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  • フードプラス.クリエイト 有限会社千代田 代表取締役

    <特別フェロー一覧へ戻る 食のVMD/展示会 林由希恵 フードプラス.クリエイト 有限会社千代田 代表取締役 アパレル業界、フラワー業界、インテリア業界を渡り歩き、その経験を食品業界で活かし、商品バイヤーやフードコーディネーターとして活躍。小売業・外食チェーン・食品メーカー・食品卸の商品開発やマーケティングにも従事し、食品流通にも精通。現在は、Food+Createを設立し、メニュー開発や展示会の企画、小売業の売場づくりまでトータルに従事。 シニアVMDインストラクター/フードコーディネーター/調理師 【専門分野】 売場改善・展示会等VMD業務 思わず手に取りたくなる売り場の商品陳列や展示会の空間演出はもちろんのこと、 消費者が買いたくなる「魅せ方」「売れ方」「食べ方」の重要性を伝えるべく、 女性視点&現場主義のきめ細やかなコンサルティングをしている。 Facebook X (Twitter) LinkedIn リンクをコピー

  • 30代以下では9割がアジアに興味あり!いまは韓流だけではない 広がるアジアブーム

    Home > コラム > 30代以下では9割がアジアに興味あり!いまは韓流だけではない 広がるアジアブーム 30代以下では9割がアジアに興味あり!いまは韓流だけではない 広がるアジアブーム 2021年9月10日 住まい・暮らし 女性トレンド総研 30代以下の女性たちの間では、韓国を中心としたアジアの国に注目が集まっている。食・美容・ファッション・エンタメなどは、いまや国を越えた広がりをみせる。国内企業もボーダーレスな取り組みが必要となる時代がやってきた。 目次 1. あなたはアジアのカルチャーに興味がありますか?(食・美容・コスメ・ファッション・ドラマ・音楽・旅行など) 1.1. アジアのカルチャーの特にどういったことに興味がありますか? 1.2. 購入・利用しているアジア発の商品・サービスを教えてください。 1.3. アジア発の商品・サービスを購入・利用した理由を教えてください。 1.4. アジアのカルチャーに興味を持つきっかけとなったものや、影響を受けた人物を教えてください。 1.5. 食に関して興味があるアジアの国はどこですか? 1.6. 音楽や映画、ドラマに関して興味があるアジアの国はどこですか? 1.7. ファッションに関して興味があるアジアの国はどこですか? 1.8. コロナ収束後に旅行へ行きたいアジアの国はどこですか? 2. まとめ 3. 調査概要 ■ あなたはアジアのカルチャーに興味がありますか?(食・美容・コスメ・ファッション・ドラマ・音楽・旅行など) 約8割がアジアのカルチャーに興味があると回答。食・美容・ファッション・エンタメなど、アジアへの注目度が高まっている。特に10~30代のシングル層は約9割がアジアに興味 を示しており、若年層を中心としたアジアブームが起こっていることがわかる。コロナ禍で渡航ができないため、アジア発の商品を生活に取り入れたり、アジアの国のドラマや映画、アイドルなどエンタメを楽しんだりする女性が増えている。アジアンな雰囲気を取り入れた商品開発や店頭ディスプレイのほか、SNSなどのデジタル販促にも活かしてほしい。 Q.アジアのカルチャーの特にどういったことに興味がありますか? 76.8%が食(食品・お菓子・調味料)に興味があると回答 。その後、美容・コスメ、旅行、ファッションと続く。年代別に見ると、 10~40代は食と美容、50代以上は食と旅行への関心が高い 。このことからも、アジアンフードが全世代の女性から注目を集めていることがわかる。コロナ禍で外出自粛が続く中、手軽に非日常や旅行気分を感じられることから人気が高まっていると推測される。美容やコスメに関しては、近年、若年層を中心に浸透してきた韓国コスメの影響が、幅広い世代に広がっていると考えられる。 Q. 購入・利用しているアジア発の商品・サービスを教えてください。 アジアの中でも韓国の人気が高い。イニスフリーやメディヒール、CLIO(クリオ)など、韓国コスメのブランド名があがっている 。また、キムチ、辛ラーメン、チャミスル(韓国焼酎)など韓国フードも人気だ。食品に関しては、グリーンカレーやフォーなど幅広いアジアンフードが回答されていた。アジア全域の食が身近になっていることがわかる。その他、ドラマや服、雑貨などアジア文化を積極的に生活に取り入れている様子が浮かび上がる結果だ。 Q.アジア発の商品・サービスを購入・利用した理由を教えてください。 韓国ファッションや韓国メイクが流行っているから。(東京都 10代) 海外旅行に行ったときに1度利用してとても気に入ったのでリピートしています。(新潟県 10代) 韓国ドラマでみたりSNSで紹介されていて気になったから。(大阪府 20代) コスメは安くて使いやすいから。音楽は語学勉強のために。文化や歴史はその国のことをよく知りたいから。(新潟県 30代) 韓国のものをよく購入していて、使い勝手もデザインもいいし、食品などは今は旅行に行けない分おうちで作ることができるから。(岩手県 20代) 韓国映画、ドラマは面白いので。(大分県 50代) アジアのインテリアが好きで、家の雰囲気を、バリ島をイメージしてそろえました。(兵庫県 40代) もともと中国のデザインが好きで興味があった。個人輸入代行でかわいいコスメを入手できるようになり、PLAZAでも買えるようになったのでかなり使ってます。(神奈川県 30代) Q. アジアのカルチャーに興味を持つきっかけとなったものや、影響を受けた人物を教えてください。 コロナ前の旅行がきっかけとなり、アジア文化に興味を持った人が多い。また、 BTS、TWICE、少女時代など世界的にヒットしているK-POPアイドルをあげる回答が目立つ 。動画配信サービスで人気の韓国ドラマからの影響も大きいようだ。情報収集は、InstagramやYouTubeなどSNSを活用しているほか、友人からのクチコミがあるようだ。 ※ワードクラウド:スコアが高い単語を複数選び出し、その値に応じた大きさで図示しています。単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表しています。 ※ユーザーローカル テキストマイニングツール(https://textmining.userlocal.jp/ )による分析 Q.食に関して興味があるアジアの国はどこですか? 日本78.0%に次いで、韓国が73.6%で2位になっている 。台湾、タイ、中国も人気だ。日本国内にいても、各国のアジアンフードが手に入ることから、回答の分散がみられる。年代別に集計した場合、10代は韓国フードへの興味が87.5%で日本食への興味を上回っている。また50代以上では、韓国よりも台湾への興味関心が高いことが特徴だ。具体的な食品名を問う設問では、トッポギ、小籠包、トムヤムクン、ナシゴレン、パッタイ、グリーンカレーなど、さまざまなアジア料理が回答されている。日本食とは違う味を楽しみたいという女性たちのインサイトがみえる。 Q. 音楽や映画、ドラマに関して興味があるアジアの国はどこですか? 日本への興味が68.9%で1位だ 。しかし、韓国ドラマやK-POP人気を受けて、 韓国への興味関心も49.3%となっている 。具体的な音楽や映画、ドラマを問う設問では、韓国ドラマ「愛の不時着」や「梨泰院クラス」があげられているほか、K-POPグループ(BTS、TWICE、BLACKPINK)の名前が回答された。韓国以外の国では、タイドラマ「2gether」、台湾ドラマ「流星花園」、中国歴史ドラマなどの映像作品があげられている。動画配信サービスやSNSの普及で、さまざまな国のエンタメに気軽に触れられるようになった影響が大きいと推測される。いまやエンタメコンテンツは世界に向けて発信することを意識した制作が必要となった。 Q. ファッションに関して興味があるアジアの国はどこですか? 日本のファッションに次いで、韓国ファッションへの興味が高まっている。特に10代では、約8割が韓国ファッションに興味を持つ 。この結果は日本ファッションへの興味を上回っている。韓国ファッションへの興味関心は年代が上がるにつれて下がっていくことから、若年層を中心とした韓国ファッションのブームが起きているとわかる。具体的なファッションを問う設問では、韓国ファッションに対して「安い」「トレンド」「かわいい」という言葉が複数あがっている。安価でトレンドの洋服が購入できる点が若年層から支持されていると推測される。 Q. コロナ収束後に旅行へ行きたいアジアの国はどこですか? 韓国55.7%、台湾49.3%、日本45.2%と続く 。現在の韓国ブームを受けて、旅行先としても韓国が選ばれている。特に30代以下の若年層から韓国の人気が高い。旅行に行きたい国の魅力を問う設問では、「韓国で焼き肉を食べたい」「台湾の景色と屋台料理に魅力を感じる」「世界遺産を見たい」「アジアの国の習慣食べ物などをいろいろ体験したい」「上海ディズニーランドに行きたい」など、さまざまな国に対して多数の回答が集まった。コロナ禍で閉塞感を感じる中、収束後の旅行を楽しみにしている様子が良くわかる。 まとめ 2004年「冬のソナタ」から始まった韓流ブーム。いまでは若年層を中心にK-POPミュージックや韓国ドラマが高い人気を得ていることがわかった。背景には、長引く自粛生活の中で、SNSや動画配信サービスの利用者が増え、女性たちの中で海外が身近になったことがあると思われる。今ではECサイトや国内の店頭でもアジア商品を扱うようになり、手軽に購入できるようになったこともブームの要因だろう。コスメとファッションはコロナ禍でも伸びているマーケットとして注目を集めている。世界をけん引していくアジアから今後も目が離せない。 ■調査概要 【調査期間】 2021年6月23日~2021年6月30日 【調査方法】 インターネット調査【調査対象】全国女性(15歳以上)538人

