日常生活への影響を訴えているが、悩みを周囲に相談できず、1人で我慢してしまう場合が多い。カウンセリングとLINEのやりとりで相談者の不調や悩みに寄り添い、家族と共有することで症状と向き合うことをサポートしてくれる点を評価。 更年期の不調に寄り添うコミュニケーションアプリ 顔のほてりや手足の冷え、気分の浮き沈みなど、更年期症状の悩みは人に相談しづらく、パートナーの理解も得られにくい──。「よりそる」は、サービス創設者自身の経験がきっかけとなって誕生したアプリだ。メインサービスとしてカウンセリングを提供し、利用者は1カ月に最大5回(お手紙カウンセリング4回、WEBカウンセリング1回)受講できる。アプリは「1人用」と、パートナーと一緒に利用する「2人用」が選択でき、LINEを利用したサービスでは2人に向けた共通の質問が1日1回送られてくる。お互いの回答はそれぞれLINEを通じて知ることができるだけでなく、質問内容は利用者からのリクエストやアメリカの「夫婦学」を参考に、やり取りを重ねるほど本人の好みに合った内容が配信されるようアルゴリズムが組まれている。きめ細やかなサポートが評判を呼び、サービス開始から1年半経つ今も会員数は伸び続けている。企業や自治体向けの研修・コンサルティングも積極的に実施しており、見えにくかった更年期の課題を可視化し、一人でつらさを抱えない社会の実現を目指している。 受賞理由 岩盤浴で人気の天然鉱石ブラックシリカを繊維の中に封入した新素材BSファインで作り上げた肌着(2004年シリーズ発売)。この50年間で日本人の平均体温は1℃下がり、冷えに悩む女性は多い。BSファイン シリーズの肌着は、繊維の中の鉱石の遠赤外線でじんわりと体を温め、体温を生地が蓄熱して保つ。また、日本のものづくりの技術により薄くて軽くて快適な着心地を実現。女性の体を温めいたわってくれる点を応援したい。 着るだけで一年中体を冷えから守るMade in 岡山の新機能繊維 西の小京都岡山県津山市に本社を置く加茂繊維株式会社は、大手肌着メーカーの協力工場として50年間肌着の技術を蓄積してきた。2000年、日本のものづくりを基盤に「理想の肌着」を作りたいと新機能素材の研究開発に着手。4年の期間を経て、直径3ミクロンのポリエステル繊維の中心に、0.3ミクロンの天然鉱石ブラックシリカを封入した新機能素材「BSファイン」を開発した。“着る岩盤浴”のキャッチフレーズで親しまれているBSファインの特徴は「薄くて、軽くて、温かい」ことだ。繊維中の鉱石の遠赤外線が体を温め、生地が蓄熱・放熱しながら一定の体温を保ち続ける。だから寒い場所では温かく、暑い場所でも汗をかいたり蒸れにくい特長がある。一年を通して快適に過ごせると冷え対策に活用され、最も人気の高い「レッグウォーマー」は累計販売数200万足を突破している。直近5年は愛用者が増え続け、年平均140%成長を継続しており、現在は研究開発型素材メーカーとして、実用衣類のみならず住環境やスポーツ分野などでの用途開発を進めるほか、海外市場への進出も視野に入れている。 受賞理由 一部の国・地域・ビーチの規制に配慮した設計のビーチフレンドリー処方の日やけ止め。(2 0 2 2年2月リニューアル)。一部の国・地域・ビーチにおいて、持ち込みや使用が規制される特定の成分を含まない処方。さらに高い紫外線防御機能、使用感のよさ、きれいな肌仕上がりの持続性も兼ね備える。また、中身だけでなく、外装も環境に配慮した素材を採用。サステナブルな日やけ止めやコスメは、いま女性たちから注目を集めている。 海の規制に配慮した“ビーチフレンドリー”な日やけ止め 2 0 0 0年の誕生以来、機能性と美しさを追求して進化を遂げてきた花王の日やけ止めブランド「ALLI E(アリィー)」。2022年2月、ブランドリニューアルにともない一部の国・地域・ビーチの規制に配慮した『ビーチフレンドリー処方』を他社に先駆けて初採用した。近年、日やけ止めに含まれる紫外線吸収剤の特定成分がサンゴの白化の原因となっており(編集部調べ)、ハワイやパラオ、ヴァージン諸島などでは日やけ止めの持ち込み・販売などが制限されている。そこで、規制に抵触する成分を除外しながら、UV カット効果の低下や白浮きなどの課題をクリア。「SPF50+・PA++++」という高い紫外線防御機能はそのままに、規制配慮の両立を可能にした。パッケージの外装にもFSC認証を取得した紙を採用し、プラスチックを削減。容器の一部にはバイオマス素材を使用している。2022年3 月からは「ALLI E」はサステナビリティに共感する企業や団体、顧客と共に取り組む活動「Think Sustainability Action」をスタートさせ、海中クリーン活動や海洋生物保護活動などを実施している。 ■掲載元 HERSTORY REVIEW 2023年2月号 Vol.67 → 詳しくはこちら
- 物価上昇のいま、女性たちが求めるのは コスパの良さと高機能・高品質
今よりお金を使いたい項目ベスト3は「旅行」「食」「運動・健康」だ。旅行はまだ国内中心だが、コロナの制限が緩まったことで女性たちは外に向けて動きだしている。その他、今回の調査では「食」「健康・運動」「美容」といった消費意欲の高い項目について女性たちのインサイトを探った。 Q.1 2023年に「今よりもお金を使いたい」と思うものはありますか?あてはまるものを全て教えてください Q.2 「食品・食事」 を購入するうえで重要なポイントとなるのは何ですか?当てはまるものを上位3つ選んでください。 Q.3 前問で重要なポイントととしてあげた内容が判断基準となり、買った 「食品・食事」 関連商品・サービスを教えてください。 Q.4 2023年は「食品・食事」に関わる買い物を増やしますか? 減らしますか? 「増やす予定」「どちらかというと増やす予定」を合わせると約6割は食費を増やす予定であることが分かる。物価上昇の影響は強く節約志向ではあるものの、食に対する興味関心は大きく、買い物を増やして豊かな生活を送りたいと願う消費者は多いと見られる。 特に、乳・幼児期ママと児童・思春期ママは7割以上が増やす予定だと回答している。育ち盛りの子どもを持つ家庭は、食品の質や安全性にこだわる、量を増やすなど、食費にかける割合が高いものと考えられる。 Q.5 今注目している・これから買いたいと思っている 「食品・食事」 関連商品・サービスがあれば具体的に教えてください。 「オートミール」の人気が2022年から続いていることが分かる。 その他に回答が集まったのは、健康意識の強まりから「大豆ミート」「ヤクルト1000」「野菜」、利便性から「ミールキット」「宅配サービス」「ネットスーパー」などだ。宅配サービスは「オイシックス」や「らでぃっしゅぼーや」といった食品の安全性や環境配慮が高いサービスが注目されている。 現実は物価高の影響もあり、安価な製品を購入するが、本来は安全面や栄養面、環境への影響などに配慮した食品を選びたいというインサイトが見られる。 ※ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析 ※ワードクラウド:スコアが高い単語を複数選び出し、その値に応じた大きさで図示しています。 単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表しています ■女性インサイト調査データ掲載元 HERSTORY REVIEW 2023年2月号 Vol.67→ 詳しくはこちら
