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- デンキョーグループホールディングスとの戦略的パートナーシップ協議を開始しました
株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子、以下「当社」)は、株式会社デンキョーグループホールディングス(大阪市浪速区、代表取締役社長:高瀬一郎、以下「DG-HD」)と、戦略的パートナーシップ構築に向けた協議を開始したことをお知らせいたします。 ■協議の目的 本協議は、DG-HDが掲げるパーパス「毎日をもっと、もっと、ここちよく」の実現に向け、当社が培ってきた女性インサイトを基にした生活者視点のマーケティング支援を通じ、両社の事業発展および消費者価値向上を目指すものです。 DG-HDは、長年の卸売事業を基盤にしながら、消費者視点を取り入れた事業変革を推進しており、今後は、生活者に寄り添った商品開発およびブランド価値の向上を図る方針です。 この協議を通じて、DG-HDが提供する製品・サービスにおいて、より生活者の実感に寄り添った価値提案を実現し、両社のシナジーを最大化いたします。 ■株式会社デンキョーグループホールディングスについて DG-HDは、生活者の暮らしを支える製品・サービスを展開し、グループ各社の専門性と連携力を活かして、日々の暮らしに寄り添う価値を提供しています。これからも、パーパス「毎日をもっと、もっと、ここちよく」のもと、豊かで快適な生活の実現をめざしています。 【会社概要】 ● 会社名:株式会社デンキョーグループホールディングス(DG-HD) ● 所在地:大阪市浪速区日本橋東2丁目1番3号 DG 本社ビル ● 代表者:代表取締役社長 高瀬 一郎 ● 市場情報: 東証スタンダード 8144 ● 公式サイト: https://www.dg-hd.co.jp/ ■株式会社ハー・ストーリィについて 当社は、「女性たちのインサイトから、あしたにうれしいビジネスを共創する」ことを使命に、1990年の創業以来、女性生活者調査や市場分析を通じて企業の製品・サービスの価値向上を支援してまいりました。女性視点を活かしたマーケティング支援を強みとし、新商品開発や販売戦略立案においても、企業の課題解決に貢献しています。 【会社概要】 ● 会社名:株式会社ハー・ストーリィ ● 所在地:東京都港区六本木5-11-25 鳥居坂アネックス 5F ● 設立:1990年8月20日 ● 代表者:代表取締役 日野 佳恵子 ● 事業内容:女性視点マーケティング事業(インサイト研究、マーケティング支援、情報出版、人材育成) ● 公式サイト: https://www.herstory.co.jp/ ■今後の展望 本協議を通じて、両社は生活者視点を基盤とした事業展開の深化を図り、消費者により豊かな生活価値を提供することを目指します。 【本リリースに関するお問い合わせ先】 株式会社ハー・ストーリィ 広報 池田 メール:hs.pr@herstory.co.jp 電話:03-5775-1581
- 【福島市観光コンベンション協会】「ふくしまピーチホリデイ」 の観光誘客施策
福島市観光コンベンション協会 お客様公式サイトはこちら 女性観光客誘客数UP をめざす 福島市で開催する「ふくしまピーチホリデイ」を成功させるために事務局、担当者などの関係者が女性視点マーケティングを学び、誘致する顧客像を明確にするためのペルソナ作成を行った。 イベントは、人気を集め大成功となった。市内の飲食店や宿泊施設では規格外の桃を使ったメニューが提供され、福島市観光ノートの特設ページにおいて、8月期のアクセス数が過去最高の22万PVを大きく上回る44万PVを記録した。 また、シールラリーにはわずか3日間で200名以上が参加し、一週間でシール台紙を追加発注するほどの反響があった。この取り組みは、福島市観光コンベンション協会が仕掛け人となっており、プロモーション担当者は、反響の理由を「来訪者のペルソナが明確化されたから」と語っている。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 女性客をターゲットにさまざまなイベントや企画を実行するも、思うように効果が出ない。女性視点マーケティングを関係者で学び、顧客ペルソナを作成し、お客様の立場に立った企画やイベントができるようにしたい。 ■プロジェクトの方向性 企画を模索するのではなく、まずはどんなお客様がどこからどのようにくるのか、という具体的なペルソナ設定からの見直しを提案。都心からの観光客、福島県内からの近隣客の2つに分けたペルソナを作成し、それぞれの行動を分析。カスタマージャーニーを作成。各ペルソナに合ったイベント、商材のの見直し、参加企業支援、PR、ネーミングなど、全施策を見直して実行する。 ■ 目標 顧客ペルソナをデータに基づいて設計し、ペルソナを軸としたイベント企画、プロモーションを行える力をつけることで結果的に女性来客数増を目指す。 また、地元の参加企業などにもペルソナをもとにした観光客向けの商品企画やイベントなどができるように共有、展開していくことで地域全体の活性化を目指す。 Client Voice ■「共通認識できる女性ペルソナ像ができたことでプロジェクトの活性化に成功」 コンテンツマーケッター/ ロケツーリズムプロデューサー 金澤千裕氏 金澤さんら女性スタッフが中心となり、 2022年2月~3月にハー・ストーリィのペルソナワークショップに参加し3日間かけて来訪者のペルソナを設計。 「これほど細かく設定するとは思っておらず、驚きました」と金澤さんは振り返る。「おかげで女性客のイメージが明確になり、事業者にアドバイス しやすくなりました。」 これまでは「女性向けの商品を開発して ください」と漠然とした依頼しかできず、歯がゆかったという。ペルソナの明確化と女性視点に振り切った施策は事業者にも刺さった。 研修での学びや設計したペルソナを共有したら、参加事業者が一気に増えたのだ。飲食店や宿泊施設など、事業者は 60以上にのぼる。 ペルソナワークショップの様子_1 ■「最大の成果は女性視点マーケティングの重要性を理解できたこと」 事務局副長 横葉純一 氏 男性と女性の考え方の違いを学べたことも収穫だ。同協会副長 の横葉純一さんは「最大の成果は女性視点マーケティングの重要 性を理解でき、ピーチホリデイという名称や施策を考え出したことだ」と話す。 当初は「WorldPeachFestival」という名前で進んでいたが、ワークショップ後に男性的な発想の名称だと感じたという。「私自身は気に入っていましたが、女性をターゲットにするなら変えるべきだと思い、話し合って変更しました」。 ペルソナや女性視点についての学びを活かし、JR福島駅西口改札前の飲食店内に設けた桃のジューススタンドも、隣にある観光案内所の内装も、Webサイトも、思い切って女性を意識したビジュアルに振り切った。あまり活用していなかったInstagramもしっかり運用することになり、順調にフォロワー数を増やしている。 ペルソナワークショップの様子_2 わずか3日間で参加者が200名以上に 特設ページのPV数も過去最高を超える44万PVを記録 全国2位の生産量を誇る桃の産地、福島市で開催されている 「ふくしまピーチホリデイ」が人気を集めている。 市内各所の飲食店や宿泊施設で、規格外の桃を使ったさまざまな メニューを味わえる。 福島市の観光Webメディア「福島市観光ノート」は、特設ページを設けた8月期のアクセス数が、それまで 過去最高だった22万PVを大きく超える44万PVを記録。 対象商品を購入して各店のシールを3つ集めると懸賞に応募できるシールラリーは、わずか3日間で200名以上の参加があり、一週間でシール台紙を追加発注した。仕掛け人は、福島市観光コンベンション協会。 プロモーション担当の金澤千裕さんは、反響の理由を「来訪者のペルソナが明確 になったことが大きい」と分析する。同協会は、以前から女性来訪 者数を増やしたいと考えていたものの、どの層に施策を行うべきか 定められずにいた。 (左・中)福島市観光WEBメディア(右)シールラリー 夏の風物詩として定着させることを目指す 「ふくしまピーチホリデイ」は、福島市が誇る果物の魅力を全国に発信するキャンペーンであり、今後5カ年計画でさまざまな女性に刺さるコンテンツを作っていき、最終的には夏の風物詩として定着させることを目指す。 初年度の反響を受け、10月からアップルホリデイも開催するとのこと。来年以降はブドウやナシでも展開したいと考えている。福島市の果物の魅力を伝えるイベントの今後に期待だ。
- 約8割の女性がキャラグッズを所有。“かわいい”が購買を動かす新マーケット『キダルト市場』