  • 無駄な買い物はしない約8割!ソーシャルネイティブ Z世代の堅実消費

    Home > コラム > 無駄な買い物はしない約8割!ソーシャルネイティブ Z世代の堅実消費 無駄な買い物はしない約8割!ソーシャルネイティブ Z世代の堅実消費 2021年8月10日 女性消費者行動 女性トレンド総研 流行よりも自分の好みを大切にし、社会貢献につながるものを選ぶ。オンラインショップは積極的に利用するが、実店舗でも商品確認をしたい。そんなZ世代特有の消費行動に注目した。 目次 1. 買い物にはコストパフォーマンスを求めますか? 1.1. 流行の商品でも自分の嗜好と合わなければ買いませんか? 1.2. 多少高くても、質がいいものを買いたいですか? 1.3. SNSで紹介されている商品が気になりますか? 1.4. 社会貢献につながる、環境に配慮したものを選んで買いますか? 1.5. 無駄になりそうなものは買わないようにしていますか? 1.6. 新商品は実際に触ってみるまで購入しませんか? 1.7. オンラインショップの利用頻度を教えてください。 1.8. オンラインショップでの購買時に重要視するものはなんですか? 1.9. オンラインショップを利用する際は、どのデバイスを使用していますか? 1.10. オンラインショップで最近購入したものは何ですか? 2. まとめ 3. 調査概要 ■ 買い物にはコストパフォーマンスを求めますか? Z世代にとってコストパフォーマンスが商品購入の重要な基準となっている。買い物にコストパフォーマンスを求めるかとの問いに対する回答の「あてはまる」「ややあてはまる」を合わせると、 コストパフォーマンスを求める人は93.3%にものぼる 。この結果は、日本経済の縮小による所得事情が関係していると思われれる。令和2年に報告された国税庁の年齢階層別の平均給与をみてみると、20~24歳女性は年間248万円。社会保険料や所得税などがひかれると手元に残る金額はさらに少ないものとなる。学生ならばなおさら使用できる金額が限られているだろう。そういった中で、本当に価値を感じたものだけにお金をかけ、それ以外を節約することで消費にメリハリをつけていると推測される。 流行の商品でも自分の嗜好と合わなければ買いませんか? 自分の好みにあったものでなければ購入に至らないとの回答が約95% 。 若者は流行に敏感だが、人と同じ流行のものよりも、自分らしさや自分好みといった個性を出せるものを重視していることが分かる。ただし、15歳、16歳では、自分の嗜好に合わないトレンドを追いかけることもあるとの結果に。Z世代をターゲットとした商品・サービスでは、流行だけでなくZ世代女性が好むスタイルの分析が必要といえる。 多少高くても、質がいいものを買いたいですか? およそ75%が多少高くても質がいいものを買いたい と回答している。若者向けだからと低品質のものを提供しても、Z世代の心には響かないことが分かる。年齢が上がっていくほどその傾向が強くなっていくと予想していたが、意外にも15歳の92%が「多少高くても質がいいものを買いたい」と回答した。本当に価値を感じたものにお金をかける傾向は、より若年層のほうが強い可能性がある。 SNSで紹介されている商品が気になりますか? 約90%がSNSで紹介されている商品が気になる と回答。2021年4月に弊社が実施したアンケート調査によると、10代におけるSNS投稿動画の視聴時間が「1日に1時間以上」との回答が約80%もあった。そのうちのおよそ20%は「1日に3時間以上」視聴していると回答している。このことから、動画や画像を利用したSNSでの訴求は、Z世代に対して非常に効果的と推測される。 社会貢献につながる、環境に配慮したものを選んで買いますか? 「あてはまる」「ややあてはある」を合わせると約45% 。幼少期から「リサイクル」や「地球温暖化」といったワードを耳にする機会が多くあり、学校の授業でSDGsについて学んでいるため、社会課題を身近なことと感じ、社会貢献につながる買い物をする傾向あるといえる。15歳の回答結果で「社会貢献につながる、環境に配慮したものを選んで買う」がおよそ7割もいることは非常に驚きだ。今や企業がSDGs等の社会貢献へ取り組む姿を見せていくことは必要不可欠だ。 無駄になりそうなものは買わないようにしていますか? 無駄になりそうなものは買わないという回答がおよそ80% 。Z世代は社会貢献につながるものを好むことからもわかるとおり、環境問題改善を含むサステナブルな社会に対する意識が高い。そのため、「無駄になりそうもの」=「ゴミを出すこと」への罪悪感を抱いており、無駄になりそうと判断されたものは購入にはつながらない。企業側にとっては、購入することに意味や意義を感じさせる商品作りが求められているといえる。 新商品は実際に触ってみるまで購入しませんか? およそ7割が「新商品は実際に触ってみるまでは購入はしない」と回答 していることから、Z世代はデジタル・ソーシャルネイティブでありながら、リアル店舗思考が強いと考えられる。Z世代はSNSへの関心が非常に高く、2021年4月に弊社が実施したアンケート調査では、10代の100%がSNSを利用していると回答した。このことから、Z世代へのアプローチ方法としてはSNSが効果的といえる。しかし、購入前に一度店舗で商品を確認しているため、店舗のディスプレイやスタッフからの商品説明などもおろそかにしてはならない。 オンラインショップの利用頻度を教えてください。 約75%が月に1回以上オンラインショップを利用 している。年齢が上がるほどオンラインショップの利用頻度が上がる傾向にある。また、学生はオンラインショップ利用頻度が低いが、社会人となり自由に使える金額が増えるとオンラインショップ利用頻度が高くなっている。デジタル・ソーシャルネイティブといわれる世代のため、オンラインでの買い物にも抵抗感が少ないことがうかがえる。 オンラインショップでの購買時に重要視するものはなんですか? オンラインショップを利用する際に重要視するのは 「商品の価格」「送料の安さ」が約7割 。金額面は商品購入の際の大きなポイントだ。「商品のクチコミ・評価」は約6割。女性がいかにクチコミ情報を重視するかがわかる。それに「サイトの信頼性」「商品の説明」が続く。 オンラインショップを利用する際は、どのデバイスを使用していますか? 約85%がスマートフォンでオンラインショップを利用 している。いつでも持ち歩いているスマートフォンで検索から購入までを完結させていることがわかる。デジタル・ソーシャルネイティブのZ世代にとって、スマートフォンは無意識に使用するほどに生活に溶け込んだツールといえる。今や当たり前ではあるが、スマートフォンから見やすいWEBサイト作りは必須だ。また、スマートフォンからはSNSを利用していることが推測されるため、SNSでの商品紹介から、オンラインショップでの購入へ結び付ける工夫が必要だろう。 オンラインショップで最近購入したものは何ですか? 洋服、本、グッズ、化粧品、コンタクトレンズの購入が目立つ。試着ができないオンラインショップでの洋服購入だが、Z世代には受け入れられていることがわかる。アイドルやアーティストのグッズとの回答が多いことも特徴的だ。「推し文化」をけん引する世代といえる。彼女たちの「推し」とのコラボ商品開発や「推し」をPRへ活用するなどの施策は、Z世代女性の消費欲を刺激すると考えられる。 ※ワードクラウド:スコアが高い単語を複数選び出し、その値に応じた大きさで図示しています。単語の色は品詞の種類で異なっており、青色が名詞、赤色が動詞、緑色が形容詞、灰色が感動詞を表しています。 ※ユーザーローカル テキストマイニングツール( https://textmining.userlocal.jp/ )による分析 ■まとめ 93.3%が「買い物にコストパフォーマンスを求める」と答えた。そして、「無駄になりそうなものは買わない」との回答が82 5%。Z世代女性の買い物に対する堅実さが浮き彫りとなった。流行よりも自分の好みを大切にし、社会貢献につながるものを選ぶZ世代女性の心をつかむには、彼女たちの声を聴き、商品・サービス・PRに取り入れることが必要だ。 より詳細なZ世代リアリスト消費についてまとめたレポートを販売中!ぜひご一読ください。 ■調査概要 【調査期間】 2021年4月22日~4月27日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】全国女性(15~24歳)240人 【調査協力】 LiLi株式会社 【お問い合わせ】 https://herstory.co.jp/contact 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”像とは?

    Home > コラム > 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”像とは? 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”像とは? 2020年8月6日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”が2019年どんなものに興味を示し消費行動を行ったのか、その興味関心ごとの特徴や趣味嗜好の傾向やトレンド動向などをリサーチした結果をまとめました! 目次 1. 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性に多いペルソナ像“主婦グランマ(充実シニア)”像ってどんな人? 1.1. ”主婦グランマ(充実シニア)”の具体的なペルソナ像 1.2. 全体の消費マーケットに占める割合 2. “主婦グランマ(充実シニア)”層で特に2019年流行ったものとは? 2.1. 【食】 2.2. 【美容】 2.3. 【ファミリー】 2.4. 【マネー仕事】 2.5. 【ファッション】 2.6. 【学び余暇】 2.7. 【健康、運動】 2.8. 【住まい、暮らし】 3. “主婦グランマ(充実シニア)”層のトレンドまとめ 3.1. 【主婦グランマ(充実シニア)意識】 3.2. 【主婦グランマ(充実シニア)需要傾向】 3.3. 【主婦グランマ(充実シニア)向けキャッチコピー】 3.4. 【刺さるキーワード】 ■50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性に多いペルソナ像“主婦グランマ(充実シニア)”像ってどんな人? 主に50代前半~60代前半、子育て卒業後もパートで働く現役世代。孫疲れ、夫疲れはパートで解消中。今でも現役の「頼れるお母さん」的な存在です。 ”主婦グランマ(充実シニア)”の具体的なペルソナ像 竹田 洋子 (70歳) ・既婚(25歳で結婚) ・教室経営(自営業)(結婚前はアンノン族、夫は商社マンだった。専業主婦をしながらはじめた自宅サロンが人気となり現在に至る) ・本人年収 100万円 世帯年収 460万円 ・持ち家マンション暮し ・貯蓄額 3000万円 ●利用コミュニケーションツール/使用アプリ、サイトなど ・LINE、ショートメール(パートの関係でスマホ持ちに、夫の家族割) ・レシピを検索する、空き時間にちょっと脳トレゲームや動画など ●メイン雑誌 婦人公論/クロワッサン/ハルメク/HERS/ミセス/素敵なあの人/大人のおしゃれ手帖/通販生活 ●閲覧WEB・アプリ ・amazon/GYAO/クックパッド ・TVの情報番組 全体の消費マーケットに占める割合 50代前半~60代前半女性に約38万人もいるとされているこの主婦グランマ(充実シニア)像。 非正規雇用で働くが、子育てを終え時間にも資産的にもゆとりができはじめた状態。自分やこれから将来のために消費活動が活発になる世代ということができます。 ■ “主婦グランマ(充実シニア)”層で特に2019年流行ったものとは? そんな40代後半~50代前半のシングルキャリア像の女性達の心を動かした商品やブームは何だったのでしょうか? 8つのジャンル別にご紹介していきます 【食】 <上昇トレンド> イワシ缶 無印良品冷凍食品 <その他トレンド> くばら鍋のつゆ 高級食パン 【美容】 <上昇トレンド> えがお美容室 白髪に負担をかけない活毛商品「グラ―デージュ」 【ファミリー】 <上昇トレンド> シニア女性のセンスを生かした孫育てグッズ開発 <その他トレンド> ACP 【マネー仕事】 <上昇トレンド> 年金受給年齢引 < 継続トレンド > ポイント投資 【ファッション】 <上昇トレンド> たびんちゅ(株式会社ディノス・セシールの新シニア向け旅行用品サイト) <その他トレンド> クルーネックニット 【学び余暇】 <上昇トレンド> 萌木の村 <その他トレンド> 誠品生活 日本橋 【健康、運動】 <継続トレンド> ペットボトル温灸 おかず味噌汁ダイエット フレイル 【住まい、暮らし】 <継続トレンド> グリラー/オーバルホットプレート コンパクトヒーター 万能ケトル はこぱす・置き配サービス ■“主婦グランマ(充実シニア)”層のトレンドまとめ 【主婦グランマ(充実シニア)意識】 欲しいものがない!マーケットは商品開発途上。良いものを選びたい。でも探すのは面倒くさい。提案してくれるサービスがあればうれしい。 【主婦グランマ(充実シニア)需要傾向】 価格よりも価値 シニアといえば旅。タウンも旅行も兼用のこの世代用のグッズ 見た目と機能の両立 若いころ追いかけたものは今でも好き 【主婦グランマ(充実シニア)向けキャッチコピー】 年齢を重ねるほど素敵になるパリの女性のように (ハルメクおしゃれ 2019. 11月号) 今日のコーディネートがすぐ決まる60代からの着まわし術 (素敵なあの人 2019.春号) ショッピングモールで見つける大人の日常着(素敵なあの人 2018.秋号)) 【刺さるキーワード】 「すぐ決まる」「見つける」「素敵」 いかがでしたでしょうか? 50代前半~60代前半の子育て卒業後も働く女性ペルソナ“主婦グランマ(充実シニア)”層の特徴を掴んで、消費行動の属性を掴みながらマーケティング戦略・戦術にお役立てください。