- 【対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座】女性の心身の健康を医療から支え、自分らしく輝く人生を送ってほしい。そんな想いを元に、女性専門外来としてより認知されるクリニックのブランドイメージ構築を実施
対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 院長 産婦人科医師、医学博士 対馬ルリ子 氏 2002年、女性の健康相談窓口としてのクリニック「対馬ルリ子女性ライフクリニック」を銀座に開業し、女性の声に耳を傾け続けてきた対馬先生。ハー・ストーリィでは、対馬先生の本業である女性ライフクリニック様のロゴマークの変更、ホームページリニューアルに向けての全体企画、ディレクションと、対馬先生が代表理事を務める日本女性財団のビジョン図づくり、フェムシップドクターの名称、ロゴマーク製作、ブランディング等を担当しました 医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス 理事長 対馬ルリ子女性ライフクリニック銀座 院長 産婦人科医師、医学博士 対馬ルリ子 氏 〈プロフィール〉 東京大学医学部産婦人科学教室入局。女性のための生涯医療センターViVi初代所長。2002年現・クリニック銀座を開院。「女性医療ネットワーク」を設立。全国約500名の女性医療者と共に情報発信、啓発活動、政策提言等を行っている。2020年困窮する女性、行き場のない女性を医師、経済、支援団体が連携して支援する一般財団法人日本女性財団を立上げ代表理事に就任。専門は周産期学、ウィメンズヘルス。 > 一般社団法人 日本女性財団 > 女性ライフクリニック ■共創プロジェクトの目的 女性専門外来としてより認知されるクリニックのブランドイメージの構築。 同時に、困っている女性を医師が支援する日本女性財団のフェムシップドクター活動の社会アピールを通して、広く女性の健康課題解決に興味関心を増やす。 ■共創プロジェクトの内容 親しみやすく、心から明るくなるブランドロゴ、カラーの変更、サイト製作など。また社会課題解決として対馬ルリ子先生が取り組んでいる日本女性財団のブランド戦略を行い、女性の健康に関心がもたれるイメージ戦略を発信する。 ■導入成果 活動が分かりやすくなり発信しやすくなった。支援が得られやすくなった。賛同者が集めやすくなり、全国にフェムシップドクターの数も増加している。 ■INTERVIEW インタビュアー:株式会社HERSTORY 代表取締役 日野 佳恵子< プロフィールはこちら > 女性のライフステージに寄り添いつづける「かかりつけ医」でありたい。クリニック設立への思い 日野:対馬先生は2002年に「ウィミンズ・ウェルネス銀座クリニック」を開院され、日本の女性専門外来において草分け的な存在でいらっしゃいます。はじめにクリニックを設立された経緯をおしえていただけますか? 対馬先生:近年、女性の社会進出は徐々に進んでいますが、日本の女性は自己評価が低いとも言われています。女性が自分らしい姿で自己を肯定し、社会で活躍するには、まずは身体が健康であることが大切だと考えていました。 ここ数年、well-being(心身、精神的・社会的に満たされた状態)という言葉も広まっていますが、女性にとって身体の外側と内側の両面が健康な状態であることは、well-beingと同意義だと思っています。女性が快適に生活し、自信を持って社会でやりたいことを実現するためにも、私たちは医療面から女性の心身の健康をサポートしたいとクリニックを開院しました。 女性ライフクリニックの診療内容は産科・婦人科に限りません。内科や泌尿器科、皮膚科やフェム外来など医学的観点から必要と思われる科目を用意し、女性の心と体の健康にかかわる専門家たちが、協力して診療にあたります。 産婦人科医や女性医師のネットワークを活用し、専門家のスキルや経験を一人の患者さんの健康のために役立てたい。クリニックの根底にはこのような思いがあります。 日野:先生は女性特有の体の悩みに早くからお気づきになっていらっしゃいました。 対馬先生:アメリカでは1990年代から性差医療の考えが広まっていました。性差医療とは、男女の身体の違いや特有の疾患等を考慮した上で、最適な診断や治療を実現しようとする医療のあり方です。生まれた時は男女の身体の成り立ちは一緒ですが、思春期から更年期には性差が大きく開き、特に女性はPMSや更年期症状など特有の疾患も多くあります。私は産婦人科医としてキャリアを歩んできましたが、「日本にも性差医療の考えを医療に導入したい」と想いが芽生え、女性の生涯の健康問題をケアできる医者を目指すようになりました。 低用量ピルを取り巻く課題も背中を押される一つのきっかけになりました。ピルは1960年にアメリカで最初に認可されましたが、当時は「女性が妊娠を決めるなんて許せない」と社会的なバッシングが巻き起こったほどでした。しかし、妊娠や月経の時期を女性自身が主体的に選択していくことで、社会進出を掴み取っていった時代背景があります。 日本では1999年になってようやく認可されましたが、クリニック開院当時、知識不足のために出産トラブルに遭うたくさんの女性たちを診てきました。ですから、まず大切なのは女性が自分の身体と健康課題を理解してもらうこと。そうすることで、ようやく人生を主体的に選び取っていけるのではと考えるようになりました。 従来は疾患着目型の医療でしたが、性差医療の概念をといり入れ、疾患ではではなく患者さんを見る、いわば「人」を見る医療に取り組み始めました。女性の心と身体をトータルで診療し、ライフステージに寄り添いつづける「かかりつけ医」でありたいと思っています。 日野:今でこそフェムテックも注目されていますが、当時の先生の着目点は理解されにくい部分もあったのではないでしょうか? 対馬先生:ピルへの理解も進まず、女性がなかなか社会で活躍できなかった背景には、女性が自分の気持ちを押し殺す“美徳”に寄りかかってきた社会構造があったように思います。 