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、「キャラクターグッズやかわいいものに関するアンケート」を実施。女性の“キダルト消費”における購買行動や心理傾向、人気キャラクターの特徴を分析しました。さらに、購買理由を掘り下げたことで、“可愛いものが欲しい”の裏にある、女性特有の情緒と消費のつながりが浮き彫りになりました。 ◆調査概要 「キャラクターやかわいいものに関するアンケート」 調査期間:2025年 3月19日(水)〜3月23日(日) 調査対象:15歳以上の女性811人 調査方法:インターネット調査 調査会社:株式会社ハー・ストーリィ ◆「キダルト」とは?──認知度は低いが、行動としては定着 Q. あなたは、「キダルト(Kidult)」という言葉を知っていますか? 出典: HERSTORY REVIEW5月号 「キダルト」とは、大人(Adult)が子ども(Kid)のような感性を楽しむスタイルを意味する造語。キャラクターグッズやぬいぐるみ、かわいい雑貨などを好んで所有・消費する行動も、キダルト消費の一部とされています。 調査では「キダルト」という言葉の認知率は15.4%にとどまりましたが、調査回答者の多くが日常的に“キダルト的行動”を実践しており、 言葉は知らなくても、行動としては定着 しているという実態が見えてきました。 ◆女性の約8割がキャラクターグッズを所有。男性との差も歴然! Q. 現在、ご自身がお持ちのもので『キャラクター関連グッズやおもちゃ、かわいいもの』など持っているものはありますか? 女性の77.8%が「持っている」と回答した一方で、男性は46.2%と30ポイント以上の差があり、“かわいいものを持つ”ことが女性にとって日常の一部であることがわかります。 ◆人気3強は【海外キャラ・サンリオ・ディズニー】 Q.現在お持ちの『キャラクター関連グッズやおもちゃ、かわいいもの』のジャンルを教えてください。 出展:HERSTORY REVIEW5月号 女性全体では、 海外キャラ(ムーミン、スヌーピー、ミッフィーなど)、サンリオ系、ディズニー&ピクサー系の3つが高い結果 に。一方、女性を価値観・購買動機が類似したグループ(クラスター)別でみると、他のグループとは違う特徴も見られました。 16歳以下の子どもがいるママ(クラスター:乳・幼児期/児童・思春期ママ層) 児童書キャラ約25%(全体 +8.2%) “子どもと一緒に楽しめるキャラクター”に高い関心がある。 39歳以下で夫婦2人の家庭を持つ女性(クラスター:ヤング夫婦層) おもちゃ・カプセルトイ系33.3%(全体 +4.1%) プラモデル・フィギュア系10.0%(全体 +5.7%) ぬいぐるみ・人形系10.0%(全体 -17.4%) 男性にも好まれやすいグッズが全体平均より高い一方、ぬいぐるみは低く夫婦で楽しめるジャンルを選ぶ傾向がみられた。 ◆クラスター別にみるキダルトグッズの所有率・体験傾向 本調査の結果から、女性は「時間が足りない」「もっと自分に使いたい」と思いながら、それを我慢していることが明らかになりました。この「我慢」を解決できる商品やサービスが女性の消費に繋がる重要なインサイトになると考えます。 出展:HERSTORY REVIEW5月号 39歳以下の単身女性(プレ社会人/若手シングル層) ぬいぐるみ(81.1%/70.3%)、ガチャ系玩具(70.3%/64.9%)、 ファッション小物(ともに73.0%) 展示会(29.7%/31.1%)、コラボカフェ(35.1%/40.5%) ぬいぐるみ、グッズ、体験まで含めて総合的にアクティブ。 出展:HERSTORY REVIEW5月号 16歳以下の子どもがいるママ(乳・幼児期/児童・思春期ママ層) 乳幼児ママの生活雑貨(72.7%)、思春期ママの文房具(65.6%) 文房具や生活雑貨を子どもと共用して楽しむ行動が多くみられる。 出展:HERSTORY 夫婦2人の家庭を持つ女性(ヤング夫婦/ミドル夫婦層) コラボカフェ(46.7%)、展示会(33.3%) 展示会やコラボカフェなど外出型体験が目立つ。 ◆購入頻度と金額で見る“本気度”──頻度はプレ社会人も多いが、金額はヤング夫婦層が平均の2倍に! 出展:HERSTORY REVIEW5月号 24歳以下の単身女性(プレ社会人層) 購入頻度:2週間に1回(16.2%)、購入金額の平均:8,365円 比較的頻度は高いものの、購入金額が低いことから安価なもの(カプセルトイなど)を楽しんている。 39歳以下で夫婦2人の家庭を持つ女性(ヤング夫婦層) 購入頻度:週1回(16.7%)、2週間に1回(23.3%)、購入金額の平均:20,417円 購入頻度・金額ともに高く、積極的に購入して楽しんでいる。 ◆女性の購入理由にみる“感情・情緒”の強さ Q.『キャラクター関連グッズやおもちゃ、かわいいもの』を購入する理由を教えてください。 出展:HERSTORY REVIEW5月号 購入理由で上位は、 見ているだけで癒される(66.7%)、気分が上がる(58.6%)、愛着がある(56.7%)と情緒的な動機が多数 。これは女性の消費行動における大きな特徴であり、「癒された」「応援したい」「共感する」という感情がそのまま購買行動を引き起こしている構造が明確に浮き彫りになりました。 ◆女性のキダルト消費から見えた購買行動の本質 キダルト市場でも、 “かわいい”という気持ちが“買う”という アクションに繋がり 生活に取り入れるという、 感情に基づいた女性特有の消費行動 が現れました。つまり、女性向けの商品開発や販促企画においては、 “どのような感情に寄り添うか”という設計視点がより一層求められる と言えます。 株式会社ハー・ストーリィでは、こうした女性インサイトを捉えたマーケティング戦略・商品開発支援を行っています。本調査の詳細データや、女性市場戦略に関するご相談も承ります。 ◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW5月号』でご覧いただけます。 女性インサイトレポート「HERSTORY REVIEW」は、HERSTORYが運営する法人クラブ「in her」の会員向けの会報誌です。in herでは女性インサイト研究に特化した様々なサービスを展開しています。
- 【タカラベルモント株式会社】顧客像の“思い込み”をデータで覆す。サロン現場に新たな気づきを届けた『イマドキお客様白書』
タカラベルモント株式会社 > お客様公式サイトはこちら 理美容・化粧品・医療機器などの製造・販売を行う株式会社タカラベルモント様。同社の化粧品事業部が主催する「id2024 サロンスタイルアワード」の参加特典として制作されたのが、ビジュアルデータ白書『イマドキお客様白書2024-25』です。 これまで「20代女性=SNS感度が高い」といった、固定化された顧客像を描きがちだったサロン経営の現場に、“データと声”からひも解いたリアルなインサイトを届けることで、新たな視点をもたらしました。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ “年代だけ”では見えない、今の顧客像を可視化し、感覚ではなくデータで捉え直すことで、サロン現場に新たな気づきを届ける。 ■プロジェクトの方向性 サロンが今後集客したい女性像に合わせて、クラスター分類から顧客像を掴む。そのために、クラスターごとの価値観・髪の悩み・美容室に対する期待などを、アンケートとインタビューで深掘り。理美容師が提案や接客に生かせるよう、視覚的にわかりやすいビジュアル冊子として編集。 ■目標 「自分たちのターゲット設計は、本当に今の顧客に合っているのか?」という問いを現場に投げかけ、集客や固定客づくりに役立つ実践的なアプローチのヒントを提供。現場の美容師・オーナーが“気づき”を得て、自発的な改善行動へとつなげる。 背景:サロンオーナーに顧客像のアップデートを届けたい タカラベルモント様からご相談いただいたのは、「今後のサロン経営に活かせる、今の女性顧客像を知るツールをつくりたい」というものでした。 そこで今回、HERSTORYの女性インサイトデータと独自の10クラスター分類を活用し、年代・ライフステージ・価値観によって異なる“顧客心理”を浮かび上がらせる資料制作を企画。さらに、アンケート調査やグループインタビューも実施し、より深い生活者の声を収集しました。 狙う顧客層に刺さる“視点”を届けるクラスター設定とインサイト構成 20~40代の女性たちをクラスター分類して可視化。 本白書では、 サロンスタイルアワードのターゲット層に合わせて、 HERSTORY独自の10クラスターの中から、20~40代女性を中心に構成。各クラスターのライフスタイルや価値観、サロンに対するニーズをビジュアルでわかりやすく紹介し、接客や販促の現場で“すぐに活用できる”ヒントとなるよう設計されています。 たとえば、「若手シングル層」「ヤング夫婦層」「乳・幼児期ママ層」など、同じ年代でも環境によって価値観や悩みが大きく異なることに着目。 それぞれのクラスターには、以下のような多面的な構成が盛り込まれています: 価値観マトリクス:仕事・お金・美容に対する意識傾向を可視化 サロン選びの基準:重視するポイント(技術・価格・接客など) 髪の悩み・要望・不満:それぞれのライフステージで変化する悩みや希望 アプローチポイント: 理美 容師視点で見落とされがちな “刺さる提案” のヒント グループインタビューの様子 加えて、会話の中から導き出したインサイトも、インタビューページで紹介。年代や立場を問わず、「気づかなかった心理」や「実際に言葉として出た声」を元に構成されたアプローチポイントは、単なる感覚ではなく、リアルな根拠に基づく提案視点として活用できます。 白書後半では、こうした各クラスターの傾向を裏付ける形で、アンケートデータや価値観の比較、推奨スタイルなども掲載。前半のビジュアルページが“直感的な気づき”を与え、後半のデータページが“納得できる根拠”を示す、両輪で伝える構成となっています。 見落としていた“本当のニーズ” ママ層へのインタビューページ 実際に冊子を 読んだサロンオーナー・理美容師 からは、「見落としていたニーズに気づけた」「自分たちの感覚がずれていたことに驚いた」という声が多く寄せられました。 たとえば、 乳幼児期の子どもを持つママ層 が、スタイリング剤として選ぶのはヘアオイルが多いという結果。 「ワックスやスプレーは抱っこしたとき子どもの顔につくから避ける」「安心できるオーガニックのオイルがベスト」という声は、 新たな気づきにつながった。このような“ 思い込み”と“実際の顧客心理”のギャップを埋めることで、接客や商品提案の質を高めるきっかけとなりました。 配布後の反響:スタッフ教育としても高評価 主要顧客像はデータとともにより具体的に解説 『イマドキお客様白書2024-25』を配布後、「もっと欲しい」「教材として使わせてほしい」との声も上がっており、現場でのニーズの高さがうかがえます。 現在は、サロンオーナーや理美容師個人のリアクションも収集中とのことですが、すでにサロンの経営支援・教育支援の現場における「顧客理解」の強化ツールとして、現場に届く実用的なコンテンツとしての手応えが広がっています。
- 【眼鏡市場(株式会社メガネトップ)】子どもの目の健康に関するアンケート結果を受けて啓発イベント開催!