  • 20代後半~40代のパート既婚女性に多いペルソナ“ベースタ”像とは?

    Home > コラム > 20代後半~40代のパート既婚女性に多いペルソナ“ベースタ”像とは? 20代後半~40代のパート既婚女性に多いペルソナ“ベースタ”像とは? 2020年8月4日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 20代後半~40代のパート既婚女性に多いペルソナ“ベースタ”が2019年どんなものに興味を示し消費行動を行ったのか、その興味関心ごとの特徴や趣味嗜好の傾向やトレンド動向などをリサーチした結果をまとめました! 目次 1. 20代後半~40代のパート既婚女性に多い“ベースタ”像ってどんな人? 1.1. ”ベースタ”の具体的なペルソナ像 1.2. 全体の消費マーケットに占める割合 2. “ベースタ”層で特に2019年流行ったものとは? 2.1. 【ファッション】 2.2. 【食】 2.3. 【健康、運動】 2.4. 【美容】 2.5. 【住まい、暮らし】 2.6. 【学び余暇】 2.7. 【ファミリーキッズ】 2.8. 【マネー仕事】 3. “ベースタ”層のトレンドまとめ 3.1. 【ベースタ意識】 3.2. 【ベースタ需要傾向】 3.3. 【ベースタ向けキャッチコピー】 3.4. 【刺さるキーワード】 ■20代後半~40代のパート既婚女性に多い“ベースタ”像ってどんな人? 主に20代前半~30代前半までのフルタイムで働く独身(シングル)世代。デキル女性に見られたい&評価されたいが、内心は結婚&ママ願望があるといった、仕事やプライベートにおいて夢多き女性達の層のことを言います。 ”ベースタ”の具体的なペルソナ像 吉田 梢 (33歳) 既婚(25歳で結婚&出産、27歳で第2子出産) パート(契約社員として働き、結婚、結果的にデキ婚だが子どもが欲しかったのでOK) ・本人年収 100万円/世帯収入 700万円 ・賃貸アパート(夫の会社の家賃補助があるハイツ) ・貯蓄額 370万円(思ったほどたまっておらず、今は焦ってパート代から毎月4万円を教育費へ) ●利用コミュニケーションツール/使用アプリ、サイトなど LINE、twitter、Instagram、ブログ(アメブロ) ニュースサイト(まとめ)、生活情報誌サイト、クックパッドなどレシピサイト ●メイン雑誌 Mart/ESSE/CHANTO/LEE/VERY/サンキュ/リンネル/Saita/レタスクラブ/オレンジページ ●閲覧WEB・アプリ メルカリ、「いこーよ」(お出かけサイト)など ネットスーパーやYahoo、楽天は使う(生協は高くて辞めた。ポイントが貯まるサイトが好き) 全体の消費マーケットに占める割合? 20代後半~40代で約213万人もいるとされているこのベースタ像。 頑張りすぎずに家庭や育児にちょっとお仕事をしながらバランスよく働くワーキングマザーの女性達です。特に非正規雇用で働くママさんは旦那の収入がメインの柱となるため、今ある限られた収入の中で節約や家計のやりくりなど工夫しながら生活しています。無駄使いせずに使うところでしっかり使う、家計の中心的な存在ともいえます。 “ベースタ”層で特に2019年流行ったものとは? そんな20代後半~40代のベースタ達の心を動かした商品やブームは何だったのでしょうか?8つのジャンル別にご紹介していきます。 【ファッション】 <上昇トレンド> マウンテンパーカー 女性向けワークマン <その他トレンド> 黒ヌブシ クルーネックニット 【食】 <上昇トレンド> もみもみホットケーキミックス 無印良品冷凍食品 麻辣調味料 <その他トレンド> グルテンフリーケーキミックス ミニハンバーガーキッド サクサク天かす 【健康、運動】 <上昇トレンド> 健康増進型保険 <その他トレンド> 「くびれ母ちゃん」 おかず味噌汁ダイエット 【美容】 <上昇トレンド> ヒルドイドコスメ <その他トレンド> パウダーネイル 美肌菌コスメ 頭筋ストレッチ 【住まい、暮らし】 <上昇トレンド> グリラー/オーバルホットプレート 大同電鍋 <その他トレンド> コンパクトヒーター Rentio“使いたいときだけ応える”最新家電レンタルサービス はこぱす・置き配サービス フォンデュメーカー LINEデリマ 【学び余暇】 <上昇トレンド> 屋内子供アミューズメント施設 <その他トレンド> メモの魔力 ハムリーズ 【ファミリーキッズ】 <上昇トレンド> リビング学習机 子育てシェアアプリ <その他トレンド> 乳児用液体ミルク 幼児教育無償化 キットパス 小学校でプログラミング教育 子供用デスクライト 【マネー仕事】 <上昇トレンド> ポイント投資 クラウドワークス <継続トレンド> 定額制コリビング “ベースタ”層のトレンドまとめ 【ベースタ意識】 毎日の習慣をちょっと見直す。ちょっと気分が上がるものをプラスしてみる。キーワードは頑張りすぎないこと。 【ベースタ需要傾向】 おしゃれアウトドア系普段着 汚さない汚れないキッチングッズ 可愛い食卓上家電 ネット、屋内で親と子供が楽しめるサービス スマホアプリ活用でコツコツ賢くポイントを貯める 【ベースタ向けキャッチコピー】 片付けなくても暮らしが回る家になる (ESSE 2019.6月号) 大同電鍋の可愛さに夢中です! (Mart 2019.2月号) “ちょっとズル”するぐらいが大正解! ラクして続く「お弁当革命」 (Mart 2019.10月号) 【刺さるキーワード】 「〇〇しなくても」「可愛い」「毎日を楽しくする」「ちょっと」 いかがでしたでしょうか? 20代後半~40代のパート既婚女性に多い”ベースタ”層の特徴を掴んで、消費行動の属性を掴みながらマーケティング戦略・戦術にお役立てください。

  • なぜ、今、男性誌・女性誌は、こぞって「女性の口紅の色」の特集するのか?

    Home > コラム > なぜ、今、男性誌・女性誌は、こぞって「女性の口紅の色」の特集するのか? なぜ、今、男性誌・女性誌は、こぞって「女性の口紅の色」の特集するのか? 2015年4月7日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、自分表現であるファッション・美容についてハー・ストーリィ会員の皆様10代~70代の女性500人にアンケート調査を実施しました。 目次 1.あなたの良くつける口紅の色は? 2.口紅をこだわって購入する女性は、5.6%⁉ 3.商品を購入する際に利用する『自分』を思い浮かべる女性は、6割 4.女性誌の口紅特集は「女らしさ」「活力アップ」、赤は女性の戦闘服? 5.男性誌は「女性に期待しながらも、男性への警告?」 6.調査概要 なぜ、今、男性誌・女性誌は、こぞって「女性の口紅の色」の特集するのか? ~ 女性は景気を映す鏡? ~ 今年に入ってから、PRESIDENT、InRed、VERYなど男性誌、女性誌がこぞって、女性の口紅を特集しているのをご存知でしたか? 女性を彩る象徴とも言える、「口紅」。一昨年あたりから、若い世代を中心に「赤」人気が高まっていると化粧品会社が発表しています。 googleトレンド結果 青線:赤リップ 赤線:赤い口紅 2013年12月に大きく話題になり、2014年12月から再度話題に (自社レポート 女性トレンド先読みレポート2月号より抜粋) 過去にさかのぼってみると、赤い口紅が流行したのは、1950年代の戦後復興期と、1980年代後半のバブル期のようです。化粧品は女性の心理と密接な関係を持つと言われ、現在の「赤い口紅」ブームの背景には、景気の回復が影響していると考えられるようです。 ■あなたの良くつける口紅の色は? 世の女性たちは普段どんな色の口紅を選んでいるのでしょうか? 流行は「赤」と言われても、実際に普段良くつけているリップの色は、圧倒的に「ピンク」(26%)という回答。そして、色なしリップ(22%)、塗らない(21%)、ベージュ(19%)と続きます。赤はオレンジと並んで6%という結果でした。 口紅の色を色彩心理的にみると「赤」は活力・情熱といった強いエネルギーをイメージする色で元気が欲しい時に取り入れると良いと言われています。また、「ピンク」は心とカラダに優しさを与えてくれる色で幸せを感じている時や幸せを欲している時に取り入れる色と言われています。最後に「ベージュ」心が安定、安心を求めているサインと言われています。 ■口紅をこだわって購入する女性は、5.6%⁉ 化粧品は女性の心理や行動と密接な関係を持つと言われていますが、こだわって購入していると回答した女性は5.6%。こだわりがあるのは、化粧水。例えば、化粧水は、肌に合うかが一番重要だから(30代女性)、私が気持ちよく過ごしたいから(40代女性)。 「外向けの見た目」へのこだわりよりも、普段のナチュラルな自分らしさや肌のコンディションを大切にしている女性の実態が示されているとも言えそうです。 ■商品を購入する際に利用する『自分』を思い浮かべる女性は、6割 商品購入の際には、利用している自分を思い浮かべている女性は、62%。 果たして女性ファッションと景気は相関するのでしょうか? ■女性誌の口紅特集は「女らしさ」「活力アップ」、赤は女性の戦闘服? 赤は「活力・情熱・興奮」といった強いエネルギーをイメージする色と言われています。 現実はピンクの口紅を身につける女性たち、でも、戦うための防護服としての「赤」は、その決意を表しているのかかもしれません。彼女たちにも鎧が必要、そのための消費が発生しているとも考えられます。 女性の社会進出が多くなり、イメージとして描く女性は、赤い色を身につけて男性社会に飛び込んで、戦っているのではないでしょうか。 ■男性誌は「女性に期待しながらも、男性への警告?」 「草食男子」という言葉がでてきたように受け身の男性が増え、昨年は女性の間で「壁ドン」というワード、あこがれの行動として流行したのは女性が男性に「男らしさ」を求めているのではないかとも言われています。 一方、特に若手の男性は、女性に対して、仕事も家庭も両立を期待し、それを女性の役割として考えず、夫婦・パートナー間で平等にサポートしたいと考えています。 しかし、女性は男性に守られたい。女として扱って欲しい。と望む女性から男性へ気持ちのアピールではないでしょうか。このアピールに気がつかない男性は「受け身男子」といえるのでしょう。 「女」が強いと言われる時代、でも女は女でいたいのです。その気持ちや行動が「赤い口紅」で表されているではないでしょうか。 ■調査概要 【調査件名】「あなたの暮らしとファッション」調査 【調査期間】 2015年1月29日~2月 10日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国500名 20代~60代 女性 株式会社HERSTORY 会員 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 30代~40代フルタイムで働く既婚女性に多いペルソナ“BIZママ”像とは?