日本では1972年に男女雇用機会均等法が施行されましたが、女性が男性社会に追いつくため、無理して合わせていく風潮があったように思います。さらに家事や子育て、介護などのタスクを抱える方も多く、その結果、身体を壊してしまう患者さんを多く目の当たりにしてきました。 課題は女性に限りません。男性もうつや自殺、心筋梗塞の罹患率は高いです。これからは男女共に健康を管理し、イキイキと働けるような働き方改革が必要ではないでしょうか。 健康経営への意識の高まりと女性のヘルスケアの重要性 日野:近年、働き方改革の取り組みの一つで、企業が従業員の健康管理に配慮する「健康経営」が推奨されています。実際今は健康を意識できる社会になっていると言えるでしょうか? 対馬先生: ここ10年ほどは大きな転換点です。国も健康経営を後押しし、経済産業省では2016年から特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する「健康経営優良法人認定制度」を実施しています。 性差医療に関しては2002年に性差医療・医学研究会が発足し、私も2003年にNPO法人女性医療ネットワークを設立して医療的アプローチから女性の健康に関する勉強会やセミナーを開催してきましたが、理解者が医療関係者のみに留まっている課題は拭えませんでした。 そこで、労働安全衛生や企業健保に関する有識者と共同で「働く女性の健康推進に関する実態調査」を実施すると、女性従業員の約6割が女性特有の健康課題などにより職場で困った経験があると回答し、女性特有の健康課題による経済損失等があることがデータ(*)から見えてきました。 そのため、女性の健康課題に対応した健康経営の推進が必要だと経済産業省に提言したところ、「健康経営優良法人認定制度」の認定基準の一つに「女性の健康保持・増進に向けた取り組み」を盛り込むことができたのは大きな成果です。 現在も大企業・中小企業問わず企業の意識は高まっていますし、職場でもSDGsや個人の違いや多様性を認め生かし合う「ダイバーシティ&インクルージョン」への理解が広がっています。 日野:まさに今、企業は対馬先生の提言を機に職場改善に取り組んでいます。世の中が大きく変化したのも先生たちの働きかけが大きいのではないでしょうか。女性の健康課題を働く女性に認識していただくには、まずは企業が理解を深めることが必要だと思います。先生のお考えはいかがですか? 対馬先生:もちろん経営層が進んで女性のヘルスケアを理解する必要はありますし、企業の健康診断に関しても性差医療の考えを取り入れるべきだと考えます。例えば血糖値やコレステロールの値は今では若い女性にとってリスクが高くない要素だと考えられているように、性別に応じた適切な検診を受けることが望ましいです。 日野:確かに一般的な健康診断は男性が基本対象となっています。先生のクリニックでは女性向け検診も実施していますが、会社で受けた診断結果を持って相談することも可能なのでしょうか? 対馬先生:はい、クリニックでは患者さんの検診結果を見ながらまず語り合います。そして、30代なら婦人科検診や乳がん検診、40代以上の方には更年期ドッグや骨密度・甲状腺チェックなど女性のライフステージに応じた検診プログラムを組んでいます。加えて妊娠希望の方には基礎体温計測や卵子凍結、葉酸・鉄・カルシウム摂取のアドバイスをするなど人生の選択に寄り添った支援をしています。 日野:女性検診の重要性を知らない方もまだまだ多いのではないでしょうか。 対馬先生:もちろん会社の健康診断を受けることも大切ですが、検診結果を健康にどう活かすかが大事です。忙しいと後回しにしてしまいがちですが、不調がなくても年に一度はカウンセリングを受けることをお勧めします。 弊社がお手伝いした業務(ロゴ、サイト、経営サポートなど)内容について 日野:今回、ハー・ストーリィではクリニックのブランドイメージの構築をテーマにブランドロゴとカラーの変更、サイト製作のディレクションなどをお手伝いさせていただきました。反響はいかがですか? 対馬先生:非常に助かりました。毎日患者さんに向き合っていると、なかなか時間も労力も割けなかったのですが、医療の視点だけで考えるのではなくマーケティングやビジネスの専門家の視点、考え方を教えていただきました。 それから発信の重要性も学びました。今までは講演や外部の取材対応が中心でしたが、自分達の取り組みや商材をコンテンツとして発信することで私たちの医療に賛同共感支援する人が増えました。実際、クリニックにも「自分の身体への理解を深めたい」という方が来院くださっています。 ロゴビフォーアフター 困窮する女性の声に向き合うため「日本女性財団」を設立 日野:2021年には女性の生涯のWell-beingの実現に向けて、医療・福祉・政治・経済が連携し、国政に声を届ける団体「 一般財団法人 日本女性財団 」を設立されました。設立の経緯は? 対馬先生:コロナ禍の医療現場では、虐待や失業、貧困による栄養 失調や望まない妊娠、DVなど女性たちの困窮する姿が明らかになりました。中には声を上げられず、見過ごされたSOSもあります。そこで、支援を必要としている女性たちを適切な専門機関に繋ぎ、多くの企業や組織と連携して社会課題解決につなげたいと設立しました。 財団の主旨に共感いただき、困窮する女性たちをサポートしてくださる医師・医療関係者たちを「フェムシップドクター」と呼び、オンライン診療やSNS緊急連絡、シェルター、地域団体・行政との連携に取り組んでいます。 一般社団法人日本女性財団_活動全体理念 日野:設立2年目には企画統括として私が一年間サポートし、事業ビジョン、「フェムシップドクター」の名称、ロゴマーク、そしてハー・ストーリィがイベントを請け負い、ポスターや クラウドファンディング 2回の実施など資金集めもサポートしました。反響はいかがでしたか? 対馬先生:財団のロゴマークと「フェムシップドクター」の名称が生まれたことで、「思いを共有する仲間とともに前に進んでいこう」という連帯感が醸成されました。フェムシップドクターの数は現在40名ほどと多くの賛同者にも出会うことができ、他団体や自治体、専門機関と情報交換を通じて連携を強めています。 (左)ロゴマーク(右)イベントポスター 包括的ケアを次世代につなぐ。クリニックが目指す未来 日野:対馬先生は今後、どのようなことに注力したいとお考えですか? 対馬先生:クリニックで展開している包括的ケアを次世代に繋いでいくことです。現在、東京産婦人科医会の副会長を務め学校保健の分野を担当していますが、東京都では2022年10月より都立高校に産婦人科医を学校医に任用する制度が始まりました。思春期特有の悩みやヘルスケアに関する専門的な相談等を受ける取り組みで、初年度は10校からスタートし、今後実施校を増やしていく計画です。 