眼鏡市場(株式会社メガネトップ) > お客様公式サイトはこちら 子どもの目の健康に関するアンケート調査結果から活かした企画「親子参加型イベント」 82%の親が子どもの目の健康に関心あり!しかし60%が受診のきっかけに悩むというアンケート結果がHERSTORYの調査で分かりました。そこで「見えるにエールを!」をスローガンに掲げる眼鏡市場では、親子で目の健康を考えるイベントを本社(静岡)で開催しました。 会場には多くの親子が訪れ好評となりました。また、このアンケート結果のプレスリリースは、多くのメディアに掲載され、広告費換算約7000万円という広がりに注目度の高さを確認できました。このイベントは、今後、親子で目の健康を考える機会を増やすためのトライアルと位置づけ、全国の店舗での展開や、新たな企画につなげていくことを目指していきます。子どもの目の健康に関するアンケート調査結果から活かした企画「親子参加型イベント」子どもの目の健康に関するアンケートでは、82%の親がこどもの目や視力に関心ありと回答(※1)。 しかし、60%以上の親がその症状に対して「病院に行くほどであるのか分からない」と回答しました。子どもの目の健康を考えると、デジタル化が進みスマートフォンやゲームなどの影響により視力の低下も著しいですが、その対処法を親があまり理解できていないということがわかりました。そこで、眼鏡市場では、「目の健康を考え、見える」ことについて、親子で考えるための無料イベントを初開催。目について知る機会を親子で創り出しました。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 眼鏡市場は、これまでも「メガネを使うすべての人をもっともっと心地よくしていきたい」という、創業以来、ずっと変わらない想いを胸に歩んでいる。子どもの目の健康に関心があるが受診のきっかけに悩むと回答した消費者に、「親子で目の健康を考える日」を設定。「見えるにエールを!」の活動の一つとしてテストトライで開催。 ■プロジェクトの方向性 ・小学生の子を持つ女性500名を対象に「子どもの目の健康」について調査を実施。結果から、「82%の親が子どもの目の健康に関心あり。しかし60%が受診のきっかけに悩むと回答」した結果を受けて企画立案。 ・目の愛護デーに合わせて、親子で参加しやすく、目に関心を持ってもらえる時期にイベントを通じて目の健康を考える機会を提供 ・今後は全国の店舗、学校や地域との連携などの実施につなぐ。 ■ 目標 親が、子どもの目についてどの程度の関心があり、課題や悩みを持っているのか。そして、どのような対策をしているのか、という実態の把握を行う。「見えるにエールを!」を掲げる眼鏡市場として、今後、具体的にどのような解決の提案が地域社会に還元できるのかを検討する機会とし、具体的な策を多様に準備していくことを目標とする。 Client Voice 株式会社メガネトップ 営業本部営業企画部 副部長 冨澤美奈氏 ハーストーリィ様とのアンケートで、お子様の視力に関して不安や、疑問を持っているお母様はたくさんいらっしゃいますが、どこに相談したらいいのかわからないでいらっしゃることを知りました。当社は全国に1000店舗以上のネットワークを持ち、視力測定は無料で行っています。そういったサービスを通じて、お子様、親御さんのアイケアのサポートができればと思っています。そのためには皆様に気軽にご利用いただけるように、眼鏡市場とお客様の距離を縮めることがとても大切であると思いました。そういったことから、このイベントを通じ、地域の方たちに眼鏡市場を知っていただき、アイケアの大切さを伝えていければと思います。 【第1回】20代以降の女性500名を対象に実施した「子どもの目の健康に関するアンケート」を実施 女性インサイト総研HERSTORY調べでは、お子さまの視力について82%の方々が関心あるにも関わらず、視力を調べることについては、60%以上の方々が、病院に行く症状なのか分からないなどの理由で積極的ではないことが分かりました。 【第2回】「ミライを担う次世代、子供たちの目の健康にエールを!」タグラインに親子で体験できる社内プロジェクトをスタート ■社内プロジェクトの立ち上げ アンケート結果をもとに、解決に向けた企画の一つとして本社を活用したイベント実施の案が浮上。社内のパパ、ママ社員を中心に部署を超えてのプロジェクトがスタート。親子で楽しめる「目の健康」にかかわる企画を皆でディスカッションし、当日の内容、準備、実施に至るまで手作りの計画が進行。社内交流、コミュニケーションの活性化にもつながった。 ■イベント実施日案 ・目の愛護デーに近い土日を活用し、啓発アピールを強化させる。 ■イベントの集客方法 ・社員の知人、仲間、家族などに宣伝 ・地元のテレビ局や新聞への告知 ・地域コミュニティやタウン情報などに情報提供 ・集会所などへのチラシ配布や掲示など ・顧客へのSNSでの発信 ・HERSTORY会員の静岡エリア在住の方々へのアンケート型のPRメール ・子ども写真館と連携し、相互PR など 【第3回】133名を動員!眼鏡市場こどもイベント「見えるにエールを!」名古屋本社で開催 イベントは10/7、10/8の二日間にわたって開催し、大人61名子ども72名の総勢133名を動員し大きな盛り上がりをみせた。 ■イベントの様子 トリックアート 普段と違う見え方を体感した子どもたちからは「動いた?」「見えてきた!」など驚きの声が上がった メガネ屋さん体験 眼鏡市場の制服を着用した子どもたちが家族の視力測定にチャレンジ。 見え方研究所 研究員となった子どもたちが、様々な生き物の見え方を学び、研究シートを完成させました。 プロジェクトの成果 ・今回の眼鏡市場本社での第1弾となる親子を巻き込んでの体験型無料イベントは、普段と違う見え方を体験した「見えてきた!」と驚きの声を上げる子供の様子や、眼鏡市場のパーソナルカラーアナリストによる診断もあり「自分に似合う色ってなに?」と興味津々の様子でした。帰りには実際、本店に立ち寄り、視力測定やレンズの相談をする姿がありました。眼鏡店に行くというハードルの高さをこうした気軽なイベントの形を作ることで、店舗への立ち寄りがしやすくなることや、親子の来店の抵抗感が低くなることも確認できました。 ・手作りイベントの実施によって、社員も売り場担当だけではなく、様々な部署がかかわることでの相乗効果も副次的に生まれました。 お客様と触れ合うことでの現場体験、社員の家族参加も多く、親の職場訪問にもつながるなど、新鮮な機会を作ることができました。 ・眼鏡市場とHERSTORYとの共同のアンケート調査結果を活用してのイベント告知のプレスリリースは、メディアへの転載、掲載効果にも大きくつながりました。また相互でプレスリリースを発信することで、メディア掲載露出は、さらに二倍の効果を生み出し、広告費換算に置き換えると 約7000万円という大きな効果を生み出しました。子どもの目に関する課題は、社会全体にとっても大きな注目のテーマであることを改めて認識することになりました。 >プレスリリース(HERSTORY) >プレスリリース(眼鏡市場) 今後の展望 ・今後は全国の店舗でもイベントの開催を計画中。 ・眼科医監修のアイケアBOOKを全国の眼鏡市場店舗にて無料配布。“ものが見えにくい”ことをうまく言葉で表現できない小さな子どもの目や視力に関する正しい情報を発信するなど、ご家族へのサポートも継続して行っていきます。 ・今回、日本の眼鏡の本拠地、鯖江市の「眼育(めいく)さばえプロジェクトの情報も会場に配布しました。今後は、鯖江市との連携を強化し、「目の健康」についての啓発をより一層、社会全体に向けて行うことを目指し、「見えるにエールを!」を一層、活動の柱として強化する予定です。
- 【イオンリテール株式会社東海カンパニー】ママたちの声をヒントに作ったフードコートの「にこにこカウンター」