    Home > コラム > 30代~40代フルタイムで働く既婚女性に多いペルソナ“BIZママ”像とは? 30代~40代フルタイムで働く既婚女性に多いペルソナ“BIZママ”像とは? 2024年1月9日 女性視点マーケティング 女性トレンド総研 コロナ禍を経た、30代~40代フルタイムで働くワーママに多いペルソナ“BIZママ”※は、どんな悩みがあり、どんなものに興味を示し消費行動を行うのか、その興味関心ごとの特徴などをリサーチした結果をまとめました! ※BIZは「Business」の略で、働くママのことを指しています。 目次 1. 30代~40代フルタイムで働く既婚女性に多い“BIZママ”像ってどんな人? 1.1.”BIZママ”の具体的なペルソナ像 2.“BIZママ”の消費行動 2.1.優先順位 2.2.消費欲と消費行動力 3.“BIZママ”への効果的なプロモーション方法とは? 3.1.プロモーションの活用ポイント 4.“BIZママ”層のまとめ 4.1. 【BIZママとは】 4.2. 【BIZママ消費傾向】 4.3. 【BIZママに最適なプロモーション】 女性視点マーケティングを研究するハー・ストーリィは、女性顧客を知るためには「クラスター」と「ペルソナ」の把握が必須ととらえ、多様化している女性消費者像の最新の動向や傾向を分析し、ペルソナを常にアップデートしています。 顧客理解に不可欠な「2023年版 女性ペルソナ設計まるわかり」を無料配布中です。 是非この機会にダウンロードしてご活用ください。 ↓ www.herstory.co.jp 2023年版 女性ペルソナ設計まるわかり | 女性トレンド総研HERSTORY なぜ女性ペルソナが必要なのか? 価値観・購買行動が多様化する女性ペルソナ設計を解説しています。 2023年版 30~50代「児童・思春期ママ」ペルソナを無料公開 ■ 30代~40代フルタイムで働く既婚女性に多い“BIZママ”像ってどんな人? “BIZママ”像は、主に35歳~54歳の女性で、会社では責任あるポジションでフルタイム勤務をしています。 子どもも手がかからなくなってきたため、仕事への優先順位は高くなってきているものの、家事からは解放されず、思春期を迎えた家族との衝突が増え、心身共に複雑なキャリママ層をさしています。 この層が意識するのは健康と教育。身体に不調をきたし始める年齢なので、健康への消費活動が活発になる傾向があります。 また、子どもの進路にも悩む時期なので、教育に関する消費も一層活発化する頃でもあります。 ここからは、具体的なペルソナを紹介しながら、どんな消費傾向や購買決定ポイントがあるのか、さらに詳しくみていきましょう。 ”BIZママ”の具体的なペルソナ像 名前:高田智子 *年齢:48歳 *家族構成:夫婦小5と中1の子ども2人 *住居:持家(住宅ローン返済中) *職業属性:正社員看護師 夫:正社員メーカー工場勤務 *世帯年収:900万円 *貯蓄額:980万円 *次のライフステージへの意識:子どもの高校受験、部活、更年期初期 【ストーリー/ライフスタイル】 東京都練馬区在住。小学生と中学生の子ども2人を育てる。仕事をしているが基本家事もほとんどやっている。子どもが思春期を迎え、ちょっとしたことで言い争いになりがち。自分自身もほてりやのぼせを感じて体調がすぐれない。これってもしかして更年期?疲れやすく、家事や仕事がはかどらない。でもやらなければならない。夫は頼りにならない。しんどいけど、子どもの前でしんどい姿は見せられない。やることが多く、気が休まらない。自分の体調不良と職場環境、子どもと夫の人間関係に疲れを感じる。 ■“BIZママ”の消費行動 優先順位 コロナ禍が落ち着くものの、家族の在宅時間は増加。子どもや夫と過ごす時間も増え、家事負担が多い背景もあり家族との衝突も多く発生しています。 自分の時間も確保できはじめますが、活発に出歩けるほど心身共に元気ではない年齢です。 子どもも成長し手がかからない分、仕事への優先順位は上がっている傾向ですが、思春期の子どもの考えていることがわからなくなったり、仕事にも身が入らないことも。 いつもできていたことができなくて自分にイライラする悩みを抱えています。 消費欲と消費行動力 自分のものよりも、家族(特に子ども)のための消費が中心です。進学や教育費、習い事など子どもへの出費が多くなりますが、それに対応できるほどの経済力はあり、さらに将来への貯蓄も毎月できている状態です。 自身への消費としては、身体面の不安から、健康・運動消費が活発となります。容姿の衰えが気になりだす頃なので、美容への消費熱も高い傾向にあります。 ■“BIZママ”への効果的なプロモーション方法とは? “BIZママ”層は、体験談・比較コンテンツから期待やイメージを伝えるプロモーションが有効でしょう。 お得&限定訴求に弱く、その時の気分や店舗での回遊行動から衝動買いすることも多いので、リアル店舗での施策が刺さりやすいと言えます。 消費欲としては、自分へは美容&健康への消費欲が強く、子どもへは教養&進学に対して積極的に消費行動する傾向があります。 プロモーションの活用ポイント 90%以上の“BIZママ”はネット検索やTV視聴、YouTubeから情報収集することが多いので、“BIZママ”へプロモーションをするなら、SNS広告よりもYahoo広告やGoogle(YouTube)広告などの検索エンジン広告(検索連動型広告)、テレビCMが効果的と言えます。 消費熱の高い健康食品やグッズは通販番組に心動かされる傾向があります。 また、有名な物や知名度が高いものに安心感を抱きやすいですが、実際のクチコミにも大きく心を動かされるタイプです。 「体型」「シミしわ」などのBeforeAfterの画像があるとつい見てしまい、私もそうなれたらと期待するところがあります。 さらに、教育資金に向けて節約思考が強いので、「割引」「キャンペーン」などお得訴求や「今だけ」「期間限定」など限定訴求に弱く、特に「家計・節約」を謳った訴求には反応せずにはいられません。 また、デバイス別では90%以上がスマホを使用して情報収集しているため、スマホに最適化されたプロモーションが有効と言えそうです。 ■“BIZママ”層のまとめ 【BIZママとは】 主に35歳~54歳の女性で、会社では責任あるポジションでフルタイム勤務 【BIZママ消費傾向】 健康と教育…体調への不安から健康商品への消費が活発化し、容姿の衰えへの不満から美容商品への消費熱も上がる。 子どもへの教育資金がかかり始める。 【BIZママに最適なプロモーション】 Yahoo広告やGoogle(YouTube)広告などの検索エンジン広告(検索連動型広告)、テレビCMが効果的。 実際のクチコミにも大きく心を動かされるタイプ 「割引」「キャンペーン」など「家計・節約」を謳った訴求や「今だけ」「期間限定」など限定訴求に弱い。 いかがでしたでしょうか? 30代~40代フルタイムで働く既婚女性に多い”BIZママ”層の特徴を掴んで、消費行動の属性を掴みながらマーケティング戦略・戦術にお役立てください。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 女性が選ぶ料理番組ランキング TOP10!

    Home > コラム > 女性が選ぶ料理番組ランキング TOP10! 女性が選ぶ料理番組ランキング TOP10! 2012年1月23日 住まい・暮らし 女性トレンド総研 女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、参考にしている料理テレビ番組について20代~60代の女性生活者1,000人にアンケート調査を実施しました。 目次 1. 普段よく見ている料理番組の1位は、キユーピー3分クッキング、2位は、上沼恵美子のおしゃべりクッキング! 2. もっとも参考になる料理番組 TOP10 3. 調査概要 「キユーピー3分クッキング」「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」定番番組が人気の中、トレンドは「男の手料理」 レシピ本からリアルな店舗の出店を果たした「体脂肪計タニタの社員食堂」。今、うちごはんが熱い。 定番の「キユーピー3分クッキング」「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」が上位を占める中、男性が作る料理を好んで見ている人も多いようです。「男性も料理ができて当たり前」の時代は来るのでしょうか。各順位は以下のとおり。 ■普段よく見ている料理番組の1位は、キユーピー3分クッキング、2位は、上沼恵美子のおしゃべりクッキング! ■ もっとも参考になる料理番組 TOP10 毎日の食事だからこそ、定番が基本。定番料理にちょっとアレンジを加え、短時間で出来上がる料理を教えてくれる番組を支持しています。 また男性が調理する番組は、調味料を計らない。手間をかけない料理方法が、共感を得ています。 参考にするタイミングはスーパーに行く前との回答が多いです。 ■調査概要 【調査期間】2012年1月5日~1月12日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国の20代~60代の女性生活者 1000人 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 女性496人アンケート調査結果 女性消費行動と生活意識調査 | 女性トレンド総研HERSTORY