また、生徒や保護者を対象にプレコンセプションケア(妊娠前から始まる健康管理)に講演も実施しています。今後も仕掛け人として自治体や教育機関に働きかけ、女性のヘルスケアのリテラシー向上に務めたいと思います。 日野:お話を聞いていると、改めて先生は“種を撒く人”という印象を受けます。 対馬先生:特に地方は高齢化・過疎化が進み、医療の地域連携もなかなか進みません。well-being実現のため、財団では困窮する方々の現状を調査しながら、よりよい社会システム構築に向けた要望や政策提言も出していきたいと考えています。 日野:先生のクリニックは初診でもオンラインで診療が受けられるため、地方在住の方にとっては助かると思います。 対馬先生:地方では更年期のホルモン療法薬やピルの処方に時間がかかる地域もありますから、ささいな身体の悩みでも構いませんので、まずは気軽に相談していただけたらと思い明日。不安を解消し、背中を押すきっかけになる存在でありたいですね。 「 女性ライフクリニック新宿 伊勢丹 」は伊勢丹新宿店内にあり、土日診療にも対応し予約不要で受診ができます。女性たち飛び込みやすい場所として選んだのですが、招聘してくださったのも女性の役員さんでした。当事者である女性が時代を切り開く時代になったんだと改めて実感しています。 クリニックに対しても「自分たちが快適に働くためにもこういう場所は大切だ」という認識が広がってきています。自分達の専門領域にとどまらず、女性の生涯の健康と幸福ためにできることをシームレスに提供していけたらと思います。 ハー・ストーリィへの期待値 日野:最後に、ハー・ストーリィに対する今後の期待値をお聞かせいただけますか。 対馬先生:今の世の中に広がる変化の機運は、女性視点で新しい社会を創造するハー・ストーリィにとっても追い風となるのではないでしょうか。ヘルスケアを取り巻く社会環境を少しでも打破し、誰もが健康に生涯を全うできる社会にするためにも、今後も連携しながらさらにフィールドを広げていただきたいと思います。 (*)参考: 健康経営の更なる発展に向けて(平成30年2月20日) 経済産業省 商務・サービスグループヘルスケア産業課 https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/downloadfiles/award_panel1_meti.pdf
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株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表:日野佳恵子)は、2023年2月14日(火)オンラインにて「女性トレンドセミナー2023 〜動き出す女性消費者、新しいビジネスチャンス〜」を開催します。参加費は無料です。
- 2023年版 女性ペルソナ年鑑『HERFACE21』の発売を開始しました。
全女性の意識・関心・行動の変化予測を掲載! この1冊で、全世代の女性の「リアルな今と予測」がわかります
- 【最終回】女性のあした大賞×WELL WOMANフェムテックビジネスプラン発表会
|4カ月間の集大成!ウェルビーイングをテーマに業種の垣根を越えた自由な発想・アイデアが結集したフェムテックビジネスプラン発表会 第6回女性のあした大賞は、「WELL WOMAN」との共同開催となりました。ウェルビーイング(女性たちの心身と社会的な健康)をテーマに、2021年8月から約4カ月にわたり行われたWELL WOMAN異業種共創プロジェクト。 「健康経営」×「商品企画」の視点から健康経営における女性活躍推進支援や、新しいフェムビジネス創出を目指し、講義やディスカッションを重ねてきました。その集大成として2021年12月8日の第6回女性のあした大賞にて、各チームのフェムテックビジネスプラン発表会を開催しました。 優秀賞受賞チームおよび各チームの発表テーマをご紹介します。 【商品企画コース】 【優秀賞受賞チーム:bouquet】 離乳食をきっかけに抱え込まないマインドを作る!「にっこりスプーン」 〈TEAM〉THINK*U:不足しがちな家庭内コミュニケーションを 解決するアプリ「我が家の瓦版」 〈TEAM〉GENERATIONS:親子で性について楽しく学べる 「kokokara BOX」 〈TEAM〉 IYes:ママ力と女子力アップで 楽しい育児を! 「女性の癒やしと子育て応援キット」 〈TEAM〉Fun:更年期の不調と不安を和らげる 「あなた想いBOX」 【健康経営コース】 【優秀賞受賞チーム:メドレー】女性の健康課題は業績にも影響する? 「企業ネットワーク」と 「共通アンケート」で解決を探る 〈TEAM〉com-FEM-table:「キャリア研修× ヘルスリテラシー研修」の パッケージ化で女性の パフォーマンスを上げる 〈TEAM〉OKOA:食を通じて ヘルスリテラシーを高める 「OKOA~健康自己管理モデル」 | 【優秀賞受賞チーム:bouquet】離乳食をきっかけに抱え込まないマインドを作る!「にっこりスプーン」 |受賞理由 なぜか「女性が全てやるもの」と思い込んでしまっている家事・育児・仕事。周囲からの無言の圧力も重なり、毎日疲労困憊(こんぱい)の女性が多い中、1人で抱え込まず、何かに頼ることも重要だという新しいマインド作りにフォーカスした。 取っ掛かりとして、離乳食に注目したのが素晴らしかった。離乳食を通じて、夫や祖父母、ベビー用品会社や薬剤師、栄養士など、巻き込んでいける対象が多いのも今後ビジネスが広がる要素として期待できる。 ■ 離乳食キット+専用アプリで離乳食作りの負担を減らす 多くの女性は家事・育児・仕事と一人で全てを抱え、疲労をため込んでいます。ここには、「自分が頑張らないといけない」という無意識のマインドが邪魔しているのでは? と考えました。 そこで、子育ての初期段階である離乳食作りから一人で抱え込まないようにするための対策ができないかと、「コンシェルジュ付き専用アプリ×離乳食キット『にっこりスプーン』」を考案しました。 このサービスは、約1年続く離乳食作りをストレスなく乗り切ってもらうためのものです。 具体的なサービス内容としては、どんな方でも簡単においしく作れる離乳食キット+離乳食の困りごとを解決する専用アプリをセットで販売します。特に離乳食作りは、赤ちゃんの成長に合わせて食材をすりつぶしたり、柔らかくしたりするため、通常の食事作りとは比べ物にならないほど大変な作業です。 7 割以上のママが大きな負担を感じているにもかかわらず、パパの参加率は低く、ママは1人で情報収集をし、手探り状態で、日々チャレンジしています。 ■ 離乳食を通じて孤独にならない育児を実現 こうした孤立感から脱してもらうためにも、専用アプリでは管理栄養士からのアドバイスや相談、利用者コミュニティの提供、登録情報から導き出されるおすすめ食材の提案、食材の離乳食アレンジレシピなど、ママと赤ちゃんに役立つあらゆる情報を提供していきます。 同時に、離乳時期の赤ちゃんに必要な栄養素をパウチに詰め込み、1食ごとに手軽に用意できる環境を整え、調理の手間をできるだけ省いてもらえるよう計画しています。現在、店頭には数多くの市販ベビーフードが並んでいますが、既存商品との差別化として「にっこりスプーン」では、以下2 点の特徴を掲げています。 ①栄養士監修の離乳食キットであること ②専用アプリを通じて気軽に相談でき、育児で孤独にならないこと こうした付加価値のあるベビーフードが、まだ市場に出ていない点に注目し、「にっこりスプーン」が利用者にとって必要なサービスになるのではと考えました。今回は女性6名のグループとして、Well- B eingの課題に向き合いましたが、私たちも「一人で頑張らないといけない」といったマインドに左右されているのだとよくわかりました。 そんな中、女性のこれからをもっと良くしたいという思いで一緒にプラン作りに取り組むことができ、とても良い経験となりました。 |【商品企画コース:THINK*U】不足しがちな家庭内コミュニケーションを解決するアプリ「我が家の瓦版」 | ボタン1つの簡単操作で家族とのつながりを強められる 今回私たちは、家族内タスク共有アプリ・家族新聞自動作成サービス「我が家の瓦版」を提案しました。「毎日夜泣きで寝不足!1秒でも多く寝たい」「妻が何を求めているのかわからない」。同じ家で暮らす夫婦とはいえ、忙しさゆえにコミュニケーションが不足し、心がすれ違うことはよくある話です。特に妻は、夫よりも家事負担を多く強いられる傾向にあり、あるデータによれば、在宅勤務を実施している共働き夫婦400名のうち「夫の方が家事育児負担の割合が大きい」と答えたのはたったの2.6%という結果も出ています。 こうした妻のワンオペ状態が続くと、いずれ離婚や産後うつ、産後の自殺、こどもへの虐待などにつながる恐れがあり、とても危険です。 今回発案した「我が家の瓦版」は、そんな夫婦間のコミュニケーションを円滑にしようと作られました。「簡単」「見える化」「アプリだからこそ」の3点にこだわり、以下のような機能を盛り込んでいます。 ①簡単→基本操作はボタン1つでできる ②見える化→タスクを一覧表示し、家事育児の負担割合をグラフで提示。 AIが共有できそうなタスクを提案してくれるので、「次週からタスクに追加しよう」 などの気づきが得られる ③アプリだからこそ→直接言いにくいことも伝えられる このアプリを通じて、日々のタスクを家族で共有できるだけでなく、写真と一言日記機能、週1で自動作成される「家族新聞」などを通して、生き生きとした形で家族の情報を共有できます。さらに、家族への依頼ボタンや、「ありがとう」を伝える機能なども盛り込みました。このアプリが、夫婦そろって笑いながら子育てできるきっかけ作りになれたらうれしいです。 |【商品企画コース:〈TEAM〉 Blend】 妊活にフォーカスした旅プラン「Musubi旅」 ■ パートナーとの人生プランを熟考できる場所と時間を提供 妊活前・妊活中の20~30代の若い夫婦向けに、妊活に着目したサービス「Musubi旅」を発案しました。このプランを思いついたきっかけは、妊活中の女性は男性から「理解してもらえてない」と感じる場面が多いことです。妊活は二人の問題であるにもかかわらず、夫から「子どもが全然できないけれど、一度検査してきたら?」と一方的に勧められたりして、女性だけが悪いかのように扱われるケースが多く見受けられます。8割の女性が不調を我慢しているというデータもあり、そこに理解してもらえない不満が募り、そのうち大きな夫婦の溝ができてしまうこともあります。 そうならないためには、夫婦がお互いを理解し、感謝や悩みを伝え合う時間ときっかけが必要だと 考えました。そこで登場したのが「Musubi旅」です。 同プランは、日常から離れたリラックス空間で夫婦水入らずの会話を楽しみ、さらに食事や眠り、温活などの体験を通じて、お互いの心と体を整えていきます。一見普通の旅に思えますが、明確な違いは「Musubi手帳」を活用する点です。妊活版、マタニティ版、育児版と、夫婦のそのときのステージに合わせた手帳を用意し、妊娠や子どもを持つことの不安を文字で書きとめてみたり、育児する上で大切にしたいことやパートナーへの感謝の気持ちなどをつづったり、「Musubi旅」を通じて夫婦の自然な対話を生み出す効果を狙っていきます。 1人の女性が母になる前から寄り添い、母になった後も孫を持った後も、ずっと併走者として付き合っていけるサービスを心がけ、最終的には女性だけでなく、家族としてのWell- Bei ngが実現している未来を目指していきたいと思っています。 |【商品企画コース:〈TEAM〉 GENERATIONS】 親子で性について楽しく学べる 「kokokara BOX」 ■子どもの成長に合わせて届く性教育アイテム 望まない妊娠による中絶は年間15万件。東京都に寄せられた性被害の相談は6,500件。こうした問題の背景には、正しい性教育が行われていないという事実があります。実際学校では最低限のことだけを子どもたちに伝え、約8割の家庭では性教育自体を子どもに教えていないという現状があります。このような体についてのリテラシーの低さは、将来的に子どもたちの健康を損ね、自らの道を狭めてしまうことにもつながるのです。 悪化していく現状を打破しようと考案した「kokokara BOX」は、年齢に合わせた性教育のアイテムと情報を届けることで、幼少期から性の正しい知識を身に付けることを目的としました。 ボックスの中身は、発達心理学と生物学を参考にして、「子どもの成長過程に合わせる」ことを重視しています。中身を4段階で設定し、3~6歳を対象にした最初のボックスは、遊びながら学べる体クイズや女性器を作ってみるキッド、体の大事な部分について触れる絵本などを詰め込みます。 4段階目の最終ボックスは、対象年齢を12~15歳向けとし、性教育漫画や自分の身を守る知識動画(コンドームの正しいつけ方、緊急避妊薬など)、性知識が学べるボードゲームなどを届けていきます。3~15歳まで全期間を通じて共通するのは、「遊びながら学べる体の知識」です。アプリで利用者コミュニティを運営したり、専門家からのQ&Aが読めたりと、人とのつながりも意識していきます。世代を超えて楽しく「性」と向き合い、自分の心と体を管理することで、一人でも多くの人が未来の選択肢を諦めないように。今回のプランでは、そんなチームの願いを込めました。 |【商品企画コース:〈TEAM〉 IYes】ママ力と女子力アップで楽しい育児を! 