イオンリテール株式会社東海カンパニー > お客様公式サイトはこちら 2023年11月23日の勤労感謝の日、日経新聞朝刊に「#これ誰にお礼言ったらいいですか」という全面広告が掲載された。誌面の真ん中には、赤ちゃんがすっぽり入っているカウンターテーブルの写真が載っている。パーソルグループが勤労感謝の日に「ありがとう!を言いたい名仕事」を募集し、そこに応募された一つの写真だ。 「これ」を実現したのはイオンリテール株式会社の井上良和氏であり、ハー・ストーリィがサポートした。2017年のイオンスタイル豊田オープン時に続き、丸6年が経過した今もこうして喜ばれ、バズったことは驚きだ。久しぶりに井上氏と日野佳恵子が、「これ」にまつわる開発秘話などを語り合った。 イオンリテール株式会社 東海カンパニー デジタル営業推進部 部長 井上 良和 氏 2000年にイオンリテール㈱入社。2009年にイオン相馬店店長に就き、以後はイオン七戸十和田駅前店開設委員長、イオン盛岡店店長、北新潟事業部長、南千葉事業部長となり、2016年にイオンスタイル豊田開設委員長となる。2019年にイオン岡崎南店長、2021年から現職。 開発当初もSNSでバズッた!カウンターテーブルに再び「ありがとう」 日野 :2017年に愛知県豊田市にイオンスタイル豊田という総合スーパーがオープンすると、このテーブルを喜ぶママたちの声がSNSで大きく広がり、イオンの他店舗、他社スーパーなどでも設置が進みました。当時の開設委員長としてこのテーブルを開発した井上さんは6年経ったいま、新聞広告で「ありがとう!を言いたい名仕事」として紹介され、SNSで再びバズっている状況をどうご覧になりますか。 井上 :このテーブルが、ママたちの買い物や生活が豊かになることに貢献できていることを非常にうれしく思います。逆に言えば、6年経ってもまだ子育てするママに便利な社会環境、寄りそう社会になっていないことにも気付かされました。 日野 :ハー・ストーリィは、イオンスタイル豊田の開設準備期間に地域在住の女性たちからリアルな声を伺い、お店づくりに反映させるお店づくりサポータープロジェクト「ミセサポ」という取り組みを行いました。その際、井上さんが地域の方の暮らしぶりに注意深く耳を傾け、一つひとつカタチにしていく姿が印象に残っています。 井上 :豊田市は、トヨタ自動車の関連企業が多く、未就学児や小学校低学年のお子さんを持つ家庭と、定年退職された方が多くお住まいで、教育にすごく熱心な地域です。お客さまの7〜8割は女性で、近隣にショッピングモールなどの大型施設があり、お店を選択するのは多くの場合、ママなど女性です。だからママたちに便利な施設をつくり、足を運んでいただきたいと思いました。 ママのお困りごとにヒントあり!2人乗りカート、ベビーパーキング導入 (左)赤ちゃんとママが向かい合わせに座って食べる「にこにこカウンター」右)子どもの一人が座って一人が立つ「2人乗りカート」 井上 :穴の空いたテーブルは、フードコートで離乳食を食べさせる時の困りごとについて聞いた時のママのコメントが発端でした。私自身も当時、小さい子どもがいてフードコートで食べさせる時にすごく苦労した経験があります。「子どもが落ち着いて食べてくれない」という言葉がキーワードになりました。「それはなぜですか」と聞くと、「目に入るいろいろな人や物に興味を持つので、落ち着いて食べられない」という答え。さらに、「子どもはどうすると一番落ち着きますか?」と聞くと、「正面でママを見ている時です」と返ってきました。ここで、赤ちゃんとママが向かい合わせに座って食べる「にこにこカウンター」のアイデアが浮かんだのです。 日野 :同じように困りごとの声から、子どもの一人が座って一人が立つという2人乗りカートや、ベビーカーの出し入れにも便利なように広いスペースを確保したベビーパーキングも設置しましたね。 井上 :カートは既製品を探したところ、業者を見つけることができました。イオンスタイル豊田で導入すると瞬く間に話題となり、新たに製作されたカートはホームセンターや他のスーパーなどでも続々導入されました。これらもママたちの「不便だ」という声を元に、どうしたらその「不」を解決できるか、ひたすら考えた結果です。 ベビーカーの出し入れにも便利なように広いスペースを確保した「ベビーパーキング」 不便の声を深掘りし、「不」の解消へ。前例ない取り組みも熱意でカタチにする 日野 :女性の「不」を解決するための商品やサービスが店舗開発につながった好例だと思います。一方で、前例のないことに取り組んだり経費がかさむことへの何らかの声はありませんでしたか。 井上 :なかったわけではないです。3階の子ども用品売り場近くに設置しているおむつ交換や授乳ができるベビー休憩室を1階のフードコートの一角にも設置した時は、2カ所に設置する理由を説明する必要がありました。でも、食事中に3階まで足を運んでいただくのは「ママと子どもに優しいお店」という本来の目的から外れると説得しました。チャレンジには説明責任が伴いますが、熱意と裏付けるお客さまの声がとても大切です。お客様第一の視点で果敢にチャレンジすることは、変革し続けるイオンだからできることだと思います。 2年前、イオンリテール㈱東海カンパニーデジタル・営業推進部に着任した時はコロナ禍だったこともあり、ネットスーパーがママたちに好評でした。ネットスーパーは便利です。でも、配達を家で受け取ることに制約が生じます。そこでイオンは、配達だけでなく店舗カウンターやドライブスルーでご都合に合わせて受け取れるピックアップというシステムを整えました。ただ、店舗によってお渡しする場所がカウンターだけ、ドライブスルーだけなどバラ付きがありました。そこで、まずは東海地域全店舗のサービスレギュレーションを半年で一律にしたところ成果が上がり、全社での取り組みへと結びつきました。どこの店舗も同じサービスレベルになっていると、利用者の方が転勤しても「やっぱりイオンは便利だね」と認知していただけると思っています。 「助かった」「うれしい」があふれる楽しい暮らし、優しい社会へ 日野 :井上さんのお話からは、本当に困っていた人たちが「よくぞ、気がついてくれました!」と、「不」の解決策を探し当て実現してくれたことに対する感謝の思いを持つから、手掛ける取り組みや商品がバズるように思えます。特に女性は共感性が高いので、自分が助かったから他人も助けたいとか、私がうれしかったからみんなもコレを使ってみたら、といった気持ちが広がっているのでは。 井上 :もしかすると、私と同じ話を聞いても、それが「不」だと思わない人もいるかもしれません。さらに言えば、「不」の核心部分までたどり着けなければ、善かれと思ったサービスがお客さまへの押し付けになることもあり得ます。そこに気をつけながら、若い世代にもこうした視線や思いを受け渡していきたい。「不」の解決には大きなパワーが必要ですが、解消できたらその先に未来があると感じています。 小さい子どもがいるママたちは簡単に手早く買い物を済ませたいので、圧倒的に「家から近い店」の優先順位が高くなる現実がある中で、条件が違っても足を運びたくなる便利な施設にしようという思いが、イオンスタイル豊田開設委員長としてのこだわりでした。子どもと1日中楽しく過ごせて、ママ友とも会えるような場所になれば、その店に来ること自体が目的になります。子どもがいるママたちの生活が豊かで楽になる優しい社会環境が広がる流れを、これからもどんどん発信していきたいと思います。 日野 :全国展開し、大勢の方と接するチェーンストアだからこその役割といえますね。これからも「不」の声を拾い、発想もアップデートしながら解決を実践し続け、人々の暮らしを豊かにしていってください。
- 【エースホーム (ナックハウスパートナー株式会社)】インサイトリサーチでママたちと暮らしをリアルに把握