    2022年 女性消費行動と生活意識調査 ​調査結果無料ダウンロード ■調査期間:2021年12月2日~2021年12月12日 ■調査方法:インターネット調査 ■対象:15歳以上の女性496人 10代(15歳以上)、20代、30代、40代、50代、60代以上 ■調査会社:株式会社ハー・ストーリィ -------------- 【調査カテゴリ】 女性インサイト、女性消費行動、、女性ペルソナ、女性 生活変化 女性496人アンケート調査結果 女性消費行動と生活意識調査 https://f85fbdd5-33f5-4ff4-a9ef-0df65dd85f71.usrfiles.com/ugd/cb9aa1_6b0b4eff10014a8fab9c8fc433654412.pdf * は必須事項です 氏名 メールアドレス 電話番号 会社名 業界 ご選択ください 役職 ご選択ください 部署名 具体的な悩みがあればご記入ください HERSTORYを 知ったきっかけ ご選択ください 個人情報保護方針に同意します。 ​個人情報保護方針はこちら 送信 お問い合わせ CONTACT ​資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード ​お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 女性385人アンケート調査結果 SDGsとサステナブルに関するアンケート | 女性トレンド総研HERSTORY

    2022年 SDGsとサステナブルに関するアンケート ​調査結果無料ダウンロード ■調査期間:2022年1月25日~2022年2月1日 ■調査方法:インターネット調査 ■対象:15歳以上の女性385人 10代(15歳以上)、20代、30代、40代、50代、60代以上 ■調査会社:株式会社ハー・ストーリィ -------------- 【調査カテゴリ】 女性インサイト、女性 価値観 調査、女性購買行動、女性ペルソナ 女性385人アンケート調査結果 SDGsとサステナブルに関するアンケート https://f85fbdd5-33f5-4ff4-a9ef-0df65dd85f71.usrfiles.com/ugd/cb9aa1_e313af5829444bc3b0e45f7eba1fb436.pdf * は必須事項です 氏名 メールアドレス 電話番号 会社名 業界 ご選択ください 役職 ご選択ください 部署名 具体的な悩みがあればご記入ください HERSTORYを 知ったきっかけ ご選択ください 個人情報保護方針に同意します。 ​個人情報保護方針はこちら 送信 お問い合わせ CONTACT ​資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード ​お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 顧客の7割が女性、しかし組織に目を向けると主に男性。独自ペルソナ「ベイファミさん」を作り、見える化!お客様像に合わせた店づくり、商品作りが可能に。 | 女性トレンド総研 HERSTORY

    スーパーマーケット 店舗支援 顧客の7割が女性、しかし組織に目を向けると主に男性。独自ペルソナ「ベイファミさん」を作り、見える化!お客様像に合わせた店づくり、商品作りが可能に。 株式会社ベイシア 代表取締役社長 相木 孝仁 氏 「来店客の7割が女性」女性視点マーケティングに注目 群馬県を拠点に関東中心に約130店舗のスーパーマーケットストアを展開する株式会社ベイシア様。「For the Customers」の企業理念に立ち戻るため、ハー・ストーリィは社員インタビューをはじめ顧客の実態調査やペルソナ策定、大田原店のリニューアルに際して女性視点での店舗プランニングなどを担当させていただきました。 株式会社ベイシア 代表取締役社長 相木 孝仁 氏 <プロフィール> 1972年1月 北海道出身 1994年3月 明治大学政治経済学部卒業、日本電信電話(現NTT)入社 1999年5月 米国コーネル大学経営大学院卒業(MBA取得) 1999年8月 ベイン・アンド・カンパニー入社(2004年8月再入社) 2002年12月 ツタヤオンライン入社 2007年11月 楽天入社、常務執行役員などを務める 2017年9月 鎌倉新書代表取締役社長 2019年11月 パイオニア取締役常務執行役員兼インクリメント・ピー(現ジオテクノロジーズ)代表取締役社長を歴任 2022年1月 ベイシア取締役副社長を経て22年7月4日代表取締役社長に就任 共創プロジェクトの目的 スーパーマーケットは顧客の約7割を女性が占めており、店舗で働くスタッフも女性の割合が比較的多いが、組織に目を向けると店舗運営の意思決定や棚づくりに携わっているのは主に男性で、顧客ニーズを掴みきれていないのではという課題があった。 共創プロジェクトの内容 女性視点マーケティングを導入し、地域に愛されるベイシアをモデル化する。 ・顧客の選択価値の明確化と顧客ペルソナの策定 ・顧客の視覚に訴えるビジュアル的なマーケティング(VMD)の導入 ・ベイシア社員(売り場担当者)に対する女性視点マーケティングの浸透と実践 ​導入成果 顧客ペルソナが明確になり、社員が女性視点での商品づくり、店舗づくりを学ぶことができた。 INTERVIEW 取材日: 2023 年 1 月時点 ■顧客像と購買行動傾向を“見える化”独自のペルソナ「ベイファミさん」を策定 日野: ベイシア様には昨年一年間、弊社の「女性視点マーケティング」を導入・実施いただきました。 相木:私たちベイシアグループの経営理念は “For the Customers”ですが、実際には店内の商品構成も男性視点に偏りがちな傾向がありました。「このままではお客様に真の意味で満足していただけないのでは」と危機感を持ち、ぜひ力を貸してほしいとお願いすることにしたんです。 日野: まずは、御社の理念である「より良いもの」「より安く」「商の工業化」の強みを強化するため、顧客データの分析や直接のインタビューを実施しました。そこから顧客像と購買行動傾向を“見える化”したペルソナが「ベイファミさん」です。 相木: 女性視点マーケティングによる分析により、「ご来店くださる女性がなぜベイシアを選んでくださったのか」「どういう家族構成でどのような商品を求められているのか」といった顧客像と生活スタイルが明確に見えてきました。購買行動において特に興味深かったのが、ベイシアに来店くださるお客様は小学生から高校生の育ち盛りのお子さんを持つ母親が多く、大容量サイズやケース買いへのニーズが高かったことです。 一般的に現代社会では高齢化や孤食化が進み、1回あたりの購買量は少なくなる傾向にあります。そのため、我々もそれに応じた売場づくりを行ってきましたが、想定した成果があがらずギャップを感じていました。我々は食品スーパー業界に長くいるため、「お客様はこうだ」といった先入観があったのかもしれません。 今回の調査で顧客像をはっきりと洗い出したことで、社内でも議論を深め、共通理解が醸成できたのは大きな成果です。特に売場周りや現場で働く スタッフとの議論 も重ねていただいたことで、お客様への理解も深めることができました。 プロジェクトで使用している女性視点マーケティングテキスト (左)ペルソナに近しい女性消費者に普段の暮らしをインタビューした一部。(右)お客様のまとめ買い需要に対応したカート ■VMDが大きく前進。季節感やイベント性を取り入れ「ワクワク」する売場にリニューアル 相木: 女性は、家族構成やライフイベント、ライフコースによって購買行動が大きく異なるということも、弊社にとっては新しい発見でした。一つの家族でも一人ひとりライフステージは変化し、成長とともにほしい商品も変わってくる。家族の変化だけでなく、過去と現在の時間、季節性、来店者の気分によってニーズが流動的に変化することを理解しました。 日野:そうですね。女性視点マーケティングでは、家族構成やライフイベント、ライフコース別に細かく購買行動を分析しています。 中間では、顧客像に合わせて店内での既存商品の陳列方法、季節カレンダーに合わせた VMD企画、POPなどより具体的な施策についても現場で取り組んでいただきました。 相木: お客様視点で考えると、本当に求められているのは商品力だけでなく売場の雰囲気やディスプレイのワクワク感を合わせて楽しめることも大切なのだと再認識しました。 例えば、節分の「恵方巻き」においても、おいしくご満足いただける商品の開発力には自信があります。でも、テーマ性や季節感をより全面に打ち出し、商品カテゴリーを超えた売場づくりが重要であることを学び、 POPやVMD 含めて大きく前進したと感じています。 ■大田原店を新モデルに、コンセプトである“食のテーマパーク”を体現 日野:後半では、実際に大田原店リニューアルに際して、新モデルとして成果を実践していただきました。 相木:コロナ禍を経験し、食品スーパーに求めるお客さまのニーズは大きく様変わりしました。新鮮さとおいしさはもちろんのこと、お買い物しやすくわかりやすい店内を通してお買い物自体を楽しんでいただくために立ち上げた新業態が「 Foods Park(フーズパーク)」です。大田原店は「Foods Park」の記念すべき1号店となります。 コンセプトである “食のテーマパーク”を体現するため、生鮮売場を中心に 商品力や伝える力を意識しました。売場づくりにおいてはペルソナも意識しながら、御社のプロジェクトメンバーと社内の各部門で議論しながら進めていけたのは良かったと思います。 日野:大田原店では VMDやPOPなども告知面でも新しい取り組みがあったかと思いますが、現場の反応はいかがでしたか? 相木:現場にも、「情報を整理してわかりやすく伝えよう」という機運が生まれてきたように思います。 特に商品ではカットパインやクロワッサン、魚の七変化や焼き芋などはお客様からも好評で来店のフックにもなっています。私たちが伝えたメッセージをうまく届けられた結果ではないでしょうか。 (左から時計回り) ・焼き芋の看板や屋台演出をすることで視覚的な楽しさも加える ・本場フランスから仕入れた生地を店内で焼き上げている。焼きたての鮮度も感じられる ・約7mあるフライ売り場。ベイファミの家族それぞれの好きなものを選べる要望に応える ・ベイファミさんに向けた大容量パイン ・新鮮なご当地野菜の紹介をした黒板。入口で目に留まる ・ベイシアのブランド牛とろ牛。こだわりポイントが説明されていることで商品情報がわかりやすい ・豊洲市場から直送の丸魚 ※丸魚コーナーがあることが旗で掲げられたことで遠くからもよくわかるように。 お客様のニーズに合わせて刺身用やフライ用など7変化に捌くサービスがよくわかる表示を取り入れる ■顧客ペルソナがクリアになり、女性視点での商品・店舗づくりを学べたことが最大の成果 日野:今回の取り組みを通じて「地域女性のお客様と家族」について、ビフォーとアフターでは、一番何を得たと思われますか。また、御社の今後の展開についてもお聞かせください。 相木:これまでマーケットインの視点が不足していたことを大いに反省しましたし、今回の御社との取り組みを通してぼんやりしていたペルソナもクリアになり、女性目線での商品づくりを学ぶことができました。今回の大田原店リニューアルをモデルケースにして、女性視点をより強くした店づくりを拡大していく一歩が踏み出せたと思います。 それから、ワクワクするような空間づくりや雰囲気づくりにも引き続き注力していきます。我々の商品づくりに対する追求力は維持しながら、お客様に楽しんでお伝えできる手法を見つけていきたいと考えます。 一方で、現場では日々の業務や、次々と出てくる新しい施策に追われてしまうこともあります。効果測定と売上をしっかり検証しながら、手を止めることなく、よりよい店に育てていけるようエネルギーを集中させていきたいですね。 スーパーマーケット業態は社員の異動があるため、店舗内に知見が蓄積しにくい傾向があります。組織の面ではナレッジマネジメントを継続しながら、ローカライズと標準化のハイブリッドが実現できたら理想です。 ■今後は、女性視点マーケティングを商品開発に限らず、会社全体に浸透させたい 日野:「商の工業化」において、今後テクノロジー活用した取り組みは現場とどんどん融合していくのでしょうか? 相木:お客様の困りごとを解決できるような店舗をつくるためには、「テクノロジー」と「オペレーション」をワンセットで考えてく必要があります。現在、商の工業化の部門には No.2にデジタル業界出身の人材を登用し改革を進めています。ベイシアの出店エリアは1都14県と広域であるため、地域特有の商品展開とオペレーションの効率化の両立は今後も優先度高く取り組むべき課題です。 同時に、社内の意思決定者に女性の割合をより一層増やしていきたいと考えています。始めに申し上げたように、お客さまの属性と経営陣をよりマッチしていかなければ根本的な課題解決にはつながらないからです。女性視点をより強くした考え方についても、マーケティングや商品開発に限らず会社全体に浸透させていけたら、いい形で波及効果が生まれるのではないでしょうか。 日野:最後に、女性トレンド総合研究所について、期待や希望、今後の取り組みへの要望など忌憚ないご意見をお願いします。 相木:プロジェクトをご一緒させてただき、現代社会において大切な役割を果たしていらっしゃると感じました。マーケティングに限らず、商品開発や施策の企画、ブランドづくりなどにもどんどん活動を広げていただいたら、社会もよりよい姿に変わっていくのではないでしょうか。 ​その他のトップインタビュー 女性トレンド総合研究所の共創プロジェクトに参画いただいた企業のトップに、 その取り組みと成果について聞きました。 その他共創プロジェクト ​女性トレンド総合研究所が現在、企業と共創型で行っているプロジェクトの進捗状況を随時更新、報告します。 共創プロジェクト一覧へ戻る お問い合わせ CONTACT ​資料ダウンロード 会社紹介、女性視点マーケティング、女性ペルソナに関する資料が無料ダウンロードできます。 資料ダウンロード ​お問い合わせ/無料相談 プロジェクトのご相談、弊社サービスへの ご質問はなどはこちらからお気軽にご連絡ください。 お問い合わせ