「女性の癒やしと子育て応援キット」 ■ ママ・パパ・子どもに届く月額3,000円のお役立ちアイテム 小さな子どもを抱えながら働く女性は、常に疲れています。「ストレスから解放されたい!」「癒やされたい!」と思いつつも、自分の時間をわずかしか持てず、日々家事・育児・仕事に奮闘しています。私たちはそんな女性を癒やし、家庭でも笑顔でいて欲しいという思いから、「初めての出産でも安心! パパママのお助けキット」というサブスクリプションサービスを提供したいと考えました。 対象は20~30代の有職女性で、初めての出産・育児を経験するお母さんです。育休中で会社の先輩ママからさまざまな情報が得られず、不安定に過ごす時期だからこそ、ママ・パパ・子ども向けのケア用品や情報冊子が毎月届くことで、育児に対して楽しみを感じ、少しでも心強く思ってもらえたらと考えました。妊娠8カ月からの女性を対象にした同サービスは、ママが使用するホームケア商品や赤ちゃんにも安心して使える商品、そしてパパに役立つ子育て情報誌をセットにして配送します。月額3,000円の価格設定で、まさに子育て中の世帯にぴったりの商品を試すことができるのが特徴。パパが情報誌を購読することで、ママ一人での育児にならないよう気を付けているのもポイントです。ジャンルに縛られない子育て応援グッズに触れてもらうことで、他にはない新鮮なサービスを楽しんでいただけたらと思いました。 今回のプロジェクトを通じて感じたのは、他業種の方々とチームを組んだことで、さまざまな視点で物事を捉えることができ、新しい発見がとても多かったことです。今回のグループワークを良い機会と捉えて、今後も課題解決に向けて幅広い意見に耳を傾けながら取り組んでいきたいと考えています。 | 【商品企画コース: 〈TEAM〉Fun更年期の不調と不安を和らげる「あなた想いBOX」 ■ 口に出せない不調を安心に変える3アイテム 30代後半から40代の女性に向けて、自らの体のことを手軽に学び、試せる機会を作りたいと思い、サブスクリプションサービス「あなた想いBOX」を考案しました。この年代の女性は、周囲のヘルスリテラシーの低さも影響して、更年期障害について人に話さず放置しておくことが多いケースも。そんな中、普段からの不調に早い段階から向き合うことで、その先の過ごし方を楽に変えられるかもしれないと考え、今回の提案につながりました。 月額4,000円×年3回お届けの「あなた想いBOX」は、セルフチェックシート(体や心の状態、肌や髪など見た目の状態)と「あなた想い読本」、そして実際に商品を試せる「あなた想いアイテム」の3本で構成されています。「あなた想い読本」では同梱したアイテムの説明や、年齢と共に起こりうる体の変化の解説、人生の先輩によるコラムを読むことができ、「あなた想いアイテム」ではデリケートゾーンケアや吸水ショーツ、アロマグッズなど、この年代の女性が抱える健康トラブルに沿った商品を提供しています。 3点とも全て提携の専門医が監修し、信頼性の高いBOXとなるよう注意を払いました。 自社で働く女性社員の健康を維持したい企業向けには、「あなた想いBOX」のほかに従業員セミナーも開催できる体制を整え、通常の健康診断だけでは把握しにくい、女性社員の健康課題についても取り組んでいただけるようにしています。 今回のプロジェクトを通じて、男性メンバーは身近な女性たちへの理解を深め、意識変化につながった良い機会となりました。今回のプランが、年齢による不調に振り回されず、FUNな人生を送るきっかけ作りになれればうれしいです。 【 参加者からの声一部ご紹介 】 ビジネスの立ち上げはアイデアや知恵だけでも、夢や想いだけでも実現はできず、それらが揃った状態(価値風水)ではじめて実現に近づける ということ。セオリーオブチェンジの考え方も詳しい説明をお聞き出来て参考になりました。 目先の具体的なビジネス案ではなく、社会課題の解決を常に念頭に置いてビジネスを考えていく ことが、結果的には社会に受け入れてもらえて持続可能なものになるという考え方や、セオリーオブチェンジを使って考えていくことのメリット。実践に活かせるようになりたいと思いました。 熱意とロジック。 とくにロジックの作り方が大変勉強になりました。世界的に、フェムテック市場は大きく成長している分野なのだと思ったのと同時に、社会が(主に白人)男性基準で形成されてきたのだなと痛感しました。 | 【健康経営コース: 〈TEAM〉com-FEM-table】「キャリア研修×ヘルスリテラシー研修」のパッケージ化で女性のパフォーマンスを上げる ■ダブル研修で培う自己肯定感 私たちにとってのWell-Beingとは、「心と体が健康であると感じられ、新しいことにチャレンジできる状態」です。そこで注目したのが、組織と個人のエンゲージメントを向上させることでした。双方のエンゲージメントを高めることは、企業の生産性を上げ、高い利益率をもたらし、顧客満足度を上げるだけではなく、結果的に女性の退職率を下げる効果があります。そのため、組織にとっても女性社員個人にとっても、プラスの結果を得ることにつながるのです。このエンゲージメントを高める最善の方法として、生理痛や更年期障害などの女性特有の問題に、会社として取り組むことが重要だと考えました。 こうした背景を踏まえて、今回私たちが提案したのは「キャリア研修×ヘルスリテラシー研修」の パッケージ化です。入社したての頃から始まり、実務担当者、リーダー、管理職にステップアップするにつれ、女性の抱える健康課題は、生理・PMS、妊活・妊娠・出産・不妊、産後うつ、更年期、介護・認知症とステージを変えてつきまとい続けます。 そんな中キャリアップの流れと体調のステップ移行を重ね合わせて理解しておくことで、女性はどの年代になっても「私でもできる」という自信を高め、心と体の準備をしていけるのだと考えました。特に女性の不調の始まりは、30代後半から40代が多く、この時期は職場の役職としてもどんどん昇進し、活躍が期待される年代でもあります。しかし、体調不良への不安で昇進をためらったり、退職を考えたりしてしまう女性もいます。このようなことがないよう、組織全体で取り組まなければならない課題であることを、今回の発案を通じて強く感じました。 | 【健康経営コース: 〈TEAM〉OKOA】食を通じてヘルスリテラシーを高める 「OKOA~健康自己管理モデル」 ■ターゲットは若年未病女性。「食」で健康への関心を強める 私たちは、ヘルスリテラシーに無関心な若年女性をターゲットに据え、「食」からアプローチする「OKOA~健康自己管理モデル」を提案しました。同プランを発案した背景としては、8割の女性が体調不良を我慢して働いていること、中でも20代、30代の女性がPMS、貧血、食欲不振など未病状態(まだ病気にはなっていないこと)を放置している状況を改善したかったことが挙げられます。 