エースホーム (ナックハウスパートナー株式会社) お客様公式サイトはこちら 女性視点をプランニングに活かす エースホームは「安心・安全」「快適」「自分らしさ」を住まいづくりの土台とし、「次の時代のスタンダードを創る」をコンセプトに次の時代を見据えた戸建て注文住宅を全国の工務店様と共にフランチャイズ形式でナックハウスパートナー株式会社が運営している。 コロナ禍で生まれた「癒しや安らぎに寄り添う暮らし」を提案する新商品「WadiA(ワディア)」を2023年4月28日より発売開始した。 本商品企画にあたっては、女性トレンド総研と協働で子育てママへの「ウェブアンケート」や「暮らしの座談会」といったWEBアンケート調査、オンラインインタビューを行い、ママたちの暮らしをリアルに把握し、女性視点の家づくりに活かした。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ エースホームは、これまでも「施主の意見や思いを聞く」ことを大切に家づくりをしてきたが、家づくりのプロ目線ではなく「よりリアルな生活者の目線」を大切に商品企画を行っていくことをめざし、新商品開発プロジェクトがスタートした。 ■プロジェクトの方向性 ・「暮らしの座談会」を実施し、すでに注文住宅を建てており、注文住宅で子育て中のママの家づくりのリアルな声をオンラインインタビューで聞く。 ・注文住宅で子育て中のママにWEBアンケート調査を実施する。 ・子育てママの女性視点で新商品のコンセプトをつくり、企画に反映する。 ■ 目標 WEBアンケート調査・オンラインインタビューを通して、想定する生活者の実態を把握し、真のニーズを掴んだ上で、新商品のコンセプトを策定し、商品企画に反映できるようにする。 Client Voice ナック ハウスパートナー株式会社 (旧社名:エースホーム株式会社) 住宅ネットワーク事業本部 ブランドマーケティング部 高梨英明氏 我々が運営する「エースホーム」はフランチャイズ方式で全国展開する住宅ブランドですが、その由来は当時のハウスメーカー「SXL」と建材大手の「TOSTEM」にあるため、これまでは技術力や建築商材など"プロダクトの強み"を生かした商品開発を行っていました。 しかし、スマートフォンの普及や働く女性の拡大により、暮らし方や価値観が急速に変化しており、従来のプロダクトアウト寄りの開発手法からの転換が急務となりました。 今回のプロジェクトでは、過去に開発した設計アイテム等を女性視点マーケティングで再評価できた事や、特にコロナ禍を経験した「生の生活者ニーズ」をオンラインインタービューでライブ感と共に得られた事が、当商品の高い評価に結びつきました。 同時に「女性視点マーケティング」との共創を通じて、我々が多くの気づきを得たことが大きな成果であり、今後も共創プロジェクトを推進したいと考えております。 【第1回】商品開発のためのコンセプトの発掘 商品開発部の社員4名を対象に、より消費者目線に立った商品開発のためのコンセプト発掘を行うため、まずはSWOTや3Cなどフレームワークを用いて「強みの抽出」を行いました。 さらに、ワークショップを通して「自社の強み」を「社会的ニーズ」との接点に落とし込む作業を行いました。強みは、住宅としての安全性能やデザイン、コストパフォーマンスの高さであると確認できました。 【第2回】ターゲット・クラスターの方向性決定 「誰に向けた商品か」というターゲット・クラスターを「乳幼児期ママ」に設定しました。 そこで、乳幼児期ママの人の暮らしをイメージして、「収納量」「子どもの通学」「家族の安全」「防災について」など、乳幼児期ママが気にしていることを想像し、洗い出しました。そして、それらを8カテゴリーにまとめました。 【第3回】注文住宅で家を建てた女性100名にWEBアンケートを実施 5年に以内に注文住宅で家を建てた女性100名にWEBアンケートを実施し、定量的な調査を通して想定クラスターの住宅購入や住まいについての実態把握を行いました。 家の中の玄関、キッチン、リビング、脱衣室等の写真とともにリアルな生活とそれぞれの「こだわりのポイント」や「使いにくい点、後悔した点」など、リアルな情報を集め、前回まとめた8カテゴリーに対して「実際はどうなのか」答え合わせをするとともに「家を建てた人たちが持っている課題」を検証しました。 【第4回】子育て中のママ4人へのオンラインインタビュー調査 子育て中のママ4人へのインタビュー調査を行い、ニーズやアイデアの発掘、コンセプトの提示などを通して、新コンセプトの可能性を探りました。 家を建てた際に「決め手になったこと」「実際にかかった価格」「こだわったポイント」などをヒアリングする中で、乳幼児期ママが家を建てる際には「子どもの将来を一番に考えている」こと、そのためには、家だけでなく土地や外構を含めた「暮らし方が重要であること」といった真のニーズが浮き彫りになりました。 これらを「女性視点サマリー」にまとめました。 【第5回】新商品企画の方向性のご提案 これまでWEBアンケート調査・オンラインインタビューで集めた女性たちのリアルな意見を「インタビューから把握した子どもがいる家庭の現実と理想の家づくりマップ」「ウェブアンケートから見える女性たちの実態・理想」という形で整理し、新商品のコンセプトの方向性について議論しました。 最終的に、女性トレンド総研より「子育てが楽しくなるロングライフな住まいと暮らし方の提案」という方向性を提案させていただきました。 【成果】「子育てが楽しくなるロングライフな住まいと暮らし方の提案」が新商品のコンセプトに 女性たちのリアルな声から生まれた新商品企画の方向性として、「子育てが楽しくなるロングライフな住まいと暮らし方の提案」 ~私も子どもも!家族がうれしい「周辺環境」「暮らし方提案」「お手入れ」「情報提供」「老後まで暮らせる」~ と提案しました。 この方向性は、「ひとりスペース」や「アウトドアリビング」など実際に、新商品「WadiA(ワディア)」の間取りにも活かされています。 【活動レポート】WEBアンケート調査・オンラインインタビューを通してターゲットの真のニーズを掴む 女性の視点を家づくりに活かすため、今回のプロジェクトでは、自社の強みを再確認することからスタートしました。さらに「乳幼児ママ」というターゲットを設定し、定量的なWEBアンケート調査に加え、実際に会ってリアルな声を聞く定性的な調査も行い、ターゲットをよりリアルに把握することで、自社の強みとターゲットのニーズを擦り合わせ、女性視点からのコンセプト策定に導いています。
- 【イオンリテール株式会社 東海カンパニー】お客さまニーズを捉え、トレンドを把握し、課題抽出や分析、打ち手の実施ができる人材育成のための研修を実施
イオンリテール株式会社 東海カンパニー > お客様公式サイトはこちら 20代の社員を中心に次世代リーダーを育てるマーケティングスキルアップ研修 ■研修プログラム『次世代育成研修』 総入社4年次からの20代、30代の若手を中心としたマーケティングスキルアップ研修を10ヶ月かけて実施。 参加者を大きくチームに分け、それぞれが市場調査や他のビジネスを調査、視察。ターゲット、顧客ニーズなどを把握し、チーム別に独自のサービスやビジネスモデルを創造し、最終的にプレゼンを実施。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 社内の情報だけでなく、より広い視野で女性視点マーケティングを学び、店舗に来るお客様のニーズに応えられる人材を育成する目的で実施。 ■プロジェクトの方向性 基本的な店舗に必要なマネジメントの知識以外にマーケティングの基礎知識、また女性のお客様の視点やブランディング、ターゲット、顧客ニーズなどを把握し、チーム別に自分たちで考えて独自のサービスやビジネスモデルを創造しプレゼンする力を養う。 ■ 目標 次世代のリーダーとして会社を担い、マネジメントできる人材育成を目的とし、お客様に関心をもちスタッフやパートタイマーの方と積極的な店作りができる次世代の人材の育成を目標とする。 Client Voice 人事総務部 教育担当部長 穂苅 智恵 氏 入社4年次からの20代、30代の若手を中心としたマーケティングスキルアップ研修を10ヶ月かけて行っています。 入社4年次からの20代、30代の若手を中心としたマーケティングスキルアップ研修を10ヶ月かけて行っています。 私たちの仕事は、日々、お客さまニーズを捉えて、トレンドを把握し、課題抽出や分析、打ち手の実施ができる人材が必要です。これからを担う若手が、マーケティングスキルを身につけて、将来のマネージャー、課長へと成長していくための基盤づくりの研修ととらえています。 ハー・ストーリィの日野代表には、全体のプログラム設計と全体を通しての専任講師をしていただいています。外部の講師を招いてのプログラムは、社内にいては知り得ない情報なども聞くことができて、受講者にもとても刺激があり、好評です。 研修は、マーケティングのフレームワークを学び、グループ別にテーマを決めて、自分たちで新しいビジネスを創造し、最後は支社長にプレゼンテーションを行い、評価いただきます。最初はとまどいの表情からスタートする受講生も、最後は、自分たちのプランを考え、収支計画を作り、堂々とプレゼンする姿は、先輩の私たちも感動します。卒業生たちが様々な部署で活躍してくれています。