  • 女性991人が選んだ2014年買って良かったモノ

    Home > コラム > 女性991人が選んだ2014年買って良かったモノ 女性991人が選んだ2014年買って良かったモノ 2014年12月23日 女性消費者行動 女性トレンド総研 女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、2014年「今年買って良かったもの」についてハー・ストーリィ会員の皆様20代~50代の女性991人にアンケート調査を実施しました。 2014年 女性が選ぶ「今年、買って良かったモノ」 人気の秘訣は、手軽に、楽に。 手軽に癒しの[コンビニコーヒー] 楽にダイエット、健康も気遣える[伊右衛門 特茶] 20代~50代の女性991人に「今年購入したモノ」「購入して良かったモノ」を聞いたところ、全世代で1位が[コンビニコーヒー]2位[伊右衛門 特茶(サントリー)]という結果だった。 3位は年代ごとに回答が分かれ、20代[LINEスタンプ<課金>]、30代[ユーグレナ(ミドリムシ)入り食品]、40代[サイクロン式掃除機]、50代[NISA投資]となった。 今年は、手軽に入手でき、さらに満足できる商品が選ばれた。コンビニコーヒーは24時間手軽に本格的なコーヒー飲めることや、コンビニのイートインコーナーが増えカフェ代わりとして利用できることで人気を得た。伊右衛門特茶は、苦いイメージだった従来の健康茶の概念を覆し、おいしく、楽にダイエットできるとして多くの支持を得た。ユーグレナも健康を気遣う30代の女性に選ばれた。 連絡手段やコミュニケーションツールのLINEは利用するスタンプが20代30代に支持された。言葉を使わずにスタンプだけでコミュニケーションをとる機能の手軽さが選ばれた理由だろう。 また、サイクロン掃除機は手入れのしやすさや性能が上がったことが理由として挙げられた。NISAについては少額で投資でき、株主優待を楽しみにしているというコメントがあった。手軽で楽に手に入れられることや、使いやすくちょっとの癒しが仕事や家事に追われる現代女性に求められていることなのだろう。 ■調査概要 ※20代~50代の女性991人を対象に2014年「今年買って良かったモノ」を調査。 【調査期間】 2014年11月14日~2014年12月01日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国の20代~50代の主婦 991人 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 「安いだけ」では購入していない!?主婦が感じているPB商品の価値は?