一方企業に目を向けてみると、「女性特有の健康問題」に高い意識を向けようとしている企業が増えています。こうした企業の関心の高まりと、若年女性の低いヘルスリテラシーに注目し、双方のズレを解消し、企業と個人どちらもがきちんと健康課題に取り組める手段として本プランを発案しました。「OKOA~健康自己管理モデル」は、毎日摂る「食」に焦点をあてることで、誰もが負担なく参加できるようにしています。「STEP1気付き・動機づけを高める」では、「女性の健康と食を学ぶ研修制度」を取り入れることで、自らの健康について理解を深め、体調に疑問を持つよう仕向けました。年1度の健康診断と半期に1度の食生活の問診を行うことで、女性たちがそれぞれの健康課題を見つけるよう促していきます。 「STEP2実行力を促す」段階では、自分の不調を周囲と共有し、助け合う文化を築くことを狙いとしています。さらに、食事サポートを提供し、自己管理に励んでいるご褒美感を出していきます。最終的には、アンケートで実践者の意見を吸い上げ、体へのメリットや改善を実感してもらう仕組みにしました。定期的に健康課題を確認していくことで、「健康管理ができる自立した人材」を育てることにつなげていきたいと思っています。 |フェムテックビジネスプラン発表会審査員紹介 【 第1部・2部 審査員 】 大阪市立大学大学院都市経営研究科 教授 永田潤子 氏 日本で最初の海上保安庁女性幹部、橋下元大阪府知事顧問改革評価委員 ㈱メガチップス 社外取締役 ㈱タニタヘルスリンク顧問 (公財)国際人材交流支援機構理事 一般社団法人女性の実学協会理事 日経BP 総合研究所主任研究員 メディカル・ヘルスラボ 米川瑞穂 氏 日経BP入社後、日経ビジネスの同梱ライフスタイル誌やWEBメディアの編集を行う。2017年から2020年まで女性向けライフスタイルサイト『NikkeiLUXE』編集長を経て現職。 【 第1部 審査員 】 イーコマース・通販コメンテーター 村山らむね 氏 イーコマース・通販コメンテーター。お取り寄せコンシェルジュ。1995年から個人サイト「らむね的通販生活」を立ち上げ、通販やオンラインショップの消費者視点の情報を消費者向けに発信。 高専キャリア教育研究所 代表取締役 菅野流飛 氏 2015年よりライフワークとして高専生向けのキャリア教育セミナー や高専特化型クラウドファンディングなどを運営。2017年に当社設立。情報経営イノベーション専門職大学 客員教授。 【 第2部 審査員 】 女性ライフクリニック院長 産婦人科医師 医学博士 対馬ルリ子 氏 女性のための生涯医療センターViVi初代所長。2002年現・クリニック銀座を開院。「女性医療ネットワーク」を設立。全国450名の女性医師・女性医療者と連携して活動。 一般財団法人日本女性財団 代表理事。 Naoko 女性クリニック 高宮城直子 氏 2015年よりライフワークとして高専生向けのキャリア教育セミナー や高専特化型クラウドファンディングなどを運営。2017年に当社設立。情報経営イノベーション専門職大学 客員教授。
- 【株式会社ベイシア】独自ペルソナ「ベイファミさん」を作り、見える化!お客様像に合わせた店づくり、商品作りが可能に。
株式会社ベイシア 代表取締役社長 相木 孝仁 氏 「来店客の7割が女性」女性視点マーケティングに注目 群馬県を拠点に関東中心に約130店舗のスーパーマーケットストアを展開する株式会社ベイシア様。「For the Customers」の企業理念に立ち戻るため、ハー・ストーリィは社員インタビューをはじめ顧客の実態調査やペルソナ策定、大田原店のリニューアルに際して女性視点での店舗プランニングなどを担当させていただきました。 株式会社ベイシア 代表取締役社長 相木 孝仁 氏 〈プロフィール〉 1972年1月 北海道出身 1994年3月 明治大学政治経済学部卒業、日本電信電話(現NTT)入社 1999年5月 米国コーネル大学経営大学院卒業(MBA取得) 1999年8月 ベイン・アンド・カンパニー入社(2004年8月再入社) 2002年12月 ツタヤオンライン入社 2007年11月 楽天入社、常務執行役員などを務める 2017年9月 鎌倉新書代表取締役社長 2019年11月 パイオニア取締役常務執行役員兼インクリメント・ピー(現ジオテクノロジーズ)代表取締役社長を歴任 2022年1月 ベイシア取締役副社長を経て22年7月4日代表取締役社長に就任 > 株式会社ペイシア ■共創プロジェクトの目的 スーパーマーケットは顧客の約7割を女性が占めており、店舗で働くスタッフも女性の割合が比較的多いが、組織に目を向けると店舗運営の意思決定や棚づくりに携わっているのは主に男性で、顧客ニーズを掴みきれていないのではという課題があった。 ■共創プロジェクトの内容 女性視点マーケティングを導入し、地域に愛されるベイシアをモデル化する。 ・顧客の選択価値の明確化と顧客ペルソナの策定 ・顧客の視覚に訴えるビジュアル的なマーケティング(VMD)の導入 ・ベイシア社員(売り場担当者)に対する女性視点マーケティングの浸透と実践 ■導入成果 顧客ペルソナが明確になり、社員が女性視点での商品づくり、店舗づくりを学ぶことができた。 ■INTERVIEW インタビュアー:株式会社HERSTORY 代表取締役 日野 佳恵子< プロフィールはこちら > ■顧客像と購買行動傾向を“見える化”独自のペルソナ「ベイファミさん」を策定 日野: ベイシア様には昨年一年間、弊社の「女性視点マーケティング」を導入・実施いただきました。 相木:私たちベイシアグループの経営理念は “For the Customers”ですが、実際には店内の商品構成も男性視点に偏りがちな傾向がありました。「このままではお客様に真の意味で満足していただけないのでは」と危機感を持ち、ぜひ力を貸してほしいとお願いすることにしたんです 日野: まずは、御社の理念である「より良いもの」「より安く」「商の工業化」の強みを強化するため、顧客データの分析や直接のインタビューを実施しました。そこから顧客像と購買行動傾向を“見える化”したペルソナが「ベイファミさん」です。 相木: 女性視点マーケティングによる分析により、「ご来店くださる女性がなぜベイシアを選んでくださったのか」「どういう家族構成でどのような商品を求められているのか」といった顧客像と生活スタイルが明確に見えてきました。購買行動において特に興味深かったのが、ベイシアに来店くださるお客様は小学生から高校生の育ち盛りのお子さんを持つ母親が多く、大容量サイズやケース買いへのニーズが高かったことです。 一般的に現代社会では高齢化や孤食化が進み、1回あたりの購買量は少なくなる傾向にあります。そのため、我々もそれに応じた売場づくりを行ってきましたが、想定した成果があがらずギャップを感じていました。