- 【株式会社ディノス・セシール】蓄積された顧客データを時代の変化に合わせて、ペルソナ開発。各部門の女性社員が集まって討議。
株式会社ディノス・セシール > お客様公式サイトはこちら ロイヤルカスタマーを見える化し、部門を超えた意識統一を目指す。 総合カタログ事業として歴史あるディノス・セシールの女性社員が部門を越えて集まり共同作業でコアユーザーの姿を語り合い、蓄積されているデータの各所にある情報を踏襲して、ペルソナ像を浮き彫りにしていく作業を3ケ月6回集合して実施。役員向け資料を作成し理解を得た。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 長年、総合通販事業を手掛けているが、集まっている膨大なデータが活かしきれていない。ターゲット別、目的別など、カタログの種類が増加する中で、部門別の社員が連携してロイヤルカスタマーとはどんな人かを改めて認識し直す機会を持ちたい。 ■プロジェクトの方向性 通販という特性上、顧客の属性データは膨大に存在するため、そこからインサイトの深堀に必要なデータを抽出。ペルソナ像を創るために女性視点マーケティングステップに沿った分析をご提案。集合型で顧客ペルソナの開発を共創プロジェクトする。 ■ 目標 約3ケ月の期間内で、役員向けにロイヤルカスタマー像を明確にするため分析作業を行う。できるだけ具体的な「顧客像のペルソナ開発」を行う。部門を超えたプロジェクトメンバーを招集。蓄積されているデータをもとに裏付けをとりながら「ペルソナ」を完成させ、役員会での説明および社内の各署に展開し活用する。 Client Voice 執行役員大須賀 章子 氏 ■ 顧客像ペルソナ作成 当社は、長く総合カタログ通販企業として事業を展開してきました。特にセシールは、さまざまなジャンルの商品を一緒にまとめて買っていただくためのお店ですが、カタログを見てあれこれ購入してくださる古くからの お客様と、商品検索で来店なさるネット世代とでは、異なった戦略が必要です。 今までの大切なお客様と、これからの時代のお客様開拓を考える上で、改めて顧客の具体的な像を見直そうということで、御社にサポートいただきました。 蓄積された顧客データの分析は行っていましたが、商品の品揃えは各売り場(部門)の見解に任されていました。今回、収益部門の様々な年代の女性が集まり、総合通販における各々のジャンルの売り場が同じベクトルでお客様に向き合えるようにと、顧客像を確認しあいました。漠然と感じていたことを、ひとつずつ納得しながら方向合わせができたのは、とても重要で大切な時間となりました。今後も、時代に合わせてペルソナを定期的に更新していく必要を感じています。 【お客様情報】 株式会社ディノス・セシール (現:株式会社DINOS CORPORATION) 事業内容:総合通信販売事業、リテンションマーケティング事業、フラワーネット事業等 社員数 :1,189名 (関連子会社含む全体2,549名、2019年3月31日現在)
- 【株式会社タクティー】公募制で社内から女性たちを集めてプロジェクトがスタート。3チームに分かれて企画立案。
株式会社タクティー > お客様公式サイトはこちら カー用品を女性視点で売上につなぐ カー用品のジェームスなどを展開するタクティー(現トヨタモビリティパーツ)の女性社員に向けた女性視点マーケター人財育成プログラムを導入。公募型で女性社員を募集し、応募は「レポート」も選考基準にとしました。その結果、前向きで積極的な人の「アイディア・意見」が事前に集まりました。 研修では女性視点を活かしたマーケティングを学び、チームでビジネスを企画立案し、役員にプレゼンテーションします。女性ならではのアイディアや企画に評価が集まりました。今後は実践につないでいきます。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ カー用品は、男性視点が中心となりがちな業種。しかし、ドライバーの半分は女性である。女性社員の視点を活かした事業企画、店舗づくり、販売促進、商品企画などができる人材育成が必要と感じている。 ■プロジェクトの方向性 女性視点マーケティングプログラムをご提案。企業理念、強み弱み分析、市場調査、周辺環境、女性ドライバーの視点など、多様な情報を集めて、自分たちならではのビジネスを創りだし経営陣にプレゼンする。(期間3ケ月/全8回) ■ 目標 女性視点を活かして課題解決のできる女性人材の育成。男性が意思決定に多い職場の中で、女性視点のビジネスチャンスを見出し、周囲を説得、納得させることのできる女性視点マーケティング力を養い事業発展や実務につないでいく。。 Client Voice 株式会社タクティー(現トヨタ モビリティパーツ株式会社) 経営企画部箕浦 尚美 氏 ■ 女性社員の社内改革案 カーアフターマーケットを創造するトヨタ生まれマーケティング企業」をスローガンにする当社は、一般の方に目に触れる事業としては、カー用品とカーメンテナンスの専門店「ジェームス」のフランチャイザーです。 カーアフターマーケットと聞いて、なかなか女性になじみがない業種だと思います。今回、女性社員に公募をして、このプロジェクトを立上げました。社内のコミュニケーション活性化と、ジェームス店舗における女性視点の支援サービスの開発などを3つのチームに分けて討議しています。 最初は、公募で集まるかな、と心配だったのですが、東京、名古屋と地域も超えて集まりました。日頃の業務では「企画・提案」に携わらないメンバーも、回を重ねる毎に考え方や進め方など理解し、発言内容もとても頼もしくなり、ポテンシャルの高さを感じています。今までとは違う視点から新しい発想を生み出し、会社提案を目指します。 【お客様情報】 株式会社タクティー(現トヨタ モビリティパーツ株式会社) 事業内容: 部品・用品などのマーケティング会社、【カー用品店 ジェームス】のフランチャイザー社員数: 419人 (平成26年3月31日時点)
- 【KDDIまとめてオフィス株式会社】女性営業社員が長く働き成果を出し続けるために。問題提起の仕方を学び解決策を提言する。
KDDIまとめてオフィス株式会社 > お客様公式サイトはこちら 問題提起の仕方を学び解決案を役員にプレゼンする 女性活躍推進のための研修プログラムを実施。全国から集まった女性社員が、ビジネススキルを学ぶと同時に、女性ならではの視点からビジネスを着想することの価値と重要性を学んでいきます。 キャリア形成やマーケティングを学びつつ、チーム単位でビジネスプランを考え、最終報告会では、役員にプレゼンテーションを行います。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 女性社員がビジネススキルを高める機会を増やす必要がある。問題解決力を持ち、社内において新たな視点を持って、上司や経営層に提案し、実行できる人材の育成が求められる。 ■プロジェクトの方向性 女性活躍推進・女性管理職育成プログラムのご提案。女性社員が自社のビジョンを理解し、関心を持ち、新たなビジネスを創造するプログラムをご提案。 プロジェクト型でビジネスを創り出し、最終回では役員にプレゼンテーションを行いフィードバックをもらうことで力をつける(期間5ヵ月/全5回) ■ 目標 男性が多い組織の中で、女性社員が、自らの強みに気づき、自分ならではの視点を活かして、能力を発揮できるようになる機会を創る。女性視点を生かしたマーケティングを学び、お客様提案や社内行動を変えるきっかけを与えたい。 Client Voice 経営管理本部 人事部小島 良子 氏 当社はこれからの働き方を模索するお客様に、「通信×仕事環境」のトータルソリューションをご提供しています。 BtoBだけでなく、お客様企業の社員そしてそのご家族への新しいご提案を実現したく、そこには女性営業ならではの視点で貢献できると考えています。しかし、現状は女性営業2割、男性営業が8割。女性営業たちが離職することなく成果を出し、自身が輝くためにはどうしたらよいのか。女性視点を生かしたマーケティングを学び、お客様提案や社内行動を変えるきっかけを与えたく御社に依頼しました。 全国の女性営業に声をかけ12名が参加。初回研修時に一人ずつ「自身の所属場所でどんな成果を上げるか」という宣言をしてもらいました。 宣言を達成するために課題となっていることは何か、どうすれば解決できるのかを振り返りながら進めていく研修でした。研修を受けた社員たちからは「役員や社内に自ら発信して意見を言うようになった!」「課題発見できたことで、営業成績が上がることに気づけた!」といったうれしい声が集まっています。 導入成果 自ら変えて行こうという意識変化が起こり、社内で積極的に意見をいう女性社員が増えた。成果を出すために、課題が何なのかを見極め解決策を役員にまで提案できるように。今後は女性営業職同士のつながりを考えていきたい。 【お客様情報】 KDDIまとめてオフィス株式会社 事業内容:KDDI法人向けサービスの販売、KDDI まとめてオフィスサービスの販売等