    Home > コラム > 「安いだけ」では購入していない!?主婦が感じているPB商品の価値は? 「安いだけ」では購入していない!?主婦が感じているPB商品の価値は? 2021年6月26日 女性消費者行動 女性トレンド総研 女性マーケティングの株式会社ハー・ストーリィ(東京都港区、代表取締役:日野佳恵子)は、店頭に増えてきたPB(プライベートブランド)商品を消費者はどのように活用しているのかをハー・ストーリィ会員の皆様200人にアンケート調査を実施しました。 目次 1. PB商品の認知 2. PB商品の購入状況 3. PB商品で知られているブランド 4. PB商品のブランド購入状況 5. PB商品でよく購入されている品目 6. PB商品を購入する理由 7. PB商品の購入頻度の比較 8. PB商品を購入しない理由 9. PB商品のイメージ 10. PB商品が増えていることについての印象 11. PB商品やブランドが増えていることについての評価 12. PB商品のパッケージについて 13. 食品購入時の原材料表示確認について 14. おすすめのPB商品 15. 買って失敗したと感じたPB食品 16. 調査概要 ■PB商品の認知 ほぼ全員がPB商品を知っていました。 ■あなたは「PB(プライベートブランド)商品」を知っていますか?(単一回答) 回答者の98%がプライベートブランド商品を「知っている」と回答。 回答者のほぼ全員がプライベートブランド商品を知っていました。 ■PB商品の購入状況 回答者の98%がPB商品を購入していました。 ・あなたは「PB商品」を買いますか?(単数回答) 「あなたはPB商品を買いますか?」という設問に対して、 「よく買う」と回答した人は全体の30%。「たまに買う」57%、「あまり買わない」11%, 「買わない」2%で、「たまに買う」が一番多い回答でした。 「買わない」2%を除くと、98%の回答者がPB商品を買っていると考えられます。 ■PB商品で知られているブランド 「トップバリュ」「セブンプレミアム」「CO-OP」の順に認知されています。 ・あなたがご存じのPB商品のブランドをすべてお答えください。(複数回答) 「トップバリュ(イオングループ)」は97.5%の人が知っていると回答し、認知度では第1位でした。次いで「セブンプレミアム(セブン&アイグループ)」について84.5%の人が知っていると回答。第3位は「CO-OP(生協)」で69.5%の人が知っていました。第4位の「ローソンセレクト(ローソン)」は68.5%で、第1〜4位のPBについて半数以上の人が「知っている」と回答しています。 ■PB商品のブランド購入状況 「トップバリュ」「セブンプレミアム」「CO-OP」の順によく購入されています。 ・あなたがよく買うPB商品のブランドをすべてお答えください。(複数回答) よく購入されているPB商品の第1位は「トップバリュ(イオングループ)」で、68.5%が「よく買う」と回答しています。第2位は「セブンプレミアム(セブンアンドアイグループ)」の46.0%、第3位は「CO-OP(生協)」で33.0%でした。 第1~3位は認知度の順位と一致していますが、認知度では「ローソンセレクト(ローソン)」が第4位であったのに対して、よく購入されているPB商品の第4位は「ファミリーマートコレクション(ファミリーマート)」でした。第5位については認知度が「ファミリーマートコレクション」で、よく購入されているPB商品は「CGC(シージーシージャパン)」でした。 表2 第4位、第5位は認知度とよく購入されているPB商品で不一致が起きています。 ■PB商品でよく購入されている品目 菓子、パン、調味料が上位にランクインしています。 ・PB商品であなたがよく購入するものをお選びください。 図5 ■PB商品を購入する理由 「価格の安さ」「ナショナルブランドと品質が変わらないから」が多数を占めています。 ・あなたがPB商品を購入する理由をお答えください。(複数回答) 購入する理由として、回答者の約8割が「価格が安いから」と回答しました。2番目に多かった理由として、50%の人が「ナショナルブランドと品質が変わらないから」と答えています。次いで「おいしいから」26.0%、「スーパーの名前で責任をもって販売していそうだから」24.5%,「商品が信頼できるから」22.5%と続きます。消費者はPB商品について、スーパーがナショナルブランドの企業に依頼して作っている商品であることを理解しており、積極的にPB商品を購入していると考えられます。 「欲しかった商品がなかったから(欲しかった商品の代わりにPB商品を選択した)」という回答は2.0%で、選択肢中一番低い回答率でした。 ■PB商品の購入頻度の比較 「変わらない」の回答者が半数以上 ・1年前と比較してPB商品の購入頻度は増えていますか? 減っていますか?(単数回答) 一番多かった回答は「変わらない」61.0%で半数以上でした。「以前よりかなり増えた」9.0%と「増えた」25.0%を合計すると、34%の人が「購入頻度は増えた」と回答しています。 また、「減った」「かなり減った」の合計は5.0%でした。 ■PB商品を購入しない理由 品質を理由に挙げている回答が半数近く。 ・PB商品を購入しない方は購入しない理由をお答えください。(自由回答) 表2(回答数11) 購入しない理由は、「PB商品を扱っている店舗に行かない、商品を見かけない」という認知によるもの、「商品に魅力を感じない、おいしそうではない」など品質における理由、「好きではない」という嗜好によるものに大別されます。 今回のアンケートでは品質を理由に「購入しない」という回答が11件中5件と多数を占めていました。 ■PB商品のイメージ ・PB商品のイメージを自由にご記入ください。(自由回答) 表3(複数の人が記入していた内容をご紹介します) 「安い」と回答した23名以外にも、「安くて品質が良い」「安くてお得」「安くておいしい」」など、価格の安さを挙げていたのが39名でした。 上記以外にも、「パッケージなどが簡素な分価格が控えめ。でも品質はちゃんとしているし、声も届けやすい」など、価格を下げる努力が値段に結び付いていることを理解した好意的な声も多数ありました。 ■ PB商品が増えていることについての印象 回答者200人中、好評価が154人 ・PB商品の商品、ブランドが増えていますがどのように感じていますか?(自由回答) 表4(複数の人が回答していた内容を紹介します) ■PB商品やブランドが増えていることについての評価 「良い」の回答が77% ・PB商品やPBブランドが増えていますが、どのように感じていますか?(単数回答) 図8 「良い」と評価している人が全体の77%。回答内容によると、安い価格で、ナショナルブランドが作っている商品が入手できることを「企業の努力」として好ましく受け入れているようです。 ただし、「企業もさらに消費者に受け入れられる商品を開発してほしい」「消費者の評価が求められている」という意見もあり、企業は消費者に受け入れられる品質と価格の実現、消費者は商品の選択眼が求められているようです。 ■PB商品のパッケージについて ・PB商品のパッケージ、特に商品の表示について感じていらっしゃることをご記入ください。(自由回答) 表5(複数の方が記入した内容をご紹介します) 「地味」「シンプル」という回答が目立ちます。回答全体を見ると、シンプルなパッケージでコストを削減しているということは受け入れられているようですが、製造者、販売会社、原材料、産地などがきちんと記載されることを求める声が挙がっています。 ■食品購入時の原材料表示確認について 8割近くの人が食品購入時に「原材料表示を確認」と回答 食品購入時の原材料表示確認について、PB食品購入時の原材料表示確認について聞きました。 ・あなたは普段食品を購入する際、原材料表示を確認しますか?(単一回答) 図10 食品購入時には82%が「原材料表示を確認する」と回答していますが、PB食品購入時は74%とPB食品購入時のほうが「原材料表示を確認する」という回答が少なくなっています。 (14) 食品購入時の製造元確認について食品購入時およびPB食品購入時の製造元確認について聞きました。 8割弱が食品購入時に「製造元を確認する」と回答。原材料も製造元もPB商品購入時のほうが、「確認する」と回答した人がわずかに少ない結果となりました。 ■あなたは普段食品を購入する際、製造元を確認しますか?(単一回答) ■あなたはPB食品を購入する際、製造元を確認しますか?(単一回答) 図12 79%が食品購入時に「製造元を確認する」と回答、71%がPB食品購入時に「製造元を確認する」と回答。こちらも食品購入時よりもPB食品購入時のほうが製造元を確認する人が少ないという結果になっています。 ■おすすめのPB商品 トップバリュ「バーリアル」「プレーンヨーグルト」「こくと旨みの 熟成カレー」などセブンプレミアム「金」シリーズが人気 ・おすすめのPB商品がありましたらブランドと商品名、おすすめの理由をご記入ください。(自由回答) たくさんの意見が出ましたが、複数の人が挙げたものをご紹介します。 ・トップバリュ「バーリアル」 「値段の割においしい」 ・トップバリュ「プレーンヨーグルト」 「税込み105円で十分おいしい」 ・トップバリュ「こくと旨味の塾生カレー」 「ナショナルブランド商品よりもおいしい」 ・トップバリュの液体洗濯洗剤 「ナショナルブランド商品と品質が変わらず、かなり安い。」 ・コープの牛乳 一例 コープこうべ コープス味わい牛乳 「コクがあり濃厚でおいしい」 ・セブンプレミアム「金シリーズ」 食パン「高いだけあって高級でおいしい」 ハンバーグ 「重厚感がありボリューミィで美味」 ほかにも「セブンプレミアム 金シリーズ」を評価する声が多数ありました。 ・西友「みなさまのお墨つきカレー」 「安いのに本格的な味がするので最近は気に入ってこればかり買っている」 「知っているPB商品」の回答に比例して、トップバリュ、セブンプレミアムを推す声が多かったようです。値段の割に品質が良い、さらに食品の場合はおいしい、というのが支持されるポイントです。 ■ 買って失敗したと感じたPB食品 ・買って失敗したPB商品がありましたら、ブランドと商品名、失敗したと感じた理由をご記入ください。(自由回答) ブランド名、商品、失敗したと感じた理由すべてが記入されていた回答をご紹介します。 トップバリュのカレー・ヨーグルト・第三のビール、セブンプレミアムの「金」シリーズなどは、「おすすめ」にも「買って失敗した」にも挙げられています。多くの人が購入しているため、評価が分かれているといえるでしょう。 買って失敗した理由としては、「好みの味でなかった」「添加物が入っているような味がした」など、「価格が安くても買いたくなくなった」理由が挙げられています。 また、「失敗したのでその後購入していない」「そのブランドを購入していない」など、マイナスの評価がつくと、挽回は難しいことが伺えます。 (まとめ) ■回答者の98%が「PB商品を知っている」と回答。 ■PB商品を「買わない」の回答は2%。残りの98%がPB商品を購入。PB商品を「買う」人の割合が「知っている」人の割合と一致。 ■知っているPB商品のブランドは第1位「トップバリュ」、第2位「セブンプレミアム」、第3位「CO-OP」。これはよく購入されているPB商品のブランドと一致。ただし、第4位、第5位は知っているPB商品とよく購入しているPB商品が一致しません。 ■PB商品を購入する理由の第1位は「価格が安いから」8割近くの人が「価格が安いからPB商品を購入する」と回答しています。一方、PB商品を購入しない理由は「魅力を感じない」「おいしそうに見えない」「好きではない」など ■1年前よりPB商品の購入が「変わらない」が61%.「かなり増えた」「増えた」の回答が全体の30%超。「減った」「かなり減った」は5%程度。 ■PB商品のイメージは「安い」がトップ。他の回答も「安さ」を挙げる回答が多数見受けられました。品質については「品質がよい」「品質が悪い」の両方が散見されました。 ■PB商品が増えていることについては77%が「良い評価」をしています。理由は安い価格でナショナルブランドが作っている商品が入手できることや消費者の選択肢が増えることが挙がっています。 ■PB商品のパッケージについて「地味」「シンプル」という回答が目立っていますが、同時に製造者、原材料、産地などの記載も求められています。 ■原材料表示確認普段の食品購入の際に「原材料表示を確認する」という回答が82%。PB商品購入時に「原材料表示を確認する」という回答が74%。PB商品購入時に特に原材料表示を確認しているわけではないようです。 ■製造元確認普段の食品購入時に「製造元を確認する」という回答が79%。PB商品購入時に「製造元を確認する」という回答が71%。こちらも原材料表示確認と同様にPB商品購入時に特に製造元を確認しているわけではないようです。 ■おすすめのPB商品/買って失敗したPB商品認知度に比例してか、「おすすめ」「失敗」とも「トップバリュ」「セブンプレミアム」の商品が多数挙がりました。「おすすめ」の理由は「値段の割に良かった」という声が多く、「失敗」の理由は「好きな味ではない」「大手が作っているのに大手商品と品質が違う」という声が多くみられました。 今回の調査では、PB商品が消費者に認知し、受け入れられていることがよく分かりました。消費者は「ナショナルブランドが製造している商品をスーパーマーケットの名前で自信をもって安価で提供している」ことに安心感や信頼感を抱き、PB商品を購入しています。 PB商品のパッケージについては、コスト削減のためにシンプルであることは受け入れられていますが、安心・安全の基準となる製造会社、販売会社、原材料、産地がパッケージにきちんと表示されることを求めています。 PB商品を購入した際は価格と品質や味のバランスをナショナルブランド商品と比較します。そのため、PB商品が増えることは「選択肢が増える」と好ましく感じる一方で、定番商品であり、PB商品を購入後の比較対象となるナショナルブランドの商品の売り場が縮小されることを危惧する意見もありました。 「おすすめのPB商品」のおすすめ理由は、やはり「ナショナルブランド商品と比較して価格が安くて品質(または味)に納得できる」ことが多く挙がっています。「この品質の商品がこの値段で買えるなら納得」という実感があると次回の購入につながります。また、一商品を購入して納得できると、同じPB商品の別品目も購入する可能性が広がります。 逆に「ナショナルブランド商品と比較して品質(味)を受け入れることができない」という判断がされると「このPB商品は購入したくない」と、受け入れることが難しくなってしまう場合も多いようです。ただ、「好きな味ではなかった」といったような主観的な回答も多く、特に食品においてはナショナルブランドの味に慣れた消費者にとってPB商品の味が受け入れにくい場合もあると考えられます。 PBブランドは受け入れられてはいますが、スーパーは消費者からPBブランド商品を通じて店舗および会社全体の評価をされているとも考えられます。消費者側もできるだけ安価で高品質のものを求めて選択する目を養うことが重要、という意見もありました。 スーパー、消費者両者がPB商品を洗練し、育て上げているともいえるでしょう。 回答者属性 全国 20代~70代 女性 200名 年代分布 年代分布 回答者居住地域 同居家族の人数 家族構成(複数回答) ■調査概要 【調査期間】 2016年4月7日~2017年4月11日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国200名 女性 株式会社HERSTORY 会員