我々は食品スーパー業界に長くいるため、「お客様はこうだ」といった先入観があったのかもしれません。 今回の調査で顧客像をはっきりと洗い出したことで、社内でも議論を深め、共通理解が醸成できたのは大きな成果です。特に売場周りや現場で働く スタッフとの議論 も重ねていただいたことで、お客様への理解も深めることができました。 プロジェクトで使用している女性視点マーケティングテキスト (左)ペルソナに近しい女性消費者に普段の暮らしをインタビューした一部。(右)お客様のまとめ買い需要に対応したカート ■VMDが大きく前進。季節感やイベント性を取り入れ「ワクワク」する売場にリニューアル 相木: 女性は、家族構成やライフイベント、ライフコースによって購買行動が大きく異なるということも、弊社にとっては新しい発見でした。一つの家族でも一人ひとりライフステージは変化し、成長とともにほしい商品も変わってくる。家族の変化だけでなく、過去と現在の時間、季節性、来店者の気分によってニーズが流動的に変化することを理解しました。 日野:そうですね。女性視点マーケティングでは、家族構成やライフイベント、ライフコース別に細かく購買行動を分析しています。 中間では、顧客像に合わせて店内での既存商品の陳列方法、季節カレンダーに合わせた VMD企画、POPなどより具体的な施策についても現場で取り組んでいただきました。 相木: お客様視点で考えると、本当に求められているのは商品力だけでなく売場の雰囲気やディスプレイのワクワク感を合わせて楽しめることも大切なのだと再認識しました。 例えば、節分の「恵方巻き」においても、おいしくご満足いただける商品の開発力には自信があります。でも、テーマ性や季節感をより全面に打ち出し、商品カテゴリーを超えた売場づくりが重要であることを学び、 POPやVMD 含めて大きく前進したと感じています。 ■大田原店を新モデルに、コンセプトである“食のテーマパーク”を体現 日野:後半では、実際に大田原店リニューアルに際して、新モデルとして成果を実践していただきました。 相木:コロナ禍を経験し、食品スーパーに求めるお客さまのニーズは大きく様変わりしました。新鮮さとおいしさはもちろんのこと、お買い物しやすくわかりやすい店内を通してお買い物自体を楽しんでいただくために立ち上げた新業態が「 Foods Park(フーズパーク)」です。大田原店は「Foods Park」の記念すべき1号店となります。 コンセプトである “食のテーマパーク”を体現するため、生鮮売場を中心に 商品力や伝える力を意識しました。売場づくりにおいてはペルソナも意識しながら、御社のプロジェクトメンバーと社内の各部門で議論しながら進めていけたのは良かったと思います。 日野:大田原店では VMDやPOPなども告知面でも新しい取り組みがあったかと思いますが、現場の反応はいかがでしたか? 相木:現場にも、「情報を整理してわかりやすく伝えよう」という機運が生まれてきたように思います。 特に商品ではカットパインやクロワッサン、魚の七変化や焼き芋などはお客様からも好評で来店のフックにもなっています。私たちが伝えたメッセージをうまく届けられた結果ではないでしょうか。 (左から時計回り) ・焼き芋の看板や屋台演出をすることで視覚的な楽しさも加える ・本場フランスから仕入れた生地を店内で焼き上げている。焼きたての鮮度も感じられる ・約7mあるフライ売り場。ベイファミの家族それぞれの好きなものを選べる要望に応える ・ベイファミさんに向けた大容量パイン ・新鮮なご当地野菜の紹介をした黒板。入口で目に留まる ・ベイシアのブランド牛とろ牛。こだわりポイントが説明されていることで商品情報がわかりやすい ・豊洲市場から直送の丸魚 ※丸魚コーナーがあることが旗で掲げられたことで遠くからもよくわかるように。 お客様のニーズに合わせて刺身用やフライ用など7変化に捌くサービスがよくわかる表示を取り入れる ■顧客ペルソナがクリアになり、女性視点での商品・店舗づくりを学べたことが最大の成果 日野:今回の取り組みを通じて「地域女性のお客様と家族」について、ビフォーとアフターでは、一番何を得たと思われますか。また、御社の今後の展開についてもお聞かせください。 相木:これまでマーケットインの視点が不足していたことを大いに反省しましたし、今回の御社との取り組みを通してぼんやりしていたペルソナもクリアになり、女性目線での商品づくりを学ぶことができました。今回の大田原店リニューアルをモデルケースにして、女性視点をより強くした店づくりを拡大していく一歩が踏み出せたと思います。 それから、ワクワクするような空間づくりや雰囲気づくりにも引き続き注力していきます。我々の商品づくりに対する追求力は維持しながら、お客様に楽しんでお伝えできる手法を見つけていきたいと考えます。 一方で、現場では日々の業務や、次々と出てくる新しい施策に追われてしまうこともあります。効果測定と売上をしっかり検証しながら、手を止めることなく、よりよい店に育てていけるようエネルギーを集中させていきたいですね。 スーパーマーケット業態は社員の異動があるため、店舗内に知見が蓄積しにくい傾向があります。組織の面ではナレッジマネジメントを継続しながら、ローカライズと標準化のハイブリッドが実現できたら理想です。 ■今後は、女性視点マーケティングを商品開発に限らず、会社全体に浸透させたい 日野:「商の工業化」において、今後テクノロジー活用した取り組みは現場とどんどん融合していくのでしょうか? 相木:お客様の困りごとを解決できるような店舗をつくるためには、「テクノロジー」と「オペレーション」をワンセットで考えてく必要があります。現在、商の工業化の部門には No.2にデジタル業界出身の人材を登用し改革を進めています。ベイシアの出店エリアは1都14県と広域であるため、地域特有の商品展開とオペレーションの効率化の両立は今後も優先度高く取り組むべき課題です。 同時に、社内の意思決定者に女性の割合をより一層増やしていきたいと考えています。始めに申し上げたように、お客さまの属性と経営陣をよりマッチしていかなければ根本的な課題解決にはつながらないからです。女性視点をより強くした考え方についても、マーケティングや商品開発に限らず会社全体に浸透させていけたら、いい形で波及効果が生まれるのではないでしょうか。 日野:最後に、女性トレンド総合研究所について、期待や希望、今後の取り組みへの要望など忌憚ないご意見をお願いします。 相木:プロジェクトをご一緒させてただき、現代社会において大切な役割を果たしていらっしゃると感じました。マーケティングに限らず、商品開発や施策の企画、ブランドづくりなどにもどんどん活動を広げていただいたら、社会もよりよい姿に変わっていくのではないでしょうか。