- 【佐川グローバルロジスティクス株式会社】視野・知見・意欲を獲得し上位職を目指す女性管理職を増員。自身のキャリアを考え会社の未来を討議。
佐川グローバルロジスティクス株式会社 > お客様公式サイトはこちら 女性管理職拡大に前進!数年後の自社を想像できる人財を育成 佐川ロジスティックス株式会社様は、社内の女性リーダーの育成と女性管理職の拡大を目的として研修を実施。自社の現状を把握したうえで、5年後10年後は会社がどのようになっているのか、取り組むべき課題やキャリアについて座学+グループワーク型でチーム別に討議、検討を重ねる。最終目標は、研修内容を踏まえ、自社向けの事業提案書を作成すること。グループごとに作成した事業提案書をもとに役員プレゼン会を開催。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 企業ビジョンにそって先手の行動ができる人材育成が必要である。中でも顧客の通販会社には、女性商材も取り扱う企業が多い。女性リーダーを育成し、女性視点が事業に活かせる土壌を創る。 ■プロジェクトの方向性 女性リーダー育成と活躍推進のためのプログラムをご提案。同時にビジネス視点を養うために、企業ビジョンを実現するための新規事業プランをプロジェクト型で作成し、最終回では役員にプレゼンテーションを行う。(期間3ヵ月/全7回) ■ 目標 全国の拠点から公募型で女性社員を募集し選抜。応募時は自分の人生やキャリア、現状の仕事について向き合う課題を設けた。最終報告会は、役員に向けたプレゼンテーションを行うため、新事業の着想、企画立案、企画書作成、プレゼンスキルまでビジネス構築のスキルを実践で身に付ける。女性社員たちがリーダーとしての自覚を持って、自分の意見を上層部に挙げられるようになった。 Client Voice 総務部 部長 畔柳 恵美 氏 当社はお客様のビジネスを成功させるパートナーとして、お客様ごとの特徴やご要望にあわせた物流を設計し更なる付加価値を提案しています。女性が活躍しやすい職場環境なのですが、リーダーとして活躍する女性社員が少なく、もっと女性たちが自分のキャリアと向き合いながら当社の未来を語る声があがればと考えていました。 御社の研修では、世間の流れを捉え事業や仕事がどのように変わるかを考え創造すること、また、決断力や判断力を養いしっかりと意見が言える女性社員育成をお願いしています。 日野先生は、机上論だけでなくご自身のキャリアの実体験も交えてお話ししてくださるので弊社社員にも伝わりやすいと思っています。この研修を受けた社員が、「こんなビジネスもできるのでは?」「上司や後輩と話すときに工夫してみたい!」など、研修以外で私のところに話に来てくれるようになったのはうれしいです。仕事についてだけでなく、女性としての自分のキャリアにも向き合っている様子から実用性のある研修だと感じています。 女性活躍研修 ≪研修プログラム(期間:3ヵ月/全7回)≫ 女性活躍推進・女性管理職育成プログラム 魅力的な私になるためのライフコースとキャリアデザイン 魅力的な女性になるための技術ロジカルシンキング リーダーシップとマネジメント 仕事と自分の成功イメージを描く(目標設定・人生計画書) プレゼンテーション力・伝わる伝え方 報告会に向けての総仕上げ 報告会(取り組みテーマの提言) (左)女性管理職育成研修~二期生~(右)研修風景 (左)研修風景(右)報告会 佐川グローバルロジスティクス株式会社 事業内容:ロジスティクス事業 社員数: 7,461名 (2020年4月1日現在)
- 【小浦石油株式会社】就職活動直後でもわかる!新卒社員マーケティング基礎研修
小浦石油株式会社 > お客様公式サイトはこちら 新卒社員に今後店長視点、経営者視点を持つことを目指す 関西エリアを中心にガソリンスタンドやTSUTAYA、ファミリーマート、the SAEMといった事業を展開している小浦石油株式会社。その顧客には女性客も多い。 新卒社員に店長視点・経営者視点を育てるため、マーケティング基礎から女性消費者実践インタビューやワークショップでマーケティング体験する人材育成研修を行った。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 新卒入社時点からマーケティングノウハウを伝え、店長視点、経営視点といった視座を高める研修。 社会人になったばかりの新卒社員には就職活動での自身の体験や、自分自身の消費行動に関連した内容を用いることでマーケティングを“自分事”と捉えてもらい、その後女性視点についても触れ、理解を深めてもらいたい。 ■プロジェクトの方向性 マーケティングに触れたことがない新卒社員に向け、マーケティングの基礎を身の回りの事例を用いながら自分事として捉えられるよう解説する。 セミナーとワークショップ形式で進行し、研修の中で実践を行う事でより理解を深めていく。 マーケティング基礎と女性視点を学ぶだけでなく、ビジネスにおいて必要な知識(事業ツリー・ペルソナ・ポジショニングマップ・SWOT分析・PREP法など)の解説やワークも行い、理解と実践を重ねる。(期間4日間/全4回) ■ 目標 最終日に3C分析ミニプレゼンを実施し、学んだ成果を発表。 今後店舗に配属された際、実践に活かせるようにする。 Client Voice 小浦石油株式会社 総務部 大内 一賛氏 全体のストーリーが明確で、その日1日のゴールもわかりやすく弊社役員への報告も大変しやすかったです。今回は4日間のオンライン研修でしたが、集中力高く維持していただき問題ありませんでした。今後、HERSTORYさんに長いスパンで見てもらえる研修もお願いしてみたいです! 【第1回】セミナー:マーケティング・入社した企業について ■就職活動の業界、企業分析の振り返り ■コロナになってから生活どう変わった?消費者にも起きているコロナ後の動向 ■鳥・虫・魚の目を養おう! ■3C分析って?3C分析の「Company」を自社で考えよう ■ ワークショップ:自分の人生ツリー、自社の事業ツリーを作ってみよう 【第2回】セミナー:自分たちのお客様を知ろう ■自分の消費行動を分析してみよう!男女の消費行動の違いとは? ■ペルソナって?自社のお客様ってどんな人?3C分析の「Customer」を通じて ペルソナを考えてみよう ■お客様の声を聞き続けるとは? ■ワークショップ: 自社の顧客像を作ってみよう 受講者がインタビューから実際に作った女性消費者ペルソナ 【第3回】セミナー:自分たちの競合企業を知ろう ■競合企業同士ってどんなところがある?有名カフェチェーンを比較して各店舗のユニーク性を見つけよう ■3C分析の「Competitor」を通じてポジショニングマップを考えてみよう ■コンセプトの木、SWOT分析、PDCAとは? ■ ワークショップ:自社のポジショニングマップを作ってみよう 【第4回】セミナー:ビジネス資料の作り方と伝え方 ■人にわかりやすく伝えるPREP法とは? ■道筋を立てて考えるヒント ■資料作りのポイント ■ミニプレゼントレーニング ■ミニプレゼン: 3日間を通して作った3C分析をみんなに伝えてみよう 受講者の声 ●マーケティングという言葉を聞いただけで難しそうと拒否反応起こしていました(笑)。ですが「おもしろくて楽しい!」に変わりました! ●説明資料はイラストが多かったのでわかりやすく、実際にインタビューをしたりペルソナを作ったりと実践中心なので理解が深まりやすかったです! ●自分が知っている店舗や商品ばかりが出てくるのでマーケティングを身近に感じました。大学の授業よりわかりやすく、自分でも勉強していきます!