  • 女性は、木の実を拾うように商品を探し、商品を見ながら場面を想像した買物をする |

    Home > コラム > 女性は、木の実を拾うように商品を探し、商品を見ながら場面を想像した買物をする | 女性は、木の実を拾うように商品を探し、商品を見ながら場面を想像した買物をする | 2020年12月10日 女性消費者行動 女性トレンド総研 秋も深くなりました。紅葉も楽しみな季節です。女性と秋は切ってもきれない?季節。動物たちが冬眠前に木の実を求めるように、女性たちは栗、かぼちゃ、芋に目がありません。 そして木の実を拾うように街を、店を、サイトを楽しみます。 目次 1. 女性は、まるで木の実を拾って歩くような購買行動をとる 2. 男女ともに買物は目的買いが基本。でも女性には出会いの売場も大切 3. 女性の脳は左右が連携している。「あ、そういえば」と寄り道が起こる 4. 男性の買物は、目的のモノを「比較検討」して最高の逸品をゲットする! 5. 女性は商品を見ながらアレコレ場面を想像している 6. 男性の買物はBUY(目的買い)、女性の買物はSHOPPING(回遊買い ) 7. 女性同士の買物は長く、男女ペアの買物は短くなる傾向がある 8. 今月号の女性視点マーケティングのポイント ■女性は、まるで木の実を拾って歩くような購買行動をとる 女性をみていると、まるで木の実を拾うような購買行動をとる。「寄り道」を好むといったほうがいいだろうか。 よく女性の買物は長い、という話が出ることがある。実際にスーパーマーケットの中を男性と女性があるくのを時間で測ると、男性は6分間、女性は、3時26分だった、という図がネット上で、拡散されていたことがある。 また、「妻と買物にいくと、さっき行った店に、もう一度、戻っていいか、といわることがあるが、正直、あの行動がよくわからない」と妻の行動を不可解だと聞いてきた男性がいる。(これはよく聞かれる質問の一つだ)なぜ、女性たちの買物は、木の実を拾うように、あちこち見て歩くのか。 これは、本能的な行動に起因する。 女性は、妊娠、出産、子育てをする期間、行動範囲狭くなる。そんな期間でも、身近な場所で、情報を拾って、楽しめるようにできている。行動範囲が狭くても、ストレスにならない暮らし方を身につけている。楽しみを見つけることが得意にできている。 「そのカバン、かわいい」 「イヤリング、素敵ね」 「ネイル、秋らしいわー」 ■男女ともに買物は目的買いが基本。でも女性には出会いの売場も大切 小売店をアドバイスするとき、女性のお客様には、通常の「目的買いとしての売場」とは別に、「新しい出会いを提供する立ち寄り場」を考えていく。予定にはなかったけど、思わず買っちゃった!を起こす足止め場。 ときには、「これ、お母さんに買っていこう」となるし、「あ、ママ友会で配るのにちょうどいい」と考えて予定外のものを拾っていく。店舗は、女性にとって、移ろいゆく、美しい野原だ。商品は、葉や花や木の実だ。今、一番、美味しいのはコレ!と自信をもって旬やトレンドを押してほしい。 ■女性の脳は左右が連携している。「あ、そういえば」と寄り道が起こる 男女では、目の前のモノや情報を認識する脳が違う。女性脳は「右脳(感じる領域)と左脳(顕在意識)が頻繁に連携し、直感が働く脳」だ。男性は、頻繁に行き来はしない脳なので、目的が明確ならそれをしっかりと達成することに集中する。 女性の「行き来する脳」の神経線維は、数センチから1メートルを超えるといわれるぐらい長い。目の前のモノを見ながら頭の中でぐるぐると様々な情報や記憶をたどる。そして「あ、ついでに」「あ、そういえば」が起きて「寄り道」が起きる。「寄り道」といっても当の本人からしたられっきした「思い出した目的買い」だ。 ■男性の買物は、目的のモノを「比較検討」して最高の逸品をゲットする! 脳の情報の行き来がが働きにくい男性脳は、女性とちがって「比較検討」で商品を選ぶ。このため、「寄り道」は不要だ。また、太古の昔、長い間狩りが役割だった男性脳は「最短距離と時間で、最大の成果を上げたい」と考えるため、一直線に目的の売り場に行きたがる。 つまり男性の買物は、目的の売場に早く到達して、できるだけ多くの類似品、代用品を見て比較検討し、そこから秀逸のモノを自らの見解で選ぶことに快感を持つようになっている。 ■女性は商品を見ながらアレコレ場面を想像している 男性から見ると女性の買物はなぜあんなに長いのか、と思わることがあるかもしれないが、女性にとっての買物は、そのあとに必要なモノを忘れていないか、このあとに会う人たちに必要になるモノはないか、など商品を見ながら想像を最大限に膨らませて、見ているため「出会い」によっては、「あ、これはあのときにいいかも」となるのだ。 買物をしている時間だけを考えると、「時間の無駄」「賢くない買い物の仕方」に見えるかもしれないが、女性の買物はその場の効率ではなく、その後の日常における効率を考えているためだ。 ■男性の買物はBUY(目的買い)、女性の買物はSHOPPING(回遊買い) 1.男性の購買行動はBUY(目的購入) 目的買いに一直線。買物には、目的のモノをベストチョイスする探索力と、確実に獲得するスピードが重要。高品質、高性能なモノを最高の条件でゲットすることに注力する。自分で調べて、比較して、購入を決定するため他人のクチコミなどにも影響されない。 2.女性の購買行動はSHOPPING(回遊購入)回遊買いを好む。 よい商品を買うための合理的な左脳と、「うれしい」「楽しい」という情緒的な右脳を同時に重視している。女性たちの脳は、買物に来た(左脳)から、せっかくなら出会いを楽しみたい(右脳)と考えている。とはいえお財布の紐は緩くはない。木の実を見つけるように商品を眺めたら、「ちゃんと食べられるの?」「本当に美味しいの?」「上手に使えるかな?」などと購入後の失敗は避けたいため、友達の評判やネットのクチコミ、店頭でのPOPや購入者の感想などが判断材料になる。 買物の背中を押すのは、 「旬」「今が買い時」「今が熟れ時」か 女性にとって季節はとても大切な判断材料。旬のモノ=美味しい時期と判断しやすい。また、女性の体はそのものにカレンダーサイクルが働いている。月経という月単位の身体の変化は、匂い、雰囲気、手触り、触感などの五感を働かせて、今食べるモノ、気分転換できるコトを探す。今年のクリスマスケーキはどこで誰とどんなケーキがいいかな、どんな気分だからどうしようかな、なんて先々のことを想像していく。 計画性がないように見える閃きや思い付きの買物には、女性ならではの意味がある訳だ。寄り道が楽しくなる買物を今年もしっかり提案していこう。 コロナ禍で、買物時間が短くなっている、目的買いが顕著になっている、といった調査データも増えていまるが、それでも、だからこそ落ちている気分の今年の冬は、「わくわくする出会い」を待っている。(データはHERSTORY調べ) ■女性同士の買物は長く、男女ペアの買物は短くなる傾向がある ドラッグストア研究会のアメリカ視察レポートの中に面白い報告があった。最近の米国の小売業では男性客対策が重視されているというものだ。その理由は、女性の買い物時に男性の同伴者がいると女性の買い物時間が短くなる傾向があるためとしている。いかに男性も楽しませて女性の買物を長くさせるか。この対策は興味深い。 ■今月号の女性視点マーケティングのポイント P O I N T:女性は木の実を拾うように商品との出会いを探す。 P O I N T:女性は商品を見ながらアレコレ場面を想像している。 P O I N T:女性の買い物は長く、男性同伴は短くなる傾向がある。 今年もいよいよ年末商戦。ポジティブな話題が少なかった今年だからこそ、おうち時間、家族時間、少数グループ時間を大切にして盛り上がりたい、気分をあげたい女性心理があふれています。木の実をしっかり用意して、「あ!」と出会いをたくさん用意してほしい。 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

  • 初めてのWithコロナの夏。自粛ストレス解消や楽しい巣篭りライフ演出に働く女性のニーズあり!

    Home > コラム > 初めてのWithコロナの夏。自粛ストレス解消や楽しい巣篭りライフ演出に働く女性のニーズあり! 初めてのWithコロナの夏。自粛ストレス解消や楽しい巣篭りライフ演出に働く女性のニーズあり! 2020年7月29日 住まい・暮らし 女性トレンド総研 働く女性を対象にこれから迎えるコロナの夏がこれまでとどう変わるか、アンケート調査を実施しました。 目次 1. この夏、いつもの年とくらべてどのように変わると思いますか。 2. 初めてのWITHコロナの夏。あなたはひと言でいってどんな夏になりそうでしょうか。​​​​​​​ 3.調査概要 ■この夏、いつもの年とくらべてどのように変わると思いますか。 お盆や夏休みに向けて旅行や帰省を検討する声はあるものの、この夏はコロナの影響により外出を「控える」傾向。中でも子供をもつ家庭では、夏休み短縮の影響も重なり、帰省や外出をするか悩んでいる・断念する声が多くみられた。 自分の気持ちとしては安全を考えて普通に行動したいけれど、周りが警戒していたりするので出先でも色々と気にしながら出かけたり、職場もお客様がまだまだ戻って来ていない気がするからです。(個人事業主/未婚)​​ 子供の夏休みに旅行を楽しみにしていたが、都外へ観光へ行ったりするのもまだ不安があるので躊躇するので遠出は出来なさそう(契約社員/既婚・子1人) マスクをつけて過ごす。プールや海はあまり行かない。休校の影響で子どもの夏休みが短くなる。お盆の帰省をどうするのか迷う。(契約社員/未婚・子1人) 子供の夏休みが短くなる。お盆時期の実家への帰省は今年はしない予定。その他、プールなど利用も控える。ショッピングモールにもたぶん行かず、ネットショッピングで済ます。(非正規/既婚・子2人) 東京在住の娘一家の帰省がむずかしそう。孫たちにも会えない夏かも。友人との宿泊旅もできなそう。今のところ楽しみがない。(個人事業主/既婚・子3人(別居)) ■初めてのWITHコロナの夏。あなたはひと言でいってどんな夏になりそうでしょうか。 Withコロナの夏を「楽しめる」「断捨離」「発見」するなどポジティブに捉える層と、「耐える」「我慢」「つまらない」などネガティブに捉える層で意見が大きく分かれた。コロナ社会において外出自粛が大きなストレスとなっていることが伺えるが、これらの自粛ストレスを解消するものや、巣篭りライフを楽しく過ごすもののニーズが強くなっていくことが予想される。 ◆ポジティブな意見 家で楽しく事の多い夏(非正規/既婚・子2人) 身体作りな夏(非正規/既婚・子1人) 自分自身と向き合い本当に行きたい所には行く!と時間を大切に考えて仕事だけではなく生きているというプライベートの夏も実感しながら過ごせる夏になりそうです。(個人事業主/未婚) 近場のいいところを発見する夏(正社員/既婚・子1人) ◆ネガティブな意見 外にあまり出ず、季節感を感じられない夏。(正社員/既婚・子2人) 自粛の夏(正社員/既婚・子なし) 退屈な夏(非正規/既婚・子2人) ■調査概要 【調査期間】 2020年6月10日~2020年6月16日 【調査方法】 インターネット調査 【調査対象】 全国146人(働く女性) 【お問い合わせ】 https://herstory.co.jp/contact 日野佳恵子 株式会社HERSTORY(ハー・ストーリィ)代表取締役 1990年創業 タウン誌の編集長、広告代理店のプランナーを経て、結婚、出産を機に専業主婦を経験。女性のクチコミ力、井戸端好きに強い衝撃を覚え、広告よりクチコミのパワーが購買に影響を及ぼしていることを確認。一貫して男女の購買行動の違いに着目したマーケティングを実践し、女性客マーケティングという独自分野を確立。多数のコミュニティや実店舗を自ら運営。10万人の生声、3万件に及ぶアンケート分析、5万人以上の男女購買行動を研究。

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