- 【日本流通産業株式会社】ブランド「くらしモア」がさらに愛されるためにリブランディング
日本流通産業株式会社 > お客様公式サイトはこちら デビュー25周年を機に、女性チームでリブランディングをスタート 日本流通産業株式会社(ニチリウ)は、全国の加盟社(スーパーマーケット、ドラッグストア、生協)の共同仕入れをはじめ、加盟社共通のプライベートブランド「くらしモア」を主としたオリジナルの商品開発や輸入を行う企業。 「くらしモア」デビュー25 周年を機に、リブランディングをスタートすることになりました。お客さまに長く愛されるブランドであるために、全国加盟社の女性社員がマーケティングプロセスを学びながら共創プロジェクトを行います。 プロジェクトのテーマ・方向性・目標 ■テーマ 「くらしモア」ブランドが25周年を迎え、市場変化に備え、お客様目線に立ったリブランディングの必要性を感じている。ストアを利用する多くのお客様は女性が中心。女性視点に立ったブランディングを目指したい。合わせて女性社員の意見や視点が活かされる商品づくりができる体制につなげていく。リブランディングを成功させて事業拡大をめざしたい。 ■プロジェクトの方向性 現場でお客さまに接している全国加盟社の女性社員チームとニチリウ内の女性社員との合同参加でブランディング会議を行い、女性視点が反映された参加型のリブランディングプロジェクトを実施する。 「くらしモア」の現状分析を行なった上で、ターゲットとなる顧客ペルソナを設定し、顧客に訴求すべきコンセプトを設定する。(期間6ケ月/全5回) ■ 目標 25周年の「くらしモア」が、今後さらに「長く愛されるブランド」になるために新たなブランドのコンセプトを策定する。開発過程においては、加盟店から集まった女性を中心に共創プロジェクトで進行することで、加盟店各社に理解と浸透をしやすくし、リブランディングの成功を目指す。 Client Voice 商品本部 ブランド推進チーム マネージャー 西森 秀夫様 ■お客様に寄り添い、愛されるブランドとして方向性 私たちは、全国の加盟社とニチリウが、グループとしてのメリットを最大限に活かし、市場変化に対応しながら業容拡大に努めています。 社内ではこれまで積極的に女性がメンバーとして会議に参加するという文化はありませんでしたが、今回のリブランディング会議を機に、商品開発等において女性社員の声を反映するという文化が社内に浸透しました。組織として、女性活躍推進につながったことも大きな成果だと感じています。 これからも、「いつも・ずっと・そばに」を新コンセプトとして、お客さまに寄り添い、愛されるブランドとして成長してきたいと思います。 2018年10月17日 【第1回】 オリエンテーション「くらしモア」の現状と見直し 全国のニチリウ社員と加盟店の企業の社員が大阪に集まり、リブランディングに向けて女性チームを結成しました。 まずは、現在のロゴの制作の背景など「くらしモア」のブランドについて基礎知識を学んだ後、「ブランディングとは何か」「なぜリブランディングが必要なのか」といったことを学ぶ、ブランディング勉強会を行いました。 2018年12月13日 【第2回】オリエンテーション 品評会 まとめと今後について 現状の「くらしモア」について議論し、課題を洗い出しました。 デビューから25年が経ち「イメージが古いのではないか」「デザインがよくない」など、ネガティブな意見も出ましたが、改善すべきポイントが浮かび上がってきました。 まずは、現状を正しく把握するため、各加盟社や店舗のお客さまに「くらしモア」のイメージに対するアンケートや、店頭でのインタビュー調査を課題としました。 2019年1月15日 【第3回】現状把握と方向性の仮説 加盟社ごとに調査した情報を整理、共有しました。そして、「くらしモア」の顧客像を明確にするため、加盟店ごとにどんな人が「くらしモア」の商品を購入しているのかを分析し、顧客ペルソナシートを作成しました。 顧客分析では、店舗に来店するお客さまは50、60代以上の女性が多いというアンケート結果が出ていましたが、「くらしモア」の顧客は「育ち盛りの子どもがいる家庭」であることがわかりました。 2019年2月15日 【 第4回】コンセプトとパフォーマンス設定①(買う×リピート) 「くらしモア」商品の強みについて分析、議論した結果、「安くて安心」「大容量」が強みであることがわかりました。 「安くて安心、大容量」という強みは、「子どもに安心・安全な食品をたくさん食べさせたい」、「大容量で低価格だとうれしい」、と感じると感じる育ち盛りの子どもがいる家庭に当てはまるということがわかりました。そして、「くらしモア」は、「子育て世代の女性を応援するブランドである」という方向性が決まりました。 2019年2月15日 【第5回】コンセプトとパフォーマンス設定② 安くて量が多い「くらしモア」の商品は、子育て世代にとっては手に取りやすく、気づけばいつも「くらしモア」を買っている。ブランディング会議を始めた当初は「これまでとは違った新たらしいコンセプトが必要なのではないか」という意見もありましたが、「くらしモア」は、「いつも身近にあって、気づくと手に取っているようなブランド」であることが愛されるブランドとしてあるべき姿である、ということを再認識するに至りました。 「気づけばいつもくらしモア」というコンセプトが決まり、そこから展開して、「いつも、ずっと、そばに」というキャッチコピーが生まれました。 2019年4月17日 【第6回】まとめ(クリエイティブ・販促等の方向性提案) リブランディングに伴い、ロゴもリニューアルしました。今までのイメージカラー「赤」はそのまま採用し、「価格」「安心・安全」「あした・未来(子どもたちの未来に貢献するというSDGs的要素)」をという方向性をデザインに反映させました。ターゲットである「子育て世代の女性」と親和性があるデザインになったと思います。 また、SNS(Instagram)も2021年4月に開設。SNSは女性インサイト総研が担当し、顧客に寄り添った情報発信をすることで、新しいコミュニケーションの機会を創出しています。 >くらしモア公式Instagramはこちら 【プロジェクトの成果】「いつも・ずっと・そばに」を新コンセプトに、愛されるブランドとしての方向性を共有 全国各地のニチリウグループの加盟社から集めた女性メンバーでリブランディング会議を行い、加盟店や社員の女性、母親、生活者の目線を大切に議論を重ねることで、よりお客様視点に立った方向性を導くことができ、同時にコンセプトのグループ内浸透にも貢献しました。 派生効果として、ニチリウグループに「女性スタッフの声を商品づくりに反映する」という女性活躍の企業文化も生まれました。 【活動レポート】「女性来訪者数を増やす」ことを目標にロモーションを開始 今回のプロジェクトの最大のポイントは、マーケティング担当者だけでなく、全国の加盟店の女性社員がチームとなり、リブランディング会議に参加したことです。職場も職務も違う立場の人が購入者の視点を持ち、議論することで、現場に即したリブランディングとなりました。 プロジェクト終了後も、参加者は会議で身につけたマーケティングプロセスを自社のマーケティングに活かしていると聞いています。お客様の声が商品作りに反映され、地域に還元できていることを喜ばしく感じています。
- 【最新調査】7割の女性が“我慢”している「自分の時間」―そこに眠るマーケティングのヒントとは
女性インサイト総研を有する株式会社ハー・ストーリィ(本社:東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、「時間とお金の使い方」に関する最新調査を実施しました。この調査から、 男女の意識と行動の違いが顕著になり、「女性の不満」の中に新たなビジネスチャンスが存在することが見えてきました。 ◆調査概要 「時間とお金の使い方に関するアンケート」 調査期間:2025年 1月29日(水)〜2月6日(木) 調査対象:15歳以上の男女775人(男性68人・女性707人) 調査方法:インターネット調査 調査会社:株式会社ハー・ストーリィ ◆調査から見えた男女の決定的な違い——「満足する男性」「不満を抱える女性」 Q. 現在の1日の時間の使い方に満足していますか? 出典: HERSTORY REVIEW4月号 男性の72% が「今の時間の使い方に満足」と回答しました。 女性の過半数 が「不満」または「もっと時間が欲しい」と回答しました。 女性の「家事・育児・義務的な時間」は 男性の約2倍 に上り、その分「本当はもっと◯◯したい」という抑え込まれた本音が浮かび上がりました。 Q. 1日の時間のうち、もっと増やしたいと思っている時間は何ですか?上位3つまで教えてください。 出展:HERSTORY REVIEW4月号 「交際・付き合い」を除くすべての項目で、 女性の回答率が男性を上回りました 。 自己投資や趣味の時間を増やしたいニーズが女性で高く、 「時間不足」が女性のリアルな悩み であることが浮き彫りになりました。 ◆お金の使い方も対照的——男性は「自分中心」、女性は「家族優先」 Q.(子どもを持つ方のみ回答)誰のことに(何に)お金を使うことが「増え」ましたか? 出展:HERSTORY REVIEW4月号 男性 は「子ども」「夫婦」「自分」「パートナー」など幅広く バランス良く支出 女性は約7割 が「子どものため」と回答 女性は圧倒的に子ども、次いで家族のためにお金を使う傾向に。子どもを持つ女性は、 自分のためより子どものためなら積極的にお金を使う ことが浮き彫りになりました。 ◆女性の「不満」の裏に市場価値——“もっと◯◯したい”を叶える提案 本調査の結果から、女性は「時間が足りない」「もっと自分に使いたい」と思いながら、それを我慢していることが明らかになりました。この「我慢」を解決できる商品やサービスが女性の消費に繋がる重要なインサイトになると考えます。 義務時間を減らし、自由時間を生み出す商品・サービス 自分のために使いたくなる提案設 子ども・家族を通じた間接的な自分への満足を叶えるアプローチ ◆調査からのビジネス提言 女性の「不満」「もっとこうしたい」を見逃さないマーケティング設計を 男性視点の「満足」訴求だけでは女性消費を取りこぼす可能性 「時間のゆとり」「自分への投資」を後押しする商品・サービス開発を こうした切り口が、今後の市場開拓のカギになります。株式会社ハー・ストーリィでは、こうした女性インサイトを捉えたマーケティング戦略・商品開発支援を行っています。本調査の詳細データや、女性市場戦略に関するご相談も承ります。 ◆詳細記事は法人クラブinherstory会報誌『HERSTORY REVIEW4月号』でご覧いただけます。 法人クラブ「inherstory」は、女性インサイト研究に特化したサービス。年会費税込54,000円~で様々な特典が受けられます。 女性インサイトレポート「HERSTORY REVIEW」最新号~バックナンバーの閲覧・ダウンロード 女性調査結果レポート最新号~バックナンバーの閲覧・ダウンロード セミナー・イベントへ会員特